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第8話 憧れた背中
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dmps_fun
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ストーリー
| ディー、その服装に関して 聞きたいことがあるんだけど | |
| ダピコ | |
| ……この服装か? これは……封印する前、 当時の人間に貰ったものだ | |
| ディー | |
| 当時の人間に…… | |
| ダピコ | |
| 俺が人間の姿になる時、 ……服が必要になったんだ | |
| ディー | |
| 元の姿では不必要だからな 持ってはいなかったんだが、 | |
| ディー | |
| それを知った人達が、 戒めとはいえ、 それはあまりにも……と言って | |
| ディー | |
| 俺のために作ってくれたんだ ……本当に感謝しかない | |
| ディー | |
| 思い出の服なんだね……だな | |
| ダピコ | |
| ……まぁ初めは着る事に、 違和感があった…… 不必要な事は違和感がつきものだ | |
| ディー | |
| だが、それが人間の流儀ならば それに合わせるのが礼儀、 我慢も必要だった | |
| ディー | |
| 我慢が必要…… ……なるほどためになる! | |
| ダピコ | |
| ……そうだ 確か俺の荷物に 服の書物を入れてくれてたな | |
| ディー | |
| 古い書物だが…… 興味があるなら、譲るぞ? | |
| ディー | |
| !! いっ、いいの!? いや……いいのか! | |
| ダピコ | |
| そこまで興味があるんだ、 なら、そっちの方がいいだろう それに俺は、内容を覚えている | |
| ディー | |
| ありがとう! 早速読ませてもらう……ぞ! | |
| ダピコ | |
| あと……気になっていたが | |
| ディー | |
| なに? いや……なんだ? | |
| ダピコ | |
| なぜ俺の口調を真似る? | |
| ディー | |
| そんなの、かっこいいからに 決まってるじゃん! いや……決まってるぞ…… | |
| ダピコ | |
| …………まあ、好きにすればいい | |
| ディー | |
| 読み終わったら言ってくれ その間に訓練の準備をしてくる | |
| ディー | |
| 分かった! | |
| ダピコ | |
| あの頃は、ディーに、 色んなことを教わった…… おしゃれに我慢は必要とかな | |
| ダピコ | |
| ……ダピコお姉ちゃんの 服の趣味はそこから 増えていったんですね! | |
| ルピコ | |
| さっきの話だと、ディーさんは 別におしゃれは我慢とは 言ってない気が……? | |
| ジャスミン | |
| その時にデュエルのやり方も 教わったんだ…… 懐かしい…… | |
| ダピコ | |
| ん? 当時はどんなデッキを 使っていたかって? | |
| ダピコ | |
| そうだな……確か…… こんなデッキだったはずだ | |
| ダピコ |
勝利時
| ……まあ、そうやって 私達は平穏に暮らしていたんだ だが、それも奴が現れてから…… | |
| ダピコ | |
| ソートー…… | |
| ルピコ | |
| ああ、奴は突然現れて 部下を操って集落を襲ったり、 古い遺跡を探し回っていた | |
| ダピコ | |
| 奴が現れた時期と重なるように ディーも体調を崩した…… 私達には隠そうとしていたがな | |
| ダピコ | |
| 苦しむディーを、放置できないし 我々も自分の身を守るため、 奴の仲間になるフリをしたんだ | |
| ダピコ | |
| それで、ディーの隠れ家を ソートーの探索から外れるように 誘導したりしたんだが…… | |
| ダピコ | |
| それも……すぐに限界を迎えた | |
| ダピコ | |
| おいやべぇよ! ソートーの部下達が 辺りにいるぞ……! | |
| クロ | |
| 私達の冒険もここまで…… とは思いたくないぞ! | |
| ポゴ | |
| はぁ……はぁ…… 大丈夫だ、ここなら…… | |
| ディー | |
| ディー、安静にしてくれ! しかし……ここに一体何が……? | |
| ダピコ | |
| この先に……ゲートがある | |
| ディー | |
| ゲートって…… ディーが言ってた別の世界に、 転移するやつクル? | |
| クル | |
| そうだ……それを使えば、 ……奴らも、 すぐに追っては来られない | |
| ディー | |
| ……だけど、転移には デュエ粒子が必要の筈ですが? | |
| アコ | |
| ……それならここにある、 この勾玉を使えば…… 数体程度ならゲートを通れる | |
| ディー | |
| そうなのか! それなら早くここから―― | |
| ダピコ | |
| ……俺はここに残る 少し、やることがあってな | |
| ディー | |
| なっ! 何を言って―― | |
| ダピコ | |
| それに今、少し体がおかしくてな 回復するまで、隠れていたいんだ | |
| ディー | |
| ……今の状態では、転移した先で 何かあったら対処ができない | |
| ディー | |
| だからこそ…… お前達には転移先での 露払いを頼みたい | |
| ディー | |
| ……やるべきことも、 俺一人で何とかできることだ…… だから……先に行っててくれ | |
| ディー | |
| ディー…………分かった 私達が、転移先で 安全に暮らせるようにする | |
| ダピコ | |
| だから…… その間、身を隠しててくれ ……またな! ディー! | |
| ダピコ | |
| 皆! 早くゲートに入るぞ! そして……露払いを行う! | |
| ダピコ | |
| …………あぁ、 ……さようなら……ダピコ | |
| ディー | |
| 今思えば…… ディーは私達を逃した後、 一人で戦っていたのかもしれない | |
| ダピコ | |
| やはりあの時一緒に 逃げていれば…… いや、それよりもっと方法が…… | |
| ダピコ | |
| ダピコさん!!! | |
| ジャスミン | |
| な、大きな声を出すな! 近くに敵がいるかも しれないんだ! | |
| ダピコ | |
| す、すみません…… でもクヨクヨしてるダピコさん、 見たくないっていうか…… | |
| ジャスミン | |
| あなたがそんな調子じゃ 助けられるものも 助けられませんよ!! | |
| ジャスミン | |
| ……そうだな ありがとう、ジャスミン | |
| ダピコ | |
| さあ、休憩は充分だ! 行こう! | |
| ダピコ | |
| はい! | |
| ジャスミン | |
| あそこ……クリーチャーが 門番みたいに立ってますね…… | |
| ジャスミン | |
| はい、さっきも 中からクリーチャーが 出てきていたし…… | |
| ルピコ | |
| ということは…… ここに奴が…… | |
| ダピコ | |
| まさか、アリーナにいるとはな ……縁があるな | |
| ダピコ |
敗北時
| そうそう、ディーは 容赦がなくてな 私は全然勝てなかった | |
| ダピコ | |
| だが、ディーは私が 何度再戦を望んでも 優しく了承してくれたよ | |
| ダピコ | |
| 優しい師匠だったんですね | |
| ジャスミン | |
| ああ、だから 絶対に助けないと……! | |
| ダピコ | |
| 何度、倒れたって ディーを助けるためなら 立ち上がるさ! | |
| ダピコ |
