基本データ
国旗 |
準備中 |
国土 |
ヒジャーズ地方およびアスィール地方 |
国の標語 |
アッラーの他に神はなし。ムハンマドはアッラーの使徒である |
国歌 |
考え中 |
国家元首 |
事実上の大統領:フセイン・バドルッディーン・フーシ,事実上の首相:ウマル・ビン=ラーリージャーニー |
暫定自治評議会(事実上) |
議会(シューラ)が国家としての最高機関であり、いわゆる国家元首は名目上存在しない |
公用語 |
アラビア語 |
首都 |
メッカ(法律上の首都) |
メディナ(行政首都) |
ジェッダ(事実上の首都) |
ターイフ(夏の首都) |
政治体制 |
直接民主制(名目) |
傀儡政権(事実上) |
イスラム主義/バビロニア的穏健主義 |
国教 |
政教分離(名目) |
イスラム教(事実上) |
歴史
+
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... |
なんか
バビロニア連合王国とイスラム国との間で結ばれたマスカット条約により、メッカ・メディナを含むヒジャーズ地方はバビロニア政府の手から離れて直接民主制を標榜するヒジャーズ自治共和国が成立した。
|
政治
制度
リビュア人のとある将校が考案したイスラム直接民主制、すなわち「ジャマーヒリーヤ制」をベースとした直接民主制を基本とする。各職場や自治体に基礎国民会議が存在し、これらに対して基礎国民会議の議員中のうち法律で定められた役職者からなる全国国民議会(おおよそ1000名程度の一院制)が議会に相当する。
また全国国民議会の信任を得て内閣に相当する全国国民委員会(事実上の内閣であるためヒジャーズ内閣と呼称される)が存在する。
このヒジャーズ内閣に対し、関係各国から派遣された法学者・政治家・軍人・経済学者などで構成される暫定自治評議会が各種政務に対して輔弼の任を負う。
元首
全国国民委員会の内部では全国国民委員会委員長および第一書記に権力が集中している。一般的には第一書記が大統領、委員長が首相に相当するとされ、事実上の半大統領制をしく。
第一書記の指名および任命には暫定自治評議会が大きな裁量を有する。
立法機関
前述の通り全国国民議会が議会に相当する。ただしシャリーアやハディースなどイスラーム法も重要な法源となり、これらはウラマーによる諮問を受ける。
議会(あれば)
多分一院制。ただしイスラム国家及びバビロニアなど各国から派遣されたウラマー・政治家・軍人などから構成される暫定自治評議会が内閣に対して輔弼の任務を負う
憲法
ヒジャーズ自治共和国基本法という法律が事実上の憲法である。
国民
人口
民族
宗教
人口の殆ど全てはイスラム教を信仰しているが、宗派はさまざまである。
またバビロニア系の多信仰を有するものもいる
文化
教育
外交
基本方針
平和主義を標榜し、全ムスリムの巡礼のためインフラ整備に注力する――とされる。
条約
貿易
関係国
ジーザーンやナジュラーン近郊で国境を接する国家。暫定自治評議会に対する派遣人員が極めて多く、インフラ担当やヒジャーズ防衛隊のメンバーにも多数存在する。
マスカット条約によって独立した古巣。イスラーム国家ではなく多神教を崇拝、或いは信仰の自由という名称でこれを許容する国家である。メッカ・メディナおよびイェルサレムを有する大国であったが、マスカット条約によりメッカ・メディナを含むヒジャーズ地方をヒジャーズ自治共和国として独立させることに同意した。
暫定自治評議会に対する派遣人員は少ないものの、有力なウラマーや軍人などを送り込んでくる厳格な国家。教育担当に多数紛れ込んでいるらしいが……?
紅海とエジプトを挟んで存在するイスラム国家。民主主義でイスラム教国でそのくせ世俗主義と結構な割合でヒジャーズが手本にするべき国であり、インフラ担当に多数の人員が紛れ込んでいる。
内戦中ゆえかあんまり送り込んできていない。そのため原理主義勢力の影響力は低いらしい。
経済
資源
一次資源
名称 |
本社所在地 |
生産物 |
掛金 |
ダッハーブ鉱山 |
ジェッダ |
金・銀・銅 |
400万ED |
グリャーフ鉱山 |
ジェッダ |
鉄・亜鉛・タンタル |
400万ED |
ダッハーブ鉱山:大規模な油田が産出されるペルシア湾とは対照的に紅海沿岸部には油田が存在しない。しかしながら全く資源が無いかといわれればそうではない。この鉱山では金・銀・銅といった所謂貴金属類を算出する事ができる。アラビア半島は油田ばかりが取り沙汰されるが鉱山収入も馬鹿にならない。
グリャーフ鉱山:この鉱山では鉄・亜鉛、そして珍しいものではタンタルも算出する。ヒジャーズにおいて主な収入源は聖地巡礼に伴う観光関連の収入が殆どだが鉱山収入も国家の財政を支えているのだ。とはいえ油田があるわけではないので国家財政を下支えするほどの収入をもたらしているわけではない。
二次資源
名称 |
本社所在地 |
生産物 |
掛金 |
国営金属加工所 |
ジェッダ |
兵器 |
1000万ED |
ジッダ・ディーゼル |
ジェッダ |
軍用車輛 |
1000万ED |
シャーム・ウェポン・インダストリーズ |
アル・クドゥス |
兵器 |
200万 |
国営金属加工所:国家が運営する金属加工会社。紅海沿岸からとれた新鮮な金属を加工する。その加工の制度は素晴らしく、寸分の狂いもない筒を作ることができるほどだという。また、その加工技術から軍の重火器を生産しているのではないかという情報もあるが真偽は不明だ。
ジッダ・ディーゼル:イスラーム諸国からの支援で設立された企業。主に農業用トラクターやフォークリフトを生産しているほか、トラック等車輛のライセンス生産も行っている。軍用車を作っているとの疑惑もあるが真偽は不明。
シャーム・ウェポン・インダストリーズ:アル・クドゥスに存在する老舗の銃火器メーカー。イスラム勢力がこれを奪い取った後は合法的に様々な武器の製造がなされている。……とはいえ、基本的にはヒジャーズ防衛隊への納品は少ないらしく民間での流通と言う感じであるらしい。
三次資源
名称 |
本社所在地 |
生産物 |
掛金 |
ウラマーによる保証を持つ銀行 |
ジェッダ |
銀行・金融サービス |
1000万ED |
ヒジャーズ鉄道運輸部 |
メディナ |
交通サービス |
1000万 |
ヒジャーズ運河・水路委員会 |
アル・クドゥス |
交通サービス |
1000万 |
カーバ神殿 |
メッカ |
宗教施設・観光業 |
1000万 |
アラファト山 |
メッカ |
宗教施設・観光業 |
1000万 |
マスジド・ハラーム |
メッカ |
宗教施設・観光業 |
1000万 |
預言者のモスク |
メディナ |
宗教施設・観光業 |
1000万 |
マスジド・クバー |
メッカ |
宗教施設・観光業 |
400万 |
聖墳墓教会 |
アル・クドゥス |
宗教施設・観光業 |
1000万 |
聖母マリア墳墓教会 |
アル・クドゥス |
宗教施設・観光業 |
200万 |
ウマイヤ・モスク |
ディマシュク・アッシャーム |
宗教施設・観光業 |
200万 |
カシオン山 |
ディマシュク・アッシャーム |
宗教施設・観光業 |
100万 |
ウラマーによる保証を持つ銀行:イスラーム世界において利子を取る事は固く禁じられている。しかし金貸しというのはどの世界においても必要が生じる職業。そこで我々ムスリムが知恵を絞った賜物が所謂イスラーム銀行と呼ばれる形態です。当社は著名且つ実績を持った各学派のウラマーによってその営業がイスラム的に正しいと保証された銀行なので安心してご利用いただけます。是非口座を作ってみては?
ヒジャーズ鉄道運輸部:メディナに拠点を構えるヒジャーズ鉄道の本社……のうちヒジャーズ側の会社。ダマスカスのバビロニア側本社とはヒジャーズ鉄道を使って連絡しており、社員割引などというものは存在しないためいかなる上役であったとしても主の前ではみな平等ということでキチンと普通運賃を支払っている。
ヒジャーズ運河・水路委員会:ヒジャーズ自治共和国における運河および水路を管轄する事実上の省庁。本庁はメディナに存在するもののその主要な機関はアカバやベイサン、およびアル・クドゥスに存在する。アカバ支庁は海水からの灌漑に関するモノを、ベイサン支庁は淡水の水路関連を扱っているらしい。
カーバ神殿:メッカ最大の観光地であり、イスラーム教における最大にして最重要の宗教施設。本来は巡礼者のみの立ち入りであったが、マグレブ自由主義の権威であるイスハーク・アル・マグレービー師の説得によりこのたびからカーバ神殿の観光客への公開などを行うことになった。
アラファト山:メッカに存在する山。イスラム教徒にとっての最重要の地点であるためここも礼拝所のようにして使用されている。と、いうのも、イスラム教徒は巡礼月の9日にここアラファト山での滞在を求められているためだ。巡礼月の9日にアラファト山に不在であることは、巡礼の行為自体が無効になる。
マスジド・ハラーム:カアバ神殿を覆うように存在するモスク。メッカにおける最大規模のモスクであり、同時にイスラム世界における最古の礼拝所である。内部にはカアバ神殿のほかにもザムザムの泉やイブラヒムの立ちどころなどと呼ばれる聖地が存在し、事実上メッカの宗教的儀礼の最重要な拠点である。
預言者のモスク:メディナに存在するモスク。預言者ムハンマドの霊廟に併設されて建築されているモスクであり、イスラム教における第2の聖地。現在では100万人を超える収容人数を誇り、世界中各地からのイスラム教徒来訪に対応している。
マスジド・クバー:メディナに存在するモスク。クルアーン中ではアルー・タクワと呼ばれることが多いのでヒジャーズにおいてもそのように呼ばれるが、対外的な呼称はクバー・モスクないしマスジド・クバーである。マスジド・ハラームなどとは対比もできないが一応イスラム世界でも最古の礼拝書であるので、預言者のモスクで礼拝する前に礼拝する者も多い。
聖墳墓教会:イェルサレムもといアル・クドゥスに存在するキリスト教の教会。バビロニア時代からその威容は世界中に広まっていたもののバビロニア崩壊に伴う混乱で破壊され、国外からの巡礼者収容もままならないレベルで荒廃していた。それをヒジャーズ、シャーム暫定統治機構が各国からの資金援助と共に修復を開始し、現在のようになっている。
聖母マリア墳墓教会:イェルサレムもといアル・クドゥスに存在するキリスト教の教会。バビロニア崩壊に伴う混乱で破壊された聖母マリア墳墓教会であるが、アメリカなどの融資によって現在のように復興した。ただしイスラーム教を優先する価値観の現在のシャーム地域において、その価値は多少低い。
ウマイヤ・モスク:ダマスカス、もといディマシュク・アッシャームに存在するモスク。イスラム世界の中でも最古のモスクのひとつであり、その起源はキリスト教時代の洗礼者ヨハネの首を埋めた教会に由来するという。ただバビロニア時代の混乱で多少破壊されたため現在は復興中であり、収容人数はあまり多くない。
カシオン山:ディマシュク・アッシャームに面する山。伝承ではアダムやアブラハム、またムハンマドなどが暮らしたという洞窟が残り、アベルとカインによる殺人の現場となった洞窟も残っているという。7人の眠れる若者たちというクルアーンにも記された伝承が存在し、これにおける礼拝所もある。
インフラ
都市
メッカ |
1000万 |
メディナ |
1000万 |
国際都市ジェッダ |
1000万 |
ターイフ |
100万 |
ターブク |
100万 |
アブハー |
100万 |
ドゥバー |
100万 |
ハミース・ムシャイト |
100万 |
ジーザーン |
100万 |
アル・バーハ |
100万 |
ヤンブー |
100万 |
ナジュラーン |
100万 |
ハサン・アル=バンナー経済都市 |
100万 |
ネオム実験都市 |
100万 |
アカバ |
100万 |
アル・クドゥス |
200万 |
アル・ティンバラード |
200万 |
ディマシュク・アッシャーム |
200万 |
タラーブルス |
200万 |
ベイルート |
200万 |
ハイファ |
200万 |
テルアビブ |
200万 |
アンマーン |
0万 |
スール |
0万 |
アーサー・バルフォア記念都市 |
200万 |
フリードリヒ2世記念都市 |
200万 |
タナカ・カクエー記念都市 |
200万 |
ウラジーミル・レーニン記念都市 |
200万 |
コヒナタ・ハクロー記念都市 |
200万 |
ムスタファー・サリーム記念都市 |
200万 |
スルターン・ムハンマド・アリー記念都市 |
200万 |
ブラジルの任意の人物記念都市 |
200万 |
アブドゥル・イラーフ記念都市 |
200万 |
チャンドラ・ボース記念都市 |
200万 |
ミハウ・スルキェヴィチ記念都市 |
200万 |
スラヴォイ・ドゥルーズ記念都市 |
200万 |
メッカ:メッカはヒジャーズ自治共和国の法律上の首都であり、全てのイスラム教徒にとっての聖地として存在する。元はバビロニア時代のメッカ特別区であったがヒジャーズ自治共和国成立に従って正式に首都と認定された。しかし名目上政教分離を是としているので行政的な首都は後述のメディナ、およびターイフとなる
メディナ:ヒジャーズ自治共和国の行政上の首都となる都市。ヒジャーズ・ジャマーヒリーヤ自治共和国の内閣はここに所在する。首都として、またイスラム教第二の聖地であることから極めて栄えている……が、政治的な扱いはむしろ後述のジェッダの方が高い。
ジェッダ:ヒジャーズ自治共和国において紅海沿岸に所在する都市。メッカとの距離が極めて近く、また昔から政治の中心地であったことからイスラーム教徒にとっての繁華街が多数存在する。また、各国の軍人や政治家からなる多国籍諮問機関、暫定自治評議会も同じくジェッダに所在。事実上の首都となっている
めでたく国際都市に指定された。現在の収益率は35+2%(370万)
ターイフ:メッカに近い都市。夏の間は高温多湿になるアラビア半島に於いて、夏の首都を定めることはもはや必然的な事例である。ヒジャーズ自治共和国の政府も同じくメディナからターイフへと移動する。むしろメディナよりターイフのほうがジェッダに近いことからこれを喜ぶ官僚もいるとか
ターブク:ヒジャーズ地域の北部における中心都市。ヨルダン・イスラエル地域へのルート上にある大都市であることから、空港なども含めてヒジャーズ自治共和国の事実上の軍隊であるヒジャーズ防衛隊にとっての一大拠点として整備されている。
アブハー:アスィール地方の内陸部に所在する大都市。ハーミス・ムシャイトと近いため事実上類似した都市のように感じるが、実のところは別の都市。とはいえアスィール一級巡礼路における重要な通過点であることは間違いない。
ドゥバー:北ヒジャーズ地域における重要港湾。シナイ半島やヨルダン地域と隣接しており、リビュアやエジプト地域からの巡礼者が極めて多く訪れる街でもある。ターブクとの連絡ルートの他は極めて貧弱な交通インフラしか保有していないことが玉に瑕である。
ハーミス・ムシャイト:アスィール地方における最大の都市。長大な山岳部に位置する都市であるため避暑地としても人気が高い。またハーミス・ムシャイトの銀細工は貴重な資源となるため、国家としても追加投資を行おうとしているらしい
ジーザーン:ティハーマ地帯おける一大港湾。イエメン地域との国境線沿いに存在する都市であり、紅海の出入り口にも近い極めて重要な港市である。その特性上イエメンやソマリアなどイスラム国からの巡礼者が極めて多く訪れる
アル・バーハ:内陸部の都市。交通の拠点ではあるものの影が薄い。巡礼路の基点となるように整備された街であるが現状巡礼路自体が少ないのでその効果も薄いようだ。対してリヤド方面に対する要とでも言うべきか、軍事基地が所在する。
ヤンブー:北部ヒジャーズ地帯における重要港湾の1つ。紅海沿岸ということでここもまたティハーマ地帯でもあるので、ティハーマ一級巡礼路二号線などによってメッカ方面への接続が成されている。 現在軍港は整備されていないものの、今後発展するに従って整備されることだろう
ナジュラーン:アスィール地方の最南端にして、イエメン地方へ接続路にあたる大都市。イエメンを制圧したイスラム国との国境線沿いに所在するが、どうにも防衛用の部隊が置かれていないらしい。ヒジャーズ防衛隊はこれを両国融和のためであると説明している。
ハサン・アル=バンナー経済都市:20世紀最大のイスラーム法学者、ハサン・アル=バンナー師を記念して命名された経済都市。ジェッダ北部の紅海に面した場所に建造されており、ヒジャーズ一級巡礼路一号線にもあるクライスの近隣として交通網に寄与している。ハサン・アル=バンナー港や空港、さらにはメディナからメッカまでをつなぐハラマイン高速鉄道など幾つかの交通路を用意されているらしい。
ネオム実験都市:アカバ湾に面した国境沿いに展開される巨大な実験都市。エコロジーに気を配った特異な実験都市らしく、政府担当者の言では「完成すれば95%のCO2を削減できる」とのこと。とはいえ未だ計画段階かつ先進技術を使うものもあり、実際どうなるのかは未知数
アカバ:アカバ湾に存在する都市。ヨルダン川、ひいてはヨルダン運河の起点となる都市であり、スエズ運河におけるポートサイドと同じくらいの重要性を誇る。事実そのためバビロニア崩壊後真っ先に制圧された都市であり、同時に軍事基地としての活性化が期待されているらしい。
アル・クドゥス:かつてはイェルサレムとも呼ばれた都市。バビロニア崩壊後、ヒジャーズ自治共和国によって制圧された後は嘆きの壁と聖墳墓教会を完全にイスラーム勢力の手によって治められた。そのため名称もアラビア系のアル・クドゥスという名前になっている。クソ可哀想。
アル・ティンバラード:カンタラとも呼ばれた都市。スエズに予定されている運河の東側に存在し、ヒジャーズとリビュアにおける貿易の中心都市ともなり得る存在の大都市。カンタラという名前は「橋」に由来し、その名の通りここにはスエズ運河を横断するための橋がかけられる予定らしい。
ディマシュク・アッシャーム:ダマスカスとも呼ばれた都市。ヒジャーズにおける最北部に位置し、ヒジャーズ鉄道の起点となっている。その重要性から近年開発が続けられており、オスマン連邦との国境をめぐるアレコレのための最前線基地になる……らしい。
タラーブルス:レバノンにおけるトリポリとも呼ばれた都市。シャーム地域で2番目に巨大な港であり、ヒジャーズも含めたシャーム北部では最もオスマン連邦との国境に近い。シャーム暫定統治機構はどうにかここを発展させようとしているらしいが…………?
ベイルート:シャーム地域において最大の港湾都市。地中海に面した港であり、これをしのぐものはテルアビブくらいしかないだろうとされる。タラーブルスからベイルートを通ってハイファ、テルアビブ、ガザを経由してポートサイドとアル・ティンバラードへ至るタウルス急行の主要な経由地のひとつ。
ハイファ:シャーム地域における港湾都市のひとつ。バハーイー教と呼ばれる異教徒たちがそこには存在するが、一応名目上は政教分離を謳うヒジャーズにおいてはそこまで過激な迫害が起こっているわけではない。バハーイー教においては近隣にあるアクレという都市とともに重要な地点とされるが、まあ公式的にはそういうことである。
テルアビブ:シャーム地域最大級の大都市。テル・アヴィブやヤッファなどこの地域を表す名前自体がユダヤ教的な名前であるが、海外に対する政教分離・宗教融和的な態度を見せるための便宜的な意味もあってテルアビブと呼ばれている。テルアビブからはイェルサレムを通ってアカバ、そうしてドゥバーなどヒジャーズ地域に向けた鉄道が引かれるらしいが……?
アンマーン:トランスヨルダンにおける最大の都市。とはいえシャーム地域からすると多少南の方に存在するため発展度合いは低い。ただ現状何らかの計画が進展中であるらしく、来年度の発展拡大のための予算が組まれるなど好待遇を受けている。
スール:ヨルダン運河の地中海側にほど近い都市。古代にはフェニキア人の作った都市の中でも最大級に近いティルス市が存在したとされるが、現在はその影もなく小さな漁村としてのみ存在する。可哀そう。ただしヨルダン運河における利権がうまくとり纏まれば発展する可能性も高い。
アーサー・バルフォア記念都市:イギリスによって融資を受けたことを記念して建てられた都市。名前の元となったのは勿論イギリスの外交官アーサー・バルフォアであり、彼はパレスチナにおけるユダヤ人の居住地を認める旨の宣言を行ったことで知られている。ただしアラブ世界において人気なのはハーシム家を支援しようとしたヘンリー・マクマホン駐エジプト大使であり、バルフォアが特に人気であるというわけではない。
フリードリヒ2世記念都市:
神聖ローマ帝国によって融資を受けたことを記念して建てられた都市。ホーエンツォレルン家のフリードリヒ2世といえば啓蒙専制君主の典型ともいえるフリードリヒ大王の事であり、神聖ローマにとって極めて偉大な皇帝として今もなお君臨する。町の中心には彼をほめたたえる詩文が存在する。
タナカ・カクエー記念都市:日本連邦によって融資を受けたことを記念して建てられた都市。当時の日本の首相である田中角栄の名前を冠して存在する。日本とは言えども高層ビルの立ち並ぶ近代的な日本を模して造られた町並みであり、電柱の間隔や道の広さなどがどことなく日本を思い起こさせるようになっている。
ウラジーミル・レーニン記念都市:
ソビエト連邦によって融資を受けたことを記念して建てられた都市。ソ連にとっての国父にあたるウラジーミル・レーニンの名前を冠した都市であり、町の中心には赤の広場とクレムリンを模したモスクや大きな広場が存在するほか様々なところがロシアっぽくなっている。
コヒナタ・ハクロー記念都市:小白龍政府によって融資を受けたことを記念して建てられた都市。小白龍政府からは極めて多大な支援を受けているためその都市面積や装飾も多少豪華になっている。どことなく中国っぽい老北京を思い起こさせる胡同のほか、幾つもの建物が所狭しとと並んでいるところは中国の東北部の寒空の下で集まる馬賊のそれを思わせる。
ムスタファー・サリーム記念都市:リビュアによって融資を受けたことを記念して建てられた都市。リビュアの初代大統領であるムスタファー・サリームの名前を冠した都市であり、ちょうど対岸にある
リビュア共和国からの観光客がとてつもない数来る。ここを基点として橋を立てたりしようという計画もあるようだ。
スルターン・ムハンマド・アリー記念都市:ボルネオによって融資を受けたことを記念して建てられた都市。ブルネイのスルターンにしてラジャの中のラジャ、スルターン・ムハンマド・アリーを記念するため彼の功績に関する書籍が多数販売されている。さりとて銅像のひとつもないというのは流石イスラム教国というべきか。
ブラジルの任意の人物記念都市:ブラジルによって融資を受けたことを記念して建てられた都市。ブラジルの国民的英雄をほめたたえる文章が書かれた石碑が町の中心に存在するほか、どことなくブラジルを思わせる建物が多数並んでいる。この記念都市というものは基本的にその出資元の国家を模した建物が出来るらしく、運河を通行するたびに異なる風景を見ていける。
アブドゥル・イラーフ記念都市:イスラム国によって融資を受けたことを記念して建てられた都市。イスラム国の現在の指導者であるアブドゥル・イラーフ氏を記念したものであり、かつて存在したヒジャーズ王国の末裔である彼の功績をたたえるために多数のヒジャーズ国民が観光に訪れたりする。
チャンドラ・ボース記念都市:ヒンドゥースタンから融資を受けたことを記念して建てられた都市。特にヒンドゥースタンの人口の3割を占めるムスリムたちによる融資を受けており、国民的英雄であるチャンドラ・ボースを称賛する文言が並ぶ。タージマハルにも似たモスクが有名だが、ここの石は純白でもなけれ漆黒でもない。
ミハウ・スルキェヴィチ記念都市:リプカ・タタール国から融資を受けたことを記念して建てられた都市。リプカの18世紀のハーンにしてスルタンであるミハウ・スルキェヴィチを記念するものである。ワルシャワの旧市街を模した遊歩道が整備されており、ポーランドからの巡礼客の間で有名な観光地となっている。ただ、ヒジャーズ国内ではあくまでハーンとしてではなくスルターンとしての賞揚を受けたことになっているらしい。
スラヴォイ・ドゥルーズ記念都市:ジェッダの大富豪、アルワリード・ビンタラール氏が融資したことを記念して建てられた都市。特にビン=タラール氏が師と仰ぐ元イスタンブール大学講師スラヴォイ・ドゥールズ師の活躍と国際ウンマの発展拡大を祈念しており、街中には図書館やモスクが極めて多い。これらもまたビンタラール氏が実費で建築を支援した物らしく美しいアラベスク模様が見られる。
貿易センター
ケープ-ジェッダ線(海路) |
ジェッダ |
タンタル |
1000万 |
25% |
トリポリ-メッカ線(海路) |
メッカ |
宗教施設(カアバ神殿) |
1000万 |
25% |
トリポリ-メッカ線(空路) |
メッカ |
金融業 |
1000万 |
25% |
バンダルスリブガワン-メッカ線(海路) |
メッカ |
宗教施設(カアバ神殿) |
1000万 |
25% |
イスラマバード-メッカ線(空路) |
メッカ |
宗教施設(カアバ神殿) |
1000万 |
25% |
ワルシャワ-メッカ線(空路) |
メッカ |
宗教施設(カアバ神殿) |
260万 |
25% |
コンスタンティノープル-メッカ線(空路) |
メッカ |
宗教施設(カアバ神殿) |
200万 |
25% |
ワルシャワ-メッカ線(海路) |
メッカ |
宗教施設(アラファト山) |
200万 |
25% |
M01-イェルサレム線(海路) |
アル・クドゥス |
宗教施設(聖墳墓教会) |
1000万 |
25% |
ロンドン-イェルサレム線(海路) |
アル・クドゥス |
宗教施設(聖墳墓教会) |
100万 |
25% |
ソールズベリ-イェルサレム線(空路) |
アル・クドゥス |
宗教施設(聖墳墓教会) |
100万 |
25% |
イスラマバード-ジェッダ線(空路) |
ジェッダ |
金融業 |
700万 |
25% |
マルセイユ-イェルサレム線(海路) |
アル・クドゥス |
宗教施設(聖墳墓教会) |
100万 |
25% |
アンカレッジ-イェルサレム線(海路) |
アル・クドゥス |
宗教施設(聖墳墓教会) |
100万 |
25% |
アデン-イェルサレム線(海路) |
アル・クドゥス |
交通サービス |
100万 |
25% |
横浜-ジェッダ線(空路) |
ジェッダ |
兵器 |
100万 |
25% |
ロストフ・ナ・ドヌー-ジェッダ線(空路) |
ジェッダ |
兵器 |
100万 |
25% |
ベオグラード-ジェッダ線(海路) |
ジェッダ |
金 |
1000万 |
25% |
ソコトラ-メディナ線(海路) |
メディナ |
宗教施設(預言者のモスク) |
200万 |
25% |
モガディッシュ-メディナ線(空路) |
メディナ |
宗教施設(マスジド・クバー) |
900万 |
25% |
ベオグラード-ジェッダ線(海路) |
ジェッダ |
金 |
100万 |
25% |
ベオグラード-ジェッダ線(空路) |
ジェッダ |
兵器 |
100万 |
25% |
ソコトラ-メディナ線(空路) |
メディナ |
宗教施設(マスジド・クバー) |
200万 |
25% |
ロストフ・ナ・ドヌー-ジェッダ線(海路) |
ジェッダ |
金融業 |
200万 |
25% |
モガディシュ-メディナ線(海路) |
メディナ |
宗教施設(預言者のモスク) |
600万 |
25% |
ボーサーソ-メディナ線 |
メディナ |
宗教施設(マスジド・クバー) |
200万 |
25% |
ケープ-ジェッダ線(海路):大ツワナの都市、ケープタウンからジェッダまでを結ぶ海上交通路。喜望峰周りの船舶とスエズ運河の船舶が相互に排他的にならないようにと協定を結んだうえで行われた貿易路の整備であり、両国融和の心が見てとれる。ツワナ側からはダイヤを、ヒジャーズ側からはタンタルを輸出した。
トリポリ-メッカ線(海路):イスラム教国の同胞であるリビュア共和国から出来立てほやほやのスエズ運河を通ってジェッダへ、そこからメッカへと至る巡礼路。メッカの玄関口ともいえるジェッダ港で降りて以降は陸路であるが、これはハッジの慣例に従って徒歩でメッカへと移動するからである。
トリポリ-メッカ線(空路):同じくリビュアの大都市であるトリポリからスエズ国際空港を経由しつつジェッダ国際空港へ至った後ハッジの慣例に従って徒歩でメッカまで至るルート。巡礼に関しては上記で説明したため、ここでは航空機を使うほどの小金持ちへ向けた金融業が多少流行っている。
バンダルスリブガワン-メッカ線(空路):ブルネイのスルターンがおわすバンダルスリブガワンからはるばるメッカまでたどり着くための航空路線。一度アデンに立ち寄った後ジェッダ国際空港を経由してメッカへ向かう。スルターン専用の要人輸送用ジェット機で飛来するため多少豪勢。
イスラマバード-メッカ線(空路):
ヒンドゥスタンの西部、パキスタン地域に多く住むムスリムたちの要望に応え、イスラマバードから来る巡礼者のために開設された航空機の路線。慣例に従い一度ジェッダによって行くことからハッジの際にはその多数のムスリムたちでごった返す。
ワルシャワ-メッカ線(空路):
リプカ・タタール朝の首都であるワルシャワからメッカに向かうための巡礼路である。ワルシャワに暮らす多数のタタール人が巡礼することができるよう設計されているものの、その東部ウクライナに暮らす住民たちのことはあまり考えられていない。これに関しては
キエフ空港からの発着便を作るという対策を講じようとしている。
コンスタンティノープル-メッカ線(空路):オスマン連邦の首都であるイスタンブール……もといコンスタンティノープルからメッカへ向けた国際路線。いまだに正教会の信徒が多いオスマン連邦であるが、その住人であるムスリム向けに開かれた聖地巡礼用のルートである。
ワルシャワ-メッカ(海路):ワルシャワからメッカに向けて移動するルート。特にワルシャワからいったんオデッサまで陸路で移動した後、黒海からスエズ運河を通って海路でコンスタンティノープル・スエズ・ジェッダを経由してメッカを目指す。無数のフェリーが行ったり来たりするらしい。
M01-イェルサレム線(海路):カナダのハドソン湾沿岸からスエズ運河を通ってジェッダ、そこからハラマイン高速鉄道およびヒジャーズ鉄道を通ってイェルサレムまでたどり着くルート。地中海沿岸に交通インフラがないばかりにこのような大回りをさせられるが、いまだ治安の悪いシャーム地域では仕方のないことである。
ロンドン-イェルサレム線(海路):ヒジャーズの建国時から協力してきたイギリス、その首都であるロンドンからイェルサレムまで続くルート。同じくスエズ運河を通ってジェッダへ、そこからはハラマイン高速鉄道やヒジャーズ鉄道を使ってイェルサレムの聖墳墓教会を目指す。
ソールズベリ-イェルサレム線(空路):ローデシアの敬虔なキリスト教徒たちの要請により開設されたイェルサレム行きの巡礼路。やはりアデンを経由してジェッダ、そこからイェルサレムまでハラマイン高速鉄道とヒジャーズ鉄道を経由して乗り継いでいく方式であるらしい。
イスラマバード-ジェッダ線(空路):イスラマバードからジェッダに辿り着くための路線。上記のメッカ行き巡礼路を利用しているものの、むしろこれはヒジャーズ側の住人がイスラマバード近郊のファイサル・モスクへの巡礼を行うためのもの。相互に親交を深めることで信仰もまた深まるのだ。
マルセイユ-イェルサレム線(海路):自由フランスの港町であるマルセイユからイェルサレムまでたどり着くためのルート。スエズ運河を通過してジェッダまで至った後ハラマイン高速鉄道とヒジャーズ鉄道でアル・クドゥスまでたどり着くようになっている。
アンカレッジ-イェルサレム線(海路):アラスカの都市であるアンカレッジからアル・クドゥスまでたどり着くためのルート。パナマ運河がないため太平洋を横断してスエズ運河を通ることなく直接ジェッダまで至っている。ちょっと馬鹿だと思うがまあ信仰者とはかくあるべきであろう。
アデン-イェルサレム線(海路):イスラム国のアデンから一度スエズに寄港した後ジェッダを通り、ハラマイン高速鉄道とヒジャーズ鉄道を通ってイェルサレムに所在するヒジャーズの運河管理部門を目指すルート。ナザレ付近の鉄橋で渡るようにヨルダン運河に常に従い続けるルートであり、スエズとヨルダン2つの運河を保有するヒジャーズという国家の底力が見えてくる
横浜-ジェッダ線(空路):横浜からジェッダに向けた貿易路線。日本は基本的に無信仰であるため、名目上政教分離を謳っているヒジャーズも表面上の付き合いとしての貿易をおこなったりする。これもその一つであり、兵器産業の拡充のために稼働しているらしい。
ロストフ・ナ・ドヌー-ジェッダ線(空路):ザカフカースのロストフ・ナ・ドヌーからジェッダまでをつなぐルート。ザカフカースからは出来立ての銃を、ヒジャーズからは出来立ての軍用車両を送付している。なんだこの軍国主義者どもの貿易は……たまげたなぁ…………
ベオグラード-ジェッダ線(海路):ベオグラードからジェッダまでを結ぶ海路。ヒジャーズ側からは金を輸出することが決定しており、今後の貿易の一助となるであろうことが予測される。どうやらこの海路はスエズ運河を通らないらしいが……?
モガディッシュ-メディナ線(空路):モガディッシュからメディナに向けた巡礼路。特にマスジド・クバーを目指す巡礼者たちを多く運送する航空路線であり、一度ジェッダのジェッダ国際空港に降り立ってからはハラマイン高速鉄道で移動する。
ソコトラ-メディナ線(海路):ソコトラからメディナに向けた巡礼路。メディナの預言者のモスクを目指す巡礼者たちが極めて多い。預言者ムハンマドの霊廟でもあるこのモスクは、現在でも極めて多くのムスリムたちを引き寄せる。是非とも礼拝を欠かさないようにしよう。
ロストフ・ナ・ドヌー-ジェッダ線(海路):ザカフカースのロストフ・ナ・ドヌーからジェッダまでをつなぐルート。
交通
道路
ヒジャーズ一級巡礼路一号線 |
メディナ~クライス~メッカ |
100万 |
ヒジャーズ一級巡礼路二号線 |
ジェッダ~ハダー~メッカ |
100万 |
ヒジャーズ一級巡礼路三号線 |
ドゥバー~ターブク~タイマー~メディナ |
169万 |
ヒジャーズ一級巡礼路四号線 |
ターイフ~メッカ |
100万 |
アスィール一級巡礼路一号線 |
ナジュラーン~ダーラーン・アル・ジャヌブ~ハーミス・ムシャイト~アブハー~アル・バーハ~ターイフ~メッカ |
100万 |
ティハーマ一級巡礼路一号線 |
サムタ~ジーザーン~クンフーダ~アル・リース~メッカ |
100万 |
ティハーマ一級巡礼路二号線 |
ドゥバー~アル・ワジュ~ヤンブー~トゥワル~メディナ |
100万 |
ティハーマ・アスィール横貫道 |
ジーザーン~アブハー~ハーミス・ムシャイト~ダーラーン・アル・ジャヌブ~ナジュラーン |
100万 |
シャーム一級通用道一号線 |
(オスマン国境)~ルネ・モアメド空軍基地~タラーブルス~バールベック~リヤーク空軍基地~ディマシュク・アッシャーム~ヤブルー~(オスマン国境) |
100万 |
シャーム一級通用道二号線 |
(オスマン国境)~ディマシュク・アッシャーム~スワイダー~アッ・ザラフ地域空軍基地~ルワイシェッド~ルクバン |
100万 |
ヒジャーズ鉄道 |
メディナ~マダインサラー~ターブク~ハラット・アマール~マーアン~アンマン~ディマシュク・アッシャーム |
200万 |
ヒジャーズ鉄道ベイサン-ガザ支線 |
ディマシュク・アッシャーム~ダラ~ベイサン~アン・ナースィラ~ナブルス~ラマッラー~アル・クドゥス~アル・ハリール~ベエルシェバ~ガザ |
170万 |
ハラマイン高速鉄道 |
メディナ~ハサン・アル・バンナー経済都市~ジェッダ~メッカ |
566.2218万 |
タウルス急行 |
アル・ティンバラード~ポートサイド~アルーシュ~ガザ~アシュケロン~テルアビブ~ネタニア~ハイファ~アクレ~ベイルート~タラーブルス |
300万 |
ヒジャーズ一級巡礼路一号線:メディナからメッカまでをほぼ一直線に貫く道路。メッカとメディナを結ぶかつての巡礼路に沿って伸びており、クライスという地名も宿泊地があった場所として有名。重要度の高い道路を一級巡礼路、線路を二級巡礼路、重要度の低い道路を三級巡礼路などとランク付けするヒジャーズ自治共和国においては高速道路として運用され、トゥワル-クライス付近でティハーマ一級巡礼路二号線に合流するジャンクションが存在する。
ヒジャーズ一級巡礼路二号線:ヒジャーズ地域最大の港湾にしてメッカへの海の玄関口として名高いジェッダの町からメッカに向けてまっすぐ伸びる高速道路。インフラとしての重要度は極めて高く、夏の間ターイフに行政首都機能が移転する都合上後述のヒジャーズ一級巡礼路四号線との連絡がなされるメッカ付近では夏の間交通渋滞が極めて起きやすい状態となっている。
ヒジャーズ一級巡礼路三号線:紅海の最奥部に近いドゥバーからヨルダン地域に面したターブクの町を通ってメディナを目指す巡礼路。リビュアなどベルベル系のムスリムに対する巡礼路の提供を目的として作られており、ゆくゆくはイェルサレムに対する巡礼路の基点ともなる予定。ターブク空港と各地の結び目となる重要な路線である。
ヒジャーズ一級巡礼路四号線:ターイフからメッカへ抜けるだけの短い路線。その分重要度が極めて高く、ここは事実上軍と政府専用道となっている。そもそもターイフが夏の首都となっている都合上ハッジの期間と被りやすく、普段から解放していると大規模な交通渋滞が起こりやすいという面倒なアレコレがあったので巡礼月から初夏の間にかけてのみ一般開放されるらしい。
アスィール一級巡礼路一号線:イエメン地域との境目に位置するナジュラーンの町からハーミス・ムシャイト、アブハーを通って一気にメッカまでたどり着くルートを指示した高速道路。そのほとんどがアスィール地方を通ることからアスィール一級巡礼路と呼称される。イスラム国の住人はこれを使用してやってくるか、或いは後述のティハーマ一級巡礼路一号線を利用してやってくる。
ティハーマ一級巡礼路一号線:同じくイエメン地域との境目に位置するサムタの町からジーザーンを通りつつずっと沿岸部を経由してメッカへとたどり着く道。アル・リース周辺ではジェッダ方面に抜けてヒジャーズ一級巡礼路二号線と合流する支線、ティハーマ三級巡礼路一号線とのジャンクションが存在し、ジェッダからジーザーンに直接抜けるためのルートとなっている。
ティハーマ一級巡礼路二号線:ヨルダン地域のドゥバーからヤンブーを経由しつつ一気にメッカにたどり着くルート。トゥワル周辺で内陸に移動し、クライスジャンクションを利用することでヒジャーズ一級巡礼路一号線と合流する。なおトゥワルジャンクションではそのまま南のジェッダに抜けるルート、ティハーマ三級巡礼路二号線がある。
ティハーマ.アスィール横貫道:ジーザーンからアブハー、ハーミス・ムシャイトを通ってナジュラーンへ抜ける道路。これは巡礼を目的としていないので巡礼路の区分けに含まれず、「ティハーマ地域からアスィール地域へ抜ける横貫道」という簡潔極まりない路線名で呼ばれる。なお一部アスィール一級巡礼路一号線と路線が被るような場所があるが実際のところは下道と高速道路ということで何とかしているようだ。
シャーム一級通用道一号線:
シャーム一級通用道二号線:
ヒジャーズ鉄道:メディナからターブクを通ってダマスカスまでを貫く一大鉄道路線。バビロニア連合王国の支援の下敷設された巨大な線路であり、複数の支線計画が存在することから現状更に拡大していく予定。管理はヒジャーズ防衛隊が担っていくらしい。
ヒジャーズ鉄道ベイサン-ガザ支線:ダマスカスからダラまではヒジャーズ鉄道と同一のルートを辿るものの、そこからヨルダン運河を越えてベイサン、アル・ナースィラ、ナブルスを経由しつつアル・クドゥスを通ってヨルダン川西岸地区を縦断。そこからベエルシェバを通過しつつガザまでを結ぶ鉄道路線。
ハラマイン高速鉄道:メッカとメディナを結ぶ高速鉄道。ジェッダ・メッカ間48kmを30分未満で、ジェッダ・メディナ間410kmを約2時間で運行し、巡礼者たちの交通の便を極めて良くしている。ハサン・アル・バンナー経済都市で降りることで、またメディナで降りることでヒジャーズ一級巡礼路一号線やヒジャーズ鉄道との連絡もできる。
タウルス急行:タラーブルスから地中海に沿ってハイファ、テルアビブ、ガザを通りポートサイドまで至る鉄道路線。スエズ運河を通過した後ジェッダまで回ってイェルサレムに行かなくてはならないかわいそうな巡礼者たちのために作られたものであるが、実はイェルサレムには寄らない。
運河
名称 |
流域 |
管理者 |
運用可能艦船 |
金額 |
ヨルダン運河 |
アカバ湾~ヨルダン渓谷~死海~ヨルダン川~ガラリヤ湖~フラ渓谷~ハスバニ川~リタニ川 |
ヒジャーズ防衛隊 |
軍民問わず |
6000万ED |
スエズ運河 |
スエズ湾~既存のスエズ運河~ポートサイード |
ヒジャーズ防衛隊 |
軍民問わず |
2000万ED |
大カナート |
ハサン・アル・バンナー経済都市~ダワドミ~リヤド~フフーフ~ダンマーム |
ヒジャーズ防衛隊 |
軍民問わず |
6000万ED |
第二大カナート |
ザルカ川~クライヤト~トゥライフ~アラー~ハフル・アル・バティン~クウェート |
ヒジャーズ防衛隊 |
軍民問わず |
6000万ED |
第三大カナート |
アラー~ジャウフ~ハイル~ブライダー~リヤド~アル・カルジ~カタール |
ヒジャーズ防衛隊 |
軍民問わず |
4000万ED |
ユーフラテス大運河 |
リタニ川~オロンテス川~アフリン川~アレッポ川~ジャブル塩湖~アサド湖~ユーフラテス川 |
ヒジャーズ防衛隊 |
民間のみ |
2000万ED |
ヨルダン運河:レバノン南部のリタニ川を遡ってハスバニ川との連絡運河を経由し、フラ渓谷から繋がるヨルダン地溝帯を真っ直ぐに突っ切ってアカバ湾まで辿り着く長大な運河。途中ガラリヤ湖周辺でヒジャーズ鉄道が横断するベイサン-アン・ナースィラ支線があるため、そこら辺のみ鉄橋などを架けて対応する。基本的にはスエズに作成されるであろう大運河の予備的なプランとして作成されているようだ。
スエズ運河:各国の融資によって建てられたスエズの運河。奇しくもリビュアとヒジャーズの国境線となっており、ここを挟んで貿易が盛んになる予定。そのうちのヒジャーズ側には合計12個もの都市が立ち並んでおり、そのそれぞれには融資を行った諸国を記念した都市が建築されている。その装いもこだわっているので一見の価値はある。
大カナート:アラビア半島を横断する長大なカナート。ハサン・アル・バンナー経済都市からヒジャーズの山脈を越えてダワドミ、リヤド、そしてフフーフからダンマームまでを横貫した大規模な地下運河であり、地下水路でもあるカナートを通じて艦船の航行を可能とした。この用水はリヤドやダワドミなどの内陸部でもくみ上げられて利用される。
ユーフラテス大運河:ユーフラテス川を使った超巨大な運河。ユーフラテス川を遡上してアサド湖へ、そこからジャブル塩湖とアレッポ川、アフリン川を貫く水路を形成して船舶の運用効率を高め、アフリン川からオロンテス川を抜けて地中海とペルシア湾を直接繋ぐ。ただ、ヒジャーズ利権の関係かオロンテス川上流域にはリタニ川上流と結ぶ水路が形成されており、事実上ヨルダン運河とユーフラテス大運河の接続路線となっている。
港湾
ジェッダ港 |
100万 |
ドゥバー港 |
100万 |
ジーザーン港 |
100万 |
ハサン・アル=バンナー記念港湾 |
100万 |
ポートサイード港 |
100万 |
テルアビブ港 |
100万 |
タラーブルス港 |
100万 |
ベイルート港 |
100万 |
ザルカ港 |
100万 |
スール港 |
100万 |
アンマーン港 |
100万 |
ジェッダ港:ヒジャーズ地域最大の港湾にしてメッカへの海の玄関口として名高い港湾都市。各国の政治家やウラマー・軍人などから構成される内閣に対する多国籍補弼機関、暫定自治評議会もここに所在する。ジェッダの活発さは即ち他国からの干渉による活発さなのだ
ドゥバー港:紅海の最奥部に近い港湾都市。リビュアからの巡礼者を迎える玄関口であると同時にヨルダン地方へ向かうための基点ともなる重要な港湾である。その重要さからヒジャーズ自治共和国成立において真っ先に整備され、リビュア大使たちを出迎えた
ジーザーン港:ジーザーン港はイエメンに極めて近い軍港である。ティハーマ地帯における重要拠点として、イエメン南部の岬を哨戒ラインとすれば紅海における最前線を担う場所として、バビロニア時代にも重要港湾として扱われていた。
ハサン・アル=バンナー記念港湾:ハサン・アル・バンナー経済都市に存在する港湾施設。ヒジャーズ地域における新しい経済都市のひとつであるハサン・アル=バンナー経済都市の最大にして最重要の港湾であり、これから発達していく経済都市にとっての玄関口となる港である。
ポートサイド:スエズ運河の最北部、地中海側の港にあたる都市。本来ヒジャーズ側、というよりシナイ暫定統治機構の職員一同は「え、ここスエズ運河の西側だからリビュアの管理下じゃない?」と思っていたが、リビュア担当者との話し合いによってポートサイドはギリギリヒジャーズ側の管轄となった。これはヒジャーズとリビュアの間で利権争いをしたくないというリビュア大統領閣下の寛大なお心であり云々……。
テルアビブ港:テルアビブに存在する港。イェルサレム、もといアル・クドゥスともほど近く地中海側から訪れる巡礼者たちに向けた一大港湾になる予定らしいが、同じくシャーム地域の利権に対抗するヒジャーズ地域の商人連合による反対があって色々と面倒。
タラーブルス港:オスマン連邦との国境にほどちかいタラーブルスに存在する港湾。軍港としての役割も期待されているようであり、多少きな臭い。ヒジャーズ防衛隊としてはそのような意図は一切ないとしており、ただの貿易用の港湾であると説明している。
ベイルート港:爆 発 は し な い。ベイルートに存在する港湾。穀物輸送などに関して期待される重要な港湾であるが、シャーム地域の地中海側利権に対抗するヒジャーズ地域の商人連合による反対があって建設は遅々として進んでいない。
ザルカ港:アンマン近くのザルカ市に存在する港湾。どこからどう見ても河川港湾でしかないように感じられるが、コンテナターミナルが計画されているなど拡大の目が見られる。これに関してはヒジャーズ内閣によるザルカ-クウェート(地下)運河の計画が存在するためであるとされ、今後の発展が見込まれる。
スール港:地中海に面したレバノン南部の港湾都市。
アンマーン港:ザルカ川にほど近いアンマーンに作られた港湾。ザルカ川を通じてアラビア半島の至る所に物資をお届けできるようになっており、ペルシア湾-地中海航路の極めて重要な港湾都市となっている。その周囲のザルカ港などと合わせ、ヨルダン地域の河川戦略における根拠地的役割だ。
空港
ジェッダ国際空港 |
300万 |
メディナ国際空港 |
200万 |
ヤンブー空港 |
60万 |
ターイフ空港 |
100万 |
ターブク空港 |
100万 |
タラーブルス空港 |
100万 |
ヤブルー飛行場 |
100万 |
ジャイルード飛行場 |
0万 |
ルワイシェッド飛行場 |
100万 |
ルクバン飛行場 |
100万 |
ルネ・モアワド空軍基地 |
100万 |
リヤーク空軍基地 |
100万 |
ベイルート国際空港 |
100万 |
ディマシュク・アッシャーム国際空港 |
100万 |
アッ・ザラフ地域空軍基地 |
100万 |
ジェッダ国際空港:ヒジャーズ地方における最大の都市、ジェッダに所在する国際空港。ジェッダでの商売やメッカへの巡礼のほか、各国の法学者や軍人たちからなる暫定自治評議会に対する陳情などで来訪する者も結構いるらしい。
メディナ国際空港:イスラム教にとっての聖地のひとつでありヒジャーズ・ジャマーヒリーヤ自治共和国政府における行政上の首都であるメディナに所在する国際空港。巡礼の始まりとしても使われる空港であるため結構大きめの空港であるようだ。
ヤンブー空港:ヤンブーに存在する空港。正確にはヤンブー・アル・バハル空港と言うが、その名前の長さから外国人はもっぱらヤンブー空港と呼ぶ。ヒジャーズ地方における重要な空港のひとつであるがこれまでシャーム・シナイ両地域のインフラ拡張政策のあおりを受けて維持管理が停止していた。
ターイフ空港:ヒジャーズ・ジャマーヒリーヤ自治共和国における夏の首都であるターイフに所在する空港。夏の間の行政的な陳情のほかメッカへの距離の近さを利用して事実上のメッカ空港のように利用されている。
ターブク空港:ターブク空港はイスラエル地域に対する航空輸送の要となる空港である。ジェッダ、ターイフなど重要な空港に先駆けて事実上の軍隊であるヒジャーズ防衛隊の要請により建築された。このことから実質的には軍事基地ではないかという疑いが掛かっているが、ヒジャーズ自治共和国政府及びヒジャーズ防衛隊はこれを否定している
タラーブルス空港:タラーブルスに存在する空港。特に民間用の空港として整備されており、そこまで武骨であるわけではなく旅客ターミナルが存在するなど多少の配慮はなされている。ただしヒジャーズ防衛隊の予備部隊が配備されているとの情報もあり、不明瞭である。
ヤブルー飛行場:ディマシュク・アッシャームにほど近い村、ヤブルーに存在する空港。ほぼ完全な軍用空港、ないしはディマシュク・アッシャーム国際空港の補助的役割を期待されて作成されており、その規模は小さいながらも部隊配備が進みつつある。
ジャイルード飛行場:同じくディマシュク・アッシャームにほど近い村、ジャイルードに存在する空港。やはり同じく軍用空港やディマシュク・アッシャーム国際空港の補助的役割を任されるために建設が予定されており、軍用トラックを走らせるための道路も整備されつつある。
ルワイシェッド飛行場:アンマーンの東、砂漠のただなかであるルワイシェッドに存在する飛行場。名目上は国境警備に関する部隊配備が進んでいるらしいが、その実ヒジャーズ防衛隊の第一千級部隊が配備されつつあるなど不信感が進む。また攻撃ヘリコプター部隊の配備もあるとか……
ルクバン飛行場:同じくアンマーンの東、砂漠のただなかにぽつんと存在するルクバンという土地に存在する飛行場。オスマン連邦との本当の最前線であり、国境までの距離は1km程度すらもない。どうやら砂漠における哨戒と国境警備を期待されているらしいが……?
ルネ・モアメド空軍基地:タラーブルスの北部に存在する完全な軍用空港。タラーブルス空港の補助的役割はほとんど期待されておらず、軍用目的だけで作成されているとされる。とはいえもちろんヒジャーズ防衛隊はこれを否定しているが…………
リヤーク空軍基地:バビロニア時代の空軍基地を再利用した軍用空港。ベイルートからディマシュク・アッシャームに抜けるルート上に存在するアンジャルという町の近くに存在する。そのルート的な重要性から、シャーム地域における防空網の要石となる空軍基地だ。
ベイルート国際空港:ベイルートに存在する国際空港。正式名はシャーム地域の実業家でありヒジャーズとの結びつきも強いラフィーク・ハリーリー氏の名前を取ってラフィーク・ハリーリー記念空港と言う名前であるが、彼本人が偶像崇拝を否定するムスリムでもあることから対外的にはベイルート国際空港とだけ呼ばれる。
ディマシュク・アッシャーム国際空港:ディマシュク・アッシャームに存在する国際空港。またの名を、シャーム地域における汎アラブ主義者ザキー・アル=アルスーズィーの名前から取ってザキー・アル・アルスィーズィー国際空港ともいう。
アッ・ザラフ地域空軍基地:ディマシュク・アッシャームの東、やはり砂漠のど真ん中に存在するアッ・ザラフ周辺に広がる空軍基地群。厳密にはもう少し北東部のオスマン国境に存在するらしいが、適切な地名が存在しないため便宜上最も近いアッ・ザラフの名前を冠する・
造船所
制度
文化資源
代表企業
地理
軍事
陸軍
歩兵 |
10 |
砲兵 |
5 |
騎兵 |
8 |
(砂漠装備) |
23 |
海軍
空軍
ミサイル |
20 |
攻撃機 |
13 |
戦闘爆撃機 |
6 |
輸送機 |
10 |
世界遺産
総掛け金50192.7218+国際都市1000万+貿易11460万
インフラ7528.90827万+国際都市370万+貿易2865万+基礎収入400万
合計税収 0万/0万
最終更新:2021年03月31日 15:36