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第10話 疾風怒濤
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ストーリー
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そろそろか…… 後はクリーチャーに 任せるとしよう |
No.2 | |
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ま、待て……! |
JJ | |
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逃げる気!? 私はまだ闘える! |
JJ | |
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立ってるのがやっとだろ? |
No.2 | |
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俺のクリーチャーを一人で ここに留めたのは褒めよう |
No.2 | |
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お前はよく戦った だが、俺を止めることはできない お前の負けだ |
No.2 | |
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うぅ……! 私は……負けて、ない! |
JJ | |
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負けてないんだから……! |
JJ | |
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……ぁ そうだ、ルカ姉は みんなは……? |
JJ | |
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――ガアアアアッ! |
クリーチャー達 | |
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チッ…… クリーチャーまで出てきたわね |
闇の守護者 ルカ | |
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あ、あれってデュエリスト……? |
ルピコ | |
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【プレイヤー】さん ルカさん、どうしましょう! まだ観客の避難が……! |
ルピコ | |
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ひゃあー! クリーチャーがこっちを 見てますよぉ! |
ジャスミン | |
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(デュエリストなのだとしたら どこにクリーチャーが 現れてもおかしくはないわ) |
闇の守護者 ルカ | |
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(観客の中にデュエリストが 紛れ込んでいる 可能性すらある……) |
闇の守護者 ルカ | |
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(意図的な作戦? クソ……厄介ね) |
闇の守護者 ルカ | |
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(デュエリスト相手では JJ一人じゃ分が悪い……) |
闇の守護者 ルカ | |
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(一人で行かせたのは判断ミスね ……こんな時まで私は 不調を引きずっているの?) |
闇の守護者 ルカ | |
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(もしこの状況で 強大な敵でも出てきたら……) |
闇の守護者 ルカ | |
自罰的な思考が更にルカの 視野を狭め、最悪の未来が 思考を埋め尽くす | |
そんなルカの思考は 自分の手を強く握る存在により 引き戻される | |
ルカの手を握るその手からは 恐怖がありありと伝わっていた | |
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(人命がかかってる…… もっと真剣に 頭を回しなさい、ルカ) |
闇の守護者 ルカ | |
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ここは私に任せてルピコと 【プレイヤー】は グレン達の救出を! |
闇の守護者 ルカ | |
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JJは誰かを守りながらの 闘いは慣れてない 助けてあげて |
闇の守護者 ルカ | |
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は……はいっ! 行きましょう 【プレイヤー】さん! |
ルピコ | |
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No.2、やっと来たか 遅ぇぞ |
赤城山バサラ | |
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すまない この街の戦力を 確かめていたんだ |
No.2 | |
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この程度の出来事で 相手は総崩れ |
No.2 | |
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的確な行動をとれている者は ごく一部だ |
No.2 | |
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戦闘能力も警戒するほどじゃない 俺達の敵じゃないさ |
No.2 | |
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そうか |
赤城山バサラ | |
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奴は現れなかったか それとも…… 尻尾をまいて逃げたか |
赤城山バサラ | |
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……いや、そうでもないみたいだ |
No.2 | |
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見つけました! 乱入者です! |
ルピコ | |
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噂をすればというやつか お前が 【プレイヤー】だな? |
赤城山バサラ | |
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【プレイヤー】さん のことを知っているんですか!? |
ルピコ | |
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いえ、それよりも あなたは人間ですよね? 何でこんなことを! |
ルピコ | |
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さぁな 自分で考えてみろ |
赤城山バサラ | |
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……フッ 随分コワイ目つきで 俺を睨むじゃねぇか |
赤城山バサラ | |
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街を荒らされて怒ったか? |
赤城山バサラ | |
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それとも……No.2が 刃物を持った女をぶちのめした ことを怒ってるのか? |
赤城山バサラ | |
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え……JJさんを……? |
ルピコ | |
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【プレイヤー】 お前は強いらしいな これはついでだが…… |
赤城山バサラ | |
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どれ程のものか見てやる 少しは俺をヒリつかせて くれるんだろうなぁ!? |
赤城山バサラ |
勝利時
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バサラ、時間だ |
No.2 | |
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……チィ 命拾いしたな |
赤城山バサラ | |
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お前達のことは よく分かったぜ |
赤城山バサラ | |
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精々、俺のスピードに ついてこれるよう足掻くんだな |
赤城山バサラ | |
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あっ! まだ勝負はついてないのに! |
ルピコ | |
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き、消えちゃった…… 一体何をしに来たんでしょう |
ルピコ | |
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……そうですね 【プレイヤー】さん |
ルピコ | |
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私も感じました ただ者じゃないって…… |
ルピコ | |
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それにクリーチャーを召喚できる ということは、真のデュエリスト ですよね…… |
ルピコ | |
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なぜ、そんな方達が こんなことを…… |
ルピコ | |
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――えぇ!? ま、また揺れてる!? |
ルピコ | |
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クリーチャー達が…… 引いていくわ……! |
闇の守護者 ルカ | |
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【プレイヤー】達が やってくれたみたいね |
闇の守護者 ルカ | |
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う、うぅ…… |
謎の少女 | |
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あ……ぁ……! |
謎の少女 | |
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ちょっと、どうしたの? |
闇の守護者 ルカ | |
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そ……そ、ら……! |
謎の少女 | |
心配するルカの頭上で 雲一つない晴れた空に、突然 雷鳴が鳴り響く | |
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何よ……あれ……? 何が起きているの……!? |
闇の守護者 ルカ | |
見上げると―― | |
空に巨大な穴が開いていた―― |
敗北時
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こんなもんか? |
赤城山バサラ | |
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……聞いていた話と違えな |
赤城山バサラ | |
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もっと見せてみろ お前のスピードをよお!! |
赤城山バサラ |