VOCALOIDの発音記号

「VOCALOIDの発音記号」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

VOCALOIDの発音記号 - (2009/06/20 (土) 16:19:24) の編集履歴(バックアップ)


VOCALOID2は発音記号とピアノノートを使うことによって歌います。
ここではVOCALOID2の発音について研究したいと思います。
このページは多少偏った記事もあります。
あくまで参考までにしてください。

発音記号

VOCALOID2ではより本物の言語に近いに近い発音を目指すために、多くの発音記号が用意されています。
まずはその発音記号を知ることからはじめたいと思います。

母音・子音・半母音

通常発音記号は次の3種に分けられます。

  • 母音
    声帯のしんどうによって直接出る音です。
    例えば日本語では「あ」「い」「う」「え」「お」にあたります。
    英語だと「ou」とか「u:」とかのことです。
    とくに日本語は他言語に比べて母音が非常に少ないです。
    VOCALOID2(日本語)において「a」「i」「M」「e」「o」の事です。

  • 子音
    発音するときにはくいきを邪魔するものです。
    例えば「パパ」と云ったとき、唇が閉じます。
    この唇によって空気の流れを止め勢いよく破裂させます。
    これが子音に当たります。
    日本語(ローマ表記)では「k」「s」「h」「m」などが当たります。
    VOCALOID2(日本語)においては母音以外がすべて子音に当たります。

  • 半母音
    こちらはVOCALOID2では直接関係ない(そのほとんどが子音化している)ですが、知っておいてもそんはないので記述。
    たとえば「や」はローマ字で書くと「y a」になりますが、実際には「いぁ」と発音しているようにもみえます。
    この「y」の事を半母音といいます。
    (同様に「わ」→「w a」だが、実際には「うぁ」と発音。この「w」も半母音)

母音

日本語が他の言語と大きく違うのがこの母音の扱い方です。
英語などを見てもらえるとわかるのですが、他言語は子音が単独で存在できますが、日本語は子音には母音が必ず対になって存在します。
なので日本語はリズムがとりやすい言語です。

母音は口の開け方によって発音が変わります。

子音

上の表はVOCALOID2の発音記号をIPA(国際音声記号)に準じてまとめた表です。
硬口蓋音化とは小さい「やゆよ」などをつけることができる音のことです。
また、有声音とは子音と母音の発音が同時のもの、無声音とは子音と母音の発音にラグがあるもののことです。
まだ一部不完全ですがこういう形であると思われます。
ただこの様にまとめられても意味不明なので詳しく解説していきたいと思います。
フォントの都合上、円記号(¥)を逆スラッシュ(\)で表記します。

両唇破裂音

唇で破裂音を鳴らしつつ発音するものです。
「ぱ ぴ ぷ ぺ ぽ」や「ば び ぶ べ ぼ」などが当てはまります。
a i M e o
無声音 p p a p M p e p o
p' p' a p' i p' M p' e p' o
有声音 b b a b M b e b o
b' b' a b' i b' M b' e b' o
単語の頭にくらべて、単語中だとやや弱くなります。
「パンダ」(→p a n d a)⇔「散髪(さんぱつ)」(→s a m p a ts M)
この子音あとに母音の「i」または拗音が続くときは硬口蓋音化します。
「ピンク」(→p' i N\ k)、「白虎(びゃっこ)」(→b' a k o)

ちなみに「は ひ ふ へ ほ」はここに当てはまりません。
・・・というよりそもそもまったく別物の音になります。(声門摩擦音です)

両唇摩擦音

唇の間に息を吹きかけ摩擦音をだします。
極端な話、ロウソクの火を消すときの発音です。
「ふぁ ふぃ ふ ふぇ ふぉ」などが当てはまります。
a i M e o
無声音 p\ p\ a p\ M p\ e p\ o
p' p\' i p\' M
有声音 h\ h\ e h\ o
日本語では単語の頭の「は ひ ふ へ ほ」と単語中の「は ひ ふ へ ほ」では発音が違います。
これは単語中の「は ひ ふ へ ほ」に当てはまります。
日本人は言語に関してあまり上等な耳を持っていないので聞き取りにくいですが、外国人に言わせるとぜんぜん違いものらしいです。
あえて言うならば若干弱めの音になります。

「p\」「p\'」は「ふぁ ふぃ ふ(ふゅ) ふぇ ふぉ」にあたります。
よく間違われるのですが、英語の「f」とは発音する口の形が違うために発音が異なります。
(日本語では唇ですが、英語だと歯に唇を挟んで発音します)
ミク・リン・レンは強制的にこちら(p\)の発音になる(英語の授業が苦手なのか?)のですが、ルカで演奏する場合は考えものです。
英語の歌詞の場合は関係ありませんが、日本語と英語が混在する場合、ルカが極端に英語が得意な設定なら「f」(英語の歌い手)で、日本人っぽくするならば「p\」(日本語の歌い手)でするべきでしょう。
特に歌の主言語が日本語ならば「p\」にすべきだと思います。
でないと日本にきてまだ数ヶ月のアメリカ人になってしまいます。
「フォース」(→p\ o S M)、「フィーネ」(→p'\ i n e)

「h\」は語中の「へ ほ」に当てはまります。
とあるサイトでは使い方意味不明の発音記号とされていましたが、日本人にとって単体では子音の発音が聞き取りづらいです。
通常「は」行音は声帯で発音されるのですが、語中になると発音場所が唇に移ります。
そのためVOCALOID2では新たに「h\」が用意されています。
実際曲中でもこのような発音を使うとよりリアルな歌手として活躍すると思われます。
ただし、人によって発音も変わるため、「h」(声帯音)のまま使用しても大丈夫です。
「大変(たいへん)」(→t a i h\ e N\)、「魔法(まほう)」(→m a h\ o

ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。