越前藩国情報戦本隊、第5回の提出をいたします。
■現在の状態
#ゴロネコ恵部隊、オタポン個人騎士団とバンド中
#ゴロネコ恵部隊、オタポン個人騎士団とバンド中
#AR:初期10+3(ヘイムダルの眼効果)=13
#修正: 攻撃、防御以外全般に+2修正 (「その他訓練」2回)
#f:による修正+5
#修正: 攻撃、防御以外全般に+2修正 (「その他訓練」2回)
#f:による修正+5
#元帥特殊の+5、初心級オペレートの+4は別途質疑を受けたため、加算しておりません。)
#http://p.ag.etr.ac/cwtg.jp/bbs2/19814
#http://p.ag.etr.ac/cwtg.jp/bbs2/19814
f:越前藩国情報戦本隊の行動={
#行動名,リクエストされる能力,難易評価,消費AR,成功した場合の達成値
r:特殊を使う,なし,なし,3,0
#行動名,リクエストされる能力,難易評価,消費AR,成功した場合の達成値
r:特殊を使う,なし,なし,3,0
#事前に惑星破壊藩国への白兵が成功していた場合、情報戦でミサイルを無力化します。
情報戦基本評価:(器用16+特殊5 + 知識18+特殊5)/2=22
22+電子妖精13+訓練2+f:による修正5=42
情報戦基本評価:(器用16+特殊5 + 知識18+特殊5)/2=22
22+電子妖精13+訓練2+f:による修正5=42
+n(RP修正)
=42+n
=42+n
使用する特殊:
ハッカーは知識、器用の評価を×2.25(評価2)補正することが選択でき、この時燃料3万tを消費する。
ギークは知識、器用の評価を×3.38(評価3)補正することが選択でき、この時燃料1万tを消費する。
ハッカーは知識、器用の評価を×2.25(評価2)補正することが選択でき、この時燃料3万tを消費する。
ギークは知識、器用の評価を×3.38(評価3)補正することが選択でき、この時燃料1万tを消費する。
難易度30 差分12+n以上 自動成功
r:撤退して次の戦闘のアイドレスを選んで開く,なし,なし,4,0
r:→次のアイドレス =ゲーム終了(EV116-99)へ飛ぶ
#AR13→6
}
}
f:越前藩国情報戦本隊のロールプレイ={
―――PPG揚陸部隊が敵惑星破壊藩国に突入を開始して数分。
作戦前特有の息詰まる沈黙が越前情報戦本隊を覆っていた。
―――PPG揚陸部隊が敵惑星破壊藩国に突入を開始して数分。
作戦前特有の息詰まる沈黙が越前情報戦本隊を覆っていた。
一万発の熱源が感知されたのは艦隊戦に入る少し前。
発見したのは“ヘイムダルの眼”の観測室だった。
発見したのは“ヘイムダルの眼”の観測室だった。
「敵巨大艦に、一万の熱源反応・・・・・・だと?」
「はい、感知されたのは例の惑星破壊藩国です」
「例のやつか……」
「AR10の段階で点火するようです。現在総司令部で対策協議中とのこと」
「はい、感知されたのは例の惑星破壊藩国です」
「例のやつか……」
「AR10の段階で点火するようです。現在総司令部で対策協議中とのこと」
黒埼は唸った。絶望的な数だった。味方に一万発ものミサイルを相手にする余裕はない。
だが……。
だが……。
「―――いいや、まだだ」
最近はき慣れてきた感のあるその言葉を呟く。
きっと藩王がここにいても、そう呟くだろう。
きっと藩王がここにいても、そう呟くだろう。
希望とは、絶望を前に「いいやまだだ」と呟くことから始まる。
少なくとも黒埼はそう思っていた。
少なくとも黒埼はそう思っていた。
通信が入る。相手は黒埼の予想通りの人物。
「悪童屋元帥から入電!」
「つないでくれ」
「つないでくれ」
『―――恐らく、君の予想通りだ』
元帥の第一声はそれだった。この危急の際にも動揺が全く見えないこと
に黒埼は感嘆する。
に黒埼は感嘆する。
「……揚陸戦、しかるのちに火器管制の制圧でミサイルの無力化、ですか」
『ああ、また苦労をかけることになるが……頼む』
『ああ、また苦労をかけることになるが……頼む』
「情報戦こそうちの華です。越前がここにいる意味、敵に見せてやりますよ」
「詳しい作戦はこれから送るが、最後は君たち次第だ。よろしく頼む」
そう言って悪童屋元帥の姿はモニターから消え、続いて作戦案が送信されてくる。
そして黒埼はたった二人だけの部下に向きなおった。にやりと笑う。
「みんな、聞いていたな。今回うちが出る幕はないかと思ったが
……敵はいい見せ場をくれたようだ」
……敵はいい見せ場をくれたようだ」
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『PPG揚陸成功!繰り返すPPG部隊揚陸成功!』
慌ただしい通信が響き渡る。すでに一行は初心・揚陸用のハッチで待機中である。
ここから揚陸部隊が制圧した火器管制室に移り、直接ハッキングをしかけて
ミサイルを無力化する手はずになっていた。
ここから揚陸部隊が制圧した火器管制室に移り、直接ハッキングをしかけて
ミサイルを無力化する手はずになっていた。
「さて、出番だ。二人とも、行けるな?」
「もち」
「誰に言ってます?」
「もち」
「誰に言ってます?」
二人とも、憶するでもなく、いたって自然体である。
こういう時の越前国民の肝の据わり方は異常である。
こういう時の越前国民の肝の据わり方は異常である。
知恵も勇気もいつも不足がちだが、いざと言う時の覚悟の決め方だけは他の国に
引けは取らない。
引けは取らない。
頼もしい部下を見やって、黒埼もまた一度深呼吸して覚悟を決める。
「ま、やる事はいつもどおりだ。……行くぞ!」
管制室までは一直線である。露払いは十分すぎるほど効いており、
艦内には敵のての字も見当たらない。PPG部隊はすでに敵を後部まで押し込んでいるらしい。
艦内には敵のての字も見当たらない。PPG部隊はすでに敵を後部まで押し込んでいるらしい。
『そこの角を右だ』
不意に低い男の声が響く。黒埼はその声に聞き覚えがあった。
「オタポンか?」
『だったらなんだ?案内してやるからさっさと潰してこい』
「相変わらず愛想のかけらもない……」
『俺の愛想いい所が見たいか?……そこを左』
「いや、遠慮しておく。案内感謝」
『だったらなんだ?案内してやるからさっさと潰してこい』
「相変わらず愛想のかけらもない……」
『俺の愛想いい所が見たいか?……そこを左』
「いや、遠慮しておく。案内感謝」
「摂政様、見えました!」
オタポンの指示通りに角を曲がるとすぐに火器管制室が見えてきた。
PPGの部隊員数人がそこを確保している。
辺りには激しい戦闘の跡がうかがえた。
オタポンの指示通りに角を曲がるとすぐに火器管制室が見えてきた。
PPGの部隊員数人がそこを確保している。
辺りには激しい戦闘の跡がうかがえた。
敬礼を返してすぐに部屋になだれ込む。
ミサイルを管制する端末はすぐに見つかった。
ミサイルを管制する端末はすぐに見つかった。
「よし、かかるぞ!」
ここから先は越前部隊の独壇場である。
流れるように自前の端末と火器管制をつなぐ。
規格の違いからエラーが出るが、誰も動揺はしない。
規格の違いからエラーが出るが、誰も動揺はしない。
それはなぜか。
出番が無いことを嘆いていたのは、実に彼らだけではない。
出番が無いことを嘆いていたのは、実に彼らだけではない。
ようやっと羽根を広げる機会に恵まれたもう一人の仲間がいた。
「おはよう、優填、調子はどうだ?」
ふるふると羽根を震わせる電子妖精は、まるで長い眠りから覚めた姫君のように見えた。
ふるふると羽根を震わせる電子妖精は、まるで長い眠りから覚めた姫君のように見えた。
「頼むぞ」
こくりとうなづいた優填が火器管制端末に溶けるように消えていく。
そしてその瞬間―――。
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#1529字
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