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第２話 追跡
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dmps_fun
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ストーリー
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――お待たせしました |
| リュミエ | |
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リュミエさん！ それに、レヴィさん！ |
| ルピコ | |
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三人とも 元気そうですね |
| リュミエ | |
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やぁ 無事で何よりだよ |
| レヴィ | |
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レヴィ 貴方に謝らなければならないわ |
| カノン | |
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私達は、ホウエイルが 置かれている状況を ちゃんと分かっていなかった |
| カノン | |
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リュミエの迷宮の魔法と 彼女の過去が見せてくれた ホウエイルの歴史の一端 |
| カノン | |
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この魔法学校だけ見ていたら とても恵まれた場所に見えるけど |
| カノン | |
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……この環境だからこそ 人々は苦しんでいるのね |
| カノン | |
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リュミエさんの魔法で 様々な罪も見ました |
| ルピコ | |
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みんな、この世界を どうにかしたくて けれどできなくて…… |
| ルピコ | |
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世界を救うのではなく 捨てる選択すらもしてしまうほど 自暴自棄になる |
| ルピコ | |
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だから、魔導具に縋ってしまう人も 出てきてしまっていたんですね…… |
| ルピコ | |
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そんな状況で魔導具を 調べたい、だなんて 浅はかでした…… |
| ルピコ | |
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……………… |
| リュミエ | |
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気持ちは分かるよ |
| レヴィ | |
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何かしなきゃいけないのに 何もできない無力さに苛まれる |
| レヴィ | |
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藁にもすがる思いで手掛かりに 手を伸ばす気持ち |
| レヴィ | |
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それは僕達も味わっているものだ 君達も使命に必死なんだろう |
| レヴィ | |
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この魔法学校だけ見れば 確かに理想的な環境だ 地上に比べれば圧倒的に |
| レヴィ | |
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しかし、結局は閉鎖された空間 |
| レヴィ | |
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この状況や未来への不安 様々なものが停滞し いずれ、ひずみが生じる |
| レヴィ | |
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そんな状況で、魔導具は劇薬なんだ |
| レヴィ | |
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上手く扱えれば何かを変えられる そう思わせてしまうほどの 魔力がある |
| レヴィ | |
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それが何を引き起こすのかも 分かっていないのに、ね |
| レヴィ | |
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魔導具がこの世界を蝕む原因なんだ 根本の原因を調べて解決しようと する着眼点は悪くない |
| レヴィ | |
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だが、あれは災厄の源だ だから、先生も僕も 君達を遠ざけようとしたんだ |
| レヴィ | |
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しかし、地上に降りる程度の 準備ならこの私が整えました |
| リュミエ | |
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完璧ではありませんが、 私が共に居れば大丈夫です |
| リュミエ | |
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これが終わったら 貴方達の力をしっかり 研究させてもらいますよ |
| リュミエ | |
| リュミエのまっすぐな瞳が 【プレイヤー】達を 見つめる | |
| あまりにも真っ直ぐな瞳に 【プレイヤー】達は 気圧されてしまう | |
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……そのちょっとしたことで たじろいでしまう精神力も 鍛えなおさないと、ですね |
| リュミエ | |
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リュミエ、新たな友人達と 交流を深めたいのは分かるが 気が急きすぎだ |
| レヴィ | |
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【プレイヤー】達は まだここに来たばかりなんだから |
| レヴィ | |
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【プレイヤー】 ルピコ、カノン 君達に聞きたい |
| レヴィ | |
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魔導具の力を目の当たりに しても、魔導具の使い手を 捜したいのかい？ |
| レヴィ | |
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もちろんです！ |
| ルピコ | |
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ノインさんは 闇文明のクリーチャーに 追われている状況なんです |
| ルピコ | |
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友達が助けを必要としているの そこに迷いはないのだわ |
| カノン | |
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即答か どうやら決意は固いらしい |
| レヴィ | |
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君達がどうやってその情報を 知ったのかは気になるが…… |
| レヴィ | |
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今は、いい ノインを連れ戻すという 目的は同じだ |
| レヴィ | |
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僕も友人として 君達を助けよう |
| レヴィ | |
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レヴィも一緒に地上に降りるの？ |
| カノン | |
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ああ 魔導具の使い手を 捜しに行くんだろう |
| レヴィ | |
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それなら、魔導具と 相対したことのある者が できるだけ同行したほうがいい |
| レヴィ | |
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魔導具の恐ろしさを 身をもって体験した今なら よくわかるはずだ |
| レヴィ | |
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うっ……はい |
| ルピコ | |
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非常に危険な状態だったんだよ リュミエが居なければ目覚める ことも無かったかもしれない |
| レヴィ | |
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そうですよ いくらでも感謝してください |
| リュミエ | |
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リュミエさん ありがとうございます |
| ルピコ | |
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ええっと……改めて リュミエさんには自己紹介を したほうがいいですよね |
| ルピコ | |
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貴方達のことは知っています レヴィから情報の共有を 受けていますから |
| リュミエ | |
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異世界から 友人を捜しに来た方達…… そうでしょう？ |
| リュミエ | |
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むしろ、私の正式な 自己紹介がまだでしたね |
| リュミエ | |
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私はリュミエ 治安部隊「ラビリンス」のリーダー そして光文明のマスター候補生です |
| リュミエ | |
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貴方達がある程度地上で 活動できるよう、精神の迷宮化を 施しておきましたが |
| リュミエ | |
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精神汚染への耐性は上がった とはいえ、油断は禁物です |
| リュミエ | |
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貴方達は熟練の魔法使い というわけではないことを お忘れなく |
| リュミエ | |
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――ですが、私が居ます きちんと頼るように |
| リュミエ | |
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はいっ！ 頼りにしてます！ |
| ルピコ | |
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マスター候補生が二人も 協力してくれるなら とても心強いわ |
| カノン | |
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けれど 私達には何の咎めもないの？ |
| カノン | |
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カリヤドネという 踏み込んではいけない領域に 入り込んで |
| カノン | |
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触れてはいけないと言われた 魔導具に近づいてしまったのに |
| カノン | |
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本来常人が 踏み込めるはずのない場所へ 踏み込める状態になっていた |
| レヴィ | |
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それはこちらの落ち度だ 色々言う者が居るだろうが 君達は気にしなくていい |
| レヴィ | |
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君達のことは、僕達で守る |
| レヴィ | |
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ありがとう レヴィ、リュミエ |
| カノン | |
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では、そろそろ発ちましょう |
| リュミエ | |
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ノインにあまり遠くまで 動かれては捜索が困難になります |
| リュミエ | |
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私達は外で待っていますから 準備が整ったら声をかけて下さい |
| リュミエ | |
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良かった…… あのお二人が協力してくれるなら ノインさんを助けられるかも |
| ルピコ | |
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これは一体どういうことだ |
| デっちゃん | |
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わ、デっちゃん！？ |
| カノン | |
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お前達、魔導具を 見つけるという話は どうなったのだ！？ |
| デっちゃん | |
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なぜマスター候補生なんぞを 連れて行くという話に なっているのだ！ |
| デっちゃん | |
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ノインを助けるのが 目的なんでしょう？ |
| カノン | |
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マスター候補生が二人も ついて来てくれるのなら きっとノインを助けられるわ |
| カノン | |
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その後はどうなる！ |
| デっちゃん | |
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ノインがどんな目に遭うか わかったものではないぞ！？ |
| デっちゃん | |
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けれど、これが今私達ができる 最善の行動に思います |
| ルピコ | |
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魔導具を再び探す、と言っても カリヤドネには入れないでしょうし |
| ルピコ | |
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仮に他の場所に魔導具が あったとしても、見つけるのに とても時間がかかるはず |
| ルピコ | |
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ノインさんを一人にする時間を あまり長くしてしまうと どんどん危険な状況になります |
| ルピコ | |
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こうしてマスター候補生の お二人に協力してもらうのが ノインさんの助けになるはずですよ |
| ルピコ | |
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ぐ、ぐぬぬ……！ |
| デっちゃん | |
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準備はいいかな |
| レヴィ | |
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これから地上に向かうが 君達には覚えておいて ほしいことがある |
| レヴィ | |
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【プレイヤー】 カードをシャッフルせずに 聞いてくれ |
| レヴィ | |
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デュエマなら戻った後 相手をしてやるから |
| レヴィ | |
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……地上は危険な場所だ |
| レヴィ | |
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それは、凶鬼がどこに 潜んでいるかわからない ということだけじゃない |
| レヴィ | |
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影の者、と言ったかしら |
| カノン | |
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闇文明を支配している者達が 罠でも仕掛けているの？ |
| カノン | |
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そういったこともあります しかし、それ以上に…… |
| リュミエ | |
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地上は闇文明の領土なんです |
| リュミエ | |
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闇文明がこの地を治める 王を決めるために 領土を取り合っている地 |
| リュミエ | |
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紛争状態、ということですか？ |
| ルピコ | |
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ええ、そうです 闇文明の領土は地上全て 戦力の全貌は見えていません |
| リュミエ | |
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つまり、クリーチャー達に 気づかれずに行動しないと 袋叩きにされて終わりです |
| リュミエ | |
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何者も領域を侵せない 領土の証として魔導具は 機能しています |
| リュミエ | |
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それを奪うホウエイルは 闇文明からすれば まさに災厄に他ならない |
| リュミエ | |
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ホウエイルから 地上に降りてくる者達は みんな闇文明の敵ということね |
| カノン | |
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その通りだ |
| レヴィ | |
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だから地上での行動は 少数精鋭での隠密行動になる |
| レヴィ | |
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影の者に気づかれないよう動き 敵の本隊が向かってくる前に 任務を完了させなくてはならない |
| レヴィ | |
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――今回の任務は 「ノインの捕獲」だ |
| レヴィ | |
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彼女が嫌がろうと ホウエイルには 聞かなければならないことがある |
| レヴィ | |
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そのためにもホウエイルへと 連れ戻すんだ |
| レヴィ | |
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【プレイヤー】 ルピコ、カノン これは分かってくれるな |
| レヴィ | |
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……うん、大丈夫 |
| カノン | |
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だけど、ひどいことは しないでくださいね！ |
| ルピコ | |
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大丈夫ですよ 私がそうはさせません |
| リュミエ | |
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では、地上へ向かおう 僕達から離れないでくれ |
| レヴィ | |
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っと…… |
| リュミエ | |
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相変わらず地上への転送は 負荷がかかりますね |
| リュミエ | |
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【プレイヤー】達は 大丈夫ですか？ |
| リュミエ | |
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な、なんとか…… |
| カノン | |
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なんだかこう 乗り物酔いをした後のような 感じがします…… |
| ルピコ | |
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――さて |
| レヴィ | |
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君達が眠っている間に 既に先遣隊を派遣していた |
| レヴィ | |
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（何ぃ！？） |
| デっちゃん | |
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彼らがすでにノインを 捕えていればよし |
| レヴィ | |
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捕えていなければ より広範囲を捜索する手筈だ |
| レヴィ | |
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まずは先遣隊の 足取りを追うぞ |
| レヴィ | |
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（クソ、ノインの 逃げ場がどんどん 無くなっていく……！） |
| デっちゃん | |
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（まずはノインさんの 身の安全ですよ 我慢してください） |
| ルピコ | |
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――レヴィ |
| リュミエ | |
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……………… |
| 凶鬼 | |
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ああ、居るな |
| レヴィ | |
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……なぜ転送先に 凶鬼が居るんだ？ |
| レヴィ | |
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それは後です |
| リュミエ | |
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まずはこの凶鬼を 片づけましょう |
| リュミエ |
勝利時
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――――！？ |
| 凶鬼 | |
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凶鬼消滅を確認 |
| リュミエ | |
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すごいです、リュミエさん あっという間でした！ |
| ルピコ | |
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ふふ、そうでしょう |
| リュミエ | |
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………… |
| レヴィ | |
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……何です？ |
| リュミエ | |
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いや、何でもない |
| レヴィ | |
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しかし、なぜ転送先に 凶鬼が……ホウエイルの 侵入座標がバレているのか？ |
| レヴィ | |
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それなら凶鬼の大群が 待っていないとおかしい |
| リュミエ | |
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先遣隊が来たことで 凶鬼が寄ってきたのかも しれません |
| リュミエ | |
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そうなると、凶鬼に 追われているかもしれないな |
| レヴィ | |
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――！ |
| ルピコ＆カノン | |
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じゃあ、ノインも？ |
| カノン | |
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そうかもしれません 早く先遣隊を見つけなければ 危険が迫っているかも |
| リュミエ | |
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先遣隊の皆さんと 連絡はとれないんですか？ |
| ルピコ | |
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……実は、地上では 連絡が取れないんだ |
| レヴィ | |
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通信技術は科学、魔法、共にある しかし地上ではなぜか それらが機能しない |
| レヴィ | |
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おそらく闇文明の仕業でしょう |
| リュミエ | |
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地上での連絡手段は 非常に原始的な手段に限られます |
| リュミエ | |
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はぐれちゃったら 大変なことになりますね…… |
| ルピコ | |
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ああ、そうならないように祈ろう |
| レヴィ | |
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――見つけた 先遣隊の痕跡だ |
| レヴィ | |
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これを追って行こう |
| レヴィ | |
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…………！ |
| レヴィ＆リュミエ | |
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これって……！ |
| ルピコ | |
| 先遣隊の痕跡を追った先 | |
| そこで見たものは 倒れ伏した生徒達の姿だった |
敗北時
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わぁっ！？ |
| ルピコ | |
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ルピコ、あまり動き回らないで！ |
| リュミエ | |
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凶鬼の注意を引いたら そちらに攻撃が行ってしまいます |
| リュミエ | |
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安心して ここは私に任せてください |
| リュミエ |
