デュエプレ ストーリーまとめwiki
第10話 封じられていたもの
最終更新:
dmps_fun
-
view
ストーリー
| 見ているだけだったノインは 弾かれるように飛び出す | |
| 何も考えず、自分の目的以外で こんな風に動いてしまうのは 初めてだった | |
| だが、いくら手を伸ばしても 間に合わない | |
![]() |
(こう、なったら――) |
| ノイン | |
![]() |
制御術式「卍」 限定解除―― |
| ノイン | |
| 力を振り絞り、行使する | |
| デっちゃんの持つ力を扱う ノインの奥の手 | |
| ノインの背負う棺から 漏れ出る闇が、形を帯び始める | |
![]() |
疑似魔導具、展開――! |
| ノイン | |
| ノインにより 闇の力が行使される | |
| 誰もがそう思った時 パン、という音と共に 光の弾が空へ打ちあがる | |
| その直後 | |
| 光の柱が闇を霧散させた―― | |
![]() |
え……? 何、今の……? |
| ノイン | |
![]() |
この、力……! |
| デっちゃん | |
| まさか、あの魔女の力か!? | |
| デっちゃん | |
| 天上から、この場所を 私の力だけを狙って 消滅させただと!? | |
| デっちゃん | |
| どこまでも 忌々しい女め……! | |
| デっちゃん | |
![]() |
なん、だ……今の魔法は……!? |
| ファレナ | |
![]() |
僕の奥の手だ ……こんなに早く使うことになるとはね 落ち着いてくれ、ファレナ |
| レヴィ | |
| ぐっ……!? | |
| ファレナ | |
![]() |
貴方もです、ノイン |
| リュミエ | |
![]() |
貴方…… 光文明のマスター候補生……!? |
| ノイン | |
| ファレナとノインは 乱入してきたレヴィとリュミエに より組み伏せられた | |
| 少しでも遅れていたら 【プレイヤー】に ファレナの槍が届いていただろう | |
![]() |
みんな、無事だな 間に合って良かった |
| レヴィ | |
![]() |
お前……レヴィ! 何故邪魔をする! |
| ファレナ | |
![]() |
いいから落ち着いてくれ 【プレイヤー】達に 刃を向けるのは僕が許さない |
| レヴィ | |
![]() |
ゲイル・ヴェスパー 君もだ |
| レヴィ | |
![]() |
はいはい 分かってるよ |
| ゲイル・ヴェスパー | |
![]() |
くっ……! |
| ファレナ | |
![]() |
は、離して! |
| ノイン | |
![]() |
大人しくしてください |
| リュミエ | |
![]() |
私に貴方を傷つける 意志はありませんから |
| リュミエ | |
![]() |
マルハヴァン、貴方もです 動かないでください |
| リュミエ | |
![]() |
何故こんなことをしたのか 後でたっぷり聞かせてもらいます |
| リュミエ | |
![]() |
……好きにしろ するべきことをしたまでだ |
| マルハヴァン | |
![]() |
体術でお前に 組み伏せられる時が来るなんて 思わなかったよ、レヴィ |
| ファレナ | |
![]() |
……僕は体術は苦手だからね 自分でも驚いているよ |
| レヴィ | |
![]() |
教えろよ、レヴィ 何でお前達はそこの 闇文明の女を庇うんだ? |
| ファレナ | |
![]() |
君はしばらく地上に 居たから知らなかっただろう |
| レヴィ | |
![]() |
ホウエイルは凶鬼に襲われた |
| レヴィ | |
![]() |
その時、異世界から来た者達と そこの闇文明の魔導具使いが 生徒達を救ってくれたんだ |
| レヴィ | |
![]() |
異世界から来た者達というのが 先ほどまで 君と対峙していた者達のことだよ |
| レヴィ | |
![]() |
異世界の者達とホウエイルは今 協力関係を結んでいる |
| レヴィ | |
![]() |
ぶっ飛んだ話だな お前が言わなきゃ 与太話として切り捨ててるよ |
| ファレナ | |
![]() |
……そして、今回起きた事件の 重要参考人がそこに居るノインだ |
| レヴィ | |
![]() |
魔導具の力を使う「選ばれし者」 彼女には聞くべきことがある |
| レヴィ | |
![]() |
…………そうか |
| ファレナ | |
![]() |
そこの、ルピコと、カノンと…… 【プレイヤー】 って言ったっけ |
| ファレナ | |
![]() |
お前達には謝るよ すまなかった |
| ファレナ | |
![]() |
私達は……大丈夫です |
| ルピコ | |
![]() |
危うく【プレイヤー】 さんが大怪我するところだった のには怒っていますが |
| ルピコ | |
![]() |
まずは、ノインさんに 謝ってください |
| ルピコ | |
![]() |
真っ先に敵だと 決めつけたんですよ! |
| ルピコ | |
![]() |
――そこの、マルハヴァンさんも! |
| ルピコ | |
![]() |
俺もか……? |
| マルハヴァン | |
![]() |
当然なのだわ! |
| カノン | |
![]() |
そいつはご免だね |
| ファレナ | |
![]() |
言ったろ 俺は――ノインって言ったっけ? アイツに殺されかけた |
| ファレナ | |
![]() |
そんな奴を庇う お前達の気が知れないね |
| ファレナ | |
![]() |
聞くべきことがあるのは事実だろう だが、「選ばれし者」って言うなら 始末したほうがいい |
| ファレナ | |
![]() |
コイツは敵なんだからな |
| ファレナ | |
![]() |
同感だ |
| マルハヴァン | |
![]() |
俺も生徒を手にかけるところを 見ている |
| マルハヴァン | |
![]() |
コイツが生徒を救ったと言われても ホウエイルを騙して何かをしようと しているようにしか思えない |
| マルハヴァン | |
![]() |
……………… |
| ノイン | |
![]() |
ファレナ、教えてくれ |
| レヴィ | |
![]() |
君が見たノインは 一体どうやって襲ってきた? |
| レヴィ | |
![]() |
どうやって? |
| ファレナ | |
![]() |
凶鬼どもを けしかけてきたんだよ |
| ファレナ | |
![]() |
最初ははぐれた生徒かと 思って声をかけたんだ |
| ファレナ | |
![]() |
それが間違いだと知ったのは 背後から襲われそうになった時だ |
| ファレナ | |
![]() |
マルハヴァン 貴方が見たものについても 教えてください |
| リュミエ | |
![]() |
……………… |
| マルハヴァン | |
![]() |
俺が奴を見つけた時 生徒達から逃げていたんだ |
| マルハヴァン | |
![]() |
しかし、次第に生徒達に 追いつめられていった |
| マルハヴァン | |
![]() |
だが、それは奴の罠だった 生徒達が向かった先は 凶鬼の巣窟だった |
| マルハヴァン | |
![]() |
……後はご想像の通りさ |
| マルハヴァン | |
![]() |
貴方達が見たものについては よく分かりました |
| リュミエ | |
![]() |
これを見てください |
| リュミエ | |
![]() |
……これは、結晶? |
| カノン | |
![]() |
何者かにやられた先遣隊の 残留思念を結晶化したものです |
| リュミエ | |
![]() |
これで誰が生徒に手をかけた のかが分かります |
| リュミエ | |
![]() |
そんなもの、俺が見たのと 同じに決まっているだろう |
| マルハヴァン | |
![]() |
いいから、見なさい |
| リュミエ | |
![]() |
――おい、待て! 止まるんだ! |
| 水文明の生徒 | |
![]() |
も~! しつこい……! |
| ノイン | |
![]() |
貴方達、私がホウエイルで どんな力を行使したのか 見ていた人達かな? |
| ノイン | |
![]() |
何を敵に回そうとしているのか 本当に分かってる? |
| ノイン | |
![]() |
ああ、知ってるさ |
| 水文明の生徒 | |
![]() |
お前の力がなきゃ 多くの生徒がここに居なかった かもしれないこともな! |
| 水文明の生徒 | |
![]() |
だけど俺達は 闇文明からこの地上を救うため お前を捕えなきゃいけないんだ! |
| 水文明の生徒 | |
![]() |
…………そう |
| ノイン | |
![]() |
覚悟はできてる、ってことだよね |
| ノイン | |
![]() |
どんな結果になったとしても 恨まないでよね |
| ノイン | |
| ノインはクリーチャーを 召喚して生徒達に差し向ける | |
| しかし、クリーチャーは 生徒達でなく、生徒達の後ろに 迫っていた凶鬼を攻撃した | |
![]() |
うわぁ!? ……え……な、何で? |
| 火文明の生徒 | |
![]() |
言ったでしょ 私は影の者に追われてるんだって |
| ノイン | |
![]() |
ここに居たら貴方達も標的になる |
| ノイン | |
![]() |
この凶鬼達は私が食い止めるから 貴方達は早く帰って! |
| ノイン | |
![]() |
……い、いや せめて加勢する! |
| 自然文明の生徒 | |
![]() |
お前を連れ帰らなきゃ いけないんだから! |
| 水文明の生徒 | |
![]() |
だめ、足手まといだよ! 帰って―― |
| ノイン | |
| ノインがそう言い終わる直前 生徒達の背後に大きな剣を 持ったクリーチャーが現れ―― | |
![]() |
どういう、ことだ……? |
| マルハヴァン | |
![]() |
これが事実だ |
| レヴィ | |
![]() |
生徒達はノインではなく 闇文明のクリーチャーに 襲われたんだ |
| レヴィ | |
![]() |
待てよ、俺が見たノインは どうなる? |
| ファレナ | |
![]() |
コイツは凶鬼をけしかけて 来たんだぞ |
| ファレナ | |
![]() |
少なくとも、ノインは私達の前で ひずみより出でる凶鬼を操る所を 見せたことはありません |
| リュミエ | |
![]() |
むしろ、一緒に狙われてる 事の方が多いくらいですよ |
| ルピコ | |
![]() |
……そうか |
| マルハヴァン | |
![]() |
コイツが俺と闘った時も 凶鬼に狙われていた |
| マルハヴァン | |
![]() |
操れるのなら もっと楽に俺と闘えたはずだ |
| マルハヴァン | |
![]() |
何? じゃあ俺が見たのは 幻だとでも―― |
| ファレナ | |
![]() |
……いや、そうか マズいぞ! |
| ファレナ | |
![]() |
おい、レヴィ! 離せ! |
| ファレナ | |
![]() |
暴れるな、関節を痛める 急にどうしたんだ? |
| レヴィ | |
![]() |
お前達はここに 何をしに来たんだ!? |
| ファレナ | |
![]() |
地上へ逃げたノインを 捜索するためです |
| リュミエ | |
![]() |
それがどうかしましたか? |
| リュミエ | |
![]() |
じゃあ、俺がなぜ ここに居ると思う!? |
| ファレナ | |
![]() |
何故、って……それは…… |
| リュミエ | |
![]() |
――!! |
| リュミエ | |
![]() |
そうだ、魔導具があるんだよ! ここに!! |
| ファレナ | |
![]() |
お前達は誘いこまれたんだ! |
| ファレナ | |
![]() |
……そうか |
| レヴィ | |
![]() |
ここに魔導具があるなら 妙に凶鬼が居たことにも 説明がつく |
| レヴィ | |
![]() |
だが、何のために? |
| レヴィ | |
![]() |
マスター候補生を一か所に 留めて何になる? |
| レヴィ | |
![]() |
そういえばデっちゃんが、 「あちこちで魔術が使われている」 って言ってたわ |
| カノン | |
![]() |
これも何か関係があるのかしら |
| カノン | |
![]() |
ファレナの坊やとマルハヴァンが ノインを見た、会ったってのが それだろうね |
| ゲイル・ヴェスパー | |
![]() |
魔術の影響で誤認させられたか |
| ゲイル・ヴェスパー | |
![]() |
やられたね 編入生と同士討ちをさせつつ 一か所に固める策だ |
| ゲイル・ヴェスパー | |
![]() |
互いを疑わせ 消耗させる算段だったのでしょうか |
| リュミエ | |
![]() |
……それも破綻しましたが |
| リュミエ | |
![]() |
そうなれば次の手を打つはず 何か仕掛けられると 考えた方がいいでしょう |
| リュミエ | |
![]() |
もう分かっただろ! ここで留まるとマズい! 敵の思うつぼだ! |
| ファレナ | |
![]() |
魔導具を回収して 早くホウエイルに戻れ! |
| ファレナ | |
![]() |
……あれ? |
| ノイン | |
![]() |
デっちゃんが、いない? |
| ノイン | |
| 黒い鳥は、引き絞られた矢が 放たれたかのように 一直線に飛んでいく | |
| 目標の物は近くにあると 感覚で分かっていた | |
| ここに来るまでに 何度もアテにならなかった 感覚だが、贅沢は言ってられない | |
![]() |
【プレイヤー】達が 味方しているとはいえ、 マスター候補生が三人! |
| デっちゃん | |
![]() |
シャコガイルの魔法により 疑似魔導具すら消し飛ばされる! |
| デっちゃん | |
![]() |
本来の力の出力に遠く及ばない にしても、私の力の一端を 一蹴するなど気に食わんが |
| デっちゃん | |
![]() |
それほどまでに 追い込まれている状況ということだ |
| デっちゃん | |
![]() |
これを突破するには やはり魔導具の力を 得る以外にない |
| デっちゃん | |
![]() |
ホウエイルへ行っても 闇文明に未来はない |
| デっちゃん | |
![]() |
何より、今程度の力では 簡単にかき消されると 分かった今、ノインを守れん! |
| デっちゃん | |
![]() |
もう、この手しか 残されていない――! |
| デっちゃん | |
![]() |
おい、魔導具使い! |
| ファレナ | |
![]() |
使い魔が飛んで行ったのは 本当にこっちか!? |
| ファレナ | |
![]() |
多分、こっち! |
| ノイン | |
![]() |
この状況ならデっちゃんは 魔導具に向かって 飛んでいくはず…… |
| ノイン | |
| おっと、そこまでにしてもらおう | |
| ??? | |
![]() |
貴方達は……! |
| ルピコ | |
![]() |
――影の者! |
| レヴィ&リュミエ | |
![]() |
はやる気持ちは分かるが 座して待て |
| 影の者 | |
![]() |
闇の新たな時代が始まるのだから |
| 影の者 | |
| 大きな衝撃音と共に 森全体が震撼する | |
| 森の奥から禍々しい気配が 立ち込め、溢れる闇が空をも覆う | |
![]() |
急に、空が暗くなりましたよ!? |
| ルピコ | |
![]() |
森の奥に何かいるわ! |
| カノン | |
![]() |
……………… |
| ノイン | |
| あれは…… | |
| リュミエ | |
| これが、敵の狙いってことか? | |
| ファレナ | |
| この禍々しい 強大な闇の力……! | |
| レヴィ | |
| 魔凰か……! | |
| レヴィ |
勝利時
| 森の奥で笑い声が響く | |
| あははははははははは!! | |
| ??? | |
| 腕を振るうだけで 闇が振りまかれ破壊が生じる | |
| 何者も寄せ付けない 圧倒的な闇 | |
| それを身にまといながら男は笑う | |
| これから引き起こす破壊を 待ちわびていた子どものように |
敗北時
![]() |
魔凰って、あの 伝承に出てきた……? |
| ルピコ | |
![]() |
ああ |
| レヴィ | |
![]() |
世界を滅ぼす黒い鳥 |
| レヴィ | |
![]() |
奴が……復活したんだ |
| レヴィ |

















































