VSTをC言語で作るための準備

「VSTをC言語で作るための準備」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

VSTをC言語で作るための準備 - (2010/03/13 (土) 11:22:07) のソース

はじめまして、tie2478です^
今回から「VST製作」に挑戦したいと思い、このページを立ち上げました。

**そもそもVSTとはなんぞ?
一言で言えば、音を操るプログラムのようなものです。
VSTは大きく二つに分けることができます。

ひとつは「VSTe」と呼ばれているものです。
これは発音されている音の波を加工してしまうものです。
一般には[[エフェクト]]なんていう言い方をします。
たとえば[[リバーブ]]をかけたりだとか、[[フィルター]]をしてみたりだとか。
そんなものです(ぉぃw

そしてもうひとつは「VSTi」です。
こちらはVSTeとはちがって、音の波を作るものです。
[[ソフトシンセ>>ソフトウェア・シンセサイザー]]なんていわれたりもしています。
つまり音源ソフトです。

今回はVSTe、VSTiのどちらも作れるようになりたいので、どちらも作れるようにがんばっていきたいです^


**まずは下調べ
何はともわれ、まずは製作できる環境が必要です。
なのでどうしたら作れるのか、まずいろいろと調べてみました。

-方法A「Synth Edit」
こういうソフトがあるのは初めて知りました( ゚д゚)
完全にというわけではないみたいですが、一応機能制限でフリーソフトだそうです。
各機能をモジュールといったブロック体に置き換えて、それを結線することによりVSTを作るソフトウェアだそうです。
初心者にも簡単に作れ、なによりシンセサイザーの仕組みを覚えやすいそうです。

-方法B「Max/MSP」
サウンドプログラミング専門の言語だそうです。
おお、・`ω・) ス・スゲェ…ーと思って食いついたは良いですが、
言語を扱うエディターは有料だそうですor2
専門ゆえの使いやすさもきっとあるとは思うのですが。。。

-方法C「VST Audio Plug-Ins SDK」
Visual C++で製作するためのSDKです。
SDKというのはソフトウェアを製作するための開発ツールだそうです。
VSTを開発した[[Steinberg]]社が開発したSDKなので、おそらく機能性抜群だと思います。
現在、2.xと3.xの2種を配布しているようです。

ふーむ、調べてみると案外方法は結構ありそうですね^;
私はお金がないので方法Bはちと遠慮したいので、選択肢はAかCです。

ここで私はあえてCを選びたいと思います。
理由は次の通りです。
+Visual C++は製作環境が無料で配布されている。
+VC++の利用者はかなり多いので、言語自体は資料が多い。かつ事実標準の言語となっているので習得すると応用性が広い。
+自分は情報系の高校・大学出身なので、Cはある程度習得している。
以上3点です^
とはいえど、3については自信があるわけでもないし、高校のときに教えられたのは困らない程度の知識なので、
果たしてどこまで通用するやら・・・


**環境を整備しよう!
というわけでDLをしまくることにします。
今回準備しなきゃいけないのは、
-VST Audio Plug-Ins SDK
-Visual Studio 2008 Express Edition
この2種です。

***VST Audio Plug-Ins SDK
絶対に必要なファイルです。
これがなければVST製作は始まらないです^;
とにかくDLは絶対です。
○[[Steinberg社HP(英語ページ)>>http://www.steinberg.net/en/home.html]]
しかし問題点は、&bold(){英語サイト}だし、&bold(){置いてる場所がわかりにくい}というところ;
ここで見つけるヒントをばひとつ(方法が変わったら保障できないのでヒントw;)
右に検索(Search)があるのでそこで「VST Audio Plug-Ins SDK 2.4」と打ってください。
簡単といえば簡単です^;
そこで「&bold(){Steinberg releases VST 2.4 standard with new featu... 100%}」と出れば成功です。
そのページに入って、ページ一番下の「Steinberg VST SDK Download (for VST developers)」からさらに飛んでください。
そこがVST Aoudio Plug-Ins SDKの紹介ページのはずです。
他の方法でも見つかるとは思うのですが、ほとんどが特定できなかったので、自分はこの方法で安定です^;;

DLするにはユーザー登録が要求されますのでしてください。
実際に自分がユーザー登録したのは結構前の話なので、ちょっと詳しくは覚えてないです、すみません;;
Steinberg社のソフトをもっている方はたぶん登録していると思うので、それでいけると思います。

ところで気づいた人もいるとは思うのですが、今回DLするのはVST Audio Plug-Ins SDK&bold(){2.4}です。
最新版に&bold(){3}もありますが、あえてこちらを選びました。
というのも、実際に普及しているのはいまだにVer.2.xのほうが多いのではないかと判断したためです。
Ver.3.xとはクラス等々が違うとかきいているので、こちらでやるとこの企画とは違うプログラム構文になるやもです。

あとはファイルをDLし、解凍するだけです。
この辺はまだ詳しくわかってないので、なんともいえませんが、
とりあえず解凍したファイルはCドライブ直下にでも置いておきましょう^

**Visual Studio 2008 Express Edition
○[[Microsoft Visual Studio 2008 Express Edition>>http://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/express/]]
ほとんどのサイトはVisual C++ 2008 Express Editionを推しているのですが、
ここはあえて&bold(){Visual Studio 2008 Express Edition with Service Pack 1 Combo DVD}を選んでください。
右項目から「オフライン インストール方法」でいけます。
理由はインストールDVDが作れるからです。
あれば別のPCにもインストールが楽ですし、他の言語(Visual C#,Visual Basic)がついてきます。
あと、焼いておけばインストーラーの保存ができるので、再インストールするときに再度DLする必要がありません。
ちなみに自分はこれが発表された当時からインストールだけしていたのですが、
DVDに焼いていたおかげで3回ものOS再インストール時に手間なく再導入できました^;
そんなのどうでもいいって方はVisual C++ 2008 Express Editionでもかまわないと思います。
実際そこまで変わらないです。

ところでこのVisual Studioなんですが、近い将来バージョンアップがされるそうです。
Visual Studio 2010と呼ばれているそうですが、もしExpress Edition(フリー版)が登場した場合、
わたしはこちらを導入するかもしれません。
なのでいきなり解説ページの使用ソフトが変わるなんて事もありえるかもしれません。
その時はごめんなさいmm


**今回のまとめ
以上で今回の日記は終わりです。
とはいえ、導入しただけで実際の製作にはまだぜんぜん手をつけてないですねw;
次回はもう少しできるのかな?
まだわからないですが、がんばっていきましょう!
(>0<)/ オォー!!
----
**3月13日追記
この記事を書いたあと、SynthMakerを入手し、そのソフトによって制作を始めたため、
C言語による開発は一旦とめています;

次回以降の記事を楽しみにしていた方には申し訳ないですが、
しばらくこちらの記事の更新は停止します。

C言語による開発はやりたいことのひとつなのでいつか更新はしますが、まだちょっとわからないです。

----
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。