誰でもデジタルイラストを始められる今、
絵を描き始めたい、または描き始めたけれどどうすればもっと上手く描けるのか分からないという方も多いのではないでしょうか?
絵を描き始めたい、または描き始めたけれどどうすればもっと上手く描けるのか分からないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、基本的なイラストを描く工程やその時々のテクニックをまとめてご紹介します。
目次
・1. 自己紹介、使用しているペン
・2. 工程
・3. メイキング
・4. 最後に
1. 自己紹介
僕は絵描き同好会の会長のかぼすと申します。
2021年からデジタルイラストを描き始め、普段は二次創作を中心に描いています。

こちらは「崩壊スターレイル」というゲームのキャラを二次創作したもので、
twitterの反応では9000いいね以上頂くことができました!
2021年からデジタルイラストを描き始め、普段は二次創作を中心に描いています。

こちらは「崩壊スターレイル」というゲームのキャラを二次創作したもので、
twitterの反応では9000いいね以上頂くことができました!
使用しているペン
クリップスタジオペイントを使っています。
ペンは付属の「Gペン」「濃い鉛筆」「水彩系のブラシ」「ソフトブラシ」などを使用しています。
2. 工程
一般にイラストの工程は、ラフ、線画、塗り(下塗り)、仕上げに分かれています。
工程ごとに使うペンや気を付けたいポイントがあるので、次の項目のメイキングとともにご紹介します。
3. メイキング
今回は先ほど紹介したイラストを使って工程を解説したいと思います。
ラフ

カラーラフを作る
僕が全体のバランスをとるのが下手というのもありますが(笑)、カラーラフは毎回作っています。
まず、大ラフでは頭のイメージを描き出し、次にラフで加筆し、最後に色をつけます。
まず、大ラフでは頭のイメージを描き出し、次にラフで加筆し、最後に色をつけます。
「ラフなのに色までつけるの?」と思う方もいると思いますが、しっかりメリットがあります。
一つ目は、色をつけることで線画がとてもやりやすくなります。
なぜかというと、ラフでは線が繋がっていなかったり、太すぎることがあり、どこに線を引くべきか分からなくなることがあります。そこで、色があると色彩の境界ができるため線が引きやすく、さらに早く描くことができます。
なぜかというと、ラフでは線が繋がっていなかったり、太すぎることがあり、どこに線を引くべきか分からなくなることがあります。そこで、色があると色彩の境界ができるため線が引きやすく、さらに早く描くことができます。
二つ目は、完成図が見えることです。
これはとても大事で、いざ塗り始める時にこのラフがあることで、途中で「思ってた色味と違う」となることが少なくなります。
これはとても大事で、いざ塗り始める時にこのラフがあることで、途中で「思ってた色味と違う」となることが少なくなります。
線画

使用するペン
- 濃い鉛筆
自分は固すぎるペンは好まないので、鉛筆を使っています。
(正直お好みでいいです)
(正直お好みでいいです)
境目の線を太くする
線画では、キャラと背景の境目の線を太くします。
すると、上図のように右の線画の方がシルエットが見やすく、まとまりを出すことができます。
すると、上図のように右の線画の方がシルエットが見やすく、まとまりを出すことができます。
墨だまりを作る
これは漫画などで使われる方法です。
上図の赤い丸の中の線は太くなっていると思います。
これを「墨だまり」といい、髪の線が交差するところなどに作ることで、効果的に線の強弱をつけることができます。
これをするといっきにプロっぽくなるので(笑)、超おススメです!
上図の赤い丸の中の線は太くなっていると思います。
これを「墨だまり」といい、髪の線が交差するところなどに作ることで、効果的に線の強弱をつけることができます。
これをするといっきにプロっぽくなるので(笑)、超おススメです!
下塗り

色分け
全部手動でするのは大変なので、塗りつぶしを使うのがおすすめです。
塗り残しは気合で塗りましょう!
塗り残しは気合で塗りましょう!
塗り

塗りの工程は、皆さんの好みの絵柄があると思うので、細かい工程は紹介しかねます。
そのため、今回は自分が塗るとき、特に意識すべき!というポイントをかいつまんで紹介させていただきます。
使用するペン
- 水彩系のペン
主にこれで塗っていきます。ぼかしすぎないように注意
- Gペン
パッキリぬるときはこちらを使います
一度全体に影を落とす
一般的には、そのまま影をつけていく方が多いと思いますが、僕の場合は、全体に影を塗った後に光の当たるところを描いていきます。(影を消す)
この描き方の一番のメリットは、立体感がつかみやすいということです。
初心者の頃は、どこに影をつけるべきか分からないことが多かったのですが、このやり方を始めて、逆に光があたる場所を描くため、イメージがつきやすくなりました。
その後、影を付け足していくので、立体感をとりながら塗りこむことができます。
初心者の頃は、どこに影をつけるべきか分からないことが多かったのですが、このやり方を始めて、逆に光があたる場所を描くため、イメージがつきやすくなりました。
その後、影を付け足していくので、立体感をとりながら塗りこむことができます。
仕上げ

背景をぼかす
必ずしも背景をぼかす必要はないのですが、これにも大きなメリットがあります。
背景をぼかすと、カメラでいう「ピントがキャラに合った状態」になります。
これは絵に遠近感を出すとともに、自然に一番見せたいキャラに視線誘導することができます。
これは絵に遠近感を出すとともに、自然に一番見せたいキャラに視線誘導することができます。
加工
今回は二つ加工をしました。
一つ目は、色トレスです。
これは線を絵になじませることで、特に肌の近くの線は明るめにしていきます。
これは線を絵になじませることで、特に肌の近くの線は明るめにしていきます。
二つ目は、グラデーションです。
ここでは「ソフトブラシ」を使って、光が当たっているところにグラデーションを少しかけました。
これらをすると、絵の印象がかなり柔らかくなるので、是非やってみてください。
ここでは「ソフトブラシ」を使って、光が当たっているところにグラデーションを少しかけました。
これらをすると、絵の印象がかなり柔らかくなるので、是非やってみてください。
エフェクトをつける
クリスタでは、エフェクトの素材があるので、それをよく使います。
左上にほわ玉をつけたり、左下には虹をかけたり、
とても簡単に絵の完成度をあげれます。これで完成です。
左上にほわ玉をつけたり、左下には虹をかけたり、
とても簡単に絵の完成度をあげれます。これで完成です。
4. 最後に

今回、僕なりの塗り方やコツをできるだけ分かりやすく紹介させていただきました。
しかし、初心者の方はこれをいきなりすべてやるのは難しいと思います。
そのため、繰り返し絵を描いていきながら、これらのコツを少しずつ試していくことで、確実に上達できると思います。
そのため、繰り返し絵を描いていきながら、これらのコツを少しずつ試していくことで、確実に上達できると思います。
すこしでも絵を描く参考になれば幸いです。では楽しい絵描きライフを!