モンスター設定参考

あ、あくまで参考なんだからね!


<草食種>

モンスターハンターの世界において、食物連鎖の最下層に位置する種族。その全てがフィールド上では雑魚という扱いであり、多くは積極的な攻撃をしてこない。一部のモンスターは家畜として労働力や食料となるほか、武器防具や家屋の柱、日用品の素材として使われこの世界の人類文明を支えている。プレイヤーは主に食料調達のためにこれらのモンスターを狩猟することとなる。



アプケロス (俗称 運び屋バスター)

(鳥盤目 鎚尾亜目 地竜下目 ケロス科)

亀のような甲羅と、アンキロサウルスの尾に棘を生やしたような尻尾が特徴の草食竜。草食竜の中では縄張り意識が強く攻撃的で、縄張りに入ったハンターには積極的に攻撃を仕掛けてくる。そのため強敵との交戦中に囲まれると非常に厄介。卵は美食家にも人気がある。

アプトノス (俗称 お肉の竜)

(鳥盤目 鎚尾亜目 地竜下目 トノス科)

草食性のモンスター。ハドロサウルス科に属する恐竜のように、頭部に装飾を持つのが特徴。5、6頭の群れを成して生活する。 大きいが体力がなく臆病で、飛竜が現れたり、群れの誰かが狩られたことに気づくと一目散に逃げていくが、中には尻尾や頭突きで反撃してくるものもいる。群れには、サイズが一回り小さい子供も存在する。霜降り質の肉は非常に美味。


ガウシカ

(偶蹄目 ガウシカ科)

雪山に生息する、オオツノシカを小型にしたような姿のモンスター。左右に大きく発達した角を持つ。 気性が荒く、縄張りを侵したハンターには突進したり大きな角を振り回して攻撃してくる。上質な角は家の装飾等に珍重される。
集会所の暖炉の上辺りに飾ってあるのはガウシカの頭骨だと推測される。

ケルビ (俗称 調合素材)

(偶蹄目 ケルビ科)

角を持つ、鹿に似たモンスター。警戒心が高く、群れで生息する。 ハンターが接近すると、ピョンピョンと跳ねて逃げてしまう。角が長く耳がピンと立ったものが雄で、まれに角を振るってハンターに立ち向かってくることもある。ケルビの角は薬品の素材として重宝されている。

モス (俗称 豚肉)

(偶蹄目 モス科)

背中にコケの生えた豚型モンスター。特産キノコが大好物である。キノコを探して歩いているので、モスが匂いを嗅いでいる採取ポイントでは、キノコを採ることができる。怒ると硬い頭を武器に突進してくる。

ポポ (俗称 お肉の獣)

(長鼻目 奇鼻上科 ポポ科)

全身長い毛で覆われ、巨大な2本の牙を持った草食性のモンスター。雪山に生息する。 彼らの舌は「ポポノタン」と呼ばれ、珍味として有名で、食材として利用したり、ギルドに買い取られたりする。また、荷物を運ぶなど、人間と共存している姿も見受けられる。
何かとレックスに襲われる。

<甲虫種>

昆虫型の生物。攻撃すると緑色の体液が飛び散る。フィールド上では無限に発生する場合が多く、大型モンスターと闘う際などには、体当たりや麻痺毒によってハンターの行動を妨害してくる事がある。雑魚として登場するモンスター以外に、アイテムや食料の中にも甲虫種に含まれる生物がいる。



カンタロス (俗称 飛び散る兜)

(殻虫目 棘虫亜目 カンタロス科)

ヘラクレスオオカブトのような角を持ったモンスター。同じ甲虫種のランゴスタと比べ外殻が発達している。ハンターを見つけるとバッタの様に発達した後脚で飛び跳ね、体当たりをしてくる。
体が脆いのでハンターの攻撃で大抵は四散してしまい、素材が入手できなくなる。素材の形を保ったまま倒すには、衝撃を与えず、毒によって衰弱させて倒す。毒弾や毒属性の武器が無ければ、毒けむり玉を使う事で素材を得ることが出来る。また毒以外の攻撃でも、稀に剥ぎ取れる状態で倒せることがある。
カンタロスはギリシャ語でカブトムシを意味する言葉である。

大雷光虫 (ビリビリインセクト)

(殻虫目 閃虫亜目 ライコウチュウ科)

「雷光虫」が古龍の体内など、特殊な環境で巨大化したもの。放電能力が高く、ハンターに体当たり攻撃をしてくる。なお、原種である「雷光虫」はアイテムとして登場している。外見は身の丈ほどもある青白い光球で、攻撃時にはより強く発光し、色も赤く変化する。巨大化した個体とされるが、撃退した際に入手できるアイテムは通常の雷光虫や虫の死骸であったりする。また撃退時や視点を切り替えて姿を拡大して見た際には、内部に小さな羽虫が飛んでいる姿を見ることが出来る。
ヤマツカミが口から吐き出し、攻撃の手段とすることもある。その場合の大雷光虫は一定時間が経つと動きが不安定になり始め、最終的には爆発を起こして消滅する。

ランゴスタ (俗称 ガンナーの憎いあんちきしょう)

(殻虫目 針尾亜目 ランゴスタ科)

巨大な蜂型モンスターで、他のモンスターの体液を吸うことから巨大な蚊とも言われる。獲物を見つけると、尻の針から麻痺毒を注入して仕留める。同じ甲虫種のカンタロスと比べ飛行能力が発達している。カンタロス同様に体が脆いので、直接攻撃で倒すとばらばらになりやすい。ランゴスタも確実に素材の形を保ったまま倒すには毒を用いる。ランゴスタはスペイン語でイセエビを意味する言葉である。
また通常のサイズより一回り以上大きい『ランゴスタクィーン』と呼ばれる個体が存在し、特定のクエストで、一定の条件を満たすことで戦うことができる。体力などが数倍に上がっている他、四散させずに倒すことで『女王虫の尻尾』という素材が剥ぎ取れることがあるが、倒さなくとも報酬で稀に手に入る。

<獣人種>

いわゆる人型のモンスターで、大型の種類は確認されていない。疾走時に四足となる種族もいるが、普段は二足歩行で道具を用いるなど知性をもった種族である。それぞれが独自の社会を形成したり、人類と共生する者がいるなど、特異な種族である。


チャチャブー 別名:奇面族。 (俗称 ジャック)

(食雑目 チャチャブー科)


古塔や森丘などに生息する木の実のマスクを被った獣人種。普段は鉱石やキノコに似せた物の下に潜み、地中に隠れている。小型ながら非常に体力が多く、手に持っている鉈は飛竜種並みの攻撃力を誇り、ハンターをしつこく付け狙うのでとても厄介。また爆弾や睡眠効果のある煙玉を投げてくることもある。彼らの中でも他の者たちより一回り大きい個体は『キングチャチャブー』と呼ばれ、王冠の代わりなのか火のついた『肉焼きセット』を頭に載せており、巨大な棍棒を武器にしているなど他と差別化されている。

アイルー (俗称 爆弾ネコ)

(食雑目 アイルー科)

白猫型の獣人種。モンスターハンターのマスコット兼和みキャラ。直立した猫という外見の通り、マタタビに目が無い。
砂漠や森林部に集落を作り、木の中や岩の中に住居を構える。人間の言葉を理解でき、ナ行や語尾が「ニャ」と変化してしまうものの、喋ることも可能。ハンターズギルドに協力し狩場で救助隊として活動する者、街で給仕や作業助手として働く者のほか、道具屋を経営する者、狩人ネコと呼ばれるハンターを生業とする者、美容師として各地を放浪する者など、多彩な職種で人間社会にも広く適応している。
普段はおとなしいが、怒ると石鎚を振るって攻撃してくる他、小タル爆弾の投擲や大小のタル爆弾を掲げて自爆攻撃をしてくる。異文化である人間社会への適応、タルや石槌のような道具の作成、タル爆弾用の爆薬の調合の他、笑う、残念がるといった喜怒哀楽を表現する手段を持ち、亜種であるメラルーと協調して盗品転売と思われる活動まで行うなど、ゲーム中でモンスターと呼ばれる生物群の中でも、非常に高水準の知能、文化、感情を併せ持った種族である。

メラルー (泥棒ネコ)

(食雑目 アイルー科)

黒猫型の獣人種。アイルーの亜種。危害を加えられない限りハンターと敵対的な行動はしないアイルーと違い、ハンターを見つけると突進し、猫の手を模したピックでアイテムをかすめ取る。アイルー同様マタタビに目が無く、狙ったハンターがマタタビを持っていると最優先でマタタビを盗んでいく。
体を白く塗りアイルーになりすまし、店先の商品を盗んだりする者もいる。また、彼らの紙幣と思われるアイテムも存在することから、独自の通貨制度を持つようで、アイルー達と裏ルートで交易をする場合もある模様。またお互いを「同胞」と呼ぶなど彼らとの繋がりは深いものと思われる。アイルーとメラルーは同じ集落で生活しており、そこにハンターから盗んだものを持ち帰っていることもある。

<鳥竜種>

二足歩行し、モンスターとしては細身の体を持つ種族である。生態系の中層を占めていて、小型の肉食竜から中型の飛竜をも含む。
この種族は全て「イグルエイビス」という鳥脚亜目を祖先とし、ランポスを代表とする走竜下目は「ケプトス」、イャンクックを代表とする鳥脚下目は「ボルドル」がそれぞれの共通した祖先である。 
※現実世界での恐竜に見られる鳥脚亜目とは全く別なので注意。(鳥竜種は竜盤目の鳥脚亜目、実際の鳥脚亜目は鳥盤目)



ランポス (俗称 青の狩人)

 (竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 ランポス科)

青い鱗に黒い縞模様が特徴の鳥竜種。デイノニクスのような、中型の獣脚類に似ている。群れで行動し、敵を発見すると増援を呼ぶ。基本的な動きはディノクライシスのヴェロキラプトルに類似。
MH2(繁殖期・ランポス営巣エリアのみ),MHP2ndでは、リオレイアが巣穴の付近で休眠行動を取るためか、周辺のランポスがこれを攻撃する事がある。

ドスランポス (俗称 ちょっと強いランポス)

(竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 ランポス科)

ランポスの群れのリーダー。大柄な体格と赤いトサカが特徴。爪も大きく肥大化しており赤い。ドスランポスをはじめとして、ランポス系モンスターの群れのリーダーとなる者は、耐久力などが通常の個体を大きく上回っており、ダメージを受けて追い込まれるとエリアを移動して体勢をたてなおす知能も持っている。
MHGまでは戦闘になると子分のランポスを呼び出していた。

ギアノス (俗称 白ランポス)

(竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 ギアノス科)

主に雪山に生息する、白と水色の鱗を持つ鳥竜種。触れたハンターを雪の塊で包み込み、移動以外の行動を封じる「雪だるま」と呼ばれる状態にしてしまう白い液体を吐く。
登場初期はランポスの亜種とされており、白ランポスと呼ばれていたが、MHP2ndでギアノスと言う正式名称がつけられた。

ドスギアノス (俗称 ホワイトアサシン)

(竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 ギアノス科)

ギアノスのリーダー。緑色のトサカを持ち、ギアノスと同様に雪のブレスを吐き、やはり、食らうとダメージだけでなく移動以外の行動が出来なくなる「雪だるま」状態になってしまう。

ゲネポス (俗称 嫌な奴)

(竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 ゲネポス科)

ランポスに似る、橙色と緑の体色のモンスター。牙には神経性の麻痺毒を持つ。主に砂漠や沼地に生息していて、イーオスなどと一緒にいることも多い。

ドスゲネポス (俗称 もっと嫌な奴)

(竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 ゲネポス科)

ゲネポスのリーダー。左右に大きく張り出したトサカと長い牙が特徴。

イーオス (陰湿な狩人)

(竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 イーオス科)

ランポスに似たモンスターで、身体は毒々しい赤色をしている。頭部が丸く膨らんだ形になっているのが特徴で、毒液を吐く。生息場所は火山や沼地、ジャングルと幅広い。ランポスやゲネポスといった、他の走竜下目の竜よりも高い体力を持つ。 
ドスイーオス (俗称 厄介なトカゲ)

(竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 イーオス科)

イーオスのリーダー。膨らんだ頭の上に、さらに紫色の大きなトサカがあるのが特徴。毒の継続時間もイーオスより長く、上位クラスのドスイーオスは飛竜並の体力をもつ者もいる。

イャンクック 別名:大怪鳥。(焼き鳥)

(竜盤目 鳥脚亜目 鳥竜下目 耳鳥竜上科 クック科)

桃色の甲殻や巨大な嘴、大きな襟巻き状の耳が特徴の鳥竜種。大きな耳のおかげで聴覚が発達しているが、それ故に、間近で大きな音を鳴らされると気絶したような状態になる。
分類上は鳥竜種だが、両腕にあたる部分が翼に進化している為、飛竜のひとつに数えられている。
ハンターに対しては高熱を帯びた液体を吐いて攻撃して来るが、飛竜として見ると小型で体力も少なく、臆病で、攻撃力も高く無い。そのため初心者ハンターにとっては最初の飛竜討伐の目標となる事が多く、今後のハンター生活の登竜門となる。また攻撃や移動などの動作に他の飛竜と共通する部分が多いため、より強力な飛竜と相対するための練習相手ともなる。
主食は地中のミミズや昆虫で、大きなくちばしを使って土ごとすくい上げて食べる。大きな体を小型の虫などで維持できるよう、個体ごとに縄張りを持って餌を分けており、年に一回、オス同士が集団で争って縄張りを決める。
繁殖期になると、卵を抱くためメスの腹部に「クックファー」と呼ばれる毛が生え、これは毛皮用にとハンターに狙われることもあると設定されているが、ゲーム中には登場しない。
原種の甲殻は桃色
亜種の甲殻は青
何かとつけて虐殺されやすい因果なモンスターである。

イャンガルルガ 別名:黒狼烏。 (イヤンクックレイア)

(竜盤目 鳥脚亜目 鳥竜下目 耳鳥竜上科 ガルルガ科)

尖った大きなくちばしと襟状の耳飾を持つ飛竜の一種。イャンクックに似た姿をしているが、全身が紫色の甲殻に覆われ、刺などが発達しているため攻撃的に見える。その存在が知られていなかった頃は、イャンクックあるいはその亜種と誤認され、「イャンクックの討伐」依頼で本種に出くわすこともあったといわれる。生態が明らかになるに連れてイャンクックとは別種であると判明した。行動も異なり、サマーソルトや三連発ブレスなど、リオレイアに似た攻撃動作を取る。
非常に好戦的な性格で、自らイャンクック等の縄張りを侵して殺戮を行うこともある。その性格および行動ゆえに生傷が絶えず、傷を負った外見で登場する。
甲殻などの肉質が全体的に硬い。また非常に怒り易く、体力が少なくなるとハンターが数撃加えただけで怒り状態になるので、後半はほとんど怒り状態で戦うことになる。

ゲリョス 別名:毒怪鳥。

(竜盤目 鳥脚亜目 鳥竜下目 ゲリョス科)

鳥竜種の中では比較的がっしりとした体格だが、非常に臆病。肉厚なゴム質の表皮を持ち、打撃攻撃、雷属性に非常に強い。また尻尾は非常によく伸び縮みするが、その柔軟さゆえに弱点でもある。鉱物質を含んだトサカとクチバシを打ち合わせて強烈な閃光を発し、敵の目をくらますことが出来る。
驚異的な持久力で縦横無尽に駆け回りながら毒液を吐き散らす。その持久力の源となるのは、狂走エキスと呼ばれる体液。また、ハンターのアイテムを盗んだり、死んだフリをしたりと一風変わった行動をする。
ゴム質である表皮は絶縁体として重宝され、雷属性を帯びる武器を生産する際に要求されることもある。
原種の表皮は灰色
亜種の表皮は紫

ヒプノック  別名:眠鳥。

主に樹海に生息し、睡眠属性のブレスを吐く。
羽毛や鋭いクチバシを持ち、他の鳥竜種よりも、現実的な鳥類に近い姿をしている。
『ハンター大全』に掲載されている大型鳥竜種の先祖「ボルドル」に容姿の共通点が多い。

<飛竜種>

太い足と翼を持つ、生態系の上位に存在する種族。翼は前足の骨格間に、翼膜が発達したもの。
この種は獣脚亜目のワイバーンレックスが共通の祖先であるが、それぞれの生活域に適した独特の進化を遂げている。角や牙、硬い甲殻や毒のある尻尾をもった甲殻竜や、鱗を持たないフルフル、小型のスカベンジャー(掃除者、主に腐肉食生物)として進化したガブラスなど多種多様の形態をもつ。
一般的に個々体が一定範囲の縄張りをもち、その範囲内で捕食や繁殖を行う。そのため、複数の別種目が同範囲行動内に存在するのは稀である。
生物学的な分類ではなく一般に「飛竜」と言う場合、二足歩行で腕が翼に進化している生物全般を指しており、その中には鳥竜種のイャンクックやゲリョスも含まれている。



ガブラス 別名:蛇竜。

(竜盤目 獣脚亜目 蛇竜上科 ガブラス科)

火山や古塔などに生息する小型の飛竜種。主に群れで行動し、腐肉を食べる。また、弱った生物には積極的に攻撃をして捕食もする。 
ランポス程度の大きさで、飛行能力に優れている。空中から毒液などの攻撃をしてくる。
大きな音には弱いようで、音爆弾の炸裂や飛竜の咆哮で地上に落ちてくる。
古龍(テオ・テスカトルなど)の襲撃時にその犠牲者目当てで集まってくるため、災厄の前兆として忌み嫌われている。
草食種に比べると味は落ちるが、ガブリブロースと呼ばれる肉は食用になる。

リオレイア 別名:雌火竜。 (陸の女王)

(竜盤目 獣脚亜目 甲殻竜下目 飛竜上科 リオス科)

主に地上で行動する事から『陸の女王』と呼ばれている。火竜の名の通り、ブレスと呼ばれる球状の炎を吐く能力を持つ。背中全体と尻尾に毒棘がある。強靭な脚力で後方宙返りし、その遠心力で尾を激しく打ち付ける「サマーソルト」という特徴的かつ強力な技を持つ。
顎の下に棘状の突起物があり、繁殖期にはこれが発達、授乳器として噛み砕いた食物を幼体に与える。幼体が成長してくると、獲物を生きたまま巣に持ち帰って狩りの練習をさせる。
原種の甲殻は深緑。
亜種の甲殻は桜色で、これの使用された武防具はリオハートシリーズと呼ばれる。
希少種の甲殻は金色で、これの使用された武防具はゴールドルナシリーズと呼ばれる。

リオレウス 別名:雄火竜。(空の王者)

(竜盤目 獣脚亜目 甲殻竜下目 飛竜上科 リオス科)

主に空中で行動する事から『空の王』と呼ばれている。リオレイアと対を成し、飛竜の象徴ともいうべき存在。
リオレイア同様に火球を吐く他、リオレウスは足の鉤爪に毒があり、発達した飛行能力を活かした空中からの急降下で攻撃する。繁殖期に番(つがい)となったリオレイアとリオレウスは、雌が地上で狩猟、雄は上空から外敵の監視と排除というはっきりとした役割分担を行う。 
攻撃力が高く、エリア移動を頻繁に行う。そのため初心者ハンターには討伐が難しく、初心者最大の壁とされている。
MH2以降は終盤に登場するようになり、その攻撃力と飛行頻度に磨きがかかった。
原種の甲殻は赤
亜種の甲殻は蒼色で、これの使用された武防具はリオソウルシリーズと呼ばれる。
希少種の甲殻は銀色で、これの使用された武防具はシルバーソルシリーズと呼ばれる。

グラビモス 別名:鎧竜。(溶岩ダイバー)

(竜盤目 獣脚亜目 重殻竜下目 鎧竜上科 グラビモス科)

主に火山域に住む大型の飛竜。成長にともなって外見が大きく変化するため、幼体は岩竜バサルモスと呼ばれ区別されている。
ほぼ全身が強固で耐熱性に優れた甲殻に守られており、短時間なら溶岩の中を潜行しても大丈夫なほどである。過熱した体を冷ます為に、新陳代謝の一環として爆炎を体外に吐き出す。ビーム状のブレスも、体内に溜まった熱を排出することで形成される。以上の能力が一段と強い個体は甲殻が黒色化する。
バサルモスが毒ガスを放出するように、全身から睡眠ガスを放つことも可能。バクテリアとの共生のおかげで鉱物を食料にでき、バクテリア活性化のため高熱を持つ紅蓮石や爆発性の火山岩を好んで食べる。
原種の甲殻は白灰
亜種の甲殻は黒。ただしこれは原種の黒化個体であり、厳密には亜種ではない。

バサルモス 別名:岩竜。(石ころ)

(竜盤目 獣脚亜目 重殻竜下目 鎧竜上科 グラビモス科)

グラビモスの幼体。
普段は背中の甲殻を岩に見立て擬態しながら地中で生活する。体中から毒ガスを出して身を守る。グラビモスのように熱線状のブレスを吐くこともあるが、発射に失敗する様子も見られ、MH2からは爆発性の液塊も吐き出すようになる。
捕食は獲物を周りの岩ごと食べ、その岩を体内のバクテリアで分解して、そこからもエネルギーを摂取するという、食料の少ない火山域に暮らすための進化をしている。成長に従って鉱物から摂取するエネルギーが増えていくため、グラビモスとなる頃にはほとんど鉱物しか食べなくなるとされる。

ディアブロス 別名:角竜。(砂漠の暴君)

(竜盤目 獣脚亜目 重殻竜下目 角竜上科 ブロス科)

棘のついた角襟飾りを持ち、目の上に二本の角を備える飛竜。頭部だけ見ると、恐竜・角竜類のそれと酷似している。前肢が発達しているが、これは主に地面を掘るために使われ、飛行による移動はほとんど行わない。砂中を潜行する際はガレオスと同じく音を頼りにしているため、大きな音に弱い。
特殊なブレスは吐かないものの、強烈な咆哮と、砂中からの奇襲攻撃が脅威的である。プライドが高く、縄張りに外敵が侵入すると積極的に攻撃してくる。また、怒ると手がつけられないほど凶暴になり、傷を負うごとにその頻度は増す。
もともと甲殻が土色であるが、繁殖期になると雌は甲殻が黒ずんでくる。この時期は非常に気が立っており、危険である。ギルドでは「亜種」と呼んでいるものがこの個体。この他に、片方の角の折れた朱色の甲殻の個体が確認されている。
原種の甲殻は土色
亜種の甲殻は黒。ただし実際には原種の雌の事。凶暴化する繁殖期の警告色。
突然変異種の甲殻は朱色。

モノブロス 別名:一角竜。(ディスペアー)

(竜盤目 獣脚亜目 重殻竜下目 角竜上科 ブロス科)

ディアブロスに似る、一本角の飛竜。角は目の上ではなく鼻先に生えており、岩盤に突き刺さるほどの強度を持つ。ガレオス種と同じく一見全身砂色に見えるが、角は真紅、甲殻の一部は暗褐色。激情時には血管が拡張し、襟飾りの中ほどに赤い斑紋が出現する。攻撃パターンはディアブロスとあまり変わりない。
シリーズを通してオフラインプレイにしか出現しない。
原種の甲殻は砂色
亜種の甲殻は角も含めて全身が白銀で、これを使用した防具はモノデビルシリーズと呼ばれる。

〔モノブロスに関する逸話)

ハンターという職業が確立されていなかった時期、若き日のココット村の村長が一ヶ月をかけて単身モノブロスに挑み、討伐に成功した。後のハンターの間では単独でモノブロスを狩ることが、己の勇気を示すこととなった。あるハンターがモノブロス狩猟に成功すると村長から腕前を認められ、村長現役時代の愛剣を贈られた。
伝説のガンナーと呼ばれたハンターが、モノブロスの攻撃で足を負傷し、ハンター生命を絶たれた。彼が遭遇したのは白銀の亜種であることが、彼がポッケ村のハンターに白銀の一角竜の討伐依頼をしてきたことから読み取れる。
ココット村のライバルハンターが、プレイヤーによるモノブロス狩猟成功後「自分が出会った個体とは色が違う」とモノブロスにも亜種が存在する事を推測させる発言をする。

フルフル (バイオナメクジ)

(竜盤目 獣脚亜目 稀白竜上科 フルフル科)

白く目も耳もない不気味なヒルのような頭部を持つ飛竜。視覚が無いので閃光玉が効かない。尻尾をアース代わりにして体中から電気を発する。また、接地無しで電撃を使用する攻撃も行う。幼体は手も足もなく、他の生物に寄生して過ごす。成長が進むと手足が発達して成体となる。
首は柔軟で少しの間なら長く伸ばすことは出来るが、老化が進んで筋力が衰えると形を維持できなくなり、垂れ下がって捕食が出来なくなり死に至る。
体が赤色の亜種の存在が確認されており、亜種は原種よりも首が長く伸びる。皮膚の性質上、血管の一部が透けて見え、特に亜種の血管は青紫色に見えるが、流血時の色は双方とも赤い。
なお、フルフルの素材を解説する場合に「アルビノ」という表現が用いられる事があるが、光の無い環境に適応する進化の過程で体の色素を無くしたと設定されるフルフルは、シロクマのように白変種が一般化した生物に近く、現実に言うところのアルビノの定義には当てはまらない。
原種は皮膚が白
亜種は皮膚が赤

ティガレックス  別名:轟竜。 ( オオトカゲ)

橙色と青色のまだら模様をしている。怒り状態になると目が赤くなり、さらに血管と思われる赤い模様が浮かび上がって明滅し、肉質の硬さが低下する。
飛竜種の祖先、ワイバーンレックスの姿を色濃く残す。
ほとんどの飛竜では飛行のために発達している翼が、歩脚としての機能を有しており、強靭な四肢を張って高速で移動する。反面、飛行は得意でなく、高所からの滑空程度が限界であるようだ。全身の筋力が強いため、平地から跳躍することで高度を得ることが出来、そこから滑空してエリア移動する。
轟竜の異名に相応しく、その咆哮=“バインドボイス”は超強力である。ブロス種やフルフルのように高音で耳を劈くのではなく、ただ単に大音量で強力な音塊を発する。そのため、距離を置けば何の障壁にもなりえないが、接近するとあまりのエネルギーに体が吹き飛ばされる。
寒冷地への適応が見られない身体から、普段は砂漠周辺に住んでいるが、好物のポポを捕食するために雪山に現れるとされている。その原始的風貌から飛竜の起源に近い生物ではないかと噂される。 

アカムトルム  別名:覇竜。(刺刺刺ッチ)

火山に出現。他の飛竜をはるかに凌ぐ巨体に、豪壮な牙と刺々しい甲殻をもつ。黒々とした甲殻はグラビモスの熱線を耐え切るほどの耐熱・耐久性を誇る。動きは鈍重だが、その攻撃力と突進時の追尾能力は絶大。怒り状態になると甲殻の隙間から赤い光が漏れ出し、肉質も硬化する。
火山の岩盤内を潜行し、ブロス種のように地下からハンターを急襲することもできる。その巨体が火山地帯を潜行するために、地下のマグマが噴出することもある。また、この攻撃に当たると防具が変形し防御力が半分以下の効果になることも知られている。
比較的ティガレックスに近い飛竜であり、やはり原始的形態を色濃く残している。そのほかに共通する特徴として、ブレス生成器官を持たない点が挙げられる。そのため火炎や電撃を吐くことは出来ない。
遠距離にいる敵を攻撃するには突進や咆哮を用いる。突進はティガレックスと同じく四肢を使ってのもの。巨体故に動きはかなり緩慢であるが、この突進は全モンスターの中でも突出した軌道修正能力を誇っており、距離を空けるほど回避が困難なものとなる。咆哮においては、地下火山脈を噴出させ、軽々とハンターを吹き飛ばすほどの極大エネルギーを持っている。
だが、最も強力なのは前方に吐き出す“竜巻”である。これは咆哮と共に吐き出される風の流れであり、文字通りの“ブレス”そのものである。上記のように特別な器官を用いない為、特に属性はないが威力は侮れない。
翼は無く四本の足で歩くため、古龍観測局も飛竜種か古龍種かの判断に慎重である。現在ティガレックスに近い飛竜種ではないかと推察されているのは、骨格的特長のみを根拠としている。生態的特長における共通点は知られていない。というのも、アカムトルムが極めて異質で強力な存在であるため、その生態を知ることすら困難だからである。
その名前はポッケ村の古語で「災厄」を意味し、同地域の伝承にその名が記されていると言う。


名前:
コメント:
最終更新:2007年10月28日 18:48