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第6話 不和なる世界
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dmps_fun
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ストーリー
| クリーチャーの方々は 協力するということに 慣れていないんでしょうか…… | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 私の知る範囲にはなるが 他の文明と……となると 確かにあまりないかもな | |
| ダピコ | |
| 文明は……そうだな 人間の尺度で言うと、国が違うと 考えてもらうと分かりやすい | |
| ダピコ | |
| それぞれが大きな武力を持ち 互いに自分の領土を守っている | |
| ダピコ | |
| 武力を持って近づけば 問題になるし、協力するとなると 相応の意味が出てきてしまう | |
| ダピコ | |
| クリーチャーは特に、一人一人が 大きな力を持っている 人間と違ってな | |
| ダピコ | |
| 必然、文明同士、種族間の争い なんならクリーチャー同士でさえ | |
| ダピコ | |
| 争いが起こると規模が大きく 熾烈を極めるものに なってくるんだ | |
| ダピコ | |
| 自分達を滅ぼす力を 日ごろから研究し 見せつけてくる奴らに | |
| ダピコ | |
| 協力してほしいと言われても ……まぁ、いきなりは難しい | |
| ダピコ | |
| それが国のような単位であれば まだマシで、クリーチャー世界は 人間のものよりも大きいから…… | |
| ダピコ | |
| そうですか……ごめんなさい 私、もしかしたらとても 無神経なことを…… | |
| 光の守護者 エレナ | |
| そうかもしれないな でも…… | |
| ダピコ | |
| きっと正しいことを 言っているんだと思う | |
| ダピコ | |
| 私はクリーチャーだから 争うことを必ずしも 悪だとは思わないが | |
| ダピコ | |
| 困難だからと避けていては この世界は終わってしまう | |
| ダピコ | |
| ……それに、力を持ちながらも 協力することができるのは 人間のいい所だ | |
| ダピコ | |
| すまない、待たせたな | |
| グレンモルト | |
| 確かに、お前達の言うとおりだ オレ達二人では奴に勝つことは 難しいだろう | |
| グレンモルト | |
| だが……他の文明の協力を 取り付けるのは非常に困難だ | |
| グレンモルト | |
| だから、お前達に 協力を頼みたい | |
| グレンモルト | |
| 実際に文明、種族の垣根を超えて 協力しているお前達に その必要性を証明してほしい | |
| グレンモルト | |
| こんな世界に長居させるのは 非常に危険なことなのは わかってる…… | |
| グレンモルト | |
| エレナとダピコは 【プレイヤー】と 目を合わせる | |
| 危険はある しかし答えは決まっていた | |
| 協力させてください | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 私達も仲間と戻る方法を 探すためには、この世界の 仲間が必要です | |
| 光の守護者 エレナ | |
| あなた達の協力が 我々にも必要なんです | |
| 光の守護者 エレナ | |
| そうだな できることがあるのに 放っておくのは寝覚めが悪い | |
| ダピコ | |
| モルトとは一度 本気で闘ってみたいしな! ここで終わってもらっては困る! | |
| ダピコ | |
| ふっ……ありがとう 本当に変わった奴らだ | |
| グレンモルト | |
| それじゃあ早速 他の文明のリーダー それにドラグナー達 | |
| グレンモルト | |
| それらに 協力を取り付けに行ってみよう | |
| グレンモルト | |
| ……ドラグナー? 何だ、それは? | |
| ダピコ | |
| あっ、そっちの世界には ドラグナーって 居ないんだ | |
| アイラ | |
| えぇっと…… ドラグナーというのはね | |
| アイラ | |
| この……龍の魂が宿った武器 ドラグハート・ウエポンを使って 闘う私達のような戦士のこと | |
| アイラ | |
| 魂が……その武器に? 確かに普通の武器とは違うと 思っていたが…… | |
| ダピコ | |
| うーん……説明する前に 実際に見せた方がいいかな? こうやって…… | |
| アイラ | |
| ……!? アイラさんの武器から、 クリーチャーが……!? | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 武器に封じられた龍と 心を通わせることが出来る それもドラグナーの力なの | |
| アイラ | |
| そして心を通わせ一つになった時 封じられた龍を一時的に解き放ち 一緒に闘うことが出来る | |
| アイラ | |
| 龍解……って言うんだけど それが出来るようになるの | |
| アイラ | |
| エレナが使ってる クリーチャーを呼び出す力と ちょっと似てるかもね | |
| アイラ | |
| (かっ……かっこいい!!) | |
| ダピコ | |
| ということはモルトさんも ドラグナーなんですね | |
| 光の守護者 エレナ | |
| その剣からは クリーチャーの力を感じます | |
| 光の守護者 エレナ | |
| ああ…この剣はガイハート、 ガイギンガという龍の魂を持つ オレの相棒さ | |
| グレンモルト | |
| でもオレは…… | |
| グレンモルト | |
| いや、何でもない そろそろ行こう | |
| グレンモルト | |
| 少し喋りすぎた いつあのクリーチャーが 動き出すかもわからないからな | |
| グレンモルト | |
| ……ここは、 仮設された救護所……か? | |
| グレンモルト | |
| この辺りもひどい有様だ | |
| グレンモルト | |
| 巨大なクリーチャーの攻撃で 負傷したクリーチャーが 文明関係なく入り混じっており | |
| 負傷で苦しみ続けている呻き声や 傷ついた者達の嘆きの声で 満ちていた | |
| 酷い状態だ…… それでも、生きている者達が これだけ居るだけでも奇跡か | |
| ダピコ | |
| ……ふざけんじゃねぇ!! | |
| クリーチャーA | |
| ……何だ、 取っ組み合いか……? | |
| グレンモルト | |
| いきなり何すんだよ!! | |
| クリーチャーB | |
| お前らの文明が あの馬鹿デカイクリーチャーを 呼んだんだろ!! | |
| クリーチャーA | |
| 俺は知ってるんだぞ! | |
| クリーチャーA | |
| 何言ってやがる!? | |
| クリーチャーB | |
| 終末の予言に乗っかって この世界を征服しようと 企んでいたって | |
| クリーチャーA | |
| そんな話が流れてんだよ……! | |
| クリーチャーA | |
| はぁ!? お前らの文明こそ 何か企んだんじゃねーのか!! | |
| クリーチャーB | |
| やはりこうなっているか…… | |
| ダピコ | |
| 誰の善意か知らないが 軽率だったな | |
| グレンモルト | |
| 今までいがみ合ってた人達を 無理やり一か所に押し込んだら そりゃあこうなるよね…… | |
| アイラ | |
| あっちこっちで 言い争いが起きてるな いつ乱闘が起きてもおかしくない | |
| ダピコ | |
| 【プレイヤー】、 エレナ、争いに巻き込まれる前に ここを――……ん? | |
| ダピコ | |
| 不意に、エレナが 怒れる群衆の中心へと 向かっていくのが見えた | |
| 待てエレナ! 今お前が行ったら……! | |
| グレンモルト | |
| 皆さん……こんな悲しい騒ぎは おやめください! | |
| 光の守護者 エレナ | |
| そんな傷ついた身体に 鞭を打ってまで、いがみ合って いては治る傷も治りません! | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 今は争っている時では―― | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 何だお前ぇ……って お前……光文明の奴か! | |
| クリーチャー | |
| 光文明が何を偉そうに……!! | |
| クリーチャー | |
| うわっ!? 【プレイヤー】まで 飛び込んでいった!? | |
| ダピコ | |
| モルト! アイラ! 悪いが、二人も皆に落ち着くよう 仲裁してもらってもいいか! | |
| ダピコ | |
| あいつらを助ける! | |
| ダピコ | |
| ……あぁ、勿論だ! 行くぞ、アイラ! | |
| グレンモルト | |
| 私達が介入することで 余計にこじれないといいなー…… | |
| アイラ | |
| とりあえず ぶちのめしすぎないようにね モルト! | |
| アイラ | |
| (……何故、彼女達は 全く関係のないクリーチャーを 助けようとしているんだ?) | |
| グレンモルト |
勝利時
| ひとまず何とかなった…… あわや大乱闘だったぞ | |
| グレンモルト | |
| すみません、皆さん 私の身勝手な行動でご迷惑を…… 大変助かりました | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 礼には及ばないさ ……でも、一つ聞かせてくれ | |
| グレンモルト | |
| 何故、こんなことを? ……まだオレやアイラなら 自分の世界のことだから分かる | |
| グレンモルト | |
| でも、エレナは違う そのまま見過ごしても 問題は無かったはずだ | |
| グレンモルト | |
| 何なら、エレナの方が危険だった お前はクリーチャーとは違う種族 なんだろう? | |
| グレンモルト | |
| 自分よりも数倍大きな相手が あれだけ居る中に 向かって行くなんて…… | |
| グレンモルト | |
| あのまま放っておけば 死者が出ていたかもしれません | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 私が行動することで救える命が あるのであれば…… 私は見過ごせません | |
| 光の守護者 エレナ | |
| それに、ここで見過ごしていては この世界の協力を得ることは 難しいはずです | |
| 光の守護者 エレナ | |
| ……確かに、そうだ 私も動くべきだった | |
| ダピコ | |
| (たとえそれが、自分に 関係なかったとしてもか) | |
| グレンモルト | |
| 今の争いで傷ついた者の 手当をするつもりなんだろ? オレも手伝うよ | |
| グレンモルト | |
| ……ありがとよ お前に攻撃しようとしていたのに 治療までしてくれて…… | |
| クリーチャー | |
| こんな状況です お気になさらないでください | |
| 光の守護者 エレナ | |
| ですが、こんな状況だからこそ 言い争いではなく、皆で困難を 乗り越えていくべきだと思います | |
| 光の守護者 エレナ | |
| あんた変わりモンだな | |
| クリーチャー | |
| まぁ……無理な話だよ | |
| クリーチャー |
敗北時
| 離せよ!! 因縁吹っかけてきた 向こうが 明らかに悪いだろうが!! | |
| クリーチャーA | |
| あぁ!? 何だと!!? お前がいきなり 馬鹿にしてくるから―― | |
| クリーチャーB | |
| 分かった……分かったから 一回落ち着いてくれ!! | |
| ダピコ | |
| こうも荒ぶっていては 落ち着いて話も出来ないだろう! | |
| ダピコ | |
| 落ち着けだ!? 今まさに俺達の世界が 滅びようとしてるんだぞ!? | |
| クリーチャーA | |
| ……そうだな、すまない! だがこれ以上暴れると 傷が開く! | |
| ダピコ | |
| (マズイな……早く こいつらを落ち着かせないと) | |
| ダピコ |
