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池に潜むもの

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匿名ユーザー

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池に潜むもの ◆OmtW54r7Tc


「うわあ…でっかい池だなあ」

カービィのきらきらきっずは、思わず感嘆の声を上げた。
それは、池というより湖という方が近いほどの巨大な池であった。
なにしろマップ1マス分である。(一応池の周囲には陸地もあるが)

「あそこに浮かんでいるのは…」

そして、そんな池にポツンと浮かぶのは一隻の潜水艦。
今は亡きスーパーマリオランドの支給品、マリンポップ号だ。

「ブロック、出て来い!」

きらきらきっずは、池の上にブロックを出現させた。
そしてそれを足場として池の上を渡り、見事マリンポップ号に乗り込んで見せた。

(池の中に潜ってれば、安全かも)

生存を第一目標とするきらきらきっずは、そう考えた。
そして、彼の池の中の探索は始まった。


○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○


コロコロカービィは、しばらくの休息の後、周囲の探索をしていた。
まず、B-6から南へと進んだ。
すると、景色がいきなり変わった
再び北に戻ると、やはり景色が変わって池に戻ってきた。
次に西へ進み、また戻ってみても、結果は同じだった。

(間違いねえ…この場所は、北と南、東と西がループして繋がってるんだ)

調査の結果、コロコロカービィはそう結論付けた。
つまり、B-6エリアから南へ進めばB-1に、A-6エリアから西へ進めばF-6エリアに辿り着くというわけだ。

(この情報の有無はでかい…これで俺は、移動に関して大きなアドバンテージを得た)

そう、心中でほくそ笑んでいると、

「……ファルコン」
「ん、どっかで聞き覚えのある声が…」

声は西の方から聞こえる。
嫌な予感がしつつもそちらを向くと、


「どこいったああああ!ブルーファルコン!」

「またお前かよお!?」


最速の男、F-ZEROがこちらに向かってきていた。


○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○


きらきらきっずは、ゆっくりのんびりとした気持ちで池の中の探索をしていた。
ここなら、誰もいない。
おっかない参加者に襲われる心配をする必要などない。
そう、安堵していた。
しかし、現実はそう甘くはなく…


「ギャアアアアアアアアス!」

「あ、あれは…!」


なかなか深い池の中を進んでいると、モンスターの叫び声が聞こえてきた。
おっかなびっくりしながら先へ進んでみると、そいつはいた。
…きょうあくポケモン、ギャラドスが。


「ギャアアアアアアアアス!」

ギャラドスは、マリンポップ号の姿を見つけると、口からやばそうなビームみたいなものを出そうとしていた。

ギャラドスのはかいこうせん!


「に、逃げろおおおおおおお!」

きらきらきっずは、一目散に逃げ出した。



「なんだったんだ、あいつは…」

地上へと戻ってきたきらきらきっずは、恐ろしいモンスター、ギャラドスの姿に戦慄する。
いったい、何故あんな化け物が池の底に…

「そういえば…あいつの後ろ……」

しかしきらきらきっずは、ギャラドスの巨体に驚きつつも、しっかりと気づいていた。
ギャラドスの後ろに、何か大きな宝箱のようなものがあったのを。
恐らくギャラドスは、あの宝箱を守っていたのだ。

(あの宝箱はいったい…)

きらきらきっずは思考する。
そもそも、考えてみればこの渡された地図に書かれている情報は妙だ。
中央に街があり、その周囲はほとんどが森だというのに、何故一か所だけ池の情報が書かれている?
しかもマップ1マス分に相当するほどの巨大な池だ。
明らかにこのB-6エリアは浮いており、不自然だ。
そして、池の底にいたモンスターと宝箱…
あの宝箱には、なにか重要な意味が隠されているのではないだろうか。
強力な武器とか…あるいはこの殺し合いゲームを破綻させかねない何か重要なものが。

「とりあえず…池の中も安全とは言い切れないみたいだし、どこか別の場所を探そう」


○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○


「ああああ!お前は、俺とブルーファルコンを引き離した奴!」
(どういうことだ…ここから東へと走っていったこいつが、何故またここに現れる?)

F-ZEROはこのB-6エリアから、東へと爆走していった。
…信じられないことに、池の上を走りながら。
それなのに、またここに戻ってきた。

「なああんた、東に向けて走っていったよな?」
「ああ!この数時間、ブルーファルコンを追いかけてまっすぐ東へと走っていたぞ!」
(ということはこいつ…まさか)

そう、実はこのF-ZERO、B-6からC-6、D-6と進んでいき、F-6からループでA-6へとやってきて、そしてまたこのB-6に戻ってきてしまっていたのだ。
そして、それだけの距離を走りながらブルーファルコンはおろか参加者にも出会えず、その割にほとんど本人に疲労はない様子であった。

「今度こそ、俺の最速クリアの礎となってもらうぜ!」
(く、どうする!?…こいつ、たぶんあのマシン無しでもかなり強い)

以前遭遇した時は、ブルーファルコンと引き離しさえすれば倒せるとタカをくくっていた。
しかしこいつは、生身で池の上を走り、この殺し合い会場の横幅を走破しながらほとんど疲れた様子を見ていない。
それでも自分の転がる能力の最大速度よりは数段スピードは落ちるだろうが、持久力に難があるこの能力、長期戦になればこちらの分が悪い。
というよりコイツの事だから、こっちの転がるスピードが速くなる前に仕留めてくる可能性が高い。
さらに背後には池がある。
水の上を走れるF-ZEROと違ってこっちは水の中では3秒しか浮いてられない。
様々な要因が重なり、こちらの不利は明らか。
だとしたら、こちらの取る道は…

「ちょっと待ってくれよ、なああんた…俺と手を組まないか?」
「何!?」

戦いを、回避すること。
なんとかこいつを言いくるめてやるのだ。
それに、先ほども言ったように自分は持久力に難があるので、一人で参加者全てを倒すのには限界がある。
そう言う意味でも、こいつの力を借りた方が好都合なのだ。

「あんたもこの俺の転がる能力のスピードは知っているはずだ。あんたと俺のスピードが合わされば、さらなる最速クリアの実現ができるはずだ」
「さらなる最速!」

最速という言葉に反応し、F-ZEROの瞳が輝いた。

「俺とあんたで他の参加者を全員ぶっ殺して、最後に残った俺達二人で決着をつける。どうだ、これこそが最高の最速だ!」
「最高の最速!なんと素晴らしい響きだ!」

最高に絶好調なF-ZEROは、コロコロカービィの手を握った。

「分かった!俺とお前で、最高の最速を叩きだそう!」
(ふう、なんとかうまくいったか)

こうして、F-ZEROとコロコロカービィは手を組むこととなったのだった。


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そして、そんな二人の光景を、きらきらきっずは目撃してしまっていた。

(なんかやばい光景見ちゃったなあ…ていうかあれ、ボクたちの同族のコロコロカービィ?)

マリンポップ号から降りて地上に降りたきらきらきっずは、騒ぎを聞きつけてやってきて、二人が同盟を組む場面を目撃したというわけだ。

(どうしよう?不意打ちで倒すか?それとも逃げようか?)

考えながらも、見つからないように距離を取ろうと後退するきらきらきっずだったが、


ベキッ


(しまった、枝を踏んで…!)
「「誰だ!!??」」
(くそ、逃げるしかない)

やむを得ず、二人から離れ逃走するきらきらきっず。

「待てえええええ!逃がさねえぞ!」
「この最速の男から逃げられると思うなあ!」

しかし二人は凄まじいスピードで追いかけてくる。
とてもじゃないが、振り切ることなどできない。

「ま、待ってよコロコロカービィ!ボクだよ、きらきらきっずだよ!ボクたち仲間じゃないか!」
「そんなの関係あるかよ!同じシリーズの奴だろうがぶっ殺す!」
「く、くそ!」

走りながらきらきらきっずは彼ら二人の前方にブロックの壁を出現させた。
これでなんとか時間を稼ぎ、逃げ切れれば…

「邪魔なんだよお!」
「最速の男に回り道という選択肢は存在しない!」

壁を避けるでもなく、減速することさえせずに、壁を粉砕して見せた。
この二人に、並の防御など通用しない。


「「終わりだあああああああ!!」」

「うわああああああああああああああああ!」


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「…というわけで、この会場の北と南、東と西はループして繋がってるんだよ」
「なるほど…」
「だから俺はここから北へ進むから、F-ZERO、そっちは南へ進んでくれ」

F-ZEROはコロコロカービィからこの会場の端の秘密を聞いた。
コロコロカービィとしても、利用する相手とはいえこれくらいの情報を出し惜しみするつもりはなかった。
そして、二人は別行動でお互い参加者狩りをすることとなったのだ。
ちなみに、先ほどのきらきらきっずの荷物は、コロコロカービィが持っている。

「分かった!お互い最速クリアの為に最善を尽くそう!」

F-ZEROは早速出発しようとしたが、ふと足を止めて振り向くと言った。

「そうだ、ブルーファルコンを見つけたら回収しておいてくれ」
「はいはい、分かったよ(回収するつもりはねえけどな)」

ブルーファルコン。
それはF-ZEROの力を最大限に発揮するマシンだ。
そんなものを奴にくれてやるつもりなどない。
見つけたら、破壊しようとコロコロカービィは考えていた。
自らの武器にする、という考えはない。
なにしろ自分はこの巨体なので、あのマシンに乗ることなど不可能なのだ。

「そうだ、こっちも言っておかなきゃいけないことがある。…『星のカービィ』、こいつは俺の獲物だ。いくら最速を目指すからって、こいつに手を出したら許さねえからな」
「ふ、なるほど…君の好敵手というわけか」
「…そんなんじゃねぇよ」
「分かった、その参加者には手を出さないと約束しよう」
「サンキュー」

こうして、コロコロカービィは北へ、F-ZEROは南へと走り出していった。
この殺し合いに、優勝するために…


【B-5 森】

【コロコロカービィ】
【状態】疲労(小)
【装備】モンスターボール(中身不明)
【道具】支給品一式×2、不明支給品×2
【思考】
1:殺し合いに優勝し、続編の『コロコロカービィ2』を誕生させる
2:星のカービィを倒す
3:F-ZEROを利用する
4:ブルーファルコンを回収するつもりはない(見つけたら破壊する)
※外見は丸々とした体型の巨漢の男です。
※身体を丸めて転がることで超スピードでの移動が可能で、さらに跳ね上がることで周囲にいる者を跳ね上げて転ばせることができます。
 転がるスピードと破壊力は連続して転がり続けることにより上がっていきます


【B-1 森】

【F-ZERO】
【状態】絶好調、疲労(中)
【装備】なし
【道具】支給品一式x4
【思考】
1:殺し合いの最速クリア
2:ブルーファルコンを追う
3:コロコロカービィと最高の最速クリアの為に協力する
4:星のカービィには手を出さない
※外見はキャプテン・ファルコンのヘルメットを被った男(37歳)です。
※超一流のドライビングテクニックを持っています。


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(はは、ここで、終わりか…もっと、生きたかったなあ)

コロコロカービィとF-ZEROが去った後。
F-ZEROの渾身のキックとコロコロカービィの突進を受けたカービィのきらきらきっずは、わずかにまだ意識が残っていた。

(このまま、何も残せず、死ぬのは、やだな…)

しかし、自分の身体は既に満身創痍。
残された短い時間の中、何が出来るだろう。

(…そうだ、どうせならメッセージでも残そうかな、ダイイングメッセージって奴?)

そうと決まれば、さっそく…
どうせ残すなら、あのことを伝えよう。
多分、自分しか知らないあの秘密を…

「ブロック、展開」

その言葉と共に、空からブロックが落ちてきて。
そこで、きらきらきっずの意識は閉ざされた。
残されたブロックは、文字を形作っていた。
その文字とは…


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【カービィのきらきらきっず 死亡】

※マリンポップ号@スーパーマリオランドは、池に放置してあります
※池の奥には、ギャラドス@ポケットモンスターシリーズが生息しており、なにか宝を守っているようです