1: 名前
アラハバキ
2: 年齢
不詳
3: 性別
不詳(男性?)
荒神、「荒覇吐神(あらはばき)」の使い。
恐怖のシンボルとして名を誇示する為に彼の神と同じ名を持ち、制裁の恐怖による虞犯の抑制を促す。
5: 外見
赤紫色に光る黒い装甲のような体をした男。その黒い身体は「神融体ヤタメ」こと
セイ・アミジマの変異態と似ている。
こちらはより男性的なフォルムをしており、遠くから見れば鎧兜のようにも見えるが、近くで観察すればそれが息衝く肉体と化している事が分かる。
尖った嘴の中には牙が生え揃っており、それによって強烈な噛み付き等を繰り出す事も可能。
遮光器土偶のそれを限界まで鋭くしたような目をしており、上下に瞼が存在し、中の目は緑色に光り輝いている。
これはアラハバキが怒気を含んだ時に赤く光るように変じ、それによって表情の変化に乏しい人外の機嫌を伺う事が出来る。
6: 性格
冷静・冷徹に残虐正道を行う永久殺戮機関。
持てる力を揮い悪を無残に滅する事が大方で、他の行動はほぼ見られない。
「只只管太平の世が必要とする使命」と語る為、本人が己の使命、残虐な行いについて何を思うのかは不明。
7: 過去
不明。
天命を執り行って来た過去以外が存在するのかも不明。
神獣ヤタとは違い、常世の恒常的な調整の為に生み出されたのではなく、破滅を迎えようとする世情の早急な改善の為に生み出された。
謂わば末法の世に産み落とされた神の決戦兵器であり、浄化装置である。
世と無辜の人々に仇成す遍く賊徒を殺し続ける天の御使い。
8: 職業
武闘神官
ある程度の自由な制裁を認められた超法規的措置を許可された国際執行人。
傭兵や軍隊の討伐隊に殺害の許可されている様な相手を殺害する事が許可されている。
9: 口調
「我が名にして天命、アラハバキ。造身主荒覇吐神(あらはばき)より使わされた天使なり」
「我が身命天示す。慈悲乞う事既に遅し。制裁にて生む恐怖が世に介在する虞犯を抑え得る事にて」
「行いを省み、悔い改める時は過ぎた。走馬灯の光彩を見よ」
「我が身命与えし荒覇吐神(あらはばき)が汝の罪科を許す。供物となる汝の業深き霊魂、代償として」
「我が存在は影法師の如し。人に罪付き纏う限り我の腕(かいな)科人(とがにん)の背から胸を貫くこと」
「荒覇吐神は叫喚、悔恨を求めず。只許しを与える。死は魂魄を罪業より解き放つ法と知れ」
「併し慈悲無し」
「落ちて弾ける煌く露が如く、汝等の魂魄消ゆる事」
「末代光(いしかほのり)の禊(みそぎ)を受けよ」
「宣い、虚飾に非ず」
「咎人に静寂の安寧無し」
「彼の者の御霊、迷い出でたる邪持つ事にて、再殺の儀を執り行う」
「現世(うつしよ)にて形魄(けいはく)喪い乍ら彷徨う者共。我ら荒覇吐神の理(ことわり)に死者活性の道理無きこと知るがいい」
「氷姿雪魄(ひょうしせっぱく)。戦乱の世にて其方(そなた)の如き者、美しく健やかに在る事願わん」
「肉を捨て、御霊のみにて許しを受けよ。八百万の神在らば八百万の許し在り。許されざる御霊無し。現世においては虚ろの許しのみ。幽世(かくりよ)にて御霊解き放つ真の許し乞う事…」
「慙愧せよ」
10: 一人称、二人称
一人称:我、我ら、名前(アラハバキ)
二人称:汝、其方(そなた)、貴方(あなた)
11: 好きなもの
???
12: 嫌いなもの
話している内容から、肉体を失ってからなお現世に害を齎す幽霊などの類と思われる。
13: 好きな人
???
15: 属性
霊
16: 苦手な属性
無し
17: 戦闘スタイル
凄まじい身体能力を駆使して常人の瞬きのうちに相手を葬る格闘戦。
スピード・パワー・テクニック全てが高水準。
遠距離の相手には「末火光(いしかほのり)」にて対応する。
自らの拳でも砕く事の出来ない相手は「死光(イシカ)」にて切り裂く。
彼が纏っているとされる、肉体と一体化した鎧「神躯(しんく)」は存在そのものが霊的物質であり、アラハバキの拳はこの世ならざる神鬼物には絶大な効果を発揮する。
18: 精神力
殺戮マシーンのように振舞う為、弱いのか強いのか、そもそも本当に精神が存在して正常に動いているのかすら不明。
19: 戦闘熟練度
???
20: 技や魔法
「末火光(いしかほのり)」
大きく開いた口から吐き出す破壊の神威の一撃。
「破壊力を持った光」とも言うべき形態を持ち、眩い閃光と共にアラハバキの前方を破壊する。
力の篭め様によって破壊光の到達速度や威力を調節する事が出来る。
直撃した物は、細かく鋭い「針の嵐」に体を根こそぎ削られるような痛みと共に直撃箇所を粉砕される。
その本質は「強き命の凝縮」と「炎」を混合した、生と死の象徴。
それによって生物や亡者を破壊する事に特化する。
「死光(イシカ)」
手に握ると折れて粉々になりそうな、遠くから見れば掠れて見える一本の「針のようなもの」。
高い神威によって日光を物質と化すまで圧縮した光の糸とでも言うべき物体。
これに触れたものは凄まじい熱量によって切断されるが、莫大な熱量による意図せぬ被害を防ぐ為に刀身以上の長さの物は一度では両断出来ないようになっている。
「ヤタ」の扱う術法と同じ「太陽の力」で構成されており、同系統のもの。
単なる棒状にて相手を切り裂く直剣とする事も出来るが、糸のように解いて周囲広範囲の敵を正確に切り裂く事も可能。
その本質は、古来より尋常の生物を焼き尽くす「赤い花」こと「炎」、燃え盛る太陽の象徴。
転じて、同じ波動の性質を持たない者を滅する「死」である。
「死光滅閃(しこうめっせん)」
死光(イシカ)の光を波動状にして放つ。
威力は落ちるが、威力発揮の範囲の自在さはそのままに数千度の炎として機能する。
「観念爆視(かんねんばくし)」
赤い瞳から、着弾すれば爆裂し熱波を撒き散らす光弾を撃ち出す。
光弾には着弾衝撃が存在し、着弾と爆裂で同時に重い衝撃を発生させる為、防いだ相手の体勢を崩す。
死光(イシカ)のバリエーションの一つだが、種類の中でも威力は低い。
(それでも人間一人を爆殺するにはあまりにも過剰な威力ではある)
「命光(ホノリ)」
暖かな光によって生命持つものに活力を与える。
単純な破壊による傷をみるみるうちに再生する他に、毒に対する抵抗力を高めたり、失った体力を補充する事が出来る。
その本質は「生」であり、命持つ者全てに活力を与える。
「見施示滅・焔(みせしめ・ほむろ)」
相手の首を掴み上げ、意識の有る相手に熱を送り込み、足先から少しずつ焼き殺す公開処刑用の技。
苦しませて殺す必要のある相手に使う。
「見施示滅・惨(みせしめ・ざん)」
生きたまま相手の体を直接の死に遠い場所から、出来るだけ意識を途切れさせず千切り、砕き、殺す技。
木材で作られた先端の尖った十字架等に死体の両腕と頭を刺して作った「カカシ」を、他の賊徒に贈り再利用する事も。
「祈天滅掌(きてんめっしょう)」
胸の前で祈るように合わせた掌を開き、相手の胴に当てる事で黒陽の熱を体内に送り込み、衝撃波と共に相手を溶かし吹き飛ばす。
外皮を伝って内部に凄まじい熱を送り込む技であり、外部の熱伝導率が極端に低い場合は通用しない。
そうでなければ相手を一瞬のうちに塵に変えて掃き掃う性酷薄の技。
「紅蓮擾乱(ぐれんじょうらん)」
強靭な顎から繰り出す強烈な噛み付きからの末火光の発射。
噛み付いた位置から敵の内部へ力を送り込み、全身の血液を沸騰させて破裂させる。
喰らう相手が尋常の生物であれば、臓物と血肉を飛び散らせ、骨だけをそっくりそのまま残す。
紅蓮とは末火光の色ではなく、飛び散る敵の血液の色。
相手の血の色によって名前も変わる。
青…群青擾乱 緑…翡翠擾乱 紫…紫紺擾乱 などなど。
「刃翼(じんよく)」
黒陽羽によってすれ違い様に相手を焼き切る技。
焼き切られた相手は体内からも熱を吹き出し、炎上する。
21: 特殊能力・特殊技能
「荒覇気(あらばき)」
戦闘時にアラハバキの身体から噴出す、不浄と神性の力を併せ持つ神威(かむい)。
幾つかの効果を持ち、アラハバキの攻撃の破壊力の上昇や、敵の防御力の低下などに使われる。
「霊波動引(れいはどういん)」
霊的物質に働きかける、アラハバキ自身の魂の力。
死して尚迷える魂の奥深くに語りかけその怨恨を慰める事も、物理的に霊的物質を力の波にて引き寄せたり押し出したりする事も出来る。
「黒陽羽(くろひば)」
アラハバキが空を飛翔する際に生える黒い炎で形作られた翼。
背中に×の字を描いて背負い、尋常の翼のそれとは違い、炎を噴出しながらフレキシブル・バインダーのように動く事で羽ばたいたりしない。
アラハバキの意思一つで翼に攻撃力を篭める事も可能で、擦れ違い様に相手を焼き尽くす事も出来る。
22: 必殺技
「迫至黒陽天示拳(はくしこくようてんじけん)」
莫大な熱量を纏い、高速走行による加速を纏って繰り出す拳撃。
惨たらしい制裁による使命の全うを度外視して放たれる必殺の拳であり、強敵と認めた相手に使う危急の拳。
効果の現れた相手は超高熱により一瞬だけ燃え盛り、その後溶け消えて炎のみとなって地に落ちて消える。
使用時には高まった荒覇気の効果により、太陽が翳りアラハバキの輪郭がブレるという錯覚が起こる。
「空雅穿燎(くうがせんりょう)」
拳の乱撃。
一つ一つの拳打から末火光(いしかほのり)の閃光を集めた太い光条を打ち出し、相手を貫く。
最初の拳撃にて相手を地面より少し打ち上げ、空中にて無防備な状態に追い込んだ後に拳の連打を見舞う。
「戦滅閃(せんめつせん)」
周囲の構造を利用して、「黒い線」になるようなスピードで格闘戦を行う。
大量の雑魚相手に対する技であり、相手を無惨に砕き千切り散らかす為の技。
「末火光・殲(いしかほのり・せん)」
「針の嵐」を圧縮して放つ超長距離狙撃。
貫通力・破壊力は絶大で、薙ぎ払うように撃てば大型車両や飛行船も一撃で両断粉砕する。
「死光・殲(イシカ・せん)」
死光(イシカ)を極めて長く形作ったもの。
日光に反射しなければ見えないようなあまりにか細い物質にて相手を両断する。
巨大な物体に向かって撃つ為のバリエーション。
「逆翼靠(げきよくこう)」
黒陽羽による高速飛行から、正面衝突の際に背中の炎翼を盾に繰り出す体当たり。
超高温の熱波を相手の体内に送り込みながら、同時に激烈な衝撃によって破壊し吹き飛ばす。
23: 能力[E.まるで駄目 D.苦手 C.人並み B.得意 A.達人級 S.化物級 SS.神級]
体力:S
魔力:E
腕力:S+
知力:???
素早さ:S
命中:A+
24: 武器やアイテム
とくになし
25: その他
末代光(いしかほのり)の表記ゆれについて:
口から説明される場合→末代光
技として表記される場合→末火光
雰囲気を考えた事で、他に意味は特にありません。
最終更新:2016年09月21日 20:33