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第５話 いきなり異世界召喚
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dmps_fun
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ストーリー
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カスミさん……？ ……なぜ、ここに？ |
| ジャスミン | |
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私も何が何だか……さっきまで アークさん達と仕事してた はずなんですけど……？ |
| カスミ | |
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まさか……世界樹を通じて……？ 確かに、世界樹は他の世界と繋ぐ とんでもない代物…… |
| ジャスミン | |
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……でも、 キリコさんから聞いた話では こんな事起こるはずが…… |
| ジャスミン | |
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だとすると…… 私の祈りに応えて……？ でも、なんでカスミさんが……？ |
| ジャスミン | |
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ひぇぇ、に、人間世界と 違っていろんなものの スケールがでっかいですね…… |
| カスミ | |
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感染症とか大丈夫かな…… 蚊とかいたら人間なんか ひとたまりもなさそうな…… |
| カスミ | |
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……いや、これは……間違って カスミさんを呼んでしまった！？ |
| ジャスミン | |
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どっ、どうしましょう……！ もし祈りが届いたんだとしたら、 もう一回祈れば…… |
| ジャスミン | |
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……いやいや、先に カスミさんを元の場所に…… ……って、あ、れ……？ |
| ジャスミン | |
| 緊張の糸が解けたのか、 視界が回る 手が震える 体が震える | |
| 思考がまとまらない 集中ができない もう無理だ | |
| ……そう身体が訴えている | |
| 今まで気力で堪えていたが 堰を切ったかのように 身体への負担が押し寄せてきた | |
| 最早祈ることすらままならない | |
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こ、これじゃ……私…… みんなを…… |
| ジャスミン | |
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ジャスミンちゃん！ 大変大変！ ……って、この人誰！？ |
| モエル | |
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あ、どうも 私はデュエマシティ管理局の カスミです |
| カスミ | |
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デュエマシティ……あっ！ ジャスミンちゃんのお友達か！ 私はモエル！ よろしく！ |
| モエル | |
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——で、ジャスミンちゃん もうここには居られないかも |
| モエル | |
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クリーチャーの群れが ここに集まっているみたい 多分、ゼニスの手下…… |
| モエル | |
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それって…… クリーチャー達が 襲いに来ているってことですか？ |
| カスミ | |
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うん、戦って傷ついた負傷者を ジャスミンちゃんと一緒に 治しに来たんだけど…… |
| モエル | |
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どうやら、その敵に 見つかっちゃったみたい…… |
| モエル | |
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モエルさん…… ご、ごめんなさい、 私、まだ全員を—— |
| ジャスミン | |
| ジャスミンの頑張りにより 四分の一程度のメンバーが 回復していた | |
| ……だが、それだけだ 重傷だった者達は相変わらず 起き上がることが出来ない | |
| 勇敢に戦ってくれた ダピコとドラゴン龍も 伏せたままだった | |
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あと、少しなんです…… あと少し…… |
| ジャスミン | |
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……ジャスミンちゃん、 これ以上ここに居たら、まだ 治せていない人が危ないよ…… |
| モエル | |
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一先ずこれだけ 治せただけでも十分！ |
| モエル | |
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ジャスミンちゃんがいなければ ここまで早く治せなかったし…… 頑張ったよ！ ジャスミンちゃん |
| モエル | |
| ……優しい言葉が 身を突き刺すようだった | |
| この程度じゃ全然足りないのは モエルも分かっているはず | |
| だが、彼女は笑顔で 元気づけてくれている 多分お世辞ではなく、本心で | |
| ……それが何よりも ジャスミンの心を突き刺した | |
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……あと少し、なんです！ きっと、 どうにかできる何かが…… |
| ジャスミン | |
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ジャスミンちゃん…… |
| モエル | |
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……うん、分かった！ あと少しだけ……私達で 何とか食い止めてみるね |
| モエル | |
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ジャスミンちゃんなら きっと出来るよ……あっ、だけど そんなに長くはもたないからね！ |
| モエル | |
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……はい！ 何とか……してみせます |
| ジャスミン | |
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ねぇ、貴方は何もしないの？ |
| ？？？ | |
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……………… |
| カスミ | |
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……ねぇってば！！ 聞いてるの！？ ……やっぱり貴方も聞こえて…… |
| ？？？ | |
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……え？ わ、私ですか！？ |
| カスミ | |
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あっ、聞こえてたみたいね 貴方しかいないじゃない 世界樹に呼ばれたんでしょ？ |
| ？？？ | |
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……その世界樹は、 ひどい有様みたいだけど |
| ？？？ | |
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いっいえ、私はただの人間で…… 呼ばれたわけが…… |
| カスミ | |
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本当は私が呼ばれたのかと 思ったの |
| ？？？ | |
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超エモくて映える口上も考えて みんなの前にバーン！って 登場したけど…… |
| ？？？ | |
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誰も私が見えてないみたい ……テンションダダ落ちよ |
| ？？？ | |
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（……確かに、この子 ちょっと存在が希薄というか…… 身体が、透けてる……？) |
| カスミ | |
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位相が違うのか、それとも…… まぁ、仕方ないわよねー |
| ？？？ | |
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本来私は役目を 終えていたんだもの きっと、本当ならあの時…… |
| ？？？ | |
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……でも、貴方には 私の声が届くのよね？ |
| ？？？ | |
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ということは…… ……この世界での 私の代わりが貴方なんだわ！ |
| ？？？ | |
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何を言って……代わり？ いや、そもそも貴方は 一体……誰なんですか？ |
| カスミ | |
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貴方に私の力を貸してあげる 私の名前はアジサイ |
| アジサイ | |
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貴方にこの世界を、 ゼニスから救ってほしいの |
| アジサイ | |
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……急にそんなこと言われても ……無理です |
| カスミ | |
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な、何でよ！？ この恋愛妖精の力が 受け取れないって言うの！？ |
| アジサイ | |
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状況はよく分かってないですが 大変である事は……分かります |
| カスミ | |
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それなら……！ |
| アジサイ | |
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ですが、私はごく普通の人間で、 クリーチャーを召喚したりも できません…… |
| カスミ | |
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……それなのにクリーチャーと 闘うなんて無理…… 私はただの裏方なんですから…… |
| カスミ | |
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あの時も、 私は何もできなかったんです ……もっと適任がいますよ |
| カスミ | |
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モエル、敵が増えてきた！ まだなのか！？ |
| ゴールデン・エイジ | |
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もう少し頑張って！ 友達のお願いなんだから、 頑張って時間を稼ぐよ！ |
| モエル |
勝利時
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ライオネル、来ていたのか |
| ？？？ | |
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あぁ、 俺が闘うべき相手を見定めている |
| ライオネル | |
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……サスペンスめ、 兵を無駄に浪費しすぎだ 将には向かん奴よ |
| ライオネル | |
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……ところで、 お前は何をしに来た |
| ライオネル | |
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サスペンスの動向が怪しい 事によっては奴を排除する |
| ？？？ | |
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——して、 めぼしい相手は居たのか？ |
| ？？？ | |
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……以前、 一度だけまみえた鬼丸という男 あいつは……面白かった |
| ライオネル | |
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鬼丸…… |
| ？？？ | |
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ああ、俺の力を前にしても 恐れず立ち向かってきた まあ、それだけだがな |
| ライオネル | |
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奴はまだ青い 見ろ、今もあそこで闘っているが 今のままでは相手にもならん |
| ライオネル | |
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しかし、それでもこの俺に 一太刀浴びせた男だ |
| ライオネル | |
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この闘いを生き延びるようなら ……俺の手で打ち倒すべき 相手となるやもしれん |
| ライオネル | |
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鬼丸……まだ、生きていたか |
| ？？？ | |
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なんじゃ……この感覚？ |
| プリンプリン | |
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よく見知った感覚が、何か 近くに来ているような……？ |
| プリンプリン |
敗北時
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……モエルさんや ゴールデン・エイジの皆さんが 時間を稼いでいる間に |
| ジャスミン | |
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早く、負傷者の方々を 治さないと……！ |
| ジャスミン | |
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（……それと、 カスミさんの事も 何とかしないと……） |
| ジャスミン | |
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被害者を増やしたらいけないのに ……私は……一体何を…… |
| ジャスミン | |
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……今は、落ち込んでる暇はない 出来ることをコツコツ やらないと……ですね |
| ジャスミン |
