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第7話 命の懸けどころ
最終更新:
dmps_fun
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ストーリー
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………… |
グレンモルト | |
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何度見ても 大きいクリーチャーですね…… |
ルピコ | |
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これからアレと 闘うかもしれないって考えると 気が滅入っちゃいます…… |
ルピコ | |
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ああ、どれだけ進んでも 近づいている気もしないしな |
ダピコ | |
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もし動くかもと考えると 無意識に気が張ってしまって 私でも無駄に疲れてしまう |
ダピコ | |
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……【プレイヤー】 疲れたら素直にそう言っていいぞ 脚が笑ってるじゃないか |
ダピコ | |
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ねぇモルト ちょっと休憩しよっか? いいでしょ? |
アイラ | |
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……ん? そうだな ……思えば、あれから 一心不乱に歩き続けたのか |
グレンモルト | |
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オレも気を張り詰めていたのかもな 少し休むか |
グレンモルト | |
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気を張り詰めすぎてて みんな話しかけられなかった くらいだよ? |
アイラ | |
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そ、そうか 悪いことをしたな…… |
グレンモルト | |
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状況が状況ですもんね 仕方ないですよ |
ルピコ | |
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これだけ離れているはずなのに 凄まじいプレッシャーを 放っている |
ダピコ | |
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じっとしているだけでも 恐怖が襲ってくるんだ 無理もない |
ダピコ | |
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【プレイヤー】 身体は大丈夫? |
アイラ | |
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クリーチャーでもない 君にはしんどいよね…… |
アイラ | |
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少し横になってください 膝を貸しますよ |
ルピコ | |
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この調子じゃ…… たどり着く前に力尽きて しまいそうだな |
ダピコ | |
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結局、初めてモルトと会った時と 同じ状況になってしまった |
ダピコ | |
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え、前もあのクリーチャーの所に 行こうとしてたんですか? |
ルピコ | |
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そうだぞ しかもあの時は モルトとアイラの二人だけでだ |
ダピコ | |
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オール・オーバー・ザ・ワールド を倒しにね! |
アイラ | |
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無謀すぎません!? いえ、今も無茶しているのは 変わってないですが…… |
ルピコ | |
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い、いいだろ昔のことは ああするしかないと 思っていたんだ |
グレンモルト | |
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こんな風にすべての文明が 協力できるなんて 思っていなかったし |
グレンモルト | |
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モルトは昔っからこうなんだよ 見張っておかないとすぐ一人で 無茶するんだから |
アイラ | |
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へぇー…… |
ルピコ | |
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お二人はとても仲がいいんですね 兄妹……ではないですもんね? どういうご関係なんです? |
ルピコ | |
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そういえばそうだ 友達……というには 距離が近いし…… |
ダピコ | |
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へ? い、いや、そりゃあ…… 私達は…… |
アイラ | |
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幼馴染…… いや、腐れ縁か? |
グレンモルト | |
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ちょっと!? どういう意味!? |
アイラ | |
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いやほら、何をするにしても くっついてくるからさ |
グレンモルト | |
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ち、違うでしょ! モルトが―― |
アイラ | |
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(あれか、あんまり 詮索しない方がいいやつか) |
ダピコ | |
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(……なるほど そういう感じですね!) |
ルピコ | |
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修行に明け暮れてるモルトを ずーっと支えてきたんだから! |
アイラ | |
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お二人は すっごく仲良しなんですね |
ルピコ | |
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………… |
グレンモルト | |
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皆、ここから先はオレ一人でいい お前達は戻るべきだ |
グレンモルト | |
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え? 何言ってるのよモルト 何で…… |
アイラ | |
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この先何があるか分からないんだ 一人だけの力じゃ無謀だって 以前話したじゃないか! |
ダピコ | |
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危険だからだ! お前達が居ると、オレが お前達を傷つけてしまうんだ |
グレンモルト | |
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……モルト、そういえば あのウルボロフが言っていた話 あれは…… |
ダピコ | |
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そうだ、オレは 今龍解を封じている |
グレンモルト | |
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それって……大丈夫なんですか? どこか具合が悪いとか……? |
ルピコ | |
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奴の言う通りさ 以前のレースでオレは…… |
グレンモルト | |
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オレの剣、ガイハートに 封じられたガイギンガの力 その力に飲まれてしまった |
グレンモルト | |
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敵味方問わず攻撃して…… アイラすら傷つけてしまったんだ |
グレンモルト | |
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武闘レースは 文明の威信をかけた闘いだ 負けるわけにはいかなかった |
グレンモルト | |
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龍王の力が秘められた ガイハートを持つオレが 何とかしなきゃいけなかった |
グレンモルト | |
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だから力を求めたんだ でも、オレなんかには 過ぎた力だった…… |
グレンモルト | |
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でも……お師匠様に 龍解をコントロールできるよう 稽古をつけてもらったんでしょ? |
アイラ | |
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だったら…… |
アイラ | |
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結局あれからオレは 龍解のコントロールに 成功していない |
グレンモルト | |
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師匠はこれまでずっと 気にかけてくれていたのに オレは期待に応えられずにいた |
グレンモルト | |
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火文明の再興を期待されたが 火文明は未だこの有様だ |
グレンモルト | |
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終末を食い止める存在と 期待されたのに、龍解すら コントロールできない |
グレンモルト | |
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だがもう迷わない もしこの先にデッドマンが いるなら、迷わず龍解する |
グレンモルト | |
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オレがどうなったとしても 時間を稼いでみせる |
グレンモルト | |
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皆の期待に応える…… 最後のチャンスなんだ |
グレンモルト | |
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そ、そんな…… |
アイラ | |
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――っ! みんな、下がれ! |
グレンモルト | |
突然の衝撃音と光 | |
あまりに一瞬のことで グレンモルト以外は反応すら 出来なかった | |
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な、なんですか今のは 攻撃……!? |
ルピコ | |
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皆、早くQ.E.D.の元へ戻れ オール・オーバー・ザ・ワールド の攻撃だ……! |
グレンモルト | |
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な、何故なんだ 自衛行動くらいしか今は していなかったんじゃ……! |
ダピコ | |
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デッドマンにオレ達の動きが 気づかれたんだろう それ以外に考えられない! |
グレンモルト | |
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(今龍解すべきか? いや、奴の元まで遠すぎる もっと近づかないと……!) |
グレンモルト | |
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皆、本格稼働していない間の 攻撃は威嚇射撃のようなものだ このくらいなら耐えられる! |
グレンモルト | |
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奴が本格的に攻撃してくる前に 早く―― |
グレンモルト | |
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ダメだよ! 一人で集中攻撃 されて、無事にたどり着ける はずがないでしょ! |
アイラ | |
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私だってドラグナーなんだ 攻撃を受け止めるくらい…… モルトを守るくらいできるよ! |
アイラ | |
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ずっと一緒なんだから! |
アイラ | |
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そうだ! たとえ龍解するにしても奴の元に たどり着く必要があるだろ |
ダピコ | |
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ここからは遠い…… 急いでいくなら 足が必要になるよな! |
ダピコ | |
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ですね! 私と 【プレイヤー】さんが クリーチャーで運びますよ! |
ルピコ | |
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お前達…… |
グレンモルト | |
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お前もいいのか? 【プレイヤー】 |
グレンモルト | |
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そうか、感謝する ……お前達には 助けられてばかりだな |
グレンモルト | |
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ここへきて 攻撃してきたってことは…… デッドマンはこの先に居るはず |
ルピコ | |
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行きましょう 【プレイヤー】さん! デッドマンを止めに! |
ルピコ |
勝利時
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めちゃくちゃ攻撃が 飛んでくるんだけど!? これ本当に威嚇射撃!? |
アイラ | |
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威嚇射撃は例えだが 奴の本領じゃないのは確かだ! |
グレンモルト | |
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世界を吹き飛ばすほどの攻撃を するようなクリーチャーだ 本来はこんなもんじゃないはず! |
グレンモルト | |
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が、頑張って避けてくれよ 【プレイヤー】! ルピコ! |
ダピコ | |
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できるだけ私とアイラで防ぐが 立て続けに喰らったら どうなるか分からない! |
ダピコ | |
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あわわわわわ! み、右です 【プレイヤー】さん! あ、上からも来ますぅぅ! |
ルピコ | |
絶え間なく続く攻撃に、 皆が焦りを浮かべる中 | |
オール・オーバー・ザ・ワールド の攻撃が突如として停止する | |
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あ、あれ? どうしたんだろう…… 燃料切れ? |
アイラ |

オールオーバーザワールド | オオオオオオオオオオオオ!! |
グレンモルト | いや、まずいぞ 本格的に動き始めたようだ! |
ルピコ | う、嘘…… 間に、合わなかった……? |
全貌を見ることすら困難な ほど巨大な存在、 オール・オーバー・ザ・ワールド | |
その本体に接続されている 巨大な主砲部分へ 徐々に光が収束していく |
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今までとは比べ物に ならないほどの力を感じる…… |
ダピコ | |
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こ、これはもう 私達では…… |
ダピコ | |
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クソ……! 龍解してどうにかできるか!? |
グレンモルト | |
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(ここからでは攻撃はできない 防ぐにしても…… 私に……私達にその力はない) |
ダピコ | |
今まで強大な敵と対峙してきた ダピコだからこそ、抵抗の 無意味さを肌で感じてしまった | |
ダピコはここに来るまで 仲間を守るために 常に格上の相手と闘ってきた | |
大半のクリーチャーは ダピコにとっては格上の相手だ | |
ダピコ以上の身体を持ち ダピコ以上の力を持ち ダピコ以上の能力を持っている | |
それでも果敢に立ち向かい 打ち勝ってきた それは自分の師に憧れたからだ | |
どれだけ傷ついても仲間を逃がし ボロボロになろうとも闘った 仲間であり、師の姿 | |
再会した時に 胸を張って自慢できるように 彼のようになりたくて頑張った | |
その努力の末に得た力が ダピコにこれ以上は無駄だと 囁いてくる | |
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……まだだ まだ私達は生きている 無駄でも最後まで抵抗するぞ |
ダピコ | |
肌身離さず持っているカードに 触れながら 願うようにダピコは呟いた | |
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(そうだよな、ディー あなたはずっとそうして 敵と立ち向かってくれたんだ) |
ダピコ | |
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私も最後まで同じように闘う どうかほんの少しでいい 力を貸してくれ、ディー……! |
ダピコ | |
そう呟いた瞬間 目を疑うような光景が 飛び込んできた | |
オール・オーバー・ザ・ワールド の攻撃が放たれる | |
山を破り、 大地を焦土と化すであろう一撃 | |
しかし、ダピコを 驚かせたのはそこではない | |
カードから出てきた者が オール・オーバー・ザ・ワールド の攻撃を防いだのだ | |
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これ、は……? |
ダピコ | |
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どうやら間に合ったようだ それで……これは一体 どういう状況だ? |
??? | |
何かを困惑している男の姿を 見た記憶は、ダピコには 一度たりともなかった | |
だが、手に持っている槍 その後ろ姿、口調 その全てに…… | |
今、最も会いたい人物の 面影があった | |
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……ディー? |
ダピコ |
敗北時
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……くっ、まだ攻撃は 終わらないのか……! |
ダピコ | |
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でもこのぐらいで 挫けるわけにはいきません……! |
ルピコ | |
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……ああ、そうだな! |
ダピコ | |
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必ず全員、生きて 切り抜けてみせる……! |
ダピコ |