概要
冒険の書でセーブする作品全般において一切セーブを行わずクリアする事を目的としたプレイのこと。
特殊な場合を除き、セーブして中断することが無い
RTAでは、基本的にノーセーブである。
RPGの中には「全滅すると直前のセーブまで戻ってしまう」作品も多く、こうした作品でノーセーブプレイを行うと
1度全滅しただけで名前の入力からやり直しになってしまう。
常に最善の結果のみになるTAS動画はともかくとして、不都合な結果が出るケースもあり得るリアルタイムアタックではこのリスクは無視出来るものではなく、難度を高める要因の一つとなっている。
(最終的に公開する動画にはそのような結果になったプレイは含まれないであろうが、動画を完成させるまでに要する労力は遥かに違う。)
しかし、DQにおいては全滅してもゴールドが減るだけで、全滅直前までに貯めた経験値やアイテムは完全に持ち越されるため、ノーセーブで全滅してもリスクは少なく、ノーセーブクリアはやりやすくなっている。
それどころか、これを利用してしばしば
【自殺ルーラ】による遠隔地移動が行われる事さえある。
他には「ストーリーの進行状況はセーブされないため再開後は最後のセーブ地点に戻るが、ある特定の
イベントフラグのみセーブされるため、ノーセーブでフラグを立てる所まで進み、フラグを遥か前の地点に持ち帰る」と言うプレイのためにノーセーブプレイが行われる事もある。
以下に、ドラクエにおけるその手のノーセーブプレイの例を解説する。
DQⅢ
多くの作品同様、Ⅲもラスボスを倒した後に「ラスボスを倒した」フラグのみがセーブされ、前回セーブした状況からのスタートとなる。
そして、Ⅲではラスボス撃破後ならば勇者をルイーダの酒場に預けることが可能になる。
これにより、「Ⅲをノーセーブでクリアすれば、冒険開始直後でラスボス撃破済みのデータが作成でき、Ⅲのストーリーを勇者抜きで最初から行えるのではないか?」という疑問が生まれた。
かくして、「Ⅲの本編を勇者抜きで行えるか」の検証も行われたが、残念ながら冒険開始直後からは不可能であると言う事実が明らかになった。
FC版では商人を
【○○○○バーク】に送り込んだ時点で自動的にセーブされるので、フラグを持ち帰るのはここまでが限界。
リメイク版はクリア後にできる事全てがバラモスを倒さないと出来ないようにされているため、早くてもバラモス討伐後からしか勇者無しは不可能となる。
ただしリメイク版ではバラモス討伐後ならば
【隠しダンジョン】も問題なく解禁されるため、神竜を倒して(死んでないはずの)
【オルテガ】を蘇生させることができる。
この場合、ゾーマの城でのオルテガ死亡イベントは消滅する。
DQⅥ
またSFC版では隠しダンジョンの開放条件が各職業の熟練度のみになっているため、この方法によってはぐれのさとりを手に入れてしまえば、クリア前に隠しダンジョンを開放する事が可能。
(
【ドラゴンのさとり】も手に入れる必要があるため、最速で
【スライム格闘場】にたどり着いた時点となる)
なお、この方法によって本編クリア前に「ダークドレアムを20ターン以内に倒す」事を達成した場合、ストーリーの進行度によってダークドレアムの態度が変わる。
【デュラン】を討伐した後であれば、はざまの世界に行ってなくてもデスタムーアを倒してくれ、そのままゲームクリアとなる。
デュラン討伐前だと何ターンで倒しても21ターン以上かかった時と同じ台詞になり、ゲームクリアとはならない。マダンテ連発で2ターンキルしても「2ターンもかかるとは」等と言う。
最終更新:2013年05月13日 13:39