
突如、地底から出現した怪獣。普段は頭や背中などに固い甲羅を装着しているが、敵から攻撃を受けると甲羅を外してその攻撃に対する抵抗力を身につける能力を持つ。頭部や腹部、背中等に無数にある「フラッシュ発射口」から発する閃光「ザラガスフラッシュ」は6千万カンデラの光を発し、相手を失明させる。鋭い爪で岩石を砕き、地中を掘り進む。頭蓋骨は鋼鉄の5000倍の硬さを持つ。足の爪からは毒液を出す。科特隊の「ウルトラ十文字作戦」で一度は倒れたかに見えたが、口から赤い煙を吐き出して体質を変化させ、再び立ち上がった。ウルトラマンに閃光を浴びせ一時的に視力を奪うが、接近するVTOLからQXガンを口の中に撃ち込まれ、体質変化を起こせなくなったところをウルトラマンのスペシウム光線を受けて絶命した。
データ
別名 | 変身怪獣 |
身長 | 40m |
体重 | 2万t |
出身地 | 渋谷 |
初登場作品 | ウルトラマン 第36話「射つな! アラシ」(1967年3月19日放送) |
ドラゴニュートの人形劇では…
サイドストーリー「エンペラ軍残党討伐」にて、エンペラ軍残党の戦力として登場。ウルトラマンメビウスのメビュームブレードで斬り倒された。撮影にはウルトラ怪獣500を使用している。
余談
- スーツはゴモラの改造。
- 特徴的な背中の筒状の突起物はボール紙を丸めて使用したもの。
- 鳴き声はウーの流用。
- 劇中でザラガスを倒すウルトラ十文字作戦を考案するが内容は不明。
- ウルトラマンがスペシウム光線で倒した最後の怪獣である。
- 初期の脚本では最初は四足歩行で、一回目の攻撃で脱皮して二足歩行になり、二回目の攻撃で触覚や角が出てくるという設定だった。触覚や角が追加される設定は、後にギンガ版ザラガスが設定を拾い上げる形で晴れて映像化されることになる。
- メカゴジラの逆襲にて、真船博士が所持していた恐竜の解剖図の中に、ザラガスのものが入っている。
- 新世紀ウルトラマン伝説にも登場。
- ベリュドラの左の角を構成している。
- 「赤い煙を吐きながら体質強化する」というシチュエーションは、ウルトラマンマックスの宇宙古代怪獣エラーガの変身シーンでもオマージュとして使用された。
- 大怪獣バトルでは、第4弾に技カードとして登場。能力は「耐質変化」で「3ラウンドの間、攻撃を受けるとディフェンスが100上がる」。コンボは超コッヴ。
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