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  • 決闘バトルロイヤル @ ウィキ
  • スタンバイフェイズ

決闘バトルロイヤル @ ウィキ

スタンバイフェイズ

最終更新:2025年05月13日 22:40

zombi2baisoku

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『仮面ライダービルドこと桐生戦兎の相棒である俺、エボルトは単独行動から戦兎の元へ戻ろうとしたとき、わるーい魔女に襲われている可憐な少女たちと遭遇した。
 俺は咄嗟にその少女たちを庇って魔女と戦い、華麗に撃破。
 おいおいこれってひょっとしたら、女っ気のない戦兎と違って俺はいわゆるハーレムルートって奴に入ったか?』
『多分ですけどあなたハーレムとか別に欲しくないですよね』
『しかし少女たちに俺は刺激が強かったのか、どうにも避けられているようで。つれないねえ。
 とはいえ仲良しこよしはともかく情報交換くらいはしたいもんだ』
『どう考えてもあなたのムーヴの問題なんですよね……』
『さてどうなる第88話』
『ずっと無視ですか!?  このルビーちゃんを!?』


◆


 戦いは終わった。
 復讐の魔女と希望の魔法少女の戦いは、途中から現れた地球外生命体の手によって終わりを迎えた。
 そこに横たわるは首から上が切り離された魔女の肉体。
 首輪を取るために、エボルトによって斬られたルナの遺体だ。

 エボルト―この場にいるイリヤとチノは未だその名前を知らないが―の振る舞いに文句をつけることはできない。
 ルナ―これまたイリヤ、チノ、エボルトが名前を知ることは永遠にないだろう―は理由がどうであれ殺し合いを是として動き、イリヤ達に殺意と攻撃を向けていた。
 ならばこれも因果。この決闘で氷室幻徳が持つスカルメモリの、本来の所持者の言葉を借りるなら「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけ」ということだろう。

 だからと言って救いの手を伸ばしてはならないということではない。
 イリヤはルナを、名前も知らない少女を救いたかった。
 されどその望みはもう叶わない。
 それをエボルトのせいだと責めることもできない。
 そうしなければ己の命はもとより、隣にいるチノの命も危うかっただろう。
 イリヤは、救いの手をと叫ぶほど身勝手にはなれなかった。

 そして首輪を手に入れる為に首を切り落としたことも、殺し合いの打破を考えるなら仕方のないことだ。
 文句をつけるのは、少々無作法というものだろう。

「……」

 それらを差し引いてなおイリヤは、いや彼女のみならずチノもルビーも、目の前の地球外生命体に対し警戒心を解けなかった。

『オイオイ。いくらなんでもそりゃないだろ。俺は命の恩人だぜ?
 どっかのてんっさい物理学者みたいに正義のヒーロー、仮面ライダー扱いしろとは言わねえけど、カワイ子ちゃんにはもうちょっと愛想よく接して欲しいなあ?』

 エボルトはそんな二人の対応に対し軽口を叩くが、当の二人は何も返さない。
 彼の言葉にこちらを安心させようとか、宥めようという意図はないのが伝わってくる。
 彼は言葉とは裏腹に何一つ気にも留めていない。
 あるのはただ、まるでこちらを見定めるかのような不躾な感覚だけだ。
 するとそこに――

「大丈夫か二人とも!?」

 遊戯とロゼが飛び込んできた。
 零という犠牲を出しつつもジャンヌを退けた彼らは、悲しみに暮れる間もなく仲間であるイリヤとチノの援護にやってきたのだ。
 しかし目の前の光景は想像と少々違っていた。

 熾烈な争いが行われた形跡はある。
 しかしそこにいるのは二人の仲間と、得体のしれない人型の怪物としか言いようない何か。
 そして最後に、見覚えのない服を着た、首が切り離された少女の死体。

「どういうこと……?」

 情景だけでは今一つ把握できない現状に、思わず戸惑いの声を漏らすロゼ。
 それに答えたのはルビーだった。

『平たく言うなら、こちらで亡くなっている方が最初にイリヤさん達を襲ってきて、それをそこの得体のしれない地球外生命体に助けられた、という感じですね』
『そう思ってるならもっと感謝してもバチはあたらねえぜ?』

 ルビーの棘のある物言いに軽く苦言を呈すエボルト。
 本来ならエボルトの言い分の方が通りそうだが、誰も反論をしない。
 しかしいつまでも無言でいる訳にも行かず、代表して遊戯が口を開く。

「仲間を助けてくれたこと、一応礼は言っておくぜ!
 だから忠告だ。そのあからさまに人を自分に都合がいいかどうかでしか判断してない態度をやめないと、痛い目を見ることになるぜ!!」
『はいはい。忠告どうも。武藤遊戯くん』

 名乗っていない自分の名前を呼ばれ、一瞬虚を突かれる遊戯。
 しかし最初の場で自分の名前が呼ばれているのは、おそらくほぼすべての参加者が見ているはず。
 それと名簿を合わせれば名前を特定するくらいは難しくない、と遊戯は結論を出す。

 一方、遊戯の忠告を軽くいなしたエボルトは、諦めたように息を吐く。
 そもそもエボルトは遊戯の言う『痛い目』を、既に一度見ている。
 しかしなお変わらずこうなのだから、彼は微塵も変わるつもりはない。
 それをいっそ言ってやろうかと考えた所で――

『御機嫌ようプレイヤー諸君。まずはおめでとうと言わせてもらおう』

 その前に、檀黎斗の放送が空気を裂く。
 ここから始まるのは神を語る男の、無慈悲かつ苛立ちを感じさせる情報の羅列。
 聞くに堪えない嘲笑が誰の耳にも聞こえるが、誰もが聞き逃すことを許さない。

『続いては君達が最も気になるだろう情報…そう、脱落者達の発表だァ!』

 禁止エリアの発表もそこそこに、腹立たしくも正しい分析をする檀黎斗の発表を、エボルトすら黙って聞いていた。

『御伽龍児』
『城之内克也』
「……っ!!」

 遊戯が反応したのはこの二人。
 最初こそいがみ合ったものの中を深めた御伽と、決闘者として、友として絆を深めた城之内の死に、遊戯は思わず動揺を隠せない。

『猿渡一海』
「おっ」

 エボルトは己が知る仮面ライダーの死に反応するも、何を思っているのかは外から読み取れない。
 ただ強いていうなら、面倒そうな顔を浮かべたようにその場にいた面々には見えた。

『白鳥司』
『涼邑零』
「「「「……」」」」

 仲間である二人の名前が聞こえ、遊戯、イリヤ、チノ、ロゼの四人は神妙な顔を見せる。
 遊戯とロゼは司が、イリヤとチノは零がなぜこの場に顔を見せていなかったのか、薄々察していたとはいえここで確定してしまうのは、やはり辛い。

『天々座理世』
「リゼさん……」

 そしてチノは追い打ちの様に、ラビットハウスで共に過ごした友人ともう会えないことを知った。

『以上30名。ン素晴らしいッ!!君達は私の予想を超えて、実にゲームを盛り上げてくれたッ!』
「何で、そんなこと言えるの……!!」

 檀黎斗のプレイヤーに対する言動について、命をなんだと思っているのかとイリヤは怒りを燃やす。
 この世の全てが自分のゲームの為にあるとでも思っているのか。
 そんなことを本気で考えているから、こんなことが出来て、そんなことが言えるのか。
 しかし放送は彼女の怒りなど聞き届ける筈もなく、無慈悲に続く。

『優勝者への褒美を、死をも覆す権利を、ゲームマスターにして神の私が約束しよう』
「随分豪華賞品じゃねえか。どっから調達してきたんだか」

 エボルトは檀黎斗の語る内容に思わず零す。
 死者の蘇生などそう簡単なものではない。なにせ自身の蘇生ですら不完全もいい所なのだから。

 それも万丈に自分の遺伝子があるからであり、他者となればするしないは別として、できるかどうか不明である。
 にも拘わらず檀黎斗はすると宣言している。
 本当である保証はどこにもないが、仮に本当ならどうやって実現するのか疑問は尽きない。

 なので、その答えに辿り着くべく少しでも情報が欲しいので、エボルトは目の前の集団から情報を引き出したいのだが――

(無理だなこりゃ)

 エボルトは、それを無理と考えた。
 理由は、さっきの放送にある。
 放送で呼ばれた人数は40人。参加者が112人なので実に三分の一近く。
 それだけいれば、知人の一人や二人呼ばれていても不思議ではない。
 事実、この場で元の世界の知人が呼ばれているのはエボルト含めて三人いる。
 そしてエボルトはともかく、残りの二人はその事実に動揺する類のお人よしだ。

 その二人が落ち着くまで宥めるなり待つなりして話をするという手もあるが、そこまで待つ気にはなれないし、戦兎の印象が待たせ杉で最悪になる。
 元々最悪ではあるが、行動を縛り無駄にとどめるせいで決定的な仲たがいをするのはエボルトとしても不本意だ。
 ここは首輪一つにラストパンドラパネルブラックと六つのブラックロストフルボトルを戦果として一度撤退し、情報交換は後に回すとしよう。

『んじゃ、俺帰るわ』
「えっ?」
『おや、あなたはイリヤさんを何やら舐めるように見つめていたと思ったのですが』
『俺にそんな趣味ねえよ』
『えっ……じゃあまさか、私を?』
『構造的な意味なら興味はあるなあ。解剖していいか?』
『ダメに決まってるでしょう! ルビーちゃんはお触りNGです! 握手会出禁にしますよ!!』
『手どこだよ』

 ルビーの軽口をエボルトは切って捨て、疑問符を浮かべたイリヤに対し軽く意図を説明し始める。

『本音としちゃ情報交換したいんだが、今のお前らには少々時間が必要そうだからな。
 俺はオーエド町に戻るから後でもう一度会おうぜ。
 いや、時間がかかるようならこっちに来てくれてもいいぜ。首輪解除の当てもあるしな』

 そう言ってエボルトは地図を広げ、ある場所を指差す。
 そこはやちよと合流を約束した場所である。
 エボルトはどちらの場所を教えるか考え、結局両方教えるのだった。
 首輪解除のあてがあると聞けば無視はできないだろうし、また会えるのなら今はそれでいい。

「……驚いた」
『何がだよ、剣持った嬢ちゃん』

 するとロゼが言葉を零す。
 それは本当に思わず出てきた言葉だったが、彼女は構わず続けた。

「あなた、気遣いとかできるんだ」
『心外だねえ』

 ロゼの言葉にエボルトは肩をすくめるも、即座に背を向けてこの場を去っていこうとする。
 しかし、すぐに足を止めると彼はこういった。

『おっと、名前を言っていなかったな。
 俺の名前はエボルトって言うんだ。よろしくな。
 せっかくだしお前らの名前も教えてくれよ。あ、武藤遊戯くんは別にいいぜ』

 エボルトの唐突な自己紹介と、名乗りの要求に少し戸惑う一同。
 しかし要求に従わず黙っているのにも危険があるように感じたので、遊戯以外は結局名乗ることにした。

「イリヤ。イリヤスフィール・フォン・アインツベルン」
「私はロゼ」
「香風、智乃です……」
『オッケー覚えたぜ。
 じゃ、また会おうぜ武藤遊戯と嬢ちゃんたち。チャオ♪』

 それだけ言ってエボルトは今度こそ去っていく。
 その姿に、その場にいる誰も声を掛けることはなかった。


【D-3/一日目/朝】

【エボルト@仮面ライダービルド】
[状態]:疲労(大)、ダメージ(中)、ブラッドスタークに変身中
[装備]:トランスチームガン(ワープ機能6時間使用不可)+ブラックコブラロストフルボトル@仮面ライダービルド、ラストパンドラパネルブラック+ブラックロストフルボトル×6@仮面ライダービルド、パーフェクトゼクター@仮面ライダーカブト
[道具]:基本支給品一式、じわじわキノコカン@スーパーペーパーマリオ、ブレイクスルー・スキル@遊戯王OCG((1)の効果6時間使用不可能)、ルナの首輪
[思考・状況]
基本方針:生存優先。あわよくば未知の技術や檀黎斗の持つ力を手に入れる。
1:戦兎達の元へ戻る。ここでこいつらから情報聞き出してたら、いくらなんでも時間をかけすぎでキレられそうだ。
2:戦兎と共闘しつつどこまで足掻くのか楽しむ。仲良くやろうぜ?
3:エボルドライバーを取り戻す。元は内海の?知らねぇなァ。
4:ロストボトルを回収しパンドラパネルを完成させる。手間を掛けさせないで欲しいんだがな。
4:正攻法じゃあ檀黎斗を倒すのは難しいか。
5:カイザーインサイトを利用。2回目の放送後に桜ノ館中学校で合流。戦兎には何て言おうかねぇ。
6:やちよの声はどうにも苦手。まぁ次に会えたら仲良くしてやるさ。
7:また会おうぜ、武藤遊戯に嬢ちゃんたち。
8:猿渡死んじまったか。戦兎の奴どうなるかな。
[備考]
※参戦時期は『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』で地球を去った後。
※環いろはの姿を写真で確認した為、いろはに擬態可能となりました。
※トランスチームガンのワープ機能は一度の使用後、6時間経過しなければ再使用不可能になっています。



◆


『エボルトさん、アバンであらすじしてた割にあっさりいなくなりましたね』
「ルビーは何の話をしてるの……?」

 エボルトとの邂逅を終えた遊戯達は、一度エーデルフェルト亭のまだ壊れていない部分に移動した。
 心の整理をするにしても、外に居たままではNPCしかり他の参加者に襲われる可能性が高くなる。
 なのでとりあえず適当な一室に移動し、たどり着いて最初の発言がルビーのとぼけた言動とイリヤのツッコミだった。
 しかし内容に反して二人の声色に元気はない。
 当座の脅威が消えて、この場にいる一同が感じるのは仲間、友人を失った悲しみ。
 もし幸いなことがあるとしたら、今この場であるD-3を禁止エリアに選ばれなかったので、そそくさと移動する必要がないことくらいだろうか。

「なんで……」

 静寂が漂うエーデルフェルト邸にて、チノのささやくような声が響く。
 マヤの死を見た時に流れた、一度拭われた涙がもう一度溢れる。
 その涙と共に堰を切って溢れるのは、血を吐くような叫びだった。

「なんで私達がこんな目に遭わなきゃいけないんですか……!
 マヤさんが、リゼさんが、零さんが、司さんが……何か悪いことをしたんですか……!!
 私達が一体、あの檀黎斗って人に何をしたっていうんですか……!!」
「チノ……」

 感情のまま泣き叫ぶチノに対し、ロゼは前の放送の時の様にまた抱きしめて頭を撫でる。
 チノの問いに対し答えを出せないロゼができるのは、これくらいしかない。

 答えが出せないのはイリヤも遊戯も同じだ。
 とはいえ、その答えは今ここで出せるものではない。
 ならばやるべきは次どうするかの行動を決めることだろう。
 そう考えたイリヤは遊戯の方を見る。

「すまない皆。少しだけ、俺を一人にしてくれ……」

 だが遊戯の口から出た言葉は、憔悴したものであった。
 しかしそれも無理はないとイリヤはすぐに思い直す。
 何せ、遊戯から聞いていた友達が二人も放送で呼ばれているのだ。
 本当は、チノと同じ様に泣きたくてもおかしくないはずだ。
 なのでイリヤが何かを言おうとするも――

『遊戯さん、行っちゃいましたね』

 それより先に遊戯は部屋を出て行ってしまった。

「待ってよっか。ルビー」
『その間、少し考えることもありますしね』

 こうなればイリヤとルビーにできるのは待つことのみ。
 とはいえ考えるくらいはできるだろうと、二人は思索を始めるのだった。



◆


 部屋を出て行った遊戯がいるのは、部屋から少し離れた場所の廊下だ。
 仮に部屋で何か大きな物音がすれば即座に戻れるような位置に彼は立つ。
 そして――

 ガン!

「檀、黎斗……!」

 遊戯は近くの壁を殴りつけた。
 彼が浮かべるものは怒り、憎しみ。
 友の、いや友を含む四十という多数の人間の死をエンターテイメントの様に扱う檀黎斗への、猛烈な怒り。

『もう一人の僕……』

 そんな遊戯を、精神の内側でもう一人の彼、表の遊戯が見つめている。
 表の彼が浮かべるのは悲しみであると同時に、闇遊戯への心配だ。

「分かってるぜ相棒。檀黎斗は許せない。
 だけど憎しみや怒りに囚われたまま進んだりはしないさ」

 そんな表遊戯を安心させるべく、闇の遊戯は声に出す。
 檀黎斗に対して怒りはある。憎くないかと言われれば嘘になる。
 だがそれでは駄目だ。

『憎しみ、怒り、そんなもの束にしたって俺には勝てないぜ!』
『憎しみを重ねてもそれは……脆い!!』
『憎しみと怒り、そんなもので勝利の重圧を受け止められるか!』

 バトルシティ準決勝第二戦においてライバル、海馬瀬人に己が語った言葉が蘇る。

『相棒! 相棒おおおおおおおおお!!』
『速攻魔法発動! バーサーカーソウル!!』
『相棒……! やめてくれ!!』

 憎しみに囚われた結果、どうなったかも己の経験が語っている。

「あの時は相棒や周りのみんながいたから何とかなった。
 だけど同じ間違いを二度も繰り返したりはしないぜ」
『うん! 信じてるよもう一人の僕!!』

 二人の遊戯は対話を経て、決意を新たに固め直す。

(見ていてくれ城之内君、本田君、御伽君。それから牛尾さん。
 俺は真の決闘者として戦い、必ず殺し合いを止めて檀黎斗を倒してみせるぜ!)

 ザッ

「出遅れちまったようだな」
「だけど誰かいるぞ……って、あいつはもしかしたら……」

 するとどこからか聞き覚えのない二人の声が聞こえた。
 二人は警戒することなく遊戯の元へ近づき、声をかける
 声を聴いた遊戯が心持ち警戒するが、次の言葉を聞いて警戒を解く。

「あんたが武藤遊戯か。話は不動遊星から聞いてるぜ」
「遊星くんに会ったのか!?」

 現れた二人のうち、海賊のような服装をした異形の右腕を持つ男、蛇王院空也の言葉は、遊戯から警戒を消すに足るものだった。
 空也はそんな遊戯に対し話を続ける。

「ま、今は別行動中だがな。とはいえ随分あんたを買ってたのは間違いねえさ。
 それにさっきの態度を見てたら信用できるのも納得はいくってなもんだ」
「そうか。遊星君が世話になったようだな。
 それで、そっちの君も仲間なのか? 決闘者なのはすぐに分かったが」
「神代凌牙、決闘者だ。空也とはさっき会って共闘したってだけで、その遊星って奴とは別に会ってねえよ。
 それはそうと、てめえが相当やる決闘者ってのは見れば分かるが、デッキはどうした? 支給されてねえのか?」

 凌牙の質問は酷く当然だ。
 遊戯がどれほどの決闘者なのか、凌牙レベルの実力者ならある程度の察しは付く。

「つくのか?」
「決闘者には特有の殺気があるからな。凌牙もそれを感じたんだろうぜ」
「そんなところだ」
「そんなところなのか?」

 カードゲーマー特有の殺気ってなんだよ、と空也はツッコミを入れようかと思ったが、迷っている間に二人の話は進んでいた。

「話を戻すが、そうだ。俺のデッキは支給されてない」
「俺には支給されてるんだがな……いや、遊馬にも支給されてなかったな」
「そういや遊星もそんなこと言ってたぜ。代わりにかなり使いにくそうな代物だったけどな」

 そう言って空也は遊星に支給されていたホカクカードとデュエルディスクについて説明をした。
 すると説明を受けた二人は思わず顔をしかめる。

「確かにこの決闘なら多少は何とかなるだろうが……デュエルモンスターズはモンスターだけじゃない。
 魔法や罠とのバランスが大事なんだ。そんなデッキじゃいくら遊星君でも満足に戦えないぜ!」
「全くだ。フルモンデッキって構築もあるにはあるが、あれは練りに練ってやるもんだ。
 この決闘に出てくるNPCでくみ上げるにしてもかなりキツイだろうな」

 単にデッキを支給しないだけならまだしも、そんな特殊な代物を代わりに寄越し、挙句下手をすればそれ以外の支給品を奪われているかもしれない。
 最早恨みでもあるのかと言いたくなる采配である。

「どうにも自分で実装した決闘を持て余してるようだし、その弊害が出たってところか」
「なんだそりゃ。大した神様もいたもんだぜ」

 遊星の処遇について遊戯が推察すると、それに対し空也が軽口を叩く。
 自分で実装した要素に振り回された挙句プレイヤーに不利益を押し付けるなど、ゲームマスターとしては三流もいい所だろう。
 もっとも、そもそも始めたゲームからしていささか一流とは言えないと遊戯は付け加えるだろうが。

 一方二人の話に対し、凌牙は神妙な顔で口を挟む。

「神様なんて大したもんじゃねえよ。真の決闘者三人がかりなら倒せる程度のもんさ」
「そうだな。真の決闘者にとって力なんてまやかしにすぎない」

 凌牙の言葉に同意する遊戯。
 とはいえ凌牙にとっての神はドン・サウザンドであり、世界の支配すら間近だった存在である。
 たいして遊戯の語る神は三幻神。資格こそ必要なものの、決闘の中で従える存在だ。
 この決闘の中では支給品として扱われたり、ネットの情報の集合体である参加者が変身したりしている程度のものである。

 そんな認識の隔たりが二人の間にあるが、それが埋まるかどうかは現状分からない。
 別に埋まらなくてもそこまで支障はない。

「なあ、ゲーマー二人。仲いいのも結構だけどよ、そろそろ話し進めていいか?」
「……ああ悪ぃ。なあ遊戯、こうして話をしてると分かんねえかもしれないけど、こいつ結構怪我やばいんだよ。
 何か治療できそうなカードか何か持ってないか?」
「あいにく俺の手持ちにそういった物はないが、仲間が持っているかもしれないな。
 ついてきな! 案内するぜ!!」

 遊戯はそれだけ言って二人に背を向け歩き始める。
 その背を二人は追うが、一人空也はある疑問を覚えていた。

(どう見ても遊戯より遊星の方が年上だよな。
 なのになんでどっちも遊戯が目上ってノリで話してんだ?)

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