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第1話 不測の事態
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dmps_fun
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ストーリー
| 【プレイヤー】達が カリヤドネに侵入した 直後のこと…… | |
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リュミエ、居るかい |
| レヴィ | |
| 部屋の扉が無遠慮に開けられる | |
| 部屋の中に居たのは 魔法使いのような 帽子を被った少女 | |
| その少女は紅茶を飲みながら 不機嫌そうな目をレヴィに向ける | |
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居るのが分かって いたから入ってきたのでしょう |
| リュミエ | |
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遠征から帰って来たばかりです 少しは気を遣って欲しいですね |
| リュミエ | |
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ホウエイルを巡ると言っても このクジラの上の都市は広大 期間も労力もかかるんです |
| リュミエ | |
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すまない だが緊急事態だ |
| レヴィ | |
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カリヤドネに侵入者が現れた |
| レヴィ | |
| 紅茶に口をつけていた 少女は、その言葉と同時に 紅茶を吹き出す | |
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けほっ…… 本当なんですか!? |
| リュミエ | |
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カリヤドネの場所は 一部の者しか知らないはず |
| リュミエ | |
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それだけじゃない カリヤドネには高位の魔法が 張り巡らされています |
| リュミエ | |
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我々光文明の 術式もあるんですよ それを突破したと? |
| リュミエ | |
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一体何者なんですか!? |
| リュミエ | |
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それは後で説明する 今は―― |
| レヴィ | |
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一大事でしょう! カリヤドネはただの保管庫じゃ ないんですよ! |
| リュミエ | |
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あの中には世界を滅ぼしうる 物が封じられているんです |
| リュミエ | |
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それを狙って侵入した者が 現れたのなら相応の準備が必要です |
| リュミエ | |
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侵入者は異世界から やってきた者達だ |
| レヴィ | |
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は? |
| リュミエ | |
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つまらない嘘はやめてください そんなことある訳ないでしょう |
| リュミエ | |
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本当だよ ちゃんと説明したいが 今は一刻を争う |
| レヴィ | |
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侵入者は魔導具に触れて 侵食を受けてしまっている 君には助けに行ってほしい |
| レヴィ | |
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――は??? |
| リュミエ | |
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侵入した挙句、何の対策もなく 魔導具に触れた……? |
| リュミエ | |
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まるで、盗む物がどんな物かも 分かっていないコソ泥 のようじゃないですか |
| リュミエ | |
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カリヤドネに侵入できるほどの 存在が、そんな愚かなことを するんですか? |
| リュミエ | |
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いえ、そもそも そんな手合いを助けるんですか!? |
| リュミエ | |
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こちらも説明したいが 今は時間がない |
| レヴィ | |
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異世界の者達の素性は これにまとめておいた 読んだら処分してくれ! |
| レヴィ | |
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僕はシャコガイル先生に 会いに行かなきゃならない それじゃあ、頼んだ! |
| レヴィ | |
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ま、待ってください! こんなメモで済ませる気―― |
| リュミエ | |
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くっ……レヴィ 後で覚えておいてください |
| リュミエ | |
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リュミエには後で 埋め合わせをするとしよう |
| レヴィ | |
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今は、それよりも―― |
| レヴィ | |
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シャコガイル先生 カリヤドネの件でお話があります |
| レヴィ | |
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……先生? |
| レヴィ | |
| ノックをするが返答がない それどころか物音すらしない | |
| 外出をしている可能性も 頭をよぎるが、すぐに否定する | |
| 彼女は用もないのに 気軽に外をぶらつくタイプじゃない | |
| あるとしたらまた 居眠りをしているとかだが…… 不思議と気配すらしない | |
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仕方ない、入りますよ |
| レヴィ | |
| 扉を開け中へと入る | |
| しかし そこにはシャコガイルの姿がない | |
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おかしいな 外出の予定なんてあっただろうか |
| レヴィ | |
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――ん? |
| レヴィ | |
| レヴィは机に目をやると 一枚の手紙が 置いてあることに気づく | |
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宛名は……僕宛か |
| レヴィ | |
| 奇妙に思いつつ手紙を開く | |
| そこにはレヴィのよく知る シャコガイルの手で書かれた 術式が綴られていた | |
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レヴィ、貴方がこれを 見てるってことは 私は戻れなかったのね |
| シャコガイル | |
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どうやら少し 用事が長引いているみたい |
| シャコガイル | |
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貴方の用件は分かっているわ カリヤドネの件でしょう? |
| シャコガイル | |
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デュエマシティの子達がうっかり 足を踏み入れてしまったみたいね |
| シャコガイル | |
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許してあげて 悪気はないはずよ |
| シャコガイル | |
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保管庫の鍵が開いていたことは 不思議だけど、あの子達の せいじゃない |
| シャコガイル | |
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熟練の魔法使いでなければ 入れないような場所に |
| シャコガイル | |
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魔法を使えない人が 入れるなんてことが そもそもおかしいもの |
| シャコガイル | |
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これからデュエマシティの子達は 今まで以上に様々な疑いの目を 向けられる |
| シャコガイル | |
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ただでさえ悪いタイミングで こちらにやって来てしまったのに あの子達も大変ね |
| シャコガイル | |
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レヴィ、デュエマシティの子達を 助けてあげてね |
| シャコガイル | |
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それから ノインのことも頼んだわ |
| シャコガイル | |
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いけないわ、もうこんな時間 |
| シャコガイル | |
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私は少しの間席を外す |
| シャコガイル | |
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学校の運営は オクトーパ先生と貴方達 マスター候補生に任せるから |
| シャコガイル | |
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貴方達は、いつも通り 自分の心に従って行動なさい |
| シャコガイル | |
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弱気な顔は見せちゃダメよ 貴方は生徒達の代表なんだから |
| シャコガイル | |
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もし私の手助けが必要なら 一度くらいなら協力して あげられると思うわ |
| シャコガイル | |
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どうしても必要になったら 貴方の居場所を私に教えて |
| シャコガイル | |
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私は大丈夫だから気にしないで |
| シャコガイル | |
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ほら、胸を張って 襟を正して |
| シャコガイル | |
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準備ができたら 後ろを向くの |
| シャコガイル | |
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……後ろ? |
| レヴィ | |
| ――コンコン | |
| 振り返った途端、 扉をノックする音が聞こえ ガチャリと扉が開く | |
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おや、貴方は…… 確か、マスター候補生のレヴィ君 |
| ザラ教授 | |
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(この青いローブ…… インテリエイルの者か) |
| レヴィ | |
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そういう貴方は? |
| レヴィ | |
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失礼 私はザラ教授と呼ばれている者です |
| ザラ教授 | |
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シャコガイル先生に 用があったのですが どうやら不在のようですね |
| ザラ教授 | |
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どんな用件でしょうか? |
| レヴィ | |
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これでもシャコガイル先生の弟子だ 伝言があるようなら僕が 伝えておきますよ |
| レヴィ | |
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ふむ…… |
| ザラ教授 | |
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ではこう伝えてもらいましょうか |
| ザラ教授 | |
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「カリヤドネの一件で インテリエイルが話を 伺いたがっている」と |
| ザラ教授 |
勝利時
| ――そして、現在 | |
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………… |
| レヴィ | |
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レヴィ、施術は終わりました デュエマシティの方達は無事 目を覚ましましたよ |
| リュミエ | |
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ああ、ありがとう 流石だ |
| レヴィ | |
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こんなに早く処置が終わるなんて 君に頼んで良かった |
| レヴィ | |
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肉体とは関係のない部分の 治療ですからね 精神体で体感数日は過ごしましたが |
| リュミエ | |
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レヴィ、私は デュエマシティの方達と共に 地上へ降ります |
| リュミエ | |
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魔導具の使い手を 捜しに行くのか |
| レヴィ | |
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本当に【プレイヤー】達を 連れて地上に降りるのかい? |
| レヴィ | |
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ええ、そのつもりです |
| リュミエ | |
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私もあの方達を魔導具の 侵食から守る際、心に触れました |
| リュミエ | |
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私以上に直接心を覗き見た 貴方には分かっているでしょうが 彼らは悪人ではありません |
| リュミエ | |
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あの方達はノインと呼ばれる 魔導具の使い手と 絆を結んでいます |
| リュミエ | |
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何も手がかりを持っていない 私達だけで捜すよりも あの方達の手を借りる方がいい |
| リュミエ | |
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広大な地上で得体の知れない 存在を捜すなんて、時間が いくらあっても足りませんし |
| リュミエ | |
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……だから 私に治療させたのでしょう? |
| リュミエ | |
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精神の迷宮化を行わせて 精神汚染への耐性までつけさせて |
| リュミエ | |
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本来期間をかけて 行うべき術式をあんな短期間で 行わせた理由はそんな所でしょう |
| リュミエ | |
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まぁ、私を呼んで正解ですね 他の者では治療だけでも 期間を要したでしょうし |
| リュミエ | |
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魔導具の恐ろしさもあの方達に 知らしめることもできて 手間が省ける |
| リュミエ | |
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……無防備な状態で 魔導具に触れてしまった |
| レヴィ | |
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一刻を争う容体だった 君ほどの精神魔法の使い手の 力が必要だったんだ |
| レヴィ | |
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………… |
| リュミエ | |
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そうやって狙いを隠して 人を動かそうとするやり方 私は嫌いです |
| リュミエ | |
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まるでインテリエイルの奴らのよう |
| リュミエ | |
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そんなこと―― |
| レヴィ | |
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……いや、すまない 僕の悪い癖だな |
| レヴィ | |
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別に好きにすれば いいんじゃないですか 私は意思を表明したまで |
| リュミエ | |
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――では、合意を得られた ということで 地上へ向かう準備をします |
| リュミエ | |
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早くホウエイルを発たなければ デュエマシティの方達が 面倒ごとに巻き込まれる |
| リュミエ | |
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マスター候補生二人が 悪ではないと判断した 体裁としては十分でしょうが |
| リュミエ | |
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そう単純に 判断してくれる者達ばかりでは ありません |
| リュミエ | |
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ちょっと待ってくれ |
| レヴィ | |
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デュエマシティの者達は 良い人達だ 僕もそう思っている |
| レヴィ | |
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しかし、カリヤドネに 何故入れてしまったのかを 知る必要がある |
| レヴィ | |
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君は彼らを治癒した時 何か見なかったか? |
| レヴィ | |
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いえ、貴方からもらった 情報以上のものは、何も |
| リュミエ | |
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よくわかったのは あの方達は人々を助けたいという 一心で行動していたことだけ |
| リュミエ | |
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中でも、ノインを助けるために 魔導具を得ようと焦っていました |
| リュミエ | |
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あの方達は召喚の技術は非常に高い けれど、魔法は素人 |
| リュミエ | |
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とても、あの者達だけで カリヤドネに入れると思えない |
| リュミエ | |
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……やはり、そうか |
| レヴィ | |
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心を覗いた時 ノインに関する情報だけが 閲覧できなかった |
| レヴィ | |
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デュエマシティの者達は 何者かに目を付けられている と考えた方がいいだろうね |
| レヴィ | |
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高位の魔術で精神や魂に 干渉されているんでしょう どうにもできません |
| リュミエ | |
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下手に干渉すれば あの方達の心を壊してしまう |
| リュミエ | |
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……ここまで状況が 動こうとしているんです 指を咥えて見てはいられない |
| リュミエ | |
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私は行きます そこまで心配なら 貴方もついてくればいい |
| リュミエ | |
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レヴィ、デュエマシティの子達を 助けてあげてね |
| シャコガイル | |
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貴方達は、いつも通り 自分の心に従って行動なさい |
| シャコガイル | |
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……僕の理性は、今ホウエイルを 離れるべきではないと言っている |
| レヴィ | |
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本当に心に従う べきなのですか、先生 |
| レヴィ | |
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お前達、無事か!? |
| デっちゃん | |
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デっちゃんさん! デっちゃん! |
| ルピコ&カノン | |
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すみません、魔導具は 入手できませんでした…… |
| ルピコ | |
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やはりか |
| デっちゃん | |
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お前達の意識が戻らず マスター候補生の奴らが 現れたので予想はしていたが |
| デっちゃん | |
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私達、一体どのくらい寝ていたの? |
| カノン | |
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そう長い時間ではない |
| デっちゃん | |
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お前達は精神で 物事を体験したのだ |
| デっちゃん | |
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肉体という枷に縛られない ゆえに体感する時間が全く違う |
| デっちゃん | |
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そうなのね それなら良かった…… |
| カノン | |
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私達は数日過ごしていましたから なんだか変な気分です |
| ルピコ | |
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フン、起動した魔導具に触れて 生きている運の良さを 誇るべきだな |
| デっちゃん | |
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しかし次の手を どう打つべきか…… |
| デっちゃん | |
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もう一度魔導具を奪いに 侵入するか? |
| デっちゃん | |
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いや、結局こいつらしか 侵入することはできない 警備も固められているだろう |
| デっちゃん | |
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クソ、それなら…… |
| デっちゃん | |
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――お待たせしました |
| リュミエ | |
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!! |
| デっちゃん |
敗北時
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(あのインテリエイルの男 一体何者だ?) |
| レヴィ | |
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(インテリエイルは 水文明の研究者の集まりのはずだ) |
| レヴィ | |
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(見たところ水文明の 存在には見えない) |
| レヴィ | |
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(そんな者が、なぜ インテリエイルの中に 紛れ込んでいる?) |
| レヴィ |

































