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開幕!?激闘レース! 第3話 後編
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ストーリー
| 敗北はしましたが…… ……絶対に、言いま……せん!! | |
| Q.E.D. | |
| どんだけ頑なに 言いたくねぇんだよ!? | |
| 鬼丸 | |
| Q.E.D.……見苦しいぞ 本当に良からぬことを 考えてるわけじゃないだろうな | |
| グレンモルト | |
| そんなことは 考えていません! | |
| Q.E.D. | |
| だったら、こんな場所で 何してんだよ…… | |
| 火の守護者 グレン | |
| それは……まだ言えません | |
| Q.E.D. | |
| (なぁ、本当にコイツ ほっといても大丈夫なのか?) | |
| 鬼丸 | |
| (うーん……俺達の世界の 水文明は数々の発明をして 世界を揺るがした種族だ) | |
| グレンモルト | |
| (Q.E.D.はその世界の 水文明のリーダー……) | |
| グレンモルト | |
| (悪人ではないとはいえ あまり大きな何かをしていると この世界を変えかねない) | |
| グレンモルト | |
| (うぇ!? それって 結構やばくねぇか!?) | |
| 火の守護者 グレン | |
| ……こうなっては 仕方がありませんね 私から説明しましょう | |
| アクア・プロフェッサー | |
| アクア・プロフェッサー? どうしてここに……? | |
| グレンモルト | |
| !! ちょっと待ちなさい! | |
| Q.E.D. | |
| ……Q.E.D.殿 流石に隠すのも限界でしょう | |
| アクア・プロフェッサー | |
| でも……くぅ……! | |
| Q.E.D. | |
| 安心してください鬼丸、 Q.E.D.殿は 悪いことは企んでいませんよ | |
| アクア・プロフェッサー | |
| あれはQ.E.D.殿が 我々に空母の使用許可を 取りにきた時のことです | |
| アクア・プロフェッサー | |
| ……なるほど、 龍波動空母エビデゴラス それをレースで使用したいと | |
| アクア・プロフェッサー | |
| ええ! デュエマシティでは 使用許可が下りませんでしたが ここならば可能でしょう? | |
| Q.E.D. | |
| 確かにモエルがバイクで 参加予定だと聞いております 機械に乗るのは問題ありません | |
| アクア・プロフェッサー | |
| ですが……空母ほど大きな機体は 想定していませんでした | |
| アクア・プロフェッサー | |
| どうしても……と言うのであれば 一度、他のメンバーを含めて 相談する必要があります | |
| アクア・プロフェッサー | |
| しかし、空母と言いましたが 一体どこにあるのです? ここで それを見た覚えがありません | |
| アクア・プロフェッサー | |
| まだここにはありませんよ? 私のいた世界で待機中です | |
| Q.E.D. | |
| …………ほぅ | |
| アクア・プロフェッサー | |
| ちなみに、それは どうやってここに運ぶ予定で? | |
| アクア・プロフェッサー | |
| それはもちろん、 デュエマシティを経由して…… | |
| Q.E.D. | |
| ……デュエマシティを 通過する時点で、 カスミ殿に怒られませんか? | |
| アクア・プロフェッサー | |
| ………………………………あっ | |
| Q.E.D. | |
| ……ということがあり、 このイベントに機材の貸し出しや その他諸々で協力している状況で | |
| アクア・プロフェッサー | |
| デュエマシティに迷惑をかける のは避けるという判断で空母の 使用許可はできませんでした | |
| アクア・プロフェッサー | |
| それは……まぁ 残念だったな…… | |
| 火の守護者 グレン | |
| とはいえ、レースにおいて 自身の全力を出せないのは 不憫なので…… | |
| アクア・プロフェッサー | |
| 準備期間中に製作できる範囲 という条件付きで機体の 製作・使用許可を出しました | |
| アクア・プロフェッサー | |
| Q.E.D.殿はここで そのレース用の機体を 製作しているのです | |
| アクア・プロフェッサー | |
| 先ほど言っていた許可とは そういうことだったのか | |
| グレンモルト | |
| 何だよ、俺達以外には 知らされてたってことか | |
| 火の守護者 グレン | |
| ……オイ! オレ聞いてねぇんだけど! | |
| 鬼丸 | |
| 鬼丸はうっかり話してしまう 可能性が高いと思いまして…… | |
| アクア・プロフェッサー | |
| 他のゴールデン・エイジも含めた 満場一致で決まりました | |
| アクア・プロフェッサー | |
| 嘘だろ!? | |
| 鬼丸 | |
| 私がレースの参加者には 伝えないよう頼んでいたのです | |
| Q.E.D. | |
| こっそり作った機体で あっさり優勝をかっさらう 私の完璧なプランが…… | |
| Q.E.D. | |
| 見た目をそん色なく作って 後から本来の性能はもっと上! とアピールするつもりだったのに | |
| Q.E.D. | |
| へぇ、本来の機体じゃなくても 勝てる自信があるってわけか! | |
| 火の守護者 グレン | |
| フッ、舐められたものだ これは一度レースで認識を 改めさせないといけないな | |
| グレンモルト | |
| ……ちなみにですけど、 Q.E.D.殿 | |
| アクア・プロフェッサー | |
| レースの本番まで 時間があまりないのと、仕事も 並行してやる必要があるため | |
| アクア・プロフェッサー | |
| 今の進捗だと……間に合わない 可能性があるので 今以上に作業スピードを…… | |
| アクア・プロフェッサー | |
| ……そういうわけで、仕事と 機体作りを完璧にこなすため 私は忙しいのです! | |
| Q.E.D. | |
| 仕事が始まる時間まで 邪魔はしないでくださいね! 解散! 解散です! | |
| Q.E.D. | |
| 本来のスピードを 見せられないのは残念ですが いいハンデでしょう | |
| Q.E.D. | |
| 見ていなさい! レース場も機体も完璧に 仕上げてみせます! | |
| Q.E.D. | |
| 貴方達もこんなところで 油を売っていないで、万全な コンディションにしておきなさい | |
| Q.E.D. |
