*コード進行(強進行編) コード進行は、曲で言うと主に「背景」を司る役目を果たします。 「明るく元気な感じ」や「暗く悲痛な感じ」、「恐ろしい感じ」、 「不思議な感じ」・・・など様々な印象を率直に表現することが できます! ここでは、多くの曲に用いられる「強進行」を書いていきます。 **コードって何? まず、そもそもコードとは何でしょう。 「コード」とは音が重なったもので「和音」とも言われます。 「和音」は、その音の数によって「三和音」「四和音」・・・と 表しますが、一般的に使われる和音は3度音程の音を重ねた 「三和音」や「四和音」を使います。 **音階と和音 音階と和音の間には、深い関わりがあります。 意図した印象の曲調に合わせるには、双方にある音を その局所で使うことである程度纏まりのある曲になります。 (これを無視して創ると統制のない不安定な曲ができることが あります) ***音階上に出来る和音 これらのことを踏まえて、長音階から和音を作っていきます! (この方法で得られた和音のことを「ダイアトニックコード」と言います) #image(chord.gif,title=CMajorのダイアトニックコード) ※判りやすいよう、コードごとに色分けしてあります。また、下部のローマ 数字は音程の度数で「&bold(){ディグリーネーム}」と呼ばれる表記方法です。 コード進行では移調しても分かるよう、ディグリーネームで表されるのが 一般的です。 ***和音の機能 さて、いよいよコード進行の話に入るわけですが、 先ほどのダイアトニックコードにはそれぞれ 以下の機能を持っています。 ・トニック&br()&br()コードの調性を決める主演です。基本的に終止はトニックで終わります! &bold(){I},IIIm,VIm ・サブドミナント&br()&br()主にトニックやドミナントの働きを助ける名脇役(?)です。。。ひたすら使われます(汗) &bold(){IV},IIm ・ドミナント&br()&br()トニックが主演ならこちらは助演です(笑)。強進行では大抵トニックの&italic(){I}にしか進めません。 &bold(){V},(VIIdim) よく見ると、太字になっている部分がありますが、 この3つがよく進行で使われるので「&bold(){主和音}」と 呼ばれます。これ以外の和音は「&bold(){副和音}」と呼ばれ、 主和音進行に変化を付けるために使われます!!