
蟹座の爆発で誕生した大怪獣。腹部の五角形状の部分はベムスターの食事用の口「ベムスター口」(吸引アトラクタースパウト)であり、特に窒素・水素・ヘリウムなどガスを好んでエネルギーとして吸収する。口の中にはベムストマックと呼ばれる胃袋があり、なんでも溶かしてしまう。また、この口には吸収細胞があり、エネルギーであれば「スペシウム光線」などの光線すら吸収できる。頭部の角は敵を感知するレーダーとなる他、怪光線(ベムスタービーム)を発射できる。両手の鉤爪からは金縛り光線を放つ。嘴はどんなに固い宇宙合金も突き砕き、爪と共に肉弾戦での武器となる。また、自在に飛行し羽ばたいて突風を起こす事もできる。体毛は雷細胞でできており、擦ると稲妻が発生する。マッハ5のスピードで空を飛ぶ。MATが初めて遭遇した宇宙怪獣であり、MATステーションの仇でもある。ウルトラマンも倒されそうになったが、新兵器ウルトラブレスレットのウルトラスパークによって体を切断されて絶命した。その後、ナックル星人によって復活させられ、ウルトラマンと再び対決するも、前回と同じようにウルトラブレスレットの攻撃で絶命した。
データ
別名 | 宇宙大怪獣 |
身長 | 46m |
体重 | 6万1千t |
出身地 | カニ星雲 |
初登場作品 | 帰ってきたウルトラマン 第18話「ウルトラセブン参上!」(1971年8月6日放送) |
ドラゴニュートの人形劇では…
余談
- 鳴き声はゲゾラのアレンジ。
- 「ウルトラ怪獣攻げき技大図鑑」では腹部の五角形状の口でエネルギーを吸収する力を「ボディアブソーバー」と表記された。
- デザイン画では胴体の形は円形だった。
- この回でジャックの武器であるウルトラブレスレットが初めて登場する。
- 「ウルトラマンが帰ってきた!」という台詞は後のウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影やウルトラマンメビウス 第45話でも登場している。
添付ファイル