Live Better ◆6/WWx9FGVI
戦争は変らない。
国家や思想のため、或いは利益や民族のために
愛国心や野心に溢れた部隊と、自国の優れた軍事技術を示威する兵器が、
果てしない戦争を繰り返す。
命を消費する戦争は、悲劇と言うエピソードとなって世界を駆け巡る。
国家や思想のため、或いは利益や民族のために
愛国心や野心に溢れた部隊と、自国の優れた軍事技術を示威する兵器が、
果てしない戦争を繰り返す。
命を消費する戦争は、悲劇と言うエピソードとなって世界を駆け巡る。
戦争は変わらない。
愛国心あふれる兵士たちは、世界中のあらゆる国家で製造された武器を持ち、死の商人によって高値で取引された兵器を使う。
彼らを指揮する将校などいなくとも、己の不利となる敵を容赦無く息の根を止める。
敵も、味方も、何時何処で変わらぬかも分からぬまま、
戦い続ける。
愛国心あふれる兵士たちは、世界中のあらゆる国家で製造された武器を持ち、死の商人によって高値で取引された兵器を使う。
彼らを指揮する将校などいなくとも、己の不利となる敵を容赦無く息の根を止める。
敵も、味方も、何時何処で変わらぬかも分からぬまま、
戦い続ける。
戦争は変わらない。
先進国が祖国を守るために大人も子供も男も女も無関係に
生命を奪う大量破壊兵器を日々日夜鋳造し
『やられる前にやれ』をスローガンに国民を扇動し
偽りの平和の為に信念を曲げず突き進む。
先進国が祖国を守るために大人も子供も男も女も無関係に
生命を奪う大量破壊兵器を日々日夜鋳造し
『やられる前にやれ』をスローガンに国民を扇動し
偽りの平和の為に信念を曲げず突き進む。
戦争は変わらない。
戦争は変わらない。
◇ ◇ ◇
「どういうことなの……」
ミスターヤマモト将軍の配下として戦闘工兵の一部隊を任されている
米倉京太郎は地に光を与える天を見上げ、嘆息をもらす。
自分は将軍とともに戦場を駆け巡り、だらしねえ敵兵共を
一蹴し、何の問題も無く島々を制圧、この後も将軍とともに自軍を全速前進をするはずであった。
そのために彼は体調を整えるために三日月が天辺に到達する前に寝床に進出し目を閉じた。
米倉京太郎は地に光を与える天を見上げ、嘆息をもらす。
自分は将軍とともに戦場を駆け巡り、だらしねえ敵兵共を
一蹴し、何の問題も無く島々を制圧、この後も将軍とともに自軍を全速前進をするはずであった。
そのために彼は体調を整えるために三日月が天辺に到達する前に寝床に進出し目を閉じた。
しかし次に彼が瞼を開けたときに眼にすることになったのは、
ワケの分からぬモノによる、人間の存在を否定するような発言であった。
紳士服の男(神と名乗っていた)が勇敢にも立ち向かい、脆くも命を落とし
ついでと言わんばかりに首輪の説明とそれの実害をやってみせた。
殺し合いについては彼は軍人だ、訓練生時代から簡単に命を手放せる
職業だとは理解した上でのことだ、今更畏怖の概念はなかった。
ワケの分からぬモノによる、人間の存在を否定するような発言であった。
紳士服の男(神と名乗っていた)が勇敢にも立ち向かい、脆くも命を落とし
ついでと言わんばかりに首輪の説明とそれの実害をやってみせた。
殺し合いについては彼は軍人だ、訓練生時代から簡単に命を手放せる
職業だとは理解した上でのことだ、今更畏怖の概念はなかった。
「どういうことなの……」
もう一度彼は同じ事を弱々しく吐き出す。
環境破壊を救う一番の方法が人間の抹殺だと?
馬鹿げている、たしかにそれで一時は環境は復元されるだろう。
だがその後はどうする? 人間がいなくなったあと新たな生物が
人間と同じように世界、星星を支配したらどうするのだ?
またその生物も一掃するのか? 同等の手段で?
馬鹿げている、たしかにそれで一時は環境は復元されるだろう。
だがその後はどうする? 人間がいなくなったあと新たな生物が
人間と同じように世界、星星を支配したらどうするのだ?
またその生物も一掃するのか? 同等の手段で?
「キリがないね……」
彼の呟き通り、キリがない。
人間はあくまで驚異的な速さで環境を破壊しているだけであって
それ以外の生物も並の速さであるが環境を破壊しているのだ。
結局のところ、環境を0の状態に維持することは絶対に不可能なのである。
人間はあくまで驚異的な速さで環境を破壊しているだけであって
それ以外の生物も並の速さであるが環境を破壊しているのだ。
結局のところ、環境を0の状態に維持することは絶対に不可能なのである。
「だけど奴さんが出した結論は『人類抹消』だから、抗議したところで仕方ないね」
とは考えたものの自分は軍人、『殺し合いなんてだらしねえ!』と叫んで反逆することはしない。
戦いを糧にして生きている自分が戦いを否定することなど、絶対に許され筈が無い。
自分が自分として生きるためには、あの『ノア』というものの発言を不本意だが『命令』と判断し
一時期的に彼を上官(生還すればすれば一生、だが彼は永遠に仮の上官と判断し続けるだろう)としてみる。
たとえ尊敬する将軍と離れることとなっても、それが人類滅亡を望むよく分からぬものであってもだ。
戦いを糧にして生きている自分が戦いを否定することなど、絶対に許され筈が無い。
自分が自分として生きるためには、あの『ノア』というものの発言を不本意だが『命令』と判断し
一時期的に彼を上官(生還すればすれば一生、だが彼は永遠に仮の上官と判断し続けるだろう)としてみる。
たとえ尊敬する将軍と離れることとなっても、それが人類滅亡を望むよく分からぬものであってもだ。
「やれやれ……まさかこんなことになるとはな……ある意味歪みねえな……!」
彼はそう口から漏らしながら、上官から渡されたバッグの内を探る。
食料や地図などを確認しつつ、バッグには到底入らなそうな物凄くデカイ物体を地に放つ。
物体は戦場内の研究所で開発され、その場所を占拠させることによって手にいれることができた
『新型戦車』であった。
これはこれは凄いものができたもんだなあと思いながら
彼は戦車の中に入っていく。
陸戦兵であるが、軍事であるため戦車を運転することなどいとも簡単だ。
ついでに陸戦兵を駆逐させる副装備のマシンガンもあったのは言わずもがなであった。
食料や地図などを確認しつつ、バッグには到底入らなそうな物凄くデカイ物体を地に放つ。
物体は戦場内の研究所で開発され、その場所を占拠させることによって手にいれることができた
『新型戦車』であった。
これはこれは凄いものができたもんだなあと思いながら
彼は戦車の中に入っていく。
陸戦兵であるが、軍事であるため戦車を運転することなどいとも簡単だ。
ついでに陸戦兵を駆逐させる副装備のマシンガンもあったのは言わずもがなであった。
彼は戦車のエンジンを入れ無人の平原を走る。
自分は人を殺すプロだ、たとえ上官がいかれていても、本意でなくとも
慈悲などの感情を浮かばせず人を殺し続けることができるだろう。
自分は人を殺すプロだ、たとえ上官がいかれていても、本意でなくとも
慈悲などの感情を浮かばせず人を殺し続けることができるだろう。
だが、そんな彼でも、尊敬するミスターヤマモト将軍の顔を忘れることはできなかった。
【一日目・日中/A-3 平原】
【米倉京太郎(戦闘工兵)@スーパーファミコンウォーズ】
【状態】健康、新型戦車に乗車中
【装備】マシンガン(新型戦車の付属品) 新型戦車@スーパーファミコンウォーズ
【道具】支給品一式、不明支給品0~2
【思考】
基本:軍人として歪みなく生きる。
【米倉京太郎(戦闘工兵)@スーパーファミコンウォーズ】
【状態】健康、新型戦車に乗車中
【装備】マシンガン(新型戦車の付属品) 新型戦車@スーパーファミコンウォーズ
【道具】支給品一式、不明支給品0~2
【思考】
基本:軍人として歪みなく生きる。
【残り人数28人+α】
007:希望、見えた先に。 | 投下順 | 009:竜王計画ジェノサイダー |
007:希望、見えた先に。 | 時系列順 | 009:竜王計画ジェノサイダー |
初登場! | 米倉京太郎 | 052:デッドマンズ・ギャラクシー・デイズ |