Ⅱ~Ⅶに登場する武器。
草刈り鎌に鎖分銅を取り付けたような形状をしている。
現実世界では帯刀できない農民が護身用武器として考案したもの。
実際には鎖分銅の方がメインで、これを振り回して打ち据えたりするのが基本的な使い方。
一方で鎌の方は懐に飛び込まれたり鎖で絡め捕って引き寄せた相手を斬り付けるときに使用する。
間違っても鎖を振り回して遠心力を付けた状態で投げつけたりはしない。そんなことをしたら危険な上、実際には手に持って斬り付けた方が狙いを定めて腰の入った斬撃を放てる分強力である。
小説ドラゴンクエストⅣでもマーニャが鎌の方を振り回そうとしたミネアに突っ込んでいる。

と、マイナーな上に使い辛い武器だが、DQ世界ではかなり多くのキャラクターが装備できる仕様になっており、
特にⅢとⅣでは魔法使い(Ⅳではブライとマーニャ)以外はすべてのキャラクターが装備できる。
また、公式ガイド等の説明では「鎖で敵を絡め取ってから鎌で斬りつける」「鎌の方を敵に投げつける」など様々な用法があるのも特徴。
おそらく戦士系のキャラクターは鎌の部分メインで斬撃を行い、刃物を扱えない僧侶や後衛のキャラクターはチェーンクロスのように分銅などで攻撃しているのかもしれない(当然ながらヒット時のエフェクトは斬撃系で固定ではあるのだが)。

ちなみにDQの鎖鎌で「鎌を投げる」ことが出来るのは、そのために鎌の部分を軽量化している為らしい。
現実にも分銅の方を持って鎌を投擲する流派もあるらしいが、実際にはかなりの技量が要るのだろう。
そもそも何でこんなマニアックな武器がドラクエ世界で作られるのかは分からないが、
ともかく【どうのつるぎ】から【はがねのつるぎ】までの繋ぎといったらコレ。といった立ち位置にある武器である。

序盤で買える武器の中では最強ということが多いが、名前からしてかっこ悪げ。
しかも大抵コストパフォーマンスがあまり良くないため、人気はイマイチ。
Ⅳでは2章のアリーナは鉄の爪までの繋ぎとして活躍が見込める。
しかし他のキャラはすぐに強い武器が手に入る機会があったり、攻撃力が2しか違わず200G安い【ブーメラン】(リメイク版は【クロスボウ】)の存在でスルーされがち。
Ⅴ以降は複数攻撃武器に押されがち。特に入手時期が被っている【やいばのブーメラン】には劣勢。
Ⅴでは【ヘンリー】【ピエール】が装備可能だが、ヘンリーにはもう少しゴールドを貯めてチェーンクロスを御下がりさせた方が良いか。
Ⅵではハッサンが刃のブーメランを装備できないため一時的に活躍したが、Ⅶでも刃のブーメランによって見事に空気。
スキルが出たⅧでも見事にハブられ(まあ元々鎌枠としては無理があったが)、登場できなかった。

最終更新:2013年04月15日 06:02