
ブラックスターから派遣された最後(12番目)にして最強の円盤生物。マゼラン星雲の出身。円盤とドラゴンを合わせたような姿で、円盤形態時は宇宙をマッハ6.5で飛行し、地上を時速170kmで走り、地中も時速80km/hで潜行することが出来る。武器は口から吐く高熱火炎と、頭と背中に2本ずつついている角や、強力な尻尾での攻撃。尻尾はレーダーの役割を持つ。前頭部の角には敵の攻撃を吸収して自分のエネルギーに変えられる力があるが、折られると力が半分になってしまう。地中から地震を発生させ、地上に出現してウルトラマンレオを誘い出そうとしたが、ゲンが変身しなかったため一時撤退。二度目の出現時にゲンとトオルを襲撃しレオと対決するも、熾烈な戦いを経て成長したレオには劣勢となる。業を煮やしたブラック指令がトオルを人質に取った事で、一時形勢は逆転するものの、トオルとその友人たちがブラック指令から水晶玉を取り上げてしまい、そのクリスタルがレオの手元に渡ったせいで再度逆転。転倒して角が折れたところへ、レオが投げつけたクリスタルをぶつけられ、もんどりうって爆発した。
データ
別名 | 円盤生物 |
身長 | 55m |
体重 | 2万9千t |
出身地 | ブラックスター |
初登場作品 | ウルトラマンレオ 第51話「恐怖の円盤生物シリーズ!さようならレオ!太陽への出発」(1975年3月28日放送) |
ドラゴニュートの人形劇では…
映画第2作にて登場。ベリアル軍の戦力として登場している。撮影にはDXウルトラ対決セットを使用している。
余談
- 名前の由来はBLACK(黒)+ENDから。
- 第50話のラストで姿を見せているが、クレジットされていない。
- 鳴き声はレオに呼びかける時のみペスターのアレンジ。それ以外はザラガスの流用。
- 今回の映像が映画「太陽を盗んだ男」でテレビの映像として流れた(サブタイトルの”太陽への出発”と掛けたと思われる)。
- ウルトラ怪獣大百科では「角は相手の攻撃のエネルギーを吸収し、折られたのが敗因」とナレーションされた。
- 高熱火炎は「ウルトラ怪獣攻げき技大図鑑」で「デスマグマ」と名付けられた。
- この回の回想シーンでレッドギラス、ブラックギラス、キングパラダイ、シルバーブルーメ、キララ、アクマニヤ星人が登場している。
- 小林晋一郎氏は円盤生物のコンセプトの集大成であり、アトラー星人共々最後の光芒を放ったと評している。
- ベリュドラの体を構成する怪獣の一体である。
- ウルトラマンサーガではウルトラマンレオと戦う怪獣兵器として登場が予定されていた。
- ブラックエンドが地震で町を破壊するシーンの一部はウルトラマンタロウ第21話、最終話からの流用。ゴミ処理場の映像は帰ってきたウルトラマン第22話からの流用。
- デザイン画ではサイケデリックな配色となっており、角の数も多く、尾の先端はヒレ状になっていた。
添付ファイル