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  • 決闘バトルロイヤル @ ウィキ
  • リローデッド ―Duelistを攻略せよ!─

決闘バトルロイヤル @ ウィキ

リローデッド ―Duelistを攻略せよ!─

最終更新:2025年05月10日 22:33

duelrowa2

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「もー、無駄にしぶといおじさんだにゃー。中高年の体に負荷を掛けるのはオススメしないよー」

生意気極まる罵倒を耳で拾いながら、とんだ悪手だったと失敗に舌を打つ。
解放した戦士達のライダモデルに加え、天津自身がチューンナップを行ったサウザー。
これらが揃えば余程の敵、それこそ軍服の男や継国縁壱のような規格外でもない限り容易く敗れはしない。
早急な無力化は難しくないと、数分前の考えはものの見事に裏切られた。

「くっ、またか…!」

巨体を豪快に叩き付けるマッド・キマイラへ対抗すべく、得物にプログライズキーを装填。
アビリティを付与し技を発動する、慣れた動作が行えない。
何度トリガーを引いても、プログライズキーの認証が行われないのだ。
理由もなく故障は有り得ないが、現実にうんともすんとも言わない。
四苦八苦している間にも脅威は迫っており、迎撃を諦め回避へと移行。
この流れも今が初めてでなく、危ういながらもマッド・キマイラの体当たりを躱す。

但し敵はマッド・キマイラ一体のみじゃあない。
回避直後に呪符が飛来、サウザンドジャッカーを振るい数枚を斬り落とす。
それもまた予想通りと拳を突き出すのは、真紅の瞳を持つ戦士。
仮面ライダーアギトの放つ一撃を防ぎ、仮面の下で苦々しい表情を作る。

率直に言って、戦況はサウザーが圧倒的に不利だった。
ダメージステップ終了時まで相手の魔法・罠とモンスター効果を封じる。
マッド・キマイラの効果の一つはプログライズキーにも作用し、手数の大半を潰されたも同然。
更にマッド・キマイラ自体がリンボの強化を受け、時間を掛けずに出現させたライダー達をほぼ壊滅に追いやった。
気付けば残ったのはドライブのみ、しかも倒れたライダー達は全て敵に寝返る始末。
マッド・キマイラの二つ目の効果、破壊したモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
力こそ減少しているも、数の差を完全に覆されたのだ。
トドメとばかりに、コントロールを奪った相手モンスター一体に付き自身の攻撃力を300Pアップ。
ライダモデルの一斉開放は、敵に塩を送るに等しい悪手だったのだ。

「データ再現されたに過ぎないとはいえ、良い気分ではないな……!」

自分の知らない仮面ライダー達が、灯花達の操り人形にされた。
意識は存在しないライダモデルと分かっても、嬉しい光景な訳がなく。
己の失態を恨みながら、地を駆けジオウの銃撃を躱す。
サウザンドジャッカーで斬り落としつつ、反対の手を向け光弾を発射。
タッチパネル型の可変武器、ガシャコンバグヴァイザーⅡはライダー・バグスターの両方に効果的なダメージを与える。
力を削がれたデータ体を消し去るのは難しくないが、妨害に出る者がいなければの話だ。

「元は味方でも敵に回れば容赦なし、と。ですが拙僧もいることをお忘れなく」

五芒星の結界が光弾を寄せ付けず、タイミングを同じくしてキバとブレイドが襲い掛かった。
拳と剣を捌くが、ライダー達だけに意識は割いていられない。
マッド・キマイラがミサイルを発射、煙を噴射し迫り来る。
光弾の連射で着弾前に消し飛ばすも、爆風で吹き飛ばされどうにか受け身を取る。
余計な足止めを食らう現状へ歯噛みし、

『ガイ!あの赤いライダーってガイの言う通りに動くの!?』

突然の問いに、思わず視線を左腕のパネルへ落とす。
状況は彼女も把握しており、苦戦中なのは説明されずとも分かっている。

「ああ、仮面ライダーのデータを記録した特殊なプログライズキーだからかもしれないが…ある程度は私の指示通りに動かせる」
『そっか……なら、今から私の言う通りにして!それと、上手くいったら――』

内容に思わず、本気かと聞き返しそうになった。
無茶だと言いたいが、自暴自棄故の発想でないのは顔を見れば明らか。
彼女なりに勝算があるからだろう。

「議論を重ねる時間は無いか……ポッピー、君を信じよう」
『うん!信じてもらったからには、期待を裏切らないよ!』

会話を延々と続ける余裕はない。
短剣で幾度も斬り付けるカブトを、反対にサウザンドジャッカーで突き刺す。
言葉無くよろけた赤い戦士には構わず、傍らへ駆け寄って来たドライブへ一つのアイテムを投げ渡した。
どうなるかは不明だがやる他ない、指示を出しポッピーから伝えられた行動を行わせる。

仮面ライダーにとって第二の心臓と言っても過言ではない、ドライブドライバーを外す。
ライダモデル故変身解除はされないが、これでは自分から消滅を選んだも同然。
だからそうなる前に、渡されたばかりのバグルドライバーⅡを装着。
一瞬の硬直後、ピンク色のエネルギーがドライブの全身を駆け巡った。

『ガシャット♪』

『BUGL UP!』

流れる動作でライダーガシャットを装填。
背後にセレクト画面が出現し、ドライブを全く別の戦士へと変える。

『ドリーミングガール♪恋のシミュレーション♪乙女はいつもときめきクライシス♪』

音声が鳴り止んだ時、ドライブシステムのライダーは最早そこに影も形も存在しない。
ボブカットのピンクヘアーや、ハートをあしらった装飾。
病院前での戦闘で環いろはも変身した、仮面ライダーポッピーがサウザーの隣へ立つ。

バグルドライバーⅡを通じてドライブのデータへ干渉し、自身が動かす仮の器に使用。
外見は本物の仮面ライダードライブと同じでも、あくまでライダモデル…自我を持たないデータの塊だから可能になった荒業。
生身の人間に相手には不可能であるし、出来たとしても倫理の面で拒否するだろう。

「よっし成功!じゃあガイ、あっちの相手は私に任せて!」
「分かった、だがくれぐれも無茶はしないでくれ」

会話もそこそこにサウザーはリンボへ得物を構え、ポッピーは見上げる程の巨体と対峙。
ゲムデウスを思い出させるサイズでも、臆さず真っ直ぐに見据える。
マッド・キマイラと、怪物を従える少女を。

「里見灯花ちゃん、だよね?」
「…ああ、お姉さまをそのヘンテコで美的センスが足りない恰好にさせたのは、あなただったもんねー。なら、わたくしのことも聞いてるか」
「酷っ!?何で!?この見た目可愛いじゃん!っていうか、何でイロハちゃんが変身したのを知って……」
「教えてあーげないっ」

ライダーのデザインを貶された上、至極当然の疑問には生意気な返答。
お転婆な子供の入院患者は慣れているが、ここまで大人を舐めたのは滅多にいない。
少々たじろぐも、すぐに真剣な顔を取り戻す。

「イロハちゃんが言ってたよ。あなたと、柊ねむちゃんっていう女の子を凄く大事に想ってるって。…もし、誰かを傷付けようとしてるなら、自分が絶対に止めてみせるって」
「…………そう」

予想通りの内容に、何も感じなかったと言えば嘘になる。
変わらない愛を向けてくれる事も、自分達のやり方を否定するのも。
分かっていても胸の奥から込み上げてくる。
会いたいけど会いたくない。
会って抱きしめて欲しい、自分とねむと、ういが大好きなあの人の笑みを見たい。
会ったら抱いた決意に、迷いが生じないとも限らない。
自分の幸福を捨てでもいろはを救わなければならないのに、いろはの傍にいる未練へ縋り付いてしまうかもしれないから。
そう己に言い聞かせても、いろはが聖都大学附属病院にいると分かった時、じっとしてられなくて。

取り繕い平静であるとの仮面を被るが、動揺はポッピーにも伝わった。
CRの一員として多くの患者と向き合って来たのだ、様子の変化に気付かない訳がない。
灯花なりにいろはへ思う所が多々あるのは分かった、だから余計に彼女を放っては置けない。

「今のトーカちゃんをイロハちゃんが知ったら、絶対に悲しむよ。あんなに心配して、会いたがってるイロハちゃんを傷付けて、それでトーカちゃんは良いって思うの!?」
「あーもー、うるっさいなー。わたくし、そういう知ったかぶりのお説教ってきらーい。低俗な学園ドラマの見過ぎじゃないのー?」
「イロハちゃんが今のトーカちゃんを見て喜ぶ女の子じゃないのは、私にだって分かるよ!」
「それジョーク?面白いことを言うにゃー、このショッキングピンクさんは」

貼り付けた笑みと裏腹に、瞳には不快感が宿る。
ほんの一時共闘しただけの分際で、いろはの何を知ると言うのだ。
奇妙な装甲…仮面ライダーの力を貸しておきながら、いろはが傷付くのを防げなかったくせに。
揃いも揃って役に立たず、こちらのストレスを煽ってばかり。

燻る苛立ちへ呼応し、マッド・キマイラがミサイルを発射。
加減の一切無い攻撃へ、ポッピーも会話を一旦打ち切り動き出す。
先程サウザーがやったのと同じく、ガシャコンバグヴァイザーⅡを装備し銃口を向ける。
勿論爆風を浴びないよう駆けながら、光弾を連射し着弾前に破壊。
吹き飛ばされる呆気ない終わりは退けるも、すかさずマッド・キマイラが自身の巨体を叩き付けた。

「よっと…!」

一般人なら身を竦ませ兼ねない光景にも動じず、シューズに搭載された加速スラスターを起動。
ステップを踏み華麗な動作で回避し、マッド・キマイラの死角へ立つ。
そのまま攻撃を行う、のではなく背を向け走り出した。

<高速化!>

戦闘放棄が目的に非ず、駆け寄った先に設置されたメダルを掴み取る。
振り返ったマッド・キマイラに叩き潰されるより早く、ポッピーの姿が消失。
正確に言うと、消えたとしか思えない速さで動いた。

<分身!>

マッド・キマイラには目もくれず別のメダルを入手。
響く電子音声が告げた通り、複数体の分身が生み出される。
巨体を取り囲んで飛び跳ね翻弄するポッピー達を、羽虫を叩き落とすように蹴散らす。
ノイズを走らせ消滅するが、それらは全てコピー体。
本物のポッピーは既に、マッド・キマイラから離れた場所へ駆け出していた。

<伸縮化!>

ゴムのように両腕を伸ばし、別の個所に設置されたメダルを二つ共引き寄せる。
と言っても自分の為に使うのではない。
片方は仲間である黄金のライダーへ、もう片方は対峙中の相手に投げ付ける。
マッド・キマイラ…ではなくモンスターを操る灯花自身にだ。

<混乱!>

「うにゃっ!?」

痛みは無いが、上手く言葉に表せない気持ち悪さが襲う。
何をされたか定かじゃなくとも、敵をこのまま調子付かせるのは避けたい。
マッド・キマイラへ攻撃の指示を出そうとし、

カードの表示形式を守備表示へと変えた。

「っ!?わたくしの体が……」

望んだのとは全く異なる行動を取ってしまった。
原因が何かを深々と考える必要はない。
たった今投げ付けられた、奇怪なメダルの影響なのは確実だ。

ポッピーの変身と共に配置されたこのメダルの正体は、CRの関係者やバグスターなら知っていて当然の存在。
ライダーガシャットの起動時に現れステータス変化を齎す、エナジーアイテムである。
使い方次第で戦況を有利に動かせるが、マッド・キマイラが相手ではそうもいかない。
魔法や罠、或いはモンスター効果として処理され、使用不可能になった可能性は非常に高いからだ。
詳細な原因は知らないが、プログライズキーが度々起動しなくなるのはポッピーも画面越しに把握。
何らかの特殊な技だったり装備が使えなくなると、察するのに時間は掛からなかった。

マッド・キマイラと戦おうとするとそういった不調が現れるなら、そもそもマッド・キマイラとの戦闘を避ければ良い。
半ば賭けにもなったが、回避に徹しマッド・キマイラから敵意を外した結果。
エナジーアイテムは効果を発揮し、ステータス強化の恩恵に与った。
更に正規のデュエルでない以上、モンスターを無視しプレイヤーへのダイレクトアタックも反則ではない。
混乱のエナジーアイテムを灯花へ直接ぶつけ、本人の意図しない行動を取らせたのだった。

猛威を振るおうと存在の核がカードである故、デュエルモンスターズのルールには逆らえない。
身を縮こまらせて受け身の耐性を取り、守備表示へと変更。
こうなれば再び表示形式を変えない限りは、自ら攻撃は不可能だ。

<マッスル化!>

一方でサウザーもエナジーアイテムの恩恵を受け、反撃の兆しを見せる。
パワー面を大幅に強化され、アギトとキバを薙ぎ払う。
斬り掛かって来たブレイドを逆に斬り付け、すかさず穂先を突き刺した。

『JACK RISE』

「手荒で申し訳ないが、あなたのデータを頂きました」

敵に回ったライダモデルを、再び自身の力として使わせてもらう。
稲妻を帯びた光刃を振り回し、ライダー複数体を纏めて撃破。
煙が覆い隠す中を突っ切り、唯一残ったジオウも同様に得物で刺す。
データは貰った、であれば何をするかは決まったも同然。

『JACKING BREAK』

時計の針を象ったエネルギー刃が二本出現、切り刻まれジオウも消滅。
歯止めを掛けるべく投擲された呪符をも掻き消し、投げた本人へ斬撃が襲う。
力を大きく削がれた式神には堪える威力だ、ノロの力を上乗せし火炎で相殺。
雲行きが怪しくなって来たのを実感し、丁度目に映ったのは借りて来た猫のように大人しくなったマッド・キマイラ。

「これは少々宜しくない流れと見ました!」

灯花目掛けて呪符を投げ放ち、念を籠める。
呪うのではなく祓う為にだ。
解呪の効果を受け、エナジーアイテムの混乱状態から脱する。

『CRITICAL CREWS-AID!』

『THOUSAND DESTRUCTION!』

しかし得られた最大のチャンスを前に、敵の立て直しをむざむざ許すお人好しはいない。
リンボの解呪を待たず、サウザーとポッピーがそれぞれドライバーを操作。
プログライズキーとガシャット、異なるキーアイテムからエネルギーが流し込まれる。
脚部へ纏わせた力を同時に叩き付け、決着とするべく共に跳躍。

「これで終わりとしましょう!」
「トーカちゃんにも、ここで止まってもらうから!」

非情の玩具は爆散し、次なる手を打たせず少女と術師を無力化。
思い描いた光景が現実に変わるまで、残り数秒もない。

「いーやっ。そんな要求は受け付けませーん」

即座に訪れるだろう敗北を、小馬鹿にするように笑って跳ね除ける。
この攻撃を受ければ、確かにマッド・キマイラも破壊は免れない。
だが一体いつ、こちらに打つ手が無いと言ったのか。
間一髪で混乱を脱し、デュエルディスクを操作。

「なんだと……!?」
「うえええ!?ピプペポパニック~!?」

撃破の正に寸前、力を付与していたガシャットとプログライズキーが急に沈黙。
ライダー達が脚部に纏ったエネルギーが消え失せた。
異変はそれだけに留まらず、ドライバー部分へ衝撃が襲い反対に弾き飛ぶ。
変身ツールが外れ天津は生身へ逆戻りし、ポッピーの意識もバグルドライバーⅡへ再び閉じ込められる。
地面を転がり鈍い痛みに呻く天津の横には、不安定な状態と化した一体のライダモデル。
元はドライブのデータ体だったが、ポッピーの変身解除に伴い実態を上手く保てずにいた。

マッド・キマイラが倒されるだろうタイミングで一手早く、灯花は伏せていた罠カードを使用。
デストーイ・マーチ。
自分フィールドのデストーイモンスターが相手カードの対象となった時、発動を無効にし破壊するカウンター罠。
ドライバー本体の耐久性故壊れはしなかったが、衝撃を与え弾き変身を解くのには成功した。
おまけにデストーイ・マーチの効果はまだ残っている。

「はいはいご苦労さまー。じゃ、次はあなたの出番だよー」

対象となったモンスターを墓地へ送り、新たにデストーイモンスター一体を召喚する。
マッド・キマイラと入れ替わりで現れるは、これまた巨体を誇る不気味な玩具。
血に染まった体に黒々とした翼を生やし、手には鋭利な三又槍。
ギョロリと飛び出た目が獲物を捉えて離さない、悪魔そのものなモンスター。
デストーイ・デアデビルが、召喚と同時に槍を振り被った。

「くっ……!」

問答無用の一撃を見舞われるとあっては、おちおち寝転がってもいられない。
体が上げる悲鳴を噛み殺し、転がる二つのドライバーを掴んで後退。
天津もポッピーにも被害は及ばず、哀れ餌食となったのはライダモデルのみ。
放って置いてもすぐ消えるだろうに、三又槍で一刀両断の憂き目に遭う。
運の悪い事に、これがトリガーとなって天津の全身へ激痛が駆け巡った。

「がああああああっ!!!??!」
『ガイ!?どうしたの!?ねえガイ!?』

手の中で必死に呼びかけるポッピーの声も遠ざかり、天津の意識は落とされる。
病院での消耗を抱えたまま戦闘を行い、軽くないダメージを受け遂に限界が来たのだ。
眠っている場合じゃないと言い聞かせても、無駄な抵抗に終わる。

デストーイ・デアデビルは相手モンスターを破壊した時、プレイヤーに1000Pのダメージを与える。
万全と程遠い天津を気絶へ追い込むには、十分過ぎる痛みだった。

「おや……」

倒れ伏す男と、自力では悪足掻き一つやれない女。
敗北者二名から視線を外し、見つめた先の光景にリンボは短い呟きを漏らす。
声色に含まれるのは上機嫌とは言い難い、落胆や期待外れと言ったもの。
見たいと思っていたのはどこにもなく、あるのはリンボの嗜好と正反対。

過度な期待をし過ぎたか、乱入者が思っていたより面倒な手合いだったか。
のんびり見物を行うつもりだったが、こうなっては仕方ない。
芝居へ茶々を入れる無粋な者には、舞台から降りてもらうに限る。
紙飛行機でも飛ばすような気安さで、呪符を投げ付けた。


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