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  • 儀式・術式に使う呪文とは

fpbnx163moro @ ウィキ

儀式・術式に使う呪文とは

最終更新:2022年02月05日 07:15

匿名ユーザー

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1、概要的理論

魔法・魔術・呪術・魔法陣(魔法円)など全てに呪文は使われる。[出 1]

呪文(じゅもん)は、呪術的な効果を得るために使われる言葉である。[出 2]

呪術の一要素を成す。[出 3]
多くは定式化されている。[出 4]
期待する効果に応じてそれらを使い分ける。[出 5]
呪文のフレーズには直喩・隠喩が多用されたり、擬音語・節回しなどの音声的な工夫がなされたりする。[出 6]
また神秘性によって効力が高まると考え、古語や意味不明な語句を用いたり、
秘密にされたりする場合もある。[出 7]
またはそこから転じて、意味不明な言葉の羅列などを"呪文"と喩える場合もある[出 8]
呪術の要素として、言葉(呪文)があり、行為(呪法)、道具(呪具)が挙げられる。[出 9]
各々を単独で用いるか・組み合わせて用いるか、
またどれを重視するかは文化によって異なる。[出 10]
従って呪文はしばしば儀式と結び付けて用いられる。[出 11]
また呪文を特に尊び、一言一句正確な詠唱を求める文化もあれば、[出 12]
呪法や呪具の効力を認めて、術者による多少の呪文改変を許す文化もある。[出 13]
前者の例としてはポリネシアのマオリ族やトロブリアンド島民がある。[出 14]
アフリカでは後者の例が多い。[出 15]
呪文は言葉そのものとして見ると、様式的かつ一義的解釈が
困難という点で詩歌との共通点がある。[出 16]
実際、呪文が詩歌(特に諷刺詩)の
原型になったと思われる社会は多く見られる。[出 17]

呪術とは、「人に対する強い恨みにより身に付ける不思議な力のこと」

特定の人への恨みや妬みなど、強いネガティブな感情により、

人智を超えた現象を引き起こそうとする技術という意味です。[出 18]

「呪術」は、誰か人に対して強い念を送り働きかけることで、
何かの変化や現象を起こし、自分が望む結果に導こうとする行為です。[出 19]
「呪術」は、スピリチュアルな気持ちを前面に押し出し、相手が不幸になる様に、
遠隔で操作をする方法なのです。[出 20]
「呪」は「のろい」とも読み、誰かに対して非常に強い恨みを持ち、
災難が訪れる様に願う気持のことを言います。[出 21]

魔術とは、「自分の野望を叶える為に、悪魔を崇拝して身に付ける不思議な力」

悪魔を崇拝ることで身に付けると言われる、

人智を超えた現象を引き起こせる力という意味です。[出 22]

「魔術」は、「人を惑わせる術」のことで、
英語では“magic”(マジック)と言います。[出 23]
基本的に自分だけの力ではなく、西洋での
「悪魔」を崇拝して身に付ける不可思議な力のことを言います。[出 24]
魔術には「白魔術」「黒魔術」などがありますが、
いずれもオカルト的な意味合いが強くなります。[出 25]
人に対して恨みを持つというよりも、自分自身の野望や欲望を叶えたいと
思って身に付ける術者が多くなります。[出 26]
昔の権力者は、自分の力を維持する為に側近に「魔術師」を置き、
占いをさせたり、力を借りたりしていました。[出 27]
但し、現在ではゲームのキャラなどに「魔術師」が登場することも多く、
成り立ちなどの解釈も幅広くなっています。[出 28]

「呪術」と「魔術」は、目的とするところが違います。[出 29]

どちらもゲームの世界に出てくる言葉で、様々な解釈があります。[出 30]
「魔術」の意味は、「人を惑わす不思議な術」です。[出 31]
「魔」は、誘惑する存在や、その力、作用、誘惑そのものを表しています。[出 32]
「術」は、わざ。学問。技芸という意味があります。[出 33]
例えば、錬金術(卑金属を貴金属の金に変えようとする術)や、
人を蘇らせる薬品を作ったりすることが「魔術」にあたります。 [出 34]
もっと狭い意味では、手品を「魔術」ということもあります。[出 35]
師に原理や法則、技術を学び、きちんと知識を身につけて
魔術を使いこなす人を「魔術師」といいます。[出 36]
「魔術(まじゅつ)」とは、普通の方法では不可解なことを
特別の訓練やトリックによってやってみせる術です。[出 37]

魔法とは、普通では考えられないことを起す超常的な力です。[出 38]

魔法は空想を膨らますような意味合いで使われることも多いです。[出 39]
「魔法(まほう)」の意味は、魔力によって
普通では考えられない不思議なことをおこなう術です。[出 40]
「魔法」は先天的に能力をもっている人がその力を借りて
現実では不可解な現象を起すこと。[出 41]
例えば、占いも「魔法」といわれるものの一つです。[出 42]

「魔法」と「魔術」も英語ではどちらも「magic」です。[出 43]

「魔」は、人をたたると信じられていた「鬼」に、瞑想を妨げるために現れる
といわれていたマーラの音を表す「麻」を組み合わせてできた漢字です。[出 44]
「魔」は、誘惑する存在や、その力、作用、誘惑そのものを表しています。[出 45]
「法」は、「そのものの決まり。法則」という意味がります。[出 46]
例えば、先天的に魔の存在をやどし、その力を借りて
現実では不可解な現象を起す人を「魔法使い」といいます。[出 49]

魔法円(まほうえん、英: magic circle)とは、西洋儀式魔術や魔女術に

おいて儀式の際に術者が入る床などに描いた円のこと。[出 50]

魔法円(=魔法陣)の例[出 51]

円の中には五芒星、六芒星、ヘブライ文字、ラテン文字、ギリシア文字、
まれにルーン文字などのさまざまな図形、記号、文字が描かれている。[出 52]
二重の円で構成され、ふたつの円の間の帯状のスペースに神の御名や天使名が記され、内側に六芒星などの魔術的シンボルが配され、円の周囲に4本のろうそくが立てられる、といったものが典型的な魔法円の一例である。[出 53]
伝統的には直径9フィートとされ(実際には状況に応じて大きさは異なる)、
チョークなどで描かれる。[出 54]
ウイッチクラフトではアセイミーという黒柄のナイフで描く。[出 55]
また、紐で輪を作る、魔法円を描いた敷物を用意して広げるなどの方法もある[出 56]
なお、魔法円の別称として魔法陣という言葉も使われているが、
この言葉は、現代日本のフィクションの小説・アニメ・ゲームなどの架空の魔術で
みられる、魔法円を模したガジェットの一般名称としても使われている。[出 57]

それらのフィクション作品に登場する魔法陣は、それぞれの作中世界において

独自の設定や装飾的役割を与えられていることが多く、必ずしも西洋の魔術伝統に

おける実際の魔法円をそのまま踏襲したものではない[出 58]

2、魔術の分類と魔法

2-1、魔法

魔法(まほう)とは、[出 59]

仏でない存在または教えのこと[出 60]
類義語として外法、対義語として仏法がある[出 61]
様々な西洋のまじないに対する総合的な訳語[出 62]
超自然的な力のこと[出 63]
不思議な事柄、または不思議な事柄に対する比喩[出 64]
一般的には 不思議な事柄、または不思議な事柄に対する比喩の意味で使用されるが、ファンタジー作品などにおいては非現代物理学的なものに対しても使用される[出 65]
類義語として、魔術,呪術,妖術,超能力などがあげられる。[出 66]
魔法とは、普通の人間には使うことのできない能力や不思議な現象を指す。[出 67]
現在使用される日本語としての魔法という単語は、
明治時代に様々な西洋後の和訳として付与された、とされる。[出 68]
同じ漢字圏である中国語でもmagicを魔法と訳し表記する。[出 69]
神話や伝説,伝承やファンタジー作品において、
魔法の使用方法や種類は異なっており、道具や呪文を使うもの、人を助けるもの、
攻撃するものなど、様々に存在する。[出 70]

現実に信じられた魔法や魔術[出 71]

魔法とは、まあ何という笑わしい言葉であろう。
しかし如何なる国のいつの代にも、魔法というようなことは人の心の中に存在した。
そしてあるいは今でも存在しているかも知れない。
1928年 幸田露伴 「魔法修行者」
現代においてお伽噺に出てくるような魔法の存在が信じられることは少ないが、
古くは魔法を使う者(西洋では魔女など)が広く恐れられ、
魔女狩りのような惨劇の原因になった事もある。[出 72]
魔術において、十九世紀から二十世紀にかけて黄金の夜明け団などの魔術団体が
儀式魔術復興運動を行い、近代西洋儀式魔術が成立した。[出 73]
現代でも魔術結社などは存在し、占い師や霊媒師なども含め、
人によって信じたり信じなかったりする。[出 74]
一方、魔術に似た呪術という概念がある。[出 75]
呪術に関する文化人類学での、未開社会の呪術文献の歴史的集積である、
J.G.フレイザー著『金枝篇』はわりと有名。[出 76]
金枝篇では呪術について、宗教ではなく科学の前段階であり、
神に祈るなどの宗教的な行動というよりは、
現代の科学的医療に近しいと説を唱えている。[出 77]

2-2、魔術

超自然的存在や神秘的力能の助けを借りて不思議なことを行う法のこと。[出 78]
ただし、留意しなければならないのは、ギリシア語mageiaを語源とし
英語のマジックmagicに代表される西欧のことばでは
「魔術」と「呪術(じゅじゅつ)」を区別していない。[出 79]
すなわち、超自然的手段を用いて、善悪いずれであれ自分が望むように
この世の現象を操作し変えようとするものがマジックである。[出 80]

よい目的をもつものをホワイト・マジック(白い呪術)、悪い目的をもつものを

ブラック・マジック(黒い呪術)と色の形容詞を用いて性格づけすることはしても、

魔術と呪術を区別していないのである。[出 81]

では両者の差異は何か。[出 82]
東洋では、「魔」とは梵(ぼん)語māraを語源として、
人の善事を妨げ人の心を悩まし乱す悪霊をさす。[出 83]
したがって、妖怪(ようかい)、幽霊、馮(つ)き物、
悪霊を動かす妖術的なものが魔術にあたる。[出 84]
いいかえれば、たとえ善事をなすにせよ、
動かす超自然力が魔的であるわけである。[出 85]
魔術(まじゅつ)は、仮定上の神秘的な作用を介して
不思議のわざを為す営みを概括する用語である。[出 86]
人類学や宗教学の用語では呪術という。[出 87]
魔術の語は手品(奇術)を指すこともある。[出 88]
英語の magic は「魔法」、「魔術」、「呪術」と翻訳される。[出 89]
近代日本において、訳語を創出する必要があった「文化」などの概念とは異なる[出 90]
magic は従来の日本語の語彙で対応しうる言葉であった。[出 91]
魔法は古くから日本語にある。[出 92]
英和の部では magic に「魔法」・「飯綱」・「妖術」が当てられ、
同じく和英の部では「魔法」や「魔術」に magic arts, sorcery 等が当てられた。[出 93]

宗教人類学の分野では、この訳語として呪術が定着している 。[出 94]

一方、思想史や西洋史の文脈では魔術の語が用いられることが多い。[出 95]
魔術は西洋神秘思想の一分野の呼称としても用いられる。[出 96]
イヅナ(エヅナ)と呼ばれる霊的な小動物を駆使して託宣や占いなど
さまざまな法術を行う東日本で活動した民間の宗教者。[出 97]
飯綱使いの法術を〈飯綱の法〉といい,近世では邪術の類とみなされていた。[出 98]
飯綱使いの多くは,修験系の男の宗教者であったが,
いたこなどの巫女もこれを用いることがあったらしい。[出 99]

呪術

超自然的な存在に訴えることによって、病気治療、降雨、豊作、豊漁などの
望ましいことの実現を目ざした行為。[出 100]
呪術は英語のmagicの訳で、まじない、魔術ともいわれるが、手品師を
魔術師ともいうので、手品と区別するために呪術という語が用いられている[出 101]
magicは、語源的には古代ペルシア語のMagus(占いや呪術を職業としている集団)に
由来し、ギリシア語のmagos(マグス人、呪術師)はその借用語である。[出 102]
この行為の背後には超自然的存在に関する信仰が存することが多いが、
信仰が呪術的行為の前提であるとは限らない[出 103]
J・フレーザーは、呪術が超自然的霊格を統御することによって
目的を達成しようとするのに対して、宗教は霊格に対する懇願である
と述べて、両者を峻別(しゅんべつ)した。[出 104]
しかし、諸民族の宗教体系には両者の区別が明瞭(めいりょう)でないものが多く、
宗教という用語のなかに呪術を含んで使われることが少なくないし、
「呪術・宗教的」という語も用いられる。[出 105]
フレーザーはまた呪術と宗教の関係を発達段階としてとらえ、
呪術のほうが宗教よりもより原始的であると論じたが、
もっとも原始的とされる狩猟採集民においても、
至高神の崇拝をめぐる宗教体系がみられることがしばしばあり、
一概に呪術が古いとはいえない。[出 106]
たとえばアフリカの狩猟民であるサンと
インドネシアのスマトラに住む農耕民ミナンカバウとを比較した場合、
文化的には後者のほうが複雑であるが、
呪術はミナンカバウのほうにいっそう顕著である。[出 107]
長い間日照りが続くと、水をまいたり、太鼓をたたいたりして行う
雨乞(あまご)い儀礼は世界各地の伝統社会にみられるが、水を地面にまき、
太鼓をたたいたりする呪術は、降雨と雷鳴のまねである。[出 108]
このように望ましい現象と似たことを行う呪術を、
フレーザーは「類感呪術」あるいは「模倣呪術」とよんだ。[出 109]
これに対し、日本に、病弱な子供を健康にするために、
じょうぶな子供の着ていた着物の布きれを集め、
それを縫い合わせて着せるという習慣がある。[出 110]
これは、フレーザーが「感染呪術」とよんだもので、
「接触呪術」ともいわれる。[出 111]
他人を病気にさせるために、その人の毛髪、爪(つめ)、排泄(はいせつ)物、
衣服などを火にかけたりする呪術も、感染呪術の一種である。[出 112]
雨乞いとか健康回復を目ざす呪術は、社会や人のために行う呪術として
「白い呪術」ともいわれる。[出 113]
人を苦しめ呪(のろ)い殺すための呪術は「黒い呪術」といい、
「邪術」sorceryともいわれる。[出 114]

2-3、魔術の分類

『魔術』とは、呪術、妖術、邪術、託宣、奇跡、仙術などの総称の事で、
人間の意志を森羅万象の事象の理(ことわり)に適用する事によって
何らかの変化を生じさせる事を意図して行われる行為と、
その為の手段である技と術(すべ)の事であり、その技術と知識の体系、
及びそれを巡る文化の事でもあります。[出 115]
現実に存在する宗教哲学や心理学、自然科学の領域に於ける知識であり、
古くから使われて来た術(すべ)です。[出 116]

現代の魔術のほとんどは魔術系・呪術系・奇術系の三大魔術である[出 117]

魔術系

現代の魔術の基本の系統である。[出 118]
術式を用いて主に目に見える事象を扱っており、
この系統が及ぼす分野は多岐にわたる。[出 119]
火を放ったり、結界を展開したり、魔導書を扱う
ような魔法使いのイメージはおおよそこれに当たるだろう。[出 120]
魔術回路学がこの系統の根幹をなしている。[出 121]

呪術系

最も古くからある魔法の系統を魔術化したものである。[出 122]
その本質は生物と世界の魔力を操ることで、
魔術とは違って目に見えないものを扱うことが多い。[出 123]
その起源は契約魔法にあり、この魔法の現象が一般に「呪い」と認識され、
この名がついている。[出 124]
特別ただ相手を呪い殺したり、永遠の眠りにつかせたり、
カエルにするものではないことに注意しよう。[出 125]

奇術系

もっとも新しい系統である。[出 126]
魔術と科学の融合を目指しており、直進性や保存性の高い雷属性の魔力など、
魔力の細分化と共に発展している。[出 127]
科学側、魔術側のどちらか片方から見てはその事象を説明しきれない、
まるで騙すような特徴から奇妙な魔術、「奇術」と呼ばれた。[出 128]
代表的なもので錬金術や、身近なものとなりつつある魔導機械がある。[出 129]

3、古典魔術

魔力の起源を考えた場合一体何故生物にすぎない我々が(ごく一部とはいえ)
大自然の営みを操ることができるのか。[出 130]
その力の源たる魔力とは一体何か。[出 131]
その答えにたどり着くには時間がかかるであろう。[出 132]
魔術に関するもっとも古い書物のひとつ、
『 日が回り、月が満たされる世界で人々の願いを聞き遂げる、
神々の作りし源流たる生きとし生けるもの全てに告げる精霊の言葉 』
の最初の一句があります。[出 133]
直訳して「源流(魔力)とは一体なんだったのであろうか」である。[出 134]
全ての始まりといって過言ではない魔力への疑問。[出 135]
別の認識魔法という分野に繋がることであるが、古典魔術で
「この疑問がなければ今の魔法世界は無かった」とさえ言われている。[出 136]
この疑問には古典魔術の全てが集約されている。[出 137]
古典魔術はすなはち魔法、魔術双方の源流たる魔力を研究する分野である[出 138]
古典魔術と一口にいっても多くの分野に別れている。[出 139]

源流学

魔力の起源に迫る学問である。[出 140]
一体魔力はどこから生まれたのか、
何によって作られ消えるのかを研究する。[出 141]
古くからある精霊魔法や神聖魔法と深い関わりを持つ。[出 142]

元素学

魔力の正体について研究する学問。魔力を細分化し、その正体に迫る。
[出 143]
現代の複雑化した属性魔術にもっとも大きな影響を及ぼした学問である。[出 144]

魔力流動学

比較的新しい古典魔術の一つ。[出 145]
魔力の「流れ」というように、魔力のその動きは流動的であることが知られていが、
その流動性についてより詳しく研究する学問なっている。[出 146]
近年急激な発達を見せている魔導機械や奇術系に多大な影響を及ぼしている[出 147]

どれを見ても分かる通り、他の有名魔術に非常に大きな影響を及ぼしたものが多い[出 148]
魔力の研究は魔法、魔術全体の研究だ。[出 149]
常人には想像もつかない次元を深く研究しているが、
もし興味を持った人がいたらこの世界を少しだけ覗いてみたらいかがだろうか[出 150]
きっと魔力というその小さなものの中には大きな世界が広がっているに違いない[出 151]
古典三大魔術[出 152]

4、契約魔法

人は魔法と共に生きてきたわけだが、魔法を使うには魔力と一種の「対話」を
行う必要があり、それは今も昔も変わらない。[出 153]
無理に従わせるようでは自身が無駄に消耗するだけである。[出 154]
そこで魔力とより深く「対話」するために、
歴史上最も最初に体系化された魔法がある。[出 155]
@呪術系魔術の根幹をなし、多くの魔術を束ねる起源魔法の一つ。[出 156]
その名は契約魔法、太古より続く魔力との取引である。[出 157]
@最古の魔法の一つである降神術は、ある種の契約魔法と分かっている。[出 158]
自身に、もしくはシャーマンに対し魔法使いが契約魔法をかけ、
魔法を使いやすい状態にして(これを降神と称した)[出 159]
様々な奇跡、つまりは魔法を使ったのである。[出 160]
@呪いも起源は古いが、ある意味対称的なこの二つが理論的にはほぼ同じである
ことが分かり、その仕組みが解明されたのはかなり後のことである。[出 161]
@人は誰でも血管のように、体内に魔力回路を持っている。[出 162]
@血管と違うのは比較的容易にその形が変異できるという点だ。[出 163]
時の精神状態によって末端部分が僅かに、長年の習慣によって
幹から大きく変容し、時に身体に大きな影響を及ぼす。[出 164]
魔術や魔法の出力等に個人差や波があるのはこれが原因だ。[出 165]
契約魔法はこれを利用している。[出 166]
@末端部分に術式を仕掛け、なにかをトリガーとして術式を展開、
連鎖的に魔術回路に作用する。[出 167]
@「契約」を交わし、「条件」を満たしたとき、契約内容が「執行」される、
契約魔法の三原則、三段階である。[出 168]
その影響は時に魔術回路の幹や、生物的身体構造にまで達する。[出 169]
@降神術はまだ魔力を扱いきれず、魔力効率が今より遥かに悪かった時代に
無理矢理魔力を引き出すために使われた。[出 170]
「条件」、代償の多くは命、寿命であったと見られる。[出 171]
そしてその力は時に憎い相手に使われた、いわゆる「呪い」である。[出 172]
呪いの多くが相手の髪の毛などを必要とするのは、
相手の魔術回路の末端を知るためである。[出 173]
もちろん現在では契約魔法が降神術として使われることはほとんどない。[出 174]
契約魔法はそれ自身、魔法として残りながらその後発生した魔法に
その特徴が受け継がれた。[出 175]
契約魔法の影響が色濃く残っているものとしては、
精霊魔法、魔導書記魔術、回復魔法を含む変異系魔法等がある。[出 176]
契約魔法は多くの魔法、特に呪術系の起源なのだ。[出 177]

純粋な契約魔法として残っている魔術

(1)回路補助魔術[出 178]

多くの大規模な魔術に組み込まれた魔術式である。[出 179]
@「契約」は体内の魔術回路の最適化。[出 180]
魔力消費の「条件」のもと、魔術回路を最適化することで
契約を「執行」、魔術を高効率化する。[出 181]
一時的とはいえ魔術回路を組み替えるため体に負担がかかり、
他の魔術の効率は下がるなどデメリットもあるが、
魔力を大量消費する大規模魔術の急展開では必須の魔術である。[出 182]
精霊魔法から発想を得た技術でその仕組みは似ている。[出 183]

(2)相互契約[出 189]

比較的古くからある二者間の契約魔法である。[出 190]
自身と相手の双方に「契約」をかける。[出 191]
互いに設定された同じ「条件」のもと契約内容が「執行」される。[出 192]
この魔法は、互いに嘘をつく度に罰を課せたり、
決闘の場から逃げれなくするなどの使われ方がされてきた。[出 193]
応用すれば多人数間でも使用が可能である。[出 194]
この魔法が呪詛魔法とは違い、正常に機能するには契約者双方に
この魔法が認識される必要があり(認識魔法の章を参照)そのため相手に
何らかの手段で「契約」の説明しなくてはいけない特徴がある。[出 195]
交互契約の影響の受けやすさには大きな個人差があり、
時には全く受け付けない者もいる。[出 196]

(3)制約魔法[出 197]

自身に制約をかけ、その制約の重さに応じた恩恵を受ける魔法である。[出 198]
「契約」は魔術回路の変質。[出 199]
自身が何らかの制約を遵守する「条件」のもと、
それに応じて術者が恩恵を受ける形で「執行」される。[出 200]
人が持つ魔術回路は膨大だが、そのほとんど全てが既に生きる上で利用され、
新たに活用できる量はごく僅かだ。[出 201]
そこで自身の何らかの行動を制限し、
魔術回路の余剰を作り出すのがこの魔法である。[出 202]
有名なもので眼を失う代わりに膨大な魔力を得る『ミーミルの泉』、[出 203]
腕を失う代わりに術式なしで魔術を使う『見えざる手』、[出 204]
命を糧に獄炎を呼び出す『ダルヴァザ』等、[出 205]
穏やかで無いものが多いがある種の魔法使用を制限し
別の魔法の能率あげるなど有用なものも多い。[出 206]
無論、魔術回路を強制的に組み直し固定するので制約の解除は簡単ではなく、
時には実質解除できないこともある。[出 207]
また、魔法をかけられるのは基本的に自身に対してのみで、
制約に完全な強制力を持たせる束縛制と、
自身の意思で制約に反することはできるが
それに応じてペナルティがつく宣誓制がある。[出 208]
習得自体は比較的容易だが、望んだ利益をそれにみあった
代償で得れるかは術者の力量や適性による。[出 209]
これらは純粋な契約魔法ではあるが、他の分野に応用できるものが多い。[出 210]
また、もとは契約魔法でありながら、その特徴を非常に強く残しつつ、
一つの魔術形態として体系化されるというのはよくあることだ。[出 211]
契約魔法は今や基礎学問となっている。[出 212]
魔法や魔術を学ぶ者であれば一度は足を踏み入れる分野でありながら、
それ自体が非常に完成され、尚且つ未だ研究の余地がある
魔術の登竜門であるといえる。[出 213]

4、認識魔法学

君の後ろには今何があるだろうか、後ろを向かずに考えてほしい。[出 214]
解がでたなら後ろを向いて答え合わせしよう。[出 215]
今、君は後ろにある物を予想したわけだが、あると予想しなかったもの、
その存在を忘れていたものがあるだろう。[出 216]
はたしてそれは、君がその目で確かめるまで存在していたのだろうか。[出 217]
そこにあるものはある、ないものはない、
確かめようが確かめなかろうがそれは変わらないと思うだろう。[出 218]
しかし魔法に至ってはその限りではないのだ。[出 219]
魔法において、未だその全容のほとんどを解明しきれていない関係がある。[出 220]
認識と魔法、この二つには確かに大きな関係がある。[出 221]
この関係性は契約魔法系において最も顕著である。[出 222]
対象から認識されていない契約魔法や術者が相手、
またはその効果を完全に捉えきれていない呪詛魔法は
その効果が全くと言って良いほど発揮されないのだ。[出 223]
故に契約魔法は相手への説明が、呪詛魔法は儀式が必要である。[出 224]
これは一体何に原因があるのか。[出 225]
現代の魔術ではそれに対して「認識」という答えを出した。[出 226]
体内の魔術回路が精神状態に影響されるように、思考つまりは認識によって
魔術回路に影響が出るのでは、という考え方である。[出 227]
この考え方は様々な方面からのアプローチによって
おおよそ合っていると答えが出ている。[出 228]
しかし、なぜ認識によってここまで大きな差がでるのか、
一度認識するだけで魔術が効果を発揮するようになるのか、
これらの問題に解は出ていない。[出 229]
人体の魔力回路の完全なトレース技術が確立していない今、
確認しきれないのだ。[出 230]
認識魔法学では、人の認識が及ぼす人自身や魔力への影響を
様々な方面からの研究している。[出 231]
これらの研究はいずれ、
人の使うあらゆる魔術へ大きな影響を及ぼすだろう。[出 232]

5、魔術回路学

魔術にとって最も必要なものは何か。[出 233]
それは才能でも余りある魔力でもない。[出 234]
勿論使用するという点では、ある程度の適正は必要だ。[出 235]
しかしそれだけでは知恵を持つ人間の特権たる魔術は到底扱えない。[出 236]
知識、知能、知性、これに尽きる。[出 237]
ここで、そんな人の持つ知能を魔術に導いてくれる学問、
魔術回路学について論じることが必要である。[出 238]
魔術回路学は魔術系の根幹をなす分野だ。[出 239]
魔力には様々な特性があるが、
それらを活用するには正しく導かなくてはならない。[出 240]
そこで必要なのが魔術回路だ。[出 241]
魔術と聞いて、魔方陣を思い浮かべる人は多いだろう。[出 242]
あれは魔術回路の最も原始的な形で、
目に見える形で回路を描きその上を魔力でなぞるというものだ。[出 243]
地面に書く魔方陣程度でできるのは、数種類の魔力の合成や分離程度であるが、
現代ではそこから大きな進歩を遂げた。[出 244]

5-1、自走回路

魔術回路を魔力で描く技術だ。[出 245]
これによって魔術回路は飛躍的に発展した。[出 246]
今までは魔方陣を見て、それに沿うように魔力を扱った。[出 247]
実は当時、これは非常に難しい作業で、
魔法に対して魔術が大きく遅れをとっていた原因でもある。[出 248]
そこで産み出されたのが、例えるなら魔力をパイプのように
設置してそこに魔力を流すような技術だ。[出 249]
これを基礎に魔術はさらに大きく発展した。[出 250]

5-2、空間回路

今までは平面に書いていた魔方陣が、
自由度の高い魔力での形成に変わったためできた技術である。[出 251]
平面上の魔方陣では、いくつもの経路が重なると混乱し
うまく機能しないことも多かった。[出 252]
そこで空間に魔術回路を重ねるように描くことで、
魔術回路はより複雑化、高度化した。[出 253]
この技術の登場により複雑化した魔術回路の書記形態が規格化され、
現代もその規格をもとに魔術回路が筆記されている。[出 254]

5-3、回路接続

人体の魔力回路の研究が進んだ結果、
それと魔術回路を接続することが可能となった。[出 255]
これにより適正魔力の分配、回路の臨機応変な個人調整、
魔力制御の単純化に成功し、魔術の高効率化に成功した。[出 256]

5-4、制御導体回路

自走回路に続き第二の革新と呼ばれる。[出 257]
回路内で魔力の動きを制御する回路技術。[出 258]
例えば魔力を一定時間止めたいとき、それまでは長い回路の中に
通して時間を稼ぐ必要があった。[出 259]
複雑化した回路内で、魔力の動きを
完全に制御できる人間は僅であったからだ。[出 260]
制御導体は高い水準での魔力制御を可能にした。[出 261]
魔力の停滞、加速、一時保存、
更には周波という概念も登場し魔術は多様化した。[出 262]

その他

これらの応用的なもの[出 263]

集積回路

複合螺旋回路

回路一体型魔術

再生回路

これらは専門性が増し、その技術の量も膨大になる。[出 264]
魔術回路を制するものは魔術を制する。[出 265]
人類の英知の結晶であるそこには、魔術の全てがつまっている。[出 266]

6、結界魔術

魔法は時に人に猛威を奮うことがある。[出 267]
それは高位の生物からであったり、自然からであったり、
はたまた同じ人間からであったりする。[出 268]
雨風を凌ぐには家が必要だが、魔法を凌ぐのにもまた壁が必要だ。[出 269]

魔法の奔流から人間の命と安寧を護るもの、それが結界魔術だ。[出 270]

魔法は魔力によって構成されており、
したがって同じく魔力で構成された結界で相殺する事ができる。[出 271]
魔法でなくても魔力は火や衝撃などによる外傷を和らげることはできる。[出 272]
魔力を持つ者なら、すなわち人であれば誰でも結界を纏っているといえる。[出 273]
しかし、それは鍛練を積んだ者でなければ布を纏っているようなもので、
高温の火や攻撃魔法、斬撃などの前では無力に等しい。[出 274]
そこで魔術では魔力を用いて壁を築いた。[出 275]
適した魔力を選びとり、強固な形に整える、
それだけで魔力の布は石のように堅くなるのだ。[出 276]
結界は「形を整えるほど堅くなる」という点で魔術と非常に相性が良い。[出 277]
式を用いて高精度で魔力扱う魔術は、
精度こそ強さである結界において魔法を遥かに凌駕する。[出 278]
結界こそ魔術の真骨頂といっても過言でないだろう。[出 279]
今でも結界は様々な魔術を取り込み、進化を続けている。[出 280]
これといって特徴的な属性を持たない結界魔術は他の魔術を拒絶せず、
その要素を受け入れやすいからだ。[出 281]
結界魔術が多様化した現在でも、その種類は大きく三つに分ける事ができる[出 282]

1、障壁結界

主な目的は「魔法的、物理的現象の遮断」である。[出 283]
強固な多角結界と変型が容易な曲面結界に大分される。[出 284]
多角結界では最も簡単な三点結界や正方結界の他、
中心の一点を基準点とする円形結界、多角結界の中で
最も安定な六角結界などが使われることが多い。[出 285]

2、拘束結界

外側へ現象を拒む障壁結界に対して、
これは「内側に魔法的、物理的現象を閉じ込める」ことを目的としている。[出 286]
障壁結界を箱状にする基本的な形の他、
物理的なものでは障壁結界を組み合わせ拘束具を作る鎖状結界や、
魔力のみを結晶化して閉じ込める封入結界がある。[出 287]

3、複合結界

障壁結界や拘束結界と他の魔術を合わせたもの。[出 288]
空間固定など結界内で他の魔術を発動するもの
や結界に属性を付与したりできる。[出 289]
結界内では魔力の損失を大きく抑えることを利用して、衝撃や魔力の吸収、分散、
反射などの魔術を効率よく用いて結界に大きな幅を持たせる。[出 290]
純粋な障壁結界とそれで構成された拘束結界以外はこれに相当する。[出 291]

その他

結界はその種類や用途が極めて多い。[出 292]
有名なものでは、複数の結界を重ねて強化したり
全く新しい性能を引き出す多重結界、魔力の遮断性能が極めて高い鏡面結界、
解離魔術との複合結界において最高効率を誇る円球結界、六角結界を連続的に
組み合わせた強固なハニカム式結界、エンチャントや結界の補強などに
用いられる線状結界などがある。[出 293]
他にも障壁結界では乱面鏡結界、拘束結界ではプリズン系やピラー系、
封入結界ではブリリアント系やスクエアー系など非常に多くの形式がある。[出 294]
それぞれの複合結界も含めると膨大な数になる。[出 295]
結界魔術は魔術式を用いて、
考え、組合せるもっとも魔術らしいといえる存在だ。[出 296]

7、精霊魔法

極めて純度の高い魔力的存在であり、時に人に恩恵を与え時に牙を剥く、思考する
自然とも言える存在、それが精霊だ。[出 297]
余程高位の存在でなければ人の言葉での対話は難しいが
魔法を介した使役や取引は可能である。[出 298]
魔術をもってしても超えられない自然、それを味方に
つける魔法が精霊魔法だ。[出 299]
精霊魔法で主に扱う魔力精霊は自然そのものであり、
どこにでも存在するがどこにもいない、
そんな本来使役することなどできない存在だ。[出 300]
しかし太古に生み出された精霊魔法はそれを可能にする。[出 301]
その原理は契約魔法に由来し、現在でもそれは変わっていない。[出 302]

その原理の使用手順とは

精霊魔法にはまず準備が必要だ。[出 303]
何より最初に行われるのは魔力回路に精霊を
受け入れる為の「刻印」を刻むこと、いわば契約だ。[出 304]
これは精霊の系統毎に必要で、個人の資質や才能によって刻印を
刻むことのできる数や種類はある程度決まっている。[出 305]
刻印による契約が終了すれば次にすることは睡眠だ。[出 306]
刻印を定着させると共に事前詠唱を行う為で[出 307]
起床後に事前詠唱、俗にいう祈祷を行う。[出 308]
精霊魔法の秘密はここにある。[出 309]
本来操作できない精霊を使役するために魔力回路を
刻印に合わせて一時的に固定するのだ。[出 310]
これが契約魔法に由来すると言われる理由で、
これにより精霊の使役が可能となる。[出 311]
事前詠唱の文言は長く、その回数によってその日に使える
魔法の回数も変わるのでよく考えてその日に使役する精霊を選択する。[出 312]
以上の準備を済ませたらようやく使用できる状況になる。[出 313]
しかし精霊魔法の魅力はその効率だ。[出 314]
低級精霊なら自身の魔力消費はほぼゼロ、
上級でも同じ規模の魔術の半分以下と桁違いの効率だ。[出 315]
他にも自身の魔力回復や、維持のための魔力無しで長時間効果が持続するなど、
複雑な準備をする価値のあるものばかりだ。[出 316]
ただし事前詠唱によって使える回数に制限があり、
自然の力を使うという性質上乾燥した砂漠で水の精霊を使役したり、
海上で土系の精霊を使役することはできない。[出 317]
また最上位種以外での複雑な操作は不可能で魔術との相性は悪い。[出 318]
それでも、いとも簡単に竜巻や雷を起こすことのできる
精霊魔法は魅力的といえる。[出 319]
精霊のなかでも最上位種と呼ばれる高位の精霊は自分の気に入った
魔法使いを選び契約を交わすという。[出 320]
最上位種との契約を目的に世界を旅する魔法使いも少なくない。[出 321]
さらにその上には神格精霊が存在するのだが、これを読んでいる人の中に
彼らと契約を結ぶことのできる人はいるだろうか。[出 322]
自分が自然に気に入られているか、旅をして確かめてみてはどうだろうか。[出 323]

8、呪詛魔術

呪いというものがある。おとぎ話の魔女が使うそれである。[出 324]
恨みを種に生まれ恐怖を糧に育った、人に危害を与えることを
目的とした悪しき魔法の象徴だ。[出 325]
時代は移り、呪いとしてではなく
魔術として発展したがその本質は変わっていない。[出 326]
合意無き一方的契約による支配、それが呪詛魔術の本質だ。[出 327]
呪詛魔術は契約魔法と同じ、魔力回路の操作に関する魔術だ。[出 328]
契約魔法と違うのは、契約魔法が術者自身を含んだ範囲を
対象とするのに対して、呪詛魔術は自身を効果の対象としないことが多い。[出 329]
そしてなにより呪詛魔術は対象に認識されることなく
魔力回路に作用することができる点だ。[出 330]
契約魔法における重要なプロセスの一つである
「魔法の存在が認識される」ことが必要になる。[出 331]
呪詛魔術はそのプロセス無しに効果を発揮する。[出 332]
そもそも契約魔法が効果を発揮するために認知される必要があるとされているのは
認識魔法学の考え方に基づいて契約魔法が発展したことが背景にある。[出 333]
認識魔法学を基に契約魔法は、対象に認識された結果生じる
魔力回路の変化を魔法の過程に上手く組み込み、その汎用性と効率を上げた。[出 334]
対して呪詛魔術はそのプロセス無しに契約魔法と同等以上の効果を導く必要があり、
契約魔法より幾分か高級な魔術といえる。[出 335]
呪詛魔術には直接投影と遠隔干渉の二種類がある。[出 336]
前者は対象に対する体内に物を入れる(飲食させる、刺す等)、触る、知覚などの
動作によって魔術を仕掛けるもので、この三つは順に体内射影、接触射影、
感覚射影と呼ばれ呪詛魔術の基本的な発動形体だ。[出 337]
知覚投射は対象に物理的接触をすることなしに発動するもので、
個人と場所の特定及び体毛など体の一部を入手した上で
やや大がかりな儀式が必要になり、魔術自体の難易度も高い。[出 338]
対象に魔術を仕掛けた後の発動原理は契約魔術と同じである。[出 339]
現在ではアンチマジックアイテムの登場や法整備によって
呪詛魔術の使用が制限され、術式解析によって呪詛魔術の術者を
逆探知できるようになった。とはいえ、呪いによる被害は決して減っていない。[出 340]
そんな人に被害を及ぼす呪詛魔術に対向する手段として
もっとも有効なものは同じ呪詛魔術だ。[出 341]
魔術に同じ系統の魔術で対向するカウンターマジックと呼ばれる考え方で、
呪詛魔術に関しては古くから呪い返しと呼ばれている。[出 342]
呪詛魔術の解除や被害を受ける前に防ぐ手段としてとしてかなり有効で、
現在の呪詛魔術の研究は主にこのカウンターマジックの為に行われている。[出 343]
物は使いようである。[出 344]
呪詛魔術は公的に犯罪者の拘束などにも使われている。[出 345]
人を守るか人を傷つけるかは術者に依る。[出 346]
それは呪詛魔術に限らず魔術全般にいえることである。[出 347]

9、召喚魔法

召喚魔法には大きく二つの種類がある。[出 348]
転移型と創造型だ。[出 349]
どちらも必要な才覚は違うが両立は可能である。[出 350]
転移型は使い魔を遠方から術者の元に呼び出すものだ。[出 351]
魔力の消費は召喚と返還の時のみで、使い魔の種類によっては特殊な転移方法を使用できたり、使い魔と折半で魔力を消費して空間転移を行うことも多い。[出 352]
一度呼び出せば、魔力の消費なしでいくらでも共に活動できることが魅力的である。[出 353]
だが、使い魔の種類や活動場所との相性等によっては
召喚中も魔力やその他サポートが必要であるから注意が必要だ。[出 354]
他にも召喚に使う転移魔法のために、魔力回路の一部が
独占されてしまうという点にも気を付けなくてはならない。[出 355]
転移魔法は実はかなり高度な魔法で、召喚魔法においては
双方の意思疏通と魔術回路の同期があって初めてなりたつのだ。[出 356]
故に多すぎる使い魔との契約は自身の魔術的キャパシティを
大きく失うことになるので避けるべきだ。[出 357]
しかし自身はほとんど他の魔法を使わない召喚魔法の専門家もいる。[出 358]
その場合は特に「召喚士」と呼ばれる。[出 359]
創造型は技術的観点では転移型より高級だ。[出 360]
なぜなら創造型は、ホムンクルスやゴーレムに代表される人工生命体に
近い「擬似的生物」を作り出し、尚且つそれを使役する必要があるからだ。[出 361]
この「擬似的生物」は一般にサモンと呼ばれる。[出 362]
サモンにはある程度の定型がある。[出 363]
実在する生物の体を模した動物タイプ。[出 364]
能力は低いものの、高い自動性と効率が特徴だ。[出 365]
体は土などで構成するか、結界などの技術で形を維持する。[出 366]
どちらにしろ実体を持っている。[出 367]
魔力体のみで構成された精霊タイプ。[出 368]
召喚に多くの魔力が必要で、不安定なため自動性はほとんどなく、
常に術者操作する必要がある。[出 369]
空気のように実体を持たないので物理的損傷による術の解除が起きず、
多くの魔力を保持しながら術者自身と遜色ない精度でそれを利用できる。[出 370]
そして多くのサモンの定型はこの二つのタイプを織り混ぜて作られている。[出 371]
どのようなサモンが術者に合うかは好みと適正によるところである。[出 372]
上級者となれば定型にとらわれずオリジナルのサモンを作ることも可能だ[出 373]
転移型よりも難易度が高く、魔力を消費し続けるが
危険な命令も遂行させることができる。[出 374]
使い魔は意思のある一固体の魔物であるのに対して、
サモン自体には意思がないからだ。[出 375]
サモンの行動は術者の命令とあらかじめ術に
組み込まれた行動パターンに依る。[出 376]
ここではその紹介を省くが一言に魔物といっても極めて多くの種類がいて、
その生態や性格も様々だ。[出 377]
契約方法も直接会って契約を交わしたり、魔導書などを介して行ったりと多様だ。[出 378]
サモンについても同じで、一定の形式があるものの術者個人の素質や性格等を
色濃く反映し、時には大きな変化をもたらす。[出 379]
最高位のドラゴンと契約した召喚士や、それに匹敵するようなサモンを
作り出した者もいるという。[出 380]
だとすればとても夢のある話ではないだろう。[出 381]

10、元素魔法

太古の昔、世界は無であった。[出 382]
やがて光がうまれると同時にそれを影が包み、世界には正と負ができた。[出 383]
光の中心には激しい火が灯り、影のなかを静かに水が流れた。[出 384]
これらの間を風が吹き荒れ、そこに土が積もった。[出 385]
我々は今、そこに立っている。『西洋魔法大全集 序文より』[出 386]
元素魔法とは太古から伝わる、全ての始まりの言葉である。[出 387]
元素魔法は「世界は火、水、土、風の四元素に分けることができる」という
考え方を元にした、世界最古の魔法形態の一つに数えられる魔法だ。[出 388]
この世界観を魔力概念の基礎とし、常に混じりあってる
魔力を単一元素に純化する「原始」の技術と、混成することで
属性を操作する「混沌」の技術を魔力操作の基礎とする。[出 389]
最古の魔法形態の一つといわれるだけあって、紀元前の遺跡などからも
元素魔法を表しているような記述がいくらか見られる。[出 390]
しかしその起源は定かではなく、
世界各地の遺跡からその存在を確認できる。[出 391]
この魔法の二つの基本技術は現代の魔術においても重要な技術で、
これなくして魔術や魔法の習得はあり得ないだろう。[出 392]
それほど基本的なものではあるが、それ故にこの技術を
疎かにするのとしないのでは天と地ほどの差が出る。[出 393]
元素魔法は自身の魔力を外に出して使用する放出系の魔法だ。[出 394]
しかし体内の魔力は混じり合い、互いに属性を
打ち消し合うことで安定している。[出 395]
それを放出したところで魔力が打ち消し合い、
すぐに霧散してしまうので用途は限られる。[出 396]
原始の技術は、その体内の魔力をある属性に極度に偏らせることで
魔力の放出を意味のあるものにしている。[出 397]
純度の高い単属性の魔力は、他の属性と
混じりにくくなるので扱いやすくなるのだ。[出 398]
対して混沌の技術は、原始の技術によって純化された魔力を混ぜることで
属性を引き立てたり、全く別の属性性質を引き出すものだ。[出 399]
他系統の魔術で主属性とされる属性も、混沌の技術によって
元素魔法体系においても得ることができる。[出 400]
魔法と魔術の双方を学ぶ上で、元素魔法はしばしば重要視される。[出 401]
魔法はともかく、人工の魔術回路を多用する魔術が
重要視してるのは魔力の体感である。[出 402]
体外の魔術回路を使用するといっても、結局利用するのは魔力である。[出 403]
一度でも魔力の純化、混成そしてその流れを体内で
体験するだけで魔術回路をイメージしやすくなる。[出 404]
魔術や魔法、基礎研究が複雑化した現在では元素魔法が
注目されることは少なくなった。[出 405]
その古代魔術としては極めて優れた属性操作力は、
西洋魔術など次の世代の魔法へ受け継がれていった。[出 406]
しかし元素魔法は常に属性魔法形態の基礎である。[出 407]
自分の力に限界を感じたとき、初心に帰るのは大事だ。[出 408]
元素魔法はきっと、魔法世界での身の振り方を教えてくれる。[出 409]

11、西洋魔術

魔力の属性に注目しそれを操る、所謂属性魔法は世界中に存在している。[出 410]
それぞれ特徴があり、基本属性などに多少の差異がある。[出 411]
どれが最も優れているとは一概には言えないが、
最も普及し研究されているものはこの魔術だろう。[出 412]
元素魔法の特性を継承し、属性の操作性に
優れた世界初の魔術系、西洋魔術だ。[出 413]
元素魔法では火、水、風、土の四代元素を としていた。[出 414]
元素魔法での魔力の混成で得られた属性の中でも最も独特で強い特徴を示したもの、
すなわち雷と木を新たに基本属性に加える考え方が広まった。[出 415]
それと同時に、魔力に正負があるという考えが生まれた。[出 416]
しかしこの魔力概念をもとにした魔法は当時の魔術師には複雑すぎた。[出 417]
そこで考案されたのが魔術回路学である。[出 418]
魔術回路を体外に作り可視化することで、今まで感覚的に扱ってきた
魔力の流れを論理的に考えることができるようになった。[出 419]
そうして世界で最初の魔術がうまれたのだ。[出 420]
とはいっても体内の魔力回路は複雑でそれを完全に再現する、もしくは代替することは不可能であったので、魔術の性能は魔法系に比べて非常に劣るものであった。[出 421]
しかし魔術回路を用いることで魔術の共同開発や伝承が容易になり、
西洋魔術が広まると同時のその性能は高められていった。[出 422]
西洋魔法の基本属性は火、水、風、土、雷、木の六大属性だ。[出 423]
それぞれの属性が熱、冷却、流動性、重さ、直進この魔術は人々の想像よりも深く広い。[出 431]性、生命力などといった要素
様々な要素を持ち、そのバランスを調整することで魔法的事象を引き起こす。[出 424]
魔力の属性を細分化したことにより、元素魔法に比べてその魔力の組み合わせは
広がり、より細かい操作が可能となっている。[出 425]
よって西洋魔術やそれと同レベルの魔術の使用者は全ての属性の特性を踏まえた上で、魔術回路に対する十分な理解と魔力の繊細な操作技術が必要になる。[出 426]
西洋魔術はその拡大と共に他の魔術や魔法と組合わさり
様々な魔術形態を産み出した。[出 427]
それと同時に西洋魔術自体も発展している。[出 428]
西洋魔術は基本的な魔術であるが故に長年研究され、
汎用性が非常に高くなっている。[出 429]
西洋魔術なくして魔術は在らず。[出 430]

12、神聖魔法

宗教と魔法には深い繋がりがある。[出 431]
古くから続く宗教の多くは魔力を神からの
贈り物と考え、魔法を奇跡と呼んだ。[出 432]
魔力の研究が進み、魔術系によって多くの人々がこれを行使できるようになった
現在では、この宗教的考え方はやや古臭いと思われるかもしれない。[出 433]
しかし、宗教によって一部の魔法が大きく発展
してきたことは決して否定できない。[出 434]
信仰は力となり信じる者の手を取った。[出 435]
大きな歴史によって支えられ、多くの信者に
信仰される魔法、それが神聖魔法だ。[出 436]
神聖魔法とは、広義には宗教から発生した魔法全般のことで、
狭義にはハシーユ教の魔法を指すことが多い。[出 437]
かなり早い時期に光の属性を認識し利用している稀有な魔法で、治癒などの
生体に干渉するものや結界などを得意とする。[出 438]
魔法を使える者が少なかった時代では、魔法を使えるというだけで
神聖視され、聖職者となることが少なくなかった。[出 439]
やがて信仰の場は人々を保護する場も兼ねるようになり、病や怪我を治す
治癒魔法や実体のない魔物を退ける結界魔法が聖職者のもとで
発達したといわれる。[出 440]
結界魔法や治癒魔法は他の魔法系統にも存在するが、
神聖魔法のそれは極めて性能が高い。[出 441]
結界魔法は対魔力に優れ、結界魔術の鏡面結界の元になっている。[出 442]
治癒魔法に至っては効率がよく、高位の術者だと
条件が揃えば蘇生も可能だ。[出 443]
完全な形での蘇生魔法は世界を探しても非常に少ない。[出 444]
勿論損傷の激しい死体や、死後何時間も経過したもの、
老衰などからは蘇生できないがまさに奇跡といって過言ではない魔法だ。[出 445]
信じるものは救われる。[出 446]
神聖魔法はその言葉を体現したような魔法だ。[出 447]
今やこの魔法は聖職者だけのものではなくなり、一部は一般的な結界、
治癒魔法として普及しているが、神聖魔法の地位は揺らいでいない。[出 448]
その影には信仰とそれに応える宗教の存在があるのだ。[出 449]

13、錬金術

あなたは身の回りの物が一体何でできているのか
考えたことはあるだろうか。[出 450]
木や金属、石など素材の話ではない。[出 451]
もっと根本的な世界の話だ。[出 452]
数種類の魔力の組み合わせで膨大な魔法が編み出されるように、
もし世界が数種類の粒の組み合わせてたような物質が作られていたなら、
好きなものを好きなように作れるのではないだろうか。[出 453]
世界を崩し、組み立てる、それが錬金術だ。[出 454]
元素魔法は「世界は火、水、土、風からできている」という魔力概念を持つが、
これはもともと魔力のみならずあらゆる物質に適用される考え方であった。[出 455]
ここから発展して魔術的に物質を変成させる錬金術が生まれた。[出 456]
しかし実際はそんな単純なものではなく、一時期盛んに行われた卑金属を貴金属に
変成させる研究や賢者の石の生成などはことごとく失敗に終わった。[出 457]
だがこの失敗は後世に大きな遺産を残した。[出 458]
多様な魔術機器の開発、新たな魔法金属、
結晶の発見とそれの精錬、加工技術の発展だ。[出 459]
現在の錬金術は魔法物質の精錬技術と
その研究学門という二つの面を持っている。[出 460]
魔術的性質を持つ鉱石は物質的な結合だけではなく魔力による結合を持つので、
通常の精錬技術では十分に純度の高い金属を得て、
されにそれらを加工することは難しかった。[出 461]
錬金術は従来までの精錬技術に加え、魔術的な技術を取り入れることで
それを比較的容易にした。[出 462]
錬金術による物質を変える試みは失敗したが、
そこから「では物質は一体何でできているのか?」という疑問が発生した。[出 463]
世界には様々な性質をもつ物質があるが、その差異はどこから生まれるものなのか、
物質を細分化するとどこへ行きつくのか。[出 464]
そういった疑問を研究するのもまた錬金術の分野だ。[出 465]
現在の錬金術は以前のそれに比べて些か地味なものとなった。[出 466]
しかし侮るべからず。[出 467]
近年の魔術はその複雑さから魔術的な器具の仕様が必須になりつつある。[出 468]
その素材精錬や加工技術を持つ錬金術の重要性は増すばかりだ。[出 469]
錬金術はこれからの魔術研究の要となる存在であることは間違いないだろう[出 470]
「儀式・術式に使う呪文とは」をウィキ内検索
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人為的に神秘・奇跡を再現する行為

魔法・魔術とは人為的に神秘・奇跡を再現する全ての事柄を言う。
基本的には術者の体内、もしくは外界に満ちた魔力を変換する機構。
取り仕切る基盤(システム)に従い、術者は命令(コマンド)を送って
用意されていた機能(プログラム)を実行する、という流れになっている。
命令を送るのに必要なものが魔力である。[出1]
万能のイメージがあるが、基本的に等価交換で成り立つ。
有から有を持ってくるのであって、無から有は作れず、出来る事を起こすのであって、
出来ない事は起こせない。[出2]
個人の魔力だけではできることに限界があり、大自然への干渉は
同じく大自然に満ちる魔力(マナ)でなければ行えない。[出3]
他者の精神に干渉する魔術は、物質的な代償を要しない代わりに
術者の精神にも影響を与える。人を呪わば穴二つ。[出4]
魔術は秘されなければならないものだが、一方で概念は多くの人々の信仰に
よって在り方を安定させる。なので、概念の変化は魔術に影響を与える。[出5]
「魔術」と「魔法」は「その時代の文明の力で再現できる奇跡かどうか」
で線引きされている。[出6]
数百年前には「自由自在に空を飛ぶ」奇跡は魔法であったろうし、もしも未来の科学で平行世界旅行が可能になったら第二魔法は魔術に格下げされるという。[出7]
かつては多くの神秘が魔法であったが、ここ最近は逆に魔術が
文明の後追いをしている状態となっている。 [出8]
現代の魔術の最高ランクはAである。その為、サーヴァントが対魔力を
Aランク以上で所持している時点で現代のあらゆる魔術を用いても
傷を負わせることが不可能になる。[出9]
対魔力Aあっても令呪の命令を完全に無効化出来ないのは令呪が
Aランク以上の魔術であるからではなく、サーヴァントになる際の契約に
より服従の義務を課せられており、その制約によるもの。[出10]
『Fate/EXTRA』の世界では神秘は崩壊したため、魔術師(メイガス)はウィザードと名を変え、電脳世界を舞台として存続している。 [出11]
歴史的にいえば神秘を利用して物理現象を引き起こす行為は神の専売特許とされてり、神代に魔術師として知られた人物も神の血を引いていたり神から直接教導を
受けていたりした存在であった。[出12]
紀元前1,000年頃にソロモンによって「魔術回路を用いて、マナやオドを動力源として
物理現象を引き起こす、神を介在しない方法論」が確立され、それが西洋に
おける(人の手による)魔術の始まりであったとされている。[出13]
時計塔を中心に魔術は発展していくが、彷徨海の魔術師などは西暦以前の魔術である
神代魔術と比較したらそれらは児戯に等しいと相手にしていない。[出14]
神代よりもさらに遡る魔術系統として「理想魔術」というものもあるが、
現在の地球ではまったく発動させることができず、
現代では机上の空論となっている。[出15]
世界のあらゆる事象の出発点となったモノ。ゼロ、始まりの大元、全ての原因。[出16]
これを魔術師達は「根源」と呼ぶ。もしくは、その一点から事象が渦を巻くように
放射状に流れ出す様を例えて、「根源の渦」とも呼ぶ。[出17]
「根源」とは、語弊を承知で有り体に言えば、「究極の知識」である。
全ての始まりであるがゆえに、その結果である世界の全てを導き出せるもの。
最初にして最後を記したもの。
この一端の機能を指してアカシックレコードと呼んだりもする。[出18]
魔術師とは、[出19]
この「根源」への到達、究極にして無なるものを求めてやまない人種のこと。
元をただせば、魔術師とは根源を探求する学者。
それが根源へ至る手段に魔術を用いるから、魔術師と呼ばれるだけ。[出20]
根源から流れ出す事象の川は、当然、根源に近ければ「太い流れ」であるし、
末端へと流れていけば、途中いくつもの支流に分かれて「細い流れ」となる。[出21]
事象を細分化する要因は、時の流れと人々の意識あり、人々に知られれば知られる程、
それは細くまた複雑になる。これは「一般常識」とも言い換えられる。[出22]
そして、未だ大勢の人の手によって汲み上げられることなく、[出23]
「太い流れ」を保っているものが、一般に知られていない「神秘」(あくまで比較の話であり、神秘でさえ根源という最初からみれば細いものでしかない)。[出24]
流れが太いものも細いものも、根源から流れ出たという点で違いはない。[出25]
しかし、魔術師のように根源へと辿り着こうとしている者達にとって、
細分化された一般常識程度の知識では、あまりに根源へは遠すぎる。[出26]
ゆえに、魔術師は根源へ至るために「神秘」を学ぶ。[出27]
その「太い流れ」こそが、根源へと至るに足ると信じるから。[出28]
神秘=魔術が引き起こす「奇跡」など
というものは、魔術師にとって瑣末なものでしかない。[出29]
ただそれが根源に近いがため魔術という手段を選んだに過ぎない(現実的な話でなければ、魔術以外の手段で根源へ到達できるなら、
魔術師は喜んでその方法を執る)。[出30]
魔術のシステムとして神秘に関して言うならば[出31]
今の時代の一般常識から外れた、巷に流布してはいない、秘匿された知識とその成果。
魔術師は「根源」へ至る手段として「神秘」を学び、
その「魔術師の学ぶ神秘」を言い換えると、それが「魔術」と呼ばれる。[出32]
魔術師にとって魔術とは、根源に至るための手段である。[出33]
言い換えれば、根源へ至る可能性と価値があるからこそ、魔術師は魔術を学んでいる。もし魔術が根源へと至る手段ではないものに成り下がったら、魔術師には意味が無い。
魔術がその価値を無くすとは、即ち既に述べた「一般に知られる」ということが
現実に起こった場合。「神秘」という「事象の太い流れ」が、一般に知られることで「細い流れ」へと姿を変え、前述したように根源から遠ざかる。[出34]
それを、魔術師は最も忌避する。[出35]
分かりやすく言えば、1人の人間しか知らなかった魔術を誰か1人に教えると、その性能は二分の一、さらにもう1人に教えてしまうと三分の一に、とどんどん劣化していく。
一例として、「人体模造はとうに衰退した概念」という記述がしばしば出てくるが、
これは科学・医学の発達により人体の構造が詳細に解き明かされ、
世界中に広く知れ渡って神秘が薄れたため。[出36]
もっとも人体の神秘が完全に解明されつくしたわけではないため、
天才的な魔術師ならば魔術として使用できる余地がある。[出37]
魔術師の学ぶ魔術とは、根源に至る可能性を持つ
「太い流れ」=「神秘」でなければ、学ぶ価値が無い。[出38]
それと共に、「神秘」は大勢に知られてはならない。[出39]
大勢に知られては、その意味と意義を失う。[出40]
ゆえに、魔術とは神秘であり、神秘であり続けるから魔術として存在できる。[出41]
魔術師は己の研究を公開しない。公開しては「神秘」たりえなくなる。[出42]
公開しては「神秘」たりえなくなるため、魔術師同士が研究の成果を持ち寄って意見を交換し、互いによりよく発展させようなどということはありえない。[出43]
そのため、魔術師の自治組織である魔術協会は、その第一義が他を差し置いて
「神秘の秘匿」とされている。[出44]
魔術協会は、別に魔術師が新しい魔術師を育てるための学び舎でもないし、互いに切磋琢磨しあう研究の場でもない。[出45]
ようするに、「他の魔術師が下手を打って神秘を漏らして、自分に迷惑がふりかかってこないよう、互いに監視し合うための組織」として機能している。[出46]
魔術系統に関して根源から流れ出た事象の川。[出47]
それをどう解釈(もしくは脚色)するかは、触れた人間の背景にある
文化・民族性による。[出48]
(世界中に、遠く距離を隔てた土地でありながら、類似した神話や伝承がある)[出49]
魔術においてもそれは同じで、「神秘」という意味で類似していながらも異なった解釈で存在するそれらを、「魔術系統」と呼ぶ。[出50]
アストロロジー・アルケミー・カバラ・神仙道・ルーンがあり、
他にも数え切れない数ほど存在するものであり、もし根源へと到達できれば、
新しい魔術系統(魔法)を作ることも可能であるという。[出51]
魔術基盤に関しては各流派が世界に刻み付けた魔術理論。[出52]
学問や宗教の形を取り、魔術の機能を記した魔術式を含む。[出53]
魔術師は魔術回路を通して魔術式に命令を送り、魔術を発動させる。[出54]
魔術式を含むからか、大魔術式とも呼ばれる。[出55]
既に世界に定められたルールであり、人々の信仰がカタチとなったもの。[出56]
人の意思、集合無意識、信仰心によって「世界に刻み付けられる」もの。[出57]
「信仰心」と言っても宗教的な信徒であることを示すのではなく、
「知名度」に言い換えられる。[出58]
神秘(魔術)が「ある」と信じられることによって、世界がそれを許容する。[出59]
ここで、「ある」と信じるということは、それが「確信」である必要はない。[出60]
例えば、「幽霊」という神秘の存在について、
現代の人間の大半は否定的な意見を持っている。[出61]
しかし、現代の科学では「ない」とも言い切れない。[出62]
「ひょっとしたらあるかも」という考えは、無意識のどこかにある。[出63]
そういった「疑念」的なものも、信仰心には含まれる。[出64]
信仰心の反対は「無知」。幽霊の存在自体を知らない、ということのみが、
信仰心を産まない。つまり、広く大勢の人間に知られていればいるほど、
魔術基盤は強固なものになるということ。[出65]
「魔術に足る神秘の知識」とは、再び幽霊に例えれば、「幽霊という存在がある
(かもしれない)ことを知っていること」ではない。[出66]
「幽霊の『正体』を知っていること」である。[出67]
一般人にとって幽霊とは、いるかいないかわからない、あやふやなものである。[出68]
しかし、魔術師にとって幽霊とは、その正体までも知っていて、
いることが不思議でも何でもないもの。[出69]
神秘を起こす「ルーン」という魔術がある。ルーンは奇跡を起こす、
と一般には信じる者もいるし、信じない者もいる。[出70]
ただ、両者に共通なのは、ルーンが「何故」奇跡を
起こすことができるのかまでは、知らないということ。[出71]
しかし、魔術師はその「何故」を少なくとも一般人よりは知っている。[出72]
この差が、「神秘は知る人間が増えれば力を失う」ということと、
「広く大勢の人間に知られていればいるほど、魔術基盤は強固なものになる」
ということが両立する。[出73]
学問、宗教といった形の魔術基盤は地脈にも溶け込んでおり、魔術基盤のある土地から離れると土地からのバックアップが無い分、魔術の効果は下がる。[出74]
信仰、基盤の小さな一派の魔術は弱く、他国では全うに機能しないことがザラな一方で、最も広い魔術基盤を有する教会による神の教え、
聖言は、物理的干渉力こそ微弱だが、霊体には絶大な力を持つ。[出75]
学問や宗教ではなく、口伝や一族に限って継承される魔術の場合、
世界のどこでも効果に差異はない。[出76]
そもそも家伝の魔術は魔術基盤を使わず、個人の魔術式のみで成立する。[出77]
魔力回路、マジックサーキットともいう。[出78]
魔術師が持つ擬似神経で、生命力から魔力への変換、
大魔術式への接続などを担う。[出79]
魔術回路を持たない人間は魔術師になれず、
魔術回路の数が多いほど優秀な魔術師であるとされる。[出80]
魔術回路は核とバイパスからなり、バイパスは脳のシナプスの様に
切れたり結ばれたりして核同士を繋ぐ。[出81]
厳密には核こそが魔術回路といえる。魔術回路の運営は保有者の生命活動と連動するが、保有者の死後も自立して回転する例も稀にある。[出82]
生まれながらに持ち得る数が決まっており、魔術師の家系は自分達に手を加えて、
魔術回路が1本でも多い跡継ぎを誕生させようとする。[出83]
この為、古い家系の魔術師ほど強力。[出84]
魔術回路の増減は臓器の増減同様、可能だが負担が大きい。[出85]
また減った回路が戻ることはない。[出86]
よく例えられる電気回路と違い、「開く」ことで魔術を使える様になる。[出87]
中には性的興奮や自傷行為でしか開かない魔術回路もある。[出88]
一度開いた後は、特定のイメージを思い浮かべる形で
オンオフを切り替えられる様になる。[出89]
このイメージは最初の開き方に関係し、術者によって異なる。[出90]
回路を励起させ魔力を生成すると、人である体からは反発により痛みが生じる。[出91]
魔眼は魔術師に付属した器官でありながら、半ば独立した魔術回路であり、魔眼を移植することにより、疑似的に魔術回路を増やすことができる。[出92]
魔力の扱いに卓越していれば魔眼の魔術回路を自分のものに上乗せすることも出来る。
魔力とは魔術を発動させる為の要素。エーテルとは別物。[出93]
原初の生命力とも、命そのものともいわれる。[出94]
マナとオドに分けられるが、マナの方が量が絶対的に多いというだけで、
質に大した違いは無い。[出95]
魔術師ならマナは自由に行使できるが、その量は魔術回路の数に依存する。[出96]
マナ:自然界に満ちている星の息吹たる魔力を指す。
ポリネシアに伝わるマナとほぼ同義。大魔力、大源とも。[出97]
オド:生命(人間)が自らの体内で生成する魔力を指す。
小魔力、小源、精気とも。[出98]
魔力は精神と肉体に結びついている。そのため本物の精神が夢の世界に迷い込んだ状態で魔術を使用すると、実際に魔力が消費される。[出99]
詠唱とは魔術を起動させる為の動作。詠唱とはいうが、発声に限らず身振りも含む。
一流派として安定した魔術を使用する際は、
定められた形式通りに手順を踏まねばならない。その一端が呪文である。[出100]
手続きで言うのなら、申請、受理、審査、発行のうち、最初の申請に当たる。
大規模な魔術基盤を使うならば約束事でしかないが、自己流の魔術を使う場合は
自己暗示の側面が強くなる。[出101]
『ある小説』によると、特定の意味合い、単語、韻を含んでいれば、
詠唱の細部は個人の自由である。詠唱が長くなればなるほど、自己暗示の効果、
ひいては魔術の威力は強まる。[出102]
世界に訴えかける呪文は、大呪文、大儀式の類であり、一個人では使えない。[出103]
大規模な魔術になると、儀式や契約で工程と小節も無数になる為、詠唱とは扱わない。[出104]
詠唱はその長さで幾つかに分類される。[出105]
https://www.tmdict.com/ja/search?q=%E8%A9%A0%E5%94%B1
一工程(シングルアクション)***小見出し
魔力を通すだけで魔術を起動させる。対象を指差すガンド、見る魔眼、歯鳴らしなどがある。必要時間は1秒以下。[出106]

一小節***小見出し
一つの事柄を自身の中で固定化する。つまりは発声で、どれだけ早口でも1秒はかかる。必要時間は約1秒。[出107]

瞬間契約(テンカウント)***小見出し
十以上の小節を以って簡易的な儀式と成す。通常ならば何時間もかかる契約を簡易に成立させる。必要時間は約10秒。『ロード・エルメロイII世の事件簿』によれば、
人間が行使できる中では最長。[出108]

一節***小見出し
詳細不明。スキル「対魔力」の説明で頻出する。
高速神言は、一言口に出す必要はあるが、1工程と同じかそれより早く発動し、かつその威力は5小節以上に相当する。
高速詠唱は技能・サーヴァントスキルとして登場しているが、詳細不明。 [出109]

代表的な魔術 **中見出し
黒魔術***小見出し
黒魔術(くろまじゅつ、英: black magic)とは、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E9%AD%94%E8%A1%93
魔術系統の1つ。生贄を捧げることで、特定の対象に対する災厄の招来及び呪殺、
悪魔召喚、儀式による精神集中を目的とした魔術。 [出110]
その特性上、何の躊躇いもなく生贄を解体するために、生贄の懇願に惑わされない
「冷酷さ」と、必要に応じた苦痛を与え殺戮の快楽を抑制するための「理性」が必要とされる。また「呪術」に非常に近い性質を持つ。 [出111]
『Fate/Apocrypha』によれば
黒魔術とウィッチクラフトは別に存在するようだ。 [出112]
また近代黒魔術という魔術系統を扱う。 [出113]
旧Fateでは魔術全体に黒魔術の色が強く、
その中でもウィッチクラフトという陰性の魔術を使っていた。 [出114]
『Fate/Prototype』では黒魔術にウィッチクラフトとルビが振られている。[出115]
こちらは魔術系統として身に付けている。[出116]

召喚術***小見出し(残留思念の再生)
魔術系統の1つ。低級霊、動物、昆虫の召喚を得意としている。[出117]
残留思念の再生とは現場にかつてあったものの思念を再生する。[出118]
術者は残留思念の主が迎えた最期を追体験することになる為、
痛覚遮断を上手く併用できないと負担が大きい。[出119]
術式自体は簡単だが「拷問死とか極端な死の状況じゃないとうまく再生できない」
「強大な魔術師なら死後に秘術を盗まれないようプロテクトしてる」
「わりと早く薄らいでしまう」など幾つか欠点がある。[出120]

死霊魔術(ネクロマンシー)***小見出し
魔術系統の1つ。読んで字のごとく死体と共に発展してきた魔術。[出121]
会得する者は先ず、己の「死」を見つめる所から修練を開始する。[出122]
自分自身に幻術をかけ、肉体が腐乱していく様を幾度となく観察する。[出123]
そして鏡越しに見ていた自分が朽ち果てていく姿から
「死」を見つめ、「死」を抱き、命が「死」と共にある事を知り、
最終的に「死」を統べることを目標とする。[出124]
シンプルな用途としては死者を食屍鬼に作り変え、死体を継ぎ接ぎして
生み出した怪物を蘇生させて使役する。[出125]
この魔術を操る魔術使いとして研鑽を積んでおり、
魔術師の死体や魔獣の屍から礼装を作り出す。[出126]
元々、この魔術は研究する上でも大量の死体を必要とし、一流の死霊魔術師は革命やクーデターで大量虐殺が行われると狂喜乱舞して死体を掻き集める事が宿命と言われ、古来から常に戦場で危険と共に在ったとされる。[出127]
ただ、「切断」という概念を物質化してナイフを造り出すような魔術も死霊魔術に分類されており、単純に死体を取り扱うだけの魔術系統ではないようである。[出128]

ルーン魔術***小見出し
魔術系統の1つ。ルーンを用いた魔術。[出129]
ルーン魔術の1つ。(ガンド)北欧に伝わる呪いが起源。
対象を人差し指で指差し呪うことで、病いを与える。[出130]

錬金術***小見出し
魔術系統の1つ。万物、物質の流転をテーマとする学問。[出131]

強化***小見出し
魔力を通して対象の存在を高め、文字通りの効果を発揮する魔術。[出132]

変化***小見出し
刃物では火を起こせないように、そういった本来の効果以外の能力を付属させる魔術。強化が対象の持つ特性を向上させるものなら、こちらは対象が本来持って無い特性を後付けしなければいけないため強化より難易度が高い。[出133]

投影***小見出し
オリジナルの鏡像を、魔力で物質化させる魔術。[出134]

転換***小見出し
魔力、霊魂、精神といったものを別のモノに移して定着させる魔術。
応用範囲は広いが、それだけに極めるのが困難な魔術でもある。[出135]
この魔術特性を得意とするこの魔術特性では「転生」の域にまでは届かない。[出136]
(宝石魔術)とは宝石などの鉱物に魔力を込めて行う魔術。[出137]

支配***小見出し
他の生物を意のままに操る魔術。[出138]
昆虫や小動物程度なら容易だが、人間や幻想種にもなると意のままに操るのは困難。
ただし「命令に従う」という契約を一度結んでしまえば、魔術師や英霊をも使役可能。
催眠術程度の使い方から令呪まで、様々な場面で使われている。[出139]

魅了***小見出し
他人(主に異性)を強烈に惹き付ける魔術。[出140]
「チャーム」とルビが振られることもある。[出141]
支配と違い、相手を操るわけではない。[出142]
呪法にはこの要素が含まれており、
主に権力者の寵愛を得るために使われていたらしい。[出143]
黒子の呪いもこれに当る。[出144]

蝶魔術(パピリオ・マギア)***小見出し
芋虫が蛹を経て、一度躰をどろどろに溶かしきってから蝶に変わる様に
神秘性を見出した魔術。[出145]
生物の肉体を材料にし、まったく別の生物へと変貌させる。[出146]
他者の死体から使い魔を生成することや、自分の精子から作ったホムンクルスに
人格や記憶を転写するなど応用範囲は広い。[出147]

獣性魔術***小見出し
自らの内側から獣性を引き出し、魔力を纏うことによって疑似的に
人狼のような能力を得る魔術。[出148]
多くの土地において、魔術は獣の能力を取り込むことに血道を上げた。[出149]
魔術以外にも中国武術では形意拳や白鶴拳など獣の動きにヒントを得たものは枚挙にいとまがなく、西洋のダンスや芸術でも白鳥や獅子のモチーフは頻繁に取り入れられる。
人が獣とたもとを分かった時から、獣は神秘を見出される存在となった。[出150]
アジアの多くの地域では、犬の声は魔を祓うとされ、吼えた音圧だけで、他者の魔力を引き出し、魔術回路で変換した魔力を、まるで魔術を覚えたての末子のように、
雲散霧消させることが出来る。[出151]
使用すれば、体中の筋肉が盛り上がった、一本一本が金属の針にも等しい硬度を持った体毛を生やした人狼に見せかけるほどの、異常な密度の魔力を纏い「幻狼」と呼ばれる状態になり、ある秘法によって自らの内側から絶大な獣性を引き出し、獣の神秘を得た五体は、単なる「強化」の枠を超えて、圧倒的速度と腕力を得る。[出152]
この魔術を使用した者は影響で平時でも常人離れした嗅覚を持つようになり、他人の残り香はおろか魔術も臭いだけで判別できるようになる。[出153]

混沌魔術(ケイオスマジック)***小見出し
一般に知られている中で最も現代的な魔術。[出154]
イギリスのウェスト・ヨークシャーに始まった魔術体系。[出155]
洋の東西を問わないどころか、魔術のみならず哲学や科学理論、果てはSFまで取り込み、魔術師の意識を『彼方』へとアクセスさせる事で超常的な現象を発露させる。
それ故に混沌。[出156]世界各地の魔術のいいとこどりをした魔術。[出157]
現代魔術では混沌魔術とカテゴライズされるが、
ロード・エルメロイⅡ世はゲテモノ魔術と評した。[出158]
通常はそんな術式は通らず、実際、混沌魔術の魔術基盤は極めて脆弱なものであり、
ひとつ魔術を使うたびにCPUを設計図から作り直すような不安定で無駄な魔術。[出159]
使える魔術のバリエーションはたかが知れており、いいとこどりと言われて考えるような万能性どころか、まともに術式を成立させることすら難しい。[出160]
それなのに、何故か術式の扱いだけなら色位並というその才能で
使いこなし術式を成立させている。[出161]
対象となる魔術師と全く同じ姿勢を取ることにより相手に似せた人形を
使って呪いをかける類感魔術と同じ効用をもたらす、[出162]
ある種の外法や東南アジア周辺で時々見られるような呪いを使用することで、
魔術のベクトルを弄って術者本人に直撃させることが出来る。[出163]

呪術***小見出し
古来からアジア、中東、南米などに伝わっている魔道。[出164]
操るダキニ天法は、通常の魔術が「そこにあるものを組み替えるプログラム」であるのに対して、「自身の肉体を素材にして組み替えるプログラム」であり、
物理現象にあたる。[出165]
この性質のためサーヴァント相手でも「対魔力」に一切威力を阻害されない、
という圧倒的なアドバンテージを持つ。[出166]
また古典的西洋呪術を扱う。[出167]
信濃巫としてある種の呪術を修めるが、アサシンクラスの為、
行使能力の多くが失われている。[出168]
魔術協会は呪術を学問ではないと蔑視しており、
中東圏に大きく遅れをとっている。[出169]
但し魔術協会にもアラブの呪術に端を発する魔術を使う者がいる[出170]

修験道***小見出し
魔術理論に極東の宗教形態を習合した日本の魔術。[出171]
西洋の魔術とは違い、半分が宗教なので
神秘の秘匿性にはある程度許諾されている。[出172]
習得には自然環境での修行を行い、体得すると
天狗飛び切りの術や天狗の炎などの「験力」が扱える。[出173]

魔眼***小見出し
外界からの情報を得る為の物である眼球を、外界に働きかける事が
出来るように作り変えた物。[出174]
主に魔術師が持つ一工程の魔術行使で、
視界にいるものに問答無用で魔術をかけるというもの。[出175]
その隠匿性と能力から魔術師の間では一流の証とされる。[出176]
しかし人工的な魔眼では「魅惑」や「暗示」までが限度で、
それ以上強力な魔眼の保持者は全て先天的な能力者である。[出177]
そして、これら先天的な能力は魔術によって再現する事は出来ない。[出178]

結界***小見出し
魔力を編んだ網を張り、その内部、
あるいは境界部に手を加えるという地形魔術。[出179]
地形にかけるものであるため、普通は移動できない。[出180]
ここ数百年の結界は術者を守るものと相場は決まっている。[出181]
人目につかないよう区域を遮断してしまうもの、魔術行使を制限するなど効果は様々。固有結界という大例外も存在する。[出182]
固有結界(時間操作)とは術者の心象風景で現実世界を塗りつぶし、
内部の世界そのものを変えてしまう結界のこと。[出183]
時間操作とは時間の流れに干渉する魔術。[出184]
『Fate/Zero』では固有結界の一種とされる。[出185]
「時間遡行」は魔法であり、魔術の領域では加減速までが限界。[出186]
これを研究して根源に至る方法を確立するところまで辿り着いた。[出187]

治癒魔術***小見出し(傷を治す魔術。)
傷口からの出血を止めるものはともかく、失われた手首の再生となると
かなり高レベルの治癒魔術が必要となる。[出188]
霊媒医師は霊体を繕うことで肉体も癒す外法を使う。[出189]
これとの関係は不明だが、治癒魔術を学び、3年で上回る腕前になっている。[出190]
また霊媒治療術を扱う錬金術による治療は臓器移植同様のもの。[出191]

飛行***小見出し
飛行、浮遊する魔術。[出192]
術式自体は極めて単純で、小石を浮遊させるくらいならば
見習い魔術師でも可能。[出193]
しかし対象の質量が増えるごとに魔力消費が桁違いに増えるので、人間並みの質量を
浮遊させることは幾つか例外はあるが相当に難しい。[出194]
意識しての飛行は難しく、ヒト単体ではさらに難しい。[出195]
箒がなくては飛べず、成功率も三割程度にとどまる。[出196]
女性魔術師が箒に乗るのは魔術基盤・黒魔術の一種で全世界に神秘設定がされており、
女性の魔術師が箒を使用すると「地に足がつかなくなる」「大地から追放される」等
の魔術特性が発露しやすい。[出197]
「大地から追放される」効果を高める魔女の軟膏を併用すると引力が六分の一になると言われるが、魔女の軟膏は一種の麻薬であるため、鮮明な意識を保ちながら
飛行するのは困難。[出198]
またこれだけでは単にふわふわ浮くだけで、推進方法は魔術師ごとに異なる。[出199]
推進方法は最大瞬間風速的なジェット飛行法、[出200]
低燃費でのんびり空を行くエーテルセイル帆船法、[出201]
目的地に楔を打って魔術アンカーで引っ張ってもらう立案者の
アンカーアトラクションアセンション、通称トーコトラベルがある。[出202]
女性魔術師の中では新たな推進方法を発表するのがトレンドであるが、[出203]
トーコトラベルを超える新発明はなされていない。[出204]
ごく短時間の浮遊であれば専用の礼装が存在し、召喚した低級霊でも滑空くらいは可能だが、長距離を確実に飛行するのは現代では至難で、実行する[出205]
となると色位レベルの魔術師が自分の土地や魔力確保の条件などを
ひたすら揃えるくらいは必要となる。[出206]
なお、トーコトラベルは飛行魔術の中でも反則技である。[出207]

元素変換(フォーマルクラフト)***小見出し
詳細不明。『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』で扱う。[出208]
作中で流動の魔術を行使していたが、これが元素変換かは不明。[出209]
『Fate/Apocrypha』にて、時計塔で教えていたという
元素転換との関連も不明。[出210]
元は旧Fateでウィッチクラフトから鞍替えした陽性の魔術。[出211]
『蒼銀のフラグメンツ』では風の元素変換を得意とする。[出212]
『Fate/stay night』では魔術形式と書いてフォーマルクラフトと読む用語があったが、こちらは儀式を通して魔術を行使することを言うようだ。[出213]
『Fate Grand/Order』では概念礼装「フォーマルクラフト」が登場するが、[出214]
フレイバーテキストには「地水火風空を納めるもの、[出215]
優雅にして華麗なるアベレージ・ワン」と記述され[出216]
曰く「魔術師として完成した姿」であること[出217]
曰く「魔術師として最も勢いがあった20代」とのことである[出218]

干渉魔術***小見出し
催眠・呪縛・強制といった対象の行動を抑制する魔術。[出219]
しかし、内部への干渉は体内に魔術回路がある都合上難しいとされる。[出220]
これは、魔術回路には魔力の生成以外に
外部の魔力を弾く特性を持つためである。[出220]
簡単に言えば魔術回路とはそれだけで「抗魔力」であり、対象に魔術を施そうとしても 魔術という式が完成する前に乱されてしまい、とにかく成功率が悪く、[出221]
ランク下の魔術師が相手でも操るのが難しいとされる。[出222]
相手が魔術師でなくとも、魔術回路があるのなら無意識に弾かれてしまうこともあり、難易度がかなり高い魔術である。[出223]

天体魔術***小見出し
星の運行や象徴を利用した魔術。占星術などもこれにあたる。[出224]
天体と人体を照応させて自身の存在を変転させたり、自分と相手を天体に見立てて
魔術の効果を強化したりと応用範囲は広い。[出225]
他の魔術と組み合わせて使用する場合もある[出226]
儀式魔術としての側面もある。[出227]

置換魔術(フラッシュ・エア)***小見出し
『プリズマ☆イリヤ』に登場。何かを何かで置き換える魔術。[出228]

その他**中見出し
他にも、様々なものがある。[出229]
「降霊術」、「カバラ」、「建築魔術」、「思想魔術」、「音楽魔術」、
「風水魔術」、「陰陽道」、「鬼道」など[出230]

メモ*大見出し

魔術のシステムの項で説明**中見出し
「魔力の保有量」***小見出し
オドは自分の中に存在する「自分の魔力」[出231]
マナは自然界に存在する「自分の周りの魔力」[出232]
魔力にはこのように2種類あることを前提にする[出233]
オドを使ってマナに働きかけて、望んだ結果を発生させるのが魔術[出234]
基本的にはこのオドの総量が魔力保有量[出235]
オドは消費しても何もしなければマナを取り込んで少しずつ回復します。[出236]
ただし燃費の概念があるので一概にそうとも言い切れない場合もあります[出237]
魔術回路の数が、「燃費+馬力」のイメージすれば理解できるかと[出238]
オドが「ガソリンをどれだけ積めるか」が可能であるか
イメージすれば理解できるかと[出239]
魔術回路が5本の人間が100のマナを使おうとした場合、20のオドを使います。[出240]
しかし20本の人間は5のオドを使うだけで100のマナを動かせます。[出241]
また、それだけのオドを無理矢理通せば回路に
負担がかかり摩耗してしまいます。[出241]
ということは同じオドを使っても最大出力に差が出ます[出242]
「魔力量」とは「オドの貯蓄量×魔術回路の本数×魔術回路1本あたりの最大出力」によって動かせる「最大マナ」のことを指すことになります。[出243]
つまり「魔力の保有量」と「魔術回路の本数」、「魔術回路の質」は別にあります[出244]
魔術回路の機能は魔力の生成、出力などで貯蔵する機能はないのが理由[出245]
また、魔力の生成効率や一度に出力できる
限界値は「魔術回路の本数」×「魔術回路の質」である。[出246]
そのため魔力量がいくら多くても回路の数が少なく、質が悪ければ一度に
行使出来る魔力は少ないということになる。[出247]
例1:UBWルートで凛の魔力を使えるようになった士郎は、
投影出来る回数は増えるが一度に投影出来る本数は増えていない。[出248]
例2:HFルートで黒桜は大聖杯によりとてつもない魔力量を持つが、魔術を行使する桜自体の魔術回路の限界で一度に扱えるのは凛と同等。[出249]

『Fate/stay night』において**中見出し
凛が柳洞寺の説明をするに際し「ここにはいない」と前置きした上で、[出250]
「実践派の僧侶」という、術を使う者の存在があることに僅かに触れている。[出251]
はっきりと名前が出ているわけではないが、これも殺生院キアラのダキニ天法、
時任次郎坊清玄の修験道などと同じ「日本の魔術」の一派かと思われる。[出252]
魔術は神秘を再現するが**中見出し
神秘はより強い神秘にうち消されるという理がある。[出253]
在り方***小見出し
そのものが神秘である幻想種に、通用しない魔術があるのはそのため。[出254]
絶対に***小見出し
折れない剣でも、ソレを上回る
神秘を持つモノとぶつかれば、折れることもある。[出255]
十の力の***小見出し
浮遊する神秘があったとして、一人なら十の力を使えるが、二人で五と五の力に分けられて使用されると、事実上力が弱くなる。[出256]

『時計塔』(2015年)によれば、**中見出し
(少なくとも蒼崎橙子レベルの魔術師であれば)[出257]
「計算にしろ通信にしろ、携帯端末で出来る程度の処理は魔術回路で行える」[出258]
高位の魔術師ほど電子機器を軽んじているのは[出259]
「そういったものに頼るのは未熟者だと公言しているようなもの」だから。[出260]
結果として***小見出し
機械オンチの魔術師が続出する事態になり、現代社会に適応出来なくなって[出261]
神秘の漏洩に繋がりかねない事件を起こす[出262]
魔術師までが現れる始末となっている [出263]

Fateについて付けたし**中見出し
マナをどれだけ吸収してオドに変換、貯蓄できるかが [出264]
その魔術師の才能に相当する [出265]
生命力を消費してブーストすることは出来ますが、[出266]
命を削ることになるので負担が大きくなる[出267]
基本的にはマナを呼吸などを通して取り込み、[出268]
それを自分の色に変換したものをオドとして貯蓄しているイメージをする[出269]
物理的に目に見えるものでもなく、[出270]
器が特にあるというわけでわなく、[出271]
強いていうなら丹田(へそ下あたり)に溜まるとされる。[出272]
魔術の機能を記した魔術式[出273]
オド→魔術基盤→魔術回路→マナ→何らかの結果(魔術の発動)です。[出274]

士郎の場合、***小見出し
主にオドを使いますがこれは士郎の魔術が
「固有結界」および「その中身の応用」にある[出275]
固有結界はオドを用いて無理矢理マナをねじ曲げて[出276]
「世界の中にもうひとつの世界を展開する」という過程を踏みます。[出277]
この結界を維持するのに必要なのがマナではなくオドになります。[出278]
固有結界持ちでも、他の魔術を使うときはマナを介します。[出279]
結界発動、維持にはマナではなくオドのみを使用します。[出280]
だから消費が大きくて維持するにも消費する[出281]

凛の場合は***小見出し
「宝石魔術」なのでオドを使います。[出282]
厳密には、凛の持っている各種宝石の中に、[出283]
各属性(凛は全属性の適正あり)に振り分けたオドを溜め込み、[出284]
これを砕くことで発動の溜め、及び準備を省略して即結果の発動を誘発する[出285]
つまり凛のオドを宝石に「別のタンク」として貯蓄し、ぶっぱなすとことで[出286]
マナに干渉して結果を生み出すのは変わらないんですが、本人ではなく[出287]
「別で貯めた宝石オド」に負担させることで高出力の魔術を実現できる[出288]

魔術基盤に関して、***小見出し
魔術師本人の魔術の発動そのものには「関係ない」。[出289]
これは「どれだけ知名度がある物が根底にあるか」という[出290]
効果の根本を指し示す指標となります[出291]

例えば教会系***小見出し
(例キリエエレイソン)の魔術において、[出292]
「どれだけの信仰を集めた宗教がバックボーンにあるか」、[出293]
「それがどれだけの権威があるのか」というもの[出294]
それがどれくらいの効果があると
「信じられているか」ということから威力を上げるもの[出295]
つまり「キリスト教において悪魔は退治されるもの」と大多数、[出296]
しかも世界最大の宗教として「信じられている」から[出297]
エクソシズム的な魔術は効力を発揮します。[出298]
魔術基盤とは、「世界に刻まれた魔術の根底にある信頼度」のようなもの[出299]
オド→魔術回路→マナ→結果[出300]
その結果がどれくらいの効果があるのかは「魔術基盤を参照」して、[出301]
出力に応じた効果が表れる[出302]
人間に魔力を貯蔵しておく機能はないが、ただ、魔力は生命力を変換して[出303]
作り出しているので、残りの生命力=残りの魔力量という事は出来ます。[出304]
魔力保有量という表現は多分サーヴァントに対して使われるもの[出305]
サーヴァントは魔力で出来ているので、魔力を貯めておくことも出来ます。[出306]
人間でいうと食べ物のエネルギーを脂肪として蓄えておく様なもの[出307]

Fate/staynightで**中見出し

凛がアーチャーと初めて対面***小見出し
凛はアーチャーから、自分とは比べ物にならない位の魔力を保有している事を[出308]
感じ取っていますが、アーチャーは基本を修める程度にしか魔術を修めていない筈ですから、凛を遥かに超える魔力量を生前で得られたとは正直、考えにくいので、[出309]
守護者になった事で得られた物だと思っていたのですが、
UBWで、士郎がアーチャーが固有結界を使えるのは、
閉じていた魔術回路を努力で27本全て開き、使えるようにしたから。[出310]
記事メニュー2
https://w.atwiki.jp/fpbnx163moro/pedit/11.html

「聖杯を求める魔術師たちの闘争」

聖杯戦争の始まり
聖杯を得る為の競争行為
聖杯と称するモノが伝説上の聖杯と同じ能力があるのなら、
偽物を巡る戦いでも聖杯戦争と呼ばれる。[出 1]
冬木市の聖杯戦争は特殊で、英霊を使い魔にするサーヴァントシステムは
冬木市だけのものなのだとか。[出 2]
その準備、取り決めは魔術協会が行い、大部分の権利は協会が抑えているのだが、
聖杯の名を冠する以上聖堂教会も黙ってはいない。[出 3]
その真偽がどうであれ、聖杯は全て我々が管理する ———と聖堂教会は冬木市に
監督役を送り、隙あらば聖杯を魔術師たちから没収しようと企んでいる。[出 3]
……ゲームソフトを作ったのが魔術協会に属する魔術師たちで、
ゲームを動かすハードの利権を持っているのが聖堂教会というコトだ。[出 4]
日本の冬木市を舞台に、約60年に一度の周期で行われている。[出 5]
聖杯に選ばれた7人のマスターと、彼らに召喚された7騎のサーヴァントがそれぞれペアを組み、最後の1組になるまでバトルロイヤルを繰り広げる。[出 6]
その勝者だけがあらゆる願いをかなえるという聖杯を手にすることができる。[出 7]
その実態は200年前、始まりの御三家によって造り出された、[出 8]
聖杯を顕現させるための大規模な魔術儀式。[出 9]
第一次はまともにルールやシステムが構築されておらず、儀式は失敗続きに終わった。だが、200年に渡る過去三度の経験によって次第に洗練されて行き、[出 10]
現代のようなシステマチックなものへと変遷していったという。[出 11]
『聞け、数多の魔術師よ。己が欲望・で地上を照らさんと、諸君らは救世主たる罪人となった。
いかなる時代、いかなる歳月が流れようと、戦いをもって頂点を決するのは人の摂理。
月に招かれた電子の世界の魔術師たちよ。汝、自らを以て最強を証明せよ。
熾天[してん]の玉座は、最も強い願いのみを迎えよう───』
>半角 >で始めると引用文になります。[出 12]
ムーンセルによって開かれた聖杯争奪戦。[出 13]
ムーンセルは定期的に地上から人間を呼び集め、
一度だけムーンセルの使用権を与える事を報酬に彼らを競わせる。[出 14]
月の内部に作られた七つの海を舞台にした、128人のマスターによる生存競争[出 15]
戦いはトーナメント方式で行われ、128人のマスターたちが一騎打ちで戦っていき、
最後の一人になるまで続けられる。[出 16]
一回戦ごとに半数のマスターが散っていくデスゲームであり、一度参加した以上、
最後の一人になる事でしか生還は叶わない。[出 17]
ムーンセルは“最強の一人”を求めているのではない。[出 18]
この生存競争そのものが観察対象であり、
人間を知るための物差し[スケール]として機能している。[出 19]
もちろん勝者が何を望み、どんな結果を招くのかも
人間を知るための数値として入力される。[出 20]
万能の願望器である「聖杯」を求め、七人の魔術師(マスター)と
七騎の英霊(サーヴァント)が覇権をめぐる争い[出 21]
第二次大戦末期、帝都において行われた聖杯戦争が
帝都聖杯奇譚Fate/type Redlineである。[出 22]

魔術刻印**中見出し
魔術師の家系が持つ遺産。[出 23]
生涯を以って鍛え上げ、固定化(安定化)した
神秘を刻印にし、子孫に遺したもの。[出 24]
その血統の歴史全てが刻まれているといっても過言ではなく、[出 25]
魔術刻印を継承した魔術師は一族の無念を背負って、
次の後継者に刻印を譲り渡さねばならない。[出 26]
ある意味、代を重ねて重みを増していく呪いと言える。[出 27]

魔術師の家系が持つ遺産***小見出し
魔術師の家系が歴史とともに伝えてきた、最大の家宝というべき品。[出 28]
もうひとつの臓器のようなもので、家系以外の人間には適合しない。[出 29]
魔術世界において、古い家が圧倒的に幅をきかせているのは、
魔術回路の数とこの魔術刻印のふたつによるところが大きい。[出 30]
この刻印に刻まれてきた魔術こそは、魔術師にとって最大の力であり、[出 31]
子孫に至るまでの生涯を縛り付ける呪いである。[出 32]
現在、エルメロイII世の魔術刻印は保管されている。[出 33]
最終回で初公開されたのを観た人もいるだろうが、
これは見事に「四角の枠」でしかない。[出 34]
つまり、中身にまだ何も詰め込まれていないのだ。
呪いができあがってもいない代わりに、この中身を
今後本人や子孫が埋めていくしかない。[出 35]
だからこそ、エルメロイII世は石にかじりついてでも、
この魔術刻印を取り戻さねばならないのだった。[出 36]
「魔術師を裏切らせないという意味では、最高の担保だよ。最初から生きがいを奪っておくようなものなんだから」 >半角 >で始めると引用文になります。 >半角 >で始めると引用文になります。[出 37]

概要 *大見出し

広義には**中見出し
「あらゆる願いを叶えるとされる万能の願望機・聖杯の所有をめぐり、一定のルールを設けて繰り広げる争い」それら全てを聖杯戦争と呼ぶ。[出 38]
なお、聖杯を求める戦いであるなら
「聖杯とされるものが出品されたオークションだって聖杯戦争」とされる。[出 39]

狭義には**中見出し
日本の冬木市で行われたものを発端とする[出 40]
「サーヴァントと呼ばれる英霊を使い魔として従えて戦う聖杯戦争」を指す[出 41]

基本ルール **中見出し
聖杯によって選ばれた魔術師(マスター)とそのサーヴァントが
生き残りを懸けて戦う。[出 42]
参加条件は聖杯に選ばれ令呪を宿し、そしてサーヴァントを召喚すること。[出 43]
マスターは令呪を使うことで、サーヴァントに対して3回まで
どんな内容でも命令を強制できる。[出 44]
サーヴァントは必殺の武器である宝具を最少でも1つ、
どんなに多くても2つ所持[出 44]
サーヴァントとして「英霊」が召喚され、
その能力に応じてクラスが割り当てられる。[出 45]
割り当てられるクラスは場合にもよるが、「剣士」、「弓兵」、「槍兵」、
「騎乗兵」、「魔術師」、「暗殺者」、「狂戦士」の7種が基本クラス。[出 46]
クラスに対応して、それぞれ「対魔力」「騎乗」「単独行動」などと
いったクラススキルが付与される。[出 47]
なお、サーヴァント自体に紐づけされる固有スキルも存在する。[出 48]
最後まで勝ち残った1組のみ、聖杯にて己の願望を叶える事が出来る。[出 49]

冬木の聖杯戦争 **中見出し
「Zeroは『stay nightと条件は同じだけど微妙に違う世界』」[出 50]
遠坂・間桐・アインツベルンの「始まりの御三家」によって開始された、[出 51]
とある魔術儀式を基にした聖杯戦争。[出 52]
後の派生作品に登場する聖杯戦争のほとんどはこれの模倣である。[出 53]
霊地の管理者だった遠坂が「土地」を、[出 54]
呪術に優れていた間桐(マキリ)が「サーヴァントの技術」を、[出 55]
そして錬金術と第三魔法を司るアインツベルンが「聖杯」を提供し、[出 56]
行われた令呪はその時の各御三家の者に優先して宿る。[出 57]

基本ルールのほかに、**中見出し
ルールや暗黙の了解が存在する。***小見出し
聖杯戦争に参加できるのは7名の魔術師と7騎のサーヴァント。[出 58]
召喚できるサーヴァントは、
(聖杯自体が西洋の概念なので)基本的に西洋の英霊のみ。[出 59]
ハサン(イラン)に関しては印欧語族という見方で言えば
根源的にはヨーロッパ人とはなる。[出 60]
「知名度が高ければ西洋じゃなくても召喚出来る」という仮説もあるが、
西洋の英雄じゃないにも関わらず召喚されている[出 61]
ギルガメッシュが作中とプロフィールで知名度の低い英雄と明確に言われているので、別の理由があると思われる。[出 62]
「暗殺者」のサーヴァントだけは、
歴代の「ハサン・サッバーハ」に限定される。[出 63]
反英雄は召喚出来ない。聖杯が泥に汚染されている状態は例外。[出 64]
サーヴァントを失ったマスターと、マスターを失ったサーヴァントが
再契約を結ぶ事は許可されている。[出 65]
監視役として、聖堂教会から監督者が派遣される。[出 66]
神秘の秘匿のため、戦闘は夜または人目に付かない場所で行う。[出 67]
違反者には監督役から罰則や他のマスターへ討伐指令が
出されるといったペナルティが発生する。[出 68]
これらは他作品のうち現実世界で行われる
「聖杯戦争」にも共通している事が多い。[出 69]
現在までに5回行われているが、基本的に1回の聖杯降臨のための
魔力貯蔵に60年の歳月を有する。[出 70]
第五次聖杯戦争から10年後、当時の遠坂家当主ととある時計塔講師によって
聖杯は完全に解体され、冬木の聖杯戦争は200年の歴史に幕を閉じた。[出 71]
なお、この歴史はあくまで“本編世界線における話”であるため、
派生作品では大小異なった歴史を辿っている場合もある。[出 72]

第一次聖杯戦争**中見出し
元々単に儀式を成功させるだけなら参加者同士が争い合う必要はなかったため、
初回ではまともなルールが規定されていなかった。[出 73]
参加者達は完成した聖杯の権利を独占しようと殺し合いを始めてしまい、[出 74]
さらに令呪のシステムすら存在しなかった為サーヴァントが制御不能になる[出 75]
など大規模な混乱が発生し、儀式としての体をなさず失敗に終わる。[出 76]
(殺し合いをしている間に終わってしまったらしい。)[出 77]

第二次聖杯戦争**中見出し
令呪を始めとする細部のルールを整備して、[出 78]
ようやく「聖杯戦争」というシステムが機能し出す。[出 79]
しかし儀式は失敗に終わる。 [出 80]

第三次聖杯戦争**中見出し
第二次もまた大まかな取り決めしかないルール無用の殺し合いになったため、[出 80]
第三次ではルールがさらに細かく決められた。[出 81]
開催時期が第二次世界大戦の直前だったために帝国陸軍やナチスが介入し、[出 82]
帝都で戦いが繰り広げられる。[出 83]
結果、「聖杯の器」が途中で破壊され、無効となった。[出 84]
初めて魔術協会と聖堂教会が介入し、言峰璃正を監督役として置いた。[出 85]
アインツベルンが必勝を期して
「復讐者」のサーヴァントを召喚するも早期に敗退。[出 86]
しかし、敗れた「復讐者」と聖杯が干渉した事で[出 87]
「この世全ての悪」が誕生し、聖杯と術式が密かに汚染されてしまう。[出 88]
エーデルフェルトの双子姉妹が参戦したが、妹が戦死。[出 89]
姉はなんとか生還し、この一件で同家の日本嫌いが始まる。[出 90]
とある世界線ではこの聖杯戦争を参考にして、アサシンのマスターとして[出 91]
参加していた魔術師の一族がシステムを模倣し、末裔に当たる[出 92]
ファルデウスの所属する組織の手によって後述する[出 93]
スノーフィールドにおける「偽りの聖杯戦争」が開催される。[出 94]『Fate/Apocrypha』の世界では、ユグドミレニアとナチスによる[出 95]
大聖杯強奪事件が発生し、冬木における聖杯戦争は幕を閉じる。[出 96]
ただしこの世界ではアインツベルンが召喚したのは「復讐者」ではなく、[出 97]
代わりに「裁定者」のサーヴァントが
召喚されたことで聖杯の汚染は起こらなかった。[出 98]
非公式ではあるが、アインツベルンが復讐者を召喚し、かつ帝国陸軍が[出 99]
聖杯を奪取する結果となった場合、
『帝都聖杯奇譚』の物語に繋がることが示唆されている。[出 100]

第四次聖杯戦争**中見出し
上記から約60年後。終結の際に「冬木大火災」と呼ばれる[出 101]
大火事が発生し、街に大きな爪痕を残している。[出 102]
『Fate/Zero』の世界では冬木大火災が起こった[出 103]
タイミングは『Fate/staynight』における第四次聖杯戦争と微妙に違う。[出 104]

第五次聖杯戦争**中見出し
上記から10年後。ルートによって経過は異なるが、この戦いをもって
大聖杯は破壊され、聖杯戦争は幕を閉じる。[出 105]
なお上記の通り更に10年後に完全に解体されることになるが、
その際にも教会などを巻き込んで一悶着が起こった様子。[出 106]

月の聖杯戦争 **中見出し
本編とは異なる平行世界にて行われた月面電脳空間での聖杯戦争。[出 107]
太古から月面に存在する自動書記装置「ムーンセル」。[出 108]
その霊子虚構世界「SE.RA.PH(セラフ)」に接続し、予選を突破した
128人の魔術師(霊子ハッカー)たち。[出 109]
聖杯は己が担い手たる者を選ぶため、厳然たるルールを敷き、
トーナメントによって勝者を選ぶ。[出 110]
本編の現実世界を舞台に行われた聖杯戦争とは、
ルールや条件が大きく異なるのが特徴。[出 111]
サーヴァントは全世界のあらゆる歴史・伝承から「再現」された存在。[出 112]
英霊召喚に触媒を用いず、ムーンセルによって
相性の良い英霊が自動的に選ばれる。[出 113]
対戦相手は事前に運営側から通達、掲示版に提示される。[出 114]
6日間の準備期間ののち、
7日目に闘技場にて対戦相手と1対1での対決を行う。[出 115]
アリーナ以外での戦闘や不正行為を
行ったマスターにはペナルティーを与える。[出 116]
敗北したマスターとサーヴァントは、
戦闘後の生死に関わらず必ず消去される。[出 117]
敗北する前にマスターが
令呪を3画全て消費した場合、その時点で失格となる。[出 118]
パートナーを失ったマスターやサーヴァントが
別の人物と再契約を行うのは不可能。[出 119]
現実世界の聖杯戦争と違い、マスター以外で会場に存在するのは
運営NPCのみ(一部例外もいる)なので、神秘の秘匿を気にする必要がない。[出 120]
またムーンセルによって厳格に制御されている事から
闇討ち・奇襲等の行為は基本的に禁止され、[出 121]
各マスターには絶対安全圏であるマイルームが支給されているなど、[出 122]
戦争というよりはより決闘に近い形式が取られている。[出 123]
その為アサシンやキャスターのクラスは、大半が圧倒的に
不利な戦いを強いられる。[出 124]
ただし、敗北したマスターに待っているのは
「あらゆる形での退場」ではなく「免れない死のみ」である。[出 125]
聖杯戦争終了後、SE.RA.PHが新天地として解放された[出 126]
現在でも月の覇権を賭けた戦い、[出 127]
ヴェルバーの侵略など月の聖杯(ムーンセル)を巡る戦いは続いている。[出 128]
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