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想いを花にのせて 第3話 前編
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ストーリー
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次は確か……こっちに 罠が仕掛けられていたのだわ |
カノン | |
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……あっ、これだね よっ……と! |
アイラ | |
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……これで、この付近の罠は 全部取り除けている はずなのだわ |
カノン | |
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助かるよカノン! ここまで順調ならすぐに 花も探しに行けそう! |
アイラ | |
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私だけではここまで簡単に 罠を外せなかったから アイラのおかげなのだわ! |
カノン | |
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え? ……まぁ……モルトほど じゃないけど、私も お師匠様に鍛えられたからなー |
アイラ | |
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そのおかげ……かも? |
アイラ | |
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すごいのだわ! |
カノン | |
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えへへ! そうかな? それじゃ……この調子で花探し に向けて頑張ろう! おー! |
アイラ | |
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おっ、おー! |
カノン | |
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あれは…… 【プレイヤー】! それにルピコ達も! |
グレンモルト | |
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あれ……? コットンさんに ……グレンモルトさん? それにリンクウッドさんも? |
ルピコ | |
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あんまり見ない組み合わせだね! どうしてこんなところに? |
自然の守護者 チュリン | |
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えっ? あっ、ああ……えぇと 罠を取り除いて回っていたら この子が罠にかかっていてな…… |
グレンモルト | |
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コットンさんが!? 大丈夫ですか……? |
ルピコ | |
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問題ないのだわ! ……まだベトベトするけど |
コットン | |
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……まぁ、そういうわけで 安全に下山できるように 手助けしてたんだよ |
リンクウッド | |
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そうだったんですね…… お疲れ様です |
ルピコ | |
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道端に解除してあった罠は モルト達のおかげかな? ありがとうね! |
自然の守護者 チュリン | |
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どういたしまして! ……ところで、アイラが どこにいるか知らないか? |
グレンモルト | |
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アイラさんですか? それなら先ほど山の上に 行きましたけど…… |
ルピコ | |
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……入れ違いかよ!? |
リンクウッド | |
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ここまで送ってくれたら 後は自力で帰れるのだわ、私は 気にせずあなた達はアイラを! |
コットン | |
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……ああ、分かった! 行くぞ! リンクウッド! |
グレンモルト | |
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オウ! |
リンクウッド | |
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……えっ? 何でモルト達は アイラを追いかけているの? |
自然の守護者 チュリン | |
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……何でかしら? 私も事情は知らないのだわ |
コットン | |
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先ほど何か知ってそうな 雰囲気で彼らを送り出して いませんでしたか……? |
ルピコ | |
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二人ともアイラという人に 用事があるのに、わざわざ私を 助けてくれたのだわ |
コットン | |
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だから、二人が行きやすいように 何となくノリを合わせて 送り出しただけなのだわ! |
コットン | |
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コットンさん…… |
ルピコ | |
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まぁ…… あの二人なら大丈夫……だよね? |
自然の守護者 チュリン | |
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この先が目的地……? |
アイラ | |
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ここを少し歩いたところに 花畑があったのだわ |
カノン | |
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この先には罠がなかったから すぐにでも花探しが できるはず…… |
カノン | |
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これでようやくモルトに 贈る花を…… |
アイラ | |
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よし……これで後は 花を採取して…… |
邪藩牛次郎 | |
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ん? 誰か先にいる? ……って!? |
アイラ | |
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牛次郎!? 何でここにいるの!? |
アイラ | |
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!!? クソッ! 花をまだ採取していないのに…… |
邪藩牛次郎 | |
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……でも、今回は数が少ないな それに…… |
邪藩牛次郎 | |
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【プレイヤー】の奴も 守護者もいない……? |
邪藩牛次郎 | |
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【プレイヤー】達に デュエマで負けて 山から出たんじゃ…… |
アイラ | |
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ああ、一度はこの山から 出たさ……刈り取りまくって 大荷物になった花を置きにな! |
邪藩牛次郎 | |
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なら何でまたこの山に…… |
アイラ | |
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だって……ぼくちんは 出て行くと言っただけで 戻ってこないとは言ってないぜ? |
邪藩牛次郎 | |
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そんな子どもみたいなことを…… この卑怯者!! |
アイラ | |
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(……でもまずいな…… デュエマで私が 勝てるのかな……?) |
アイラ | |
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ふん! 何とでも言いやがれ! 今は【プレイヤー】や 守護者もいないんだ |
邪藩牛次郎 | |
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それなら…… 今度は、物理的に 追い出せばいいもんねー! |
邪藩牛次郎 | |
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えっ? |
アイラ | |
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後悔しても遅い! さっきの恨みも含めて…… 覚悟しやがれぇ! |
邪藩牛次郎 | |
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……何だ、それなら安心した カノン! 少し下がってて! |
アイラ | |
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えっ、えぇ…… 大丈夫なの? |
カノン | |
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平気平気! 後は……私に任せて! |
アイラ |