DQⅦ
踊り手のライラに好意を寄せており、彼女とは婚約関係でもあった。
だが、数年前に彼の胸に特別なアザが現れたことで彼の内情は逼迫。
というのも、ユバールの民には「アザのある者同士は結婚することができない」というしきたりがあり、
婚約者のライラもまた同じアザを持っていたからである。
そして、アザが現れた時には既にライラを心から愛していたジャンは、儀式を早く行う事を望むようになる。
神を復活させ一族の使命も終われば、そんなしきたりにも縛られずに自由になれると考えたためである。
しかし、まだ復活の儀式を行うべきではない時期だったために儀式で神は復活せず、
しきたりから逃れられないと悟ったジャンは、自分の胸にアザが現れていたことをユバールの民に告白。
そして、理由がどうあれ一族を欺いた罪は重いと、一族を去っていった。
現代では、なんと「復活の儀式を行うべきではない時期だった」というのは翻訳の誤りで、
「夕日を照り返したトゥーラが黄金色に輝く時」、つまり夕方に儀式を行えば良いということが判明した。
たった一言の翻訳の失敗で、恋破れ一族を去った彼が不憫でならない。
エンディングでの
【キーファ】の石版にも書いてある通り、その後ユバール一族の元に帰ることはなかった。
しかし、現代のユバールの民には伝説の弾き手としてその名は知られている。
当時の人物の中で出奔した彼の名前のみ伝わっているというのは何とも皮肉な話である。
漫画版
出奔したジャンを追ってユバールの民が旅をしていることが伺える。
ライラとの間に子供が出来ていたことが判明するが、ジャンは最後までそのことを知ることは無かったと思われる。
漫画版はその回を最後に連載が無いため、その子供が後に
【ヨハン】に繋がるのかは定かではない。
と言うか繋がってしまうと、ヨハンの先祖もユバールの民から出て行ったことになるので、辻褄が合わなくなるのだが。
最終更新:2014年01月15日 01:38