概要

Ⅲ、Ⅵ、Ⅶ、Ⅷで登場する呪文。
敵一体を吹き飛ばす。
【ニフラム】同様、この呪文で戦闘から離脱させたモンスターからは経験値・ゴールドを得られない。
名前の由来は「飛ばし」+「【ルーラ】」らしい。


DQⅢ

こちらが使う機会は少なく、主に敵(【ヘルコンドル】【バラモス】【トロルキング】)に使われることが多い。
味方が食らうと、【ルイーダの酒場】に吹っ飛ばされてしまう。
バラモスやゾーマ城手前でトロルキングに使われて効いてしまうとかなり厳しい。

なお酒場に預かってもらうことのできない勇者は、この呪文を受けても原則として必ず耐える。
ただし勇者の使命を果たして、「酒場へ預かってもらうこと」が可能な身分になると……?

ちなみに何故かボミオス属性なので、たまに変わった奴に有効。裏ダンジョンでは大抵の敵に効くのでちょっと輝く。
強敵【バラモスエビル】もこれで吹っ飛ばせるが、色違いとはいえバラモスと名の付くモンスターにこれが効くのはどうなのか。

リメイク版にて全ての呪文にエフェクトがかけられたが、この呪文のエフェクトは妙に間抜けな印象を受ける。
特に前述のバラモスエビルがすっ飛んで行く様は非常にシュールなので一見の価値あり。

FC版では【バシルーラアイテム増殖】の裏技が存在し、貴重なアイテムを増殖させることができる。

DQⅥ

しばらくご無沙汰だったが復活。【賢者】【魔法戦士】が覚えるが、まず使われることはない。
耐性を持つ敵が多いニフラム属性に変更され効きにくい上に、消費MPも8と高く、習得も遅い。
特に賢者は、基本職の僧侶の時点でグループ対象のニフラムを覚えているためバシルーラを使う必要性はほとんどない。

敵では【サイレス】【エビルホーク】が使ってくるのが鬱陶しい。
ちなみに味方は耐性持ちが非常に少なく、ムドー討伐時の人間メンバーにしか耐性が無い。
その中でルイーダに預けられない主人公とバーバラのみ完全耐性持ちで、他は弱耐性。
耐性装備も無いので、素の命中率が低めなのが救いといえる。

DQⅦ

覚える職業が魔法戦士(★6)のみになった。仕様が改善されておらずⅥ同様まず使われない。
【会話システム】を楽しむ一環として、効いたときの仲間の専用台詞を聞く位だろう。

今作にはルイーダの酒場が存在しないためか、敵が唱えて味方を吹っ飛ばしてくることもない。

DQⅧ

削除された…と思ったら、なんと敵専用呪文になっていた。

ヘルコンドル系の敵全部とサイレスが使うが、その効果は【チーム呼び】のチームを吹き飛ばして戻してしまうというもの。
この呪文を習得しているモンスターは、こちらがチーム呼びしたターンには必ず唱えてくる。そして必ず成功する。
【妖魔ゲモン】戦で地味に鬱陶しい。この戦闘ではゲモンより呼び出される雑魚2種の方が遥かに厄介。

不思議のダンジョンシリーズ

不思議のダンジョンシリーズでは【きめんどうし】が使う事で有名。

かけた相手を同じ階のどこかに吹き飛ばす効果を持つ。
敵から逃げている最中にかけられるとありがたいが、モンスターハウスに放り込まれると泣きたくなる。

こちらが使うアイテムでは、敵のバシルーラと同じ効果を持つ【バシルーラの杖】も登場している。
ルーラとの違いは敵に使うか味方に使うかのみであり、ルーラ草を投げても同じ効果になる。
【ドルイドの杖】【げんじゅつしの杖】といったバシルーラ+状態異常を与える杖も登場している。

トルネコ2

魔法使いの呪文としても登場し、消費HP25で正面の敵をランダムな部屋へワープさせる。

魔法使いは後半どうしてもパワー負けするので、囲まれそうになる前にこれで一旦回避するには使える。
しかし、状態異常系呪文や(HPに余裕があれば)即死系呪文もあるので、優先順位は低い方といえる。

関連項目


最終更新:2013年11月10日 13:24