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最終更新:2022年07月16日 18:55

fpbnx163moro

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魔法理論

◇魔法◇*大見出し
不思議な事を起こさせる術。妖術(ようじゅつ)。魔術。[出 1]
類語[出 2]
魔術(まじゅつ) 妖術(ようじゅつ) 幻術(げんじゅつ)[出 3]
呪術(じゅじゅつ) まじない(まじない)[出 4]
不思議な事柄、または不思議な事柄に対する比喩。[出 5]
一般的にはファンタジー作品など
においては非現代物理学的なものに対しても使用される。[出 6]
類義語として、魔術,呪術,妖術,超能力などがあげられる。[出 7]
0.魔法とは何か?という概要**中見出し[出 8]
0-1.魔法とは、***小見出し
    普通の人間には使うことのできない能力や不思議な現象を指す。[出 9]
    現在使用される日本語としての魔法という[出 10]
    単語は、明治時代に様々な西洋語の和訳として付与された[出 11]
    同じ漢字圏である中国語でもmagicを魔法と訳し表記する。[出 12]
    神話や伝説,伝承やファンタジー作品において、[出 13]
    魔法の使用方法や種類は異なっており、道具や呪文を使うもの、[出 14]
    人を助けるもの、攻撃するものなど、様々に存在する。[出 15]
    ○○魔法とは目的や性質を現すものであるとすると[出 16]
    魔術は結果や効果を具現化するものであり、[出 17]
    技術や手段を現す行動である[出 18]

0-2.現実に信じられた魔法や魔術***小見出し                                                                                                                  現代においてお伽噺に出てくるような魔法の存在が信じられることは少ないが、
古くは魔法を使う者(西洋では魔女など)が広く恐れられ、
魔女狩りのような惨劇の原因になった事もある。[出 19]
魔術において、十九世紀から二十世紀にかけて[出 20]
黄金の夜明け団などの魔術団体が儀式魔術復興運動を行い、[出 21]
近代西洋儀式魔術が成立}した。[出 22]
現代でも魔術結社などは存在し、占い師や霊媒師なども含め[出 23]
人によって信じたり信じなかったりする。[出 24]
一方、魔術に似た呪術という概念がある。[出 25]
呪術に関する文化人類学での、未開社会の呪術文献の歴史的集積である、[出 26]
J.G.フレイザー著『金枝篇』はわりと有名。[出 27]
金枝篇では呪術について、宗教ではなく科学の前段階であり、[出 28]
神に祈るなどの宗教的な行動というよりは、[出 29]
現代の科学的医療に近しいと説を唱えている。[出 30]
 >>魔法とは、まあ何という笑わしい言葉であろう。[出 31] 
しかし如何なる国のいつの代にも、
魔法というようなことは人の心の中に存在した。[出 32]
そしてあるいは今でも存在しているかも知れない。
[出 33]

0-3.創作作品における魔法***小見出し
小説や漫画、ゲームやアニメ―ジョンなど様々な媒体で
魔法という概念は用いられる。[出 34]
神話や伝承をもとに種類豊富な小説が著され、TRPGやゲームブックを経て[出 35]
漫画やコンピュータゲーム、アニメーションにおいてよく描かれる。[出 36]
多くのコンピュータRPGではMP(magic point)という概念が用いられ、[出 37]
MPを消費し魔法現象を行使する。[出 38]
魔女っ子や魔法少女と呼ばれる多くのアニメーションや特撮作品では、[出 39]
妖精や精霊と称される存在から魔法を授けられ魔法を行使するなど、[出 40]
作品により様々に傾向が存在する[出 41]

0-4.魔法の定義・内容・曖昧なところ***小見出し
魔法は、常人には不可能な手法や結果を実現する力のことである。[出 42]
この語彙を用いるのは主に欧州系のそれに対してであるが、[出 43]
英語ではMagic(魔術、魔法、呪術、手品)、Socery(妖術、魔法、魔道)[出 44]、
Wizardry(魔法、妙技)、Witchcraft(魔女術)、など[出 45]
複数の言葉と微妙に異なった概念をもつため、[出 46]
該当語のない日本語訳については、訳語が訳者により異なり混乱している。[出 47]
一部の人にとって、“魔法”は
エネルギー法の任意の制御の一形態だと思われているが、[出 48]
現在では、まだ科学的なメソッドの存在が確認されていない。[出 49]
想像力や生まれながらの才能、そして訓練が必要で意外と面倒で、[出 50]
しかも理屈っぽい細かな設定がありますが、[出 51]
この世界の魔法は誰でも使えますが才能や訓練が必要なため万能ではない。[出 52]
魔法があっても誰でも使える科学技術が研究され、発展している[出 53]
また想像力を具現化するのが魔法という存在なため、科学で解明された論理が[出 54]
魔法へのイメージを補強して進化するという相乗効果があり、[出 55]
どちらか一方のみが発達し、他方が発達しないことは[出 56]
今のところ確認された事実はない[出 57]
この世界は錬金術に近いイメージだが、魔法という言葉が先に存在したので[出 58]
錬金術という言葉は広まらなかった。[出 59]

0-5.魔法の原理(概要)***小見出し
人智の及ばない、超非科学的現象の総称。[出 60]
多様な外観にもかかわらず,構造に一定の共通性がある[出 61]
個々の行為とそれが話のすじの展開に対してもつ意義[出 62]    
魔法は全体として機能があり,その順序は一定で,
もし何かの機能が欠落しても全体の順序は不変であるという[出 63] 
呪物や呪文を用いて超自然的な現象を起こさせると信じられている方術[出 64]
いいかえれば,人間が内なる可能性を完全に開発して,
人間を超える存在と接触したり,その存在になりきったりする超越の方法[出 65]
超常的な力や行為、特に西洋的なそれの総称。[出 66]
人間の力ではなしえない不思議なことを行う術のこと[出 67]
具体的には、人間が個人の能力、または超常的であっても位が比較的低いもの[出 68]
(精霊、天使、悪魔など)の力を借りて行うものを指す事が多い。[出 69]
神や仏のような世界観的に上位の存在によるもの
(および、人間などがその力の一部を借りて行うもの)は、
奇跡、法力、神通力などと呼び、魔法とは別扱いされる[出 70]
体系化されたものは「魔術」とも呼び[出 71]
実践的に使いやすい技術を一つにまとめられた魔法の1つの手段である[出 72]
もし何かの機能が欠落した場合「魔術」は発動しない欠点がある[出 73]
系統化されたものは「魔法」と呼び、[出 74]
いくつかの事柄や現象を一定の原理と法則に従って整理したものをいう[出 75]
もし何かの機能が欠落しても「魔法」は発動するが、[出 76]
欠点は複雑で扱いにくい事と技術のある人にしか扱えない[出 77]
魔よけなどに用いるものを「白魔術」[出 78]
呪いなどに用いるものを「黒魔術」[出 79]
日本語の「魔法」は、基本的に邪悪なものであった。[出 80]
「魔法を使う」と言われたので有名な人物に
戦国時代の細川政元がいるが、割とイメージが良くない人物である [出 81]
しかし明治時代以降に採り入れられたファンタジーでは、[出 82]
中立的な意味で採用される事が多く今では小説やゲームでお馴染みである。[出 83]
魔術や超能力や忍法とは異なり、性質や現象を表す意味として多用される[出 84]
フィクションにおける魔法、および類似した能力とは[出 85]
作内での扱い(使い手の数、威力、仕組みなど)は様々であり、[出 86]
マジックアイテムや機械を使って発動させることもできるが[出 87]
魔力の関係上使えない人も存在する[出 88]
「魔法が使えなくなった≡人間になった」とされる例も度々存在)[出 89]
辞書的には幻術に近い説明がなされる事もあるが、[出 90]
漫画などにおいては何でも有りで神懸ったものが多い。[出 91]
逆に神の行使する特殊能力も、概要の内容に反してしばしば魔法と呼ばれる。[出 92]
古典西洋が舞台の作品から現代日本や近未来が舞台の作品まで幅広く登場するが[出 93]
古典東洋の場合には{大抵妖術や法術}と呼ばれる。[出 94]
リアル寄りの世界観では魔術や超能力と呼ばれる傾向が強くなり、[出 95]
魔法と言うとジョーク的な意味合いが含まれて来る。[出 96]
魔術と比べると大抵、古典的な印象は薄く、
明るくファンシーな面持ちとなっている。[出 97]
{超能力や魔術との扱いの傾向の違いは
「超能力」「魔術」の項目でも触れられている。}[出 98]

0-6.発動形態(魔法発動方法) ***小見出し
呪文の詠唱や魔法陣や道具などを用いた儀式的なものが必要なものもあれば、[出 99]
指パッチンやウィンクなどの簡単な動作だけ(或いはそれも無し)で
発動されるものもある。[出 100]
いずれも安倍晴明の伝説に見られる程長い歴史を持つ。[出 101]
長々とした段取りを必要とする場合は魔術と呼ばれる傾向があり、[出 102]
逆に超能力は通常儀式的なものを伴わない。[出 103]
魔力の伝わりが、杖や指先などから放たれる星屑状(キラキラ)や[出 104]
電撃状の光線・ビームのようなものとして表現される事も多く、[出 105]
こういった表現は白黒テレビの時代にも既に存在している。[出 106]
特に星屑に関しては魔法の象徴のようになっている。[出 107]
一方で、魔力が見えないタイプや、[出 108]
空間を伝わるという過程自体を素っ飛ばしたような発動をするタイプも多い。[出 109]
前述の儀式的魔法陣とは
別に、魔法使用時に使用者の周囲の空中や地面に光る魔法陣が描かれるという表現も多い。 [出 110]
この世界の魔法は誰にでも使える[出 111]
世界を改変する魔法回路(プロセッサ)を世界に繋げることで成立する[出 112]
誰にでもあるが魔法回路を使いこなすためには一種の才能が必要になる[出 113]
目に見えないし、触ることができないもの(プロセッサ)[出 114]

0-7.魔法の使い方(発動形態)***小見出し
魔法として起こしたい現象(スペル)を巻物(スクロール)に書く[出 115]
実物への行動でなく、魔法回路(プロセッサ)へ記憶させる概念的イメージが必要。[出 116]
実物への行動でなく、目に見えないものに記憶させることで魔法変換(コンパイル)すると
魔法回路(プロセッサ)を変形させることができる[出 117]
魔法を発動させて世界を改変させるにはプロセッサを世界につなぐ(キャスト)と
存在力(リソース)を流すことである[出 118]
魔法を使って消費することでリソースとして物質を存在させる力を機能させるが[出 119]
リソースが失われるとその存在は消滅する[出 120]
魔法の才能は随所に影響する[出 121]
魔法は体系的に理解できるか?[出 122]
感覚的イメージで文字を知らなくてもスペルが書けるか?[出 123]
スクロールにスペルを書く速さ[出 124]
スペルを何処まで細かく書くか?[出 125]
例えば:風よ吹け(現象のみ)[出 126]
    東から西に風よ吹け(現象+その現象がどう変化した効果を得るのか)[出 127]
異なる効果でその場で必要な記述をする判断力は魔法より知性か?[出 128]
コンパイル(魔法変換)の柔軟さ[出 129]
例えば:記述ミスをどう許容するか[出 130]
    水よ凍れでコンパイル可能か[出 131]
    水の範囲を指定して温度を何度下げるスペルでないと
    コンバイルできない、など。[出 132]
スペルの内容によってはコンパイル・エラーが発生して魔法が失敗する[出 133]
プロセッサの変形の早さ[出 134]
リソース消費の効率[出 135]
一般人が火をつけるためにはスクロール(巻物)にスペルを書くことから始まる[出 136]
そして目を閉じ動きを止めて集中すれば5分程度で発動できる[出 137]
教育を受けた子供であれば5秒で発動できる[出 138]
実は魔法を使うためには毎回プロセッサを変形する必要はない[出 139]
いつも同じ魔法を使うのであればプロセッサを変形保持(プレキャスト)する[出 140]
要するに一般人であってもプレキャストすれば火をつける魔法は一瞬でできる[出 141]
ここで問題になるのがプロセッサの数[出 142]
数が多ければプレキャストできる魔法の数が増える[出 143]
一般人は1つ、教育・訓練を受ければ3、4つは当たり前使える[出 144]

0-8.シンボル(魔力の源)***小見出し
魔法関係の衣装やアイテムには月型や星型がよく見られる。[出 145]
星型については魔力そのものの表現としてもよく使われ、
星屑という形でよく用いられる。[出 146]
月型についてはカッターのイメージになってしまうためか、[出 147]
魔力の表現としてはあまり用いられず、星型の次にはハート型がよく見られる[出 148]
太陽も占星術上では重要であり、[出 149]
いわゆる星占いではむしろ太陽しか考慮してなかったりもするが、月や星に比べると
魔法のシンボルとされる事は少なめ(そもそも太陽はシンボル化が難しい)[出 150]
月や星がよく用いられる理由としては、
魔法と「夜」の関連の深さが一つの要因と考えられる。[出 151]
魔法は「不思議」の象徴としての側面も持っているが、不思議というものは
「夢」と「不気味」を内包しており、この性質は夜と共通している。[出 152]
丑の刻参りのように、主に夜中に行われる
というイメージも関連しているかもしれない。[出 153]
ハートもまた、性のシンボルという側面を持っているため、夜と密接である。[出 154]
その他、ルーン文字、ラテン語、梵字なども
神秘的なイメージからシンボルに採用される例もある。[出 155]

0-9.RPGと魔法***小見出し
RPGの世界(或いは剣と魔法の世界)において剣や物理攻撃と相補的な関係[出 156]
を持つ事が多く、威力や射程、効果範囲、効果の多様性に優れる[出 157]
反面、溜めが必要で隙ができ易かったり弾数制限があったりと、
飛び道具に通じる役割を持つ事が多い。[出 158]
物理無効で魔法しか効かない相手も居るが、逆に物理は効くが
魔法無効な相手というのも多い。[出 159]
ゲームの制限などもあり、一般的な魔法と比べると地味と見られる事もある[出 160]
一方、真面目な漫画の魔法使いがよく苦手としている
回復や蘇生がホイホイできてしまったりもする。[出 161]
また、先述の勉強との兼ね合いからか「知性」と結び付けられる事が多く、[出 162]
物理攻撃職者はこれが低い上に単調な攻撃しかできなかったり
するため脳筋扱いされたりする。[出 163]
ストーリー上では魔法使いがアホの子だったり、物理攻撃職者が知的で思慮深いナイトだったりする事もあるため、プレイヤーに若干の混乱をもたらす。[出 164]
一方、「精神力」という要素が魔法の性能のみに関わる事も多い。[出 165]

0-10.不思議と魔法***小見出し
魔法には一般的に、「不思議」とか「ロマン」とか「有り得ない事」の象徴[出 166]
といった認識が見られ、魔法に相当するものが存在する世界観
においても、それが体系化された既知のものである場合、
その枠組みが通用しないものを指して「魔法」と表現する事が有る。[出 167]
例えば、超能力で不可能な事をやれと言えば
「そんな魔法みたいな事ができるか」と言われる。[出 168]
つまり、魔法は魔術や超能力とも別次元の超越的・絶対的なものとされている。[出 169]
これを逆に捉えると、魔法は何でも有りという事になる。[出 170]
この場合、解明できた時点でそれは不思議では無くなるため、魔法でもなくなる[出 171]
ここに魔法と科学との相反性が見られる。[出 172]
科学的合理性の欠ける考え方を「呪術的思考」「三た主義」などと呼ぶが、[出 173]
逆に非合理が現実となったらそれほど恐ろしい事は無い。[出 174]
そしてその恐ろしさが魔法の魅力の一つにもなるわけである。[出 175]
その反動か、魔術などに比べても「幼稚」「冗談」[出 176]
といったニュアンスも含まれ易い。
これはRPG一般のような、魔法が日常的・知的なものとなっている[出 177]
世界とは対称的な魔法の捉え方となっている。

0-11.根性と魔法***小見出し
少年漫画によく見られる、肉体の出力や耐久力が物理的限界を凌駕していたり[出 178]
気合や根性によって奇跡を起こすような事例も超常的でロマンチックな事
には違いなく、一種の魔法と言える。[出 179]
「レベルを上げて物理で殴ればいい」という言葉があるが、生身の人間がパンチ一発で巨大生物を粉砕できるようになったら、純粋な物理とは言い難くなって来る。[出 180]
例えロボットでも人型サイズでは限界があり、拳圧で天体を凹ますともなると超常的な何かを組み込んでるとしか考え難い。[出 181]
これに関し何の説明も無い例も多いが、
『HUNTER×HUNTER』では強化系念能力でだいたい説明されている。[出 182]
通常の魔法が静かさや不気味さ、器用さ、淑やかさ、柔といった属性を持つ傾向
があるのに対し、このタイプの魔法はそれとは相反的な熱さや活発さ、剛など
の属性を持ち易い。[出 183]
陰陽説的に言えばちょうど一つの陰と陽の関係となっている。[出 184]
なお、このタイプの魔法を過信する事は特に過労死などと直結する。[出 185]
似たもので「魔法(物理)」というものもあるが、こちらは大抵、元々魔法使いのキャラが節約目的か非常手段かパフォーマンスの一種として使う形となっており、
普通に魔法を使った方が早く事が済みそうな場合が多い。[出 186]
気合はしばしば破壊光線の形を取る。[出 187]
これは未知の力で触れずして作用を及ぼす点、完全に魔法の類であるが、
魔法や超能力とは別枠の格闘系・物理系の範疇とされる事が多い。[出 188]
一方、魔法が破壊光線の形を取る事も多く、通常の魔法と比べると効果が
力押し的だったり地に着いてたりしており、魔法(物理)に準じた扱いをされる。[出 189]
こう見ると、破壊光線は魔法と格闘の一つの接点なのかもしれない。 [出 190]

0-12.魔法練習***小見出し
例えば氷を作るとします<凍れ>[出 191]
木製の蓋付きコップに水が入れてあります(中身が見えないようになっている)[出 192]
中身の見えない水を凍らせるためにコップを机に置いてスクロールをイメージします[出 193]
まずそのスクロールに<凍れ>と記述する[出 194]
自分にしか見えないスクロール(ウィンドウ)に自分にしか見えない
スペルを書いたら拡張現実に見てコンパイル(魔法変換)します[出 195]
スクロール(ウィンドウ)にスペルを書いたイメージを消さないようにコンパイルすると
イメージ・スクロールをプロセッサ(魔法回路)に姿を変えることができずに
失敗して消えてしまうのです。[出 196]
つまり対象がコップの中の水でしかも見る事の出来ない状況では
<凍れ>との一言だけではコンパイルは難しい[出 197]
コンパイルは性質上スペル以外にも唱える者の意識、無意識を汲んで
プロセッサを変形させるいい見本になる。[出 198]
中の水を凍らせることに意識が向いてコップごと凍らせる荒業もできなかった[出 199]
今度は水を見ながら<凍れ>とスクロールにイメージすると光の粉となり電子回路のようにプロセッサ(魔法回路)に変形させる[出 200]
そしてコンパイルさせて世界につなぐ(キャスト)するとプロセッサが刺さり、吸い込んだリソースを注ぐことによりコップの中の水が凍る現象ができた[出 201]
周りの音に意識が向くとプロセッサのイメージが視界から消失した[出 202]
コップの中の水が凍る現象が拡張現実のウィンドウのように輝いてみえた[出 203]
次はコップに指を入れると表面に張った薄氷に指が近づき穴が開いて水がにじんだ[出 204]
そのまま見る間に溶けてしまった、水の温度はさほど下がっていなかった。[出 205]
水の表面を見ていたから表面しか凍らなかったとのことではなかろうかと想定したので
これはスペルでの範囲や温度の下げ幅を指定すれば変わってくると結論を出した[出 206]
でも重要なことは一言のスペルでできることを理解すること[出 207]
仕上げにコップの中の水に凍りを浮かべる[出 208]
ただし条件として<凍れ>以外のスペルは使わないこと[出 209]
目的は<凍れ>一言でやれることの確認[出 210]
その一言をどう意識してコンパイルするか、スペルとコンパイル関係を学ぶこと[出 211]
条件として<凍れ>水を凍らせる[出 212]
温度をコントロールする(温度は振動に関係あるから分子の動きを止める?)[出 213]
これなら<凍れ>でなくても<止まれ>の一言でできるかもしれない[出 214]
スクロールに<止まれ>一言を記述して水の中心を意識してコンパイルして
変形したプロセッサを記憶してキャストする[出 215]
リソースが注がれたら世界改変して水の中心が白く小さくなり想定以上にリソースが
吸われることになり思った瞬間木製コップが凍り付き砕けた[出 216]
リソースを消費過ぎると消滅する(膨大なリソースを必要とする=絶対零度)[出 217]
スペルにおいて科学知識を利用して書けばこの世界の常識を覆す事実が見込まれる[出 218]

0-13.気と魔法の違い***小見出し
魔法や魔術は基本的に周囲の他の力を使った概念のため努力すれば
普通の人間でも扱えるようになる。[出 219]
一方で気については自分自身の体内エネルギーを作り出したりして使う概念のため、
他の力に頼って扱うことはほとんどない。[出 220]
そのため、魔法や魔術などと比較すると扱うことが難しく、[出 221]
普通の人間が扱えるようになるには基本的に数十年単位の長期間の修業を[出 222]
積む必要があり、体術や格闘術を苦手とする者にとって
非常に扱いにくい概念と言える。[出 223]
小説やファンタジーの世界において気を扱う作品はドラゴンボールを
はじめとする週刊少年ジャンプ作品に多い。[出 224]
しかし、ジャンプ以外の作品では魔法がメインとなっており、[出 225]
気の力はほとんど使用されていない。

0-14.魔法とエネルギー***小見出し
科学が対価としてエネルギーを求める様に、魔法は殆どの創作作品が「魔力」、MPなどと表記されるエネルギーを代償に消費して発動する。[出 226]
これに関しては上述の「気」の例えの他、作品媒体によって解釈は様々だが、[出 227]
魔法を使うエネルギーを自身の肉体や魂、大気、並行世界、地質の脈や予め魔力を持つ魔本など魔法具のアイテムから意識を接続して取り出している物が多い。[出 228]

0-15.作品固有の魔法に相当する呼称***小見出し
※「超能力」も参照。
アース(星獣)
科法(チンプイ)
血鬼術(鬼滅の刃)
その時不思議な事が起こった(仮面ライダーBLACK RX)
超越神力(真理教)
天撃(冒険王ビィト) … 魔人(悪役)サイドが使うものは「冥撃」
特殊技/とくしゅわざ(モンスター)
導術(皇国の守護者)…現実世界におけるレーダーや無線通信のように使用される。
使用によって疲労が蓄積し、力を使い果たすと昏倒して死んでしまう。
ドナルドマジック
念能力
フォース
プロミネンス(ふしぎ星の☆ふたご姫無印)
星力(Cosmic Baton Girl コメットさん☆) … 読みは「ほしぢから」。
「恋力」も存在するが、結局は星力に変換してから使ってる?
(あいさつの魔法。)
紋章術
冥撃(冒険王ビィト) … 人間サイドが使うものは「天撃」

魔法原理学*大見出し[出 229]
1.魔法の根源と魔力の区分**中見出し[出 230]
魔法を発生させる根源は、何度か述べたが、人々の思念である。[出 231]
そして、人の願いを具現化する技術体系として魔法が成立した。[出 232]
魔法使いというのは魔法システムを維持する管理者であってその主体ではない。[出 233]
彼らはいわば触媒のような存在であり、魔法に対して中立でなければならない。[出 234]
彼らは魔法を生み出す根源である混沌とアクセスする能力を生まれながらに持ち、
それを制御する術を学んでいる。[出 235]
魔法使いの使う力は以下の四つのカテゴリーで分類される。[出 236]
これらは強さと言うより発生順に並べられている。[出 237]
1-1 妖力(ヨウリキ)***小見出し
先天的な自力魔力は妖力と呼称される。妖力を持つ物は”魔性”体と呼ばれる[出 238]
魔性体はその存在自体が魔法であり、魔力の元(マナと通称される)の
薄いところでは生きられない。[出 239]
また、妖力以外の魔力は身につけられない。[出 240]
彼らは人間の想像力が生み出した生物であり、
有る意味では人間に依存して生きていると言える。[出 241]
彼らが人懐っこいのは忘れ去られない為であろう。[出 242]

1-2 験力(ゲンリキ)***小見出し
後天的に身につけた自力魔力は験力と呼ばれる。[出 243]
古代の魔法体系が確立する以前の魔道師、聖人はすべてここに分類出来る。[出 244]
験力を使う者は魔道師の用語では準魔性体と言う。[出 245]
一方神学用語では同じ者を半神(デミゴッド)あるいは使徒と命名している。[出 246]
彼らは信仰の対象になる事で事実上の不死を得る事になる。[出 247]

1-3 法力(ホウリキ)***小見出し
信仰により上位魔法存在(妖力や験力の使い手を含む)より
力を借りる物で法力と呼ばれる。[出 248]
これは前の分類から言えば後天的で他力性の魔力である。[出 249]
法力と験力の境界は非常に曖昧ではあるが、厳然として区別すべきものである。[出 250]
何故ならば、験力は個人の資質であり、その体得者は(神学的に見て)神を名乗る
に足る資格を持つのに対し、法力は借り物でしかないのである。[出 251]
法力の持ち主は、魔道師用語で半魔性体と称される。[出 252]
神学的には験力と法力は区別されない。[出 253]
これ本人にも容易には判別が出来ない為、両者を混同し勘違いを起こす
似非生神(まがいもの)は(決して数は多くないものの)いつの世も後を絶たない。[出 254]

1-4 魔力***小見出し
最後が(非常に矛盾した表現に聞こえるしれないが)先天的で他力性の物で、[出 255]
これが狭義でいう魔力である。(差を明確にするため、広義の物を”まりょく”、
狭義の物を”まりき”と読む事もある)[出 256]
一般に言う魔道師とは、この力の使い手のみを指す。[出 257]
つまり魔道師とは「魔力を扱う能力、言い換えれば混沌への耐性を“先天的”に有するが、魔力を“自力”で発生出来ない存在」と定義される。[出 258]
法力と魔力との違いは力を借りる対象への認識の差でしかない。少なくとも魔力の使い手は自己を神に擬す事はない。他者からそう呼ばれる事はあっても。[出 259]
魔力の使い手は一般に非魔性体に分類される。[出 260]
これは魔法を使えない全ての存在を含む雑多な存在である。[出 261]

2.魔法の実際**中見出し[出 262]
2-1 魔法使いの区分***小見出し
さて、触れた四つの魔力使い手の内、妖力を用いる者すなわち魔性体というのは
おとぎ話にでてきて願いを叶えてくれる妖精(フェアリー)や妖霊(ジンニー)の類で、
自分の為の自発的な魔法の使用をいない。[出 263]
基本的に彼らをプレイヤーキャラクターとしては想定しない。[出 264]
験力と法力は力の差はあるにせよ一般のRPGで言う僧侶系魔法に相当する。[出 265]
魔法としての本質的はほぼ同じモノで、使用条件や手順がやや異なる以外は
ルール上は一括りにして構わない。[出 266]
そして魔力の使い手である魔道師が前回も述べた様に教義の魔法使いになる。[出 267]
魔力と法力を同時に使える人間はいないが、
魔力と験力、法力と験力は矛盾無く共存できる。[出 268]
験力を得る条件とは単純に言えば名前を売る事、
その真名が信仰や恐怖の対象となる事である。[出 269]
そうなれば、己が名を冒頭に付けるだけで、(「~の名において命じる」、「願う」と言う具合である)魔法が行使できるようになる。[出 270]
これは実績や風評であって実力とは相関しない。[出 271]

2-2 魔法の行使***小見出し
魔法は大雑把に言って三段階に分けて処理が行われる。[出 272]
魔力を集める過程、魔力を消費する過程、そして魔力を維持する過程である。[出 273]
これを各々ready-run-waitとよぶ。[出 274]
魔法文化の特徴が最も顕著に見られるのがこの第一の過程である。[出 275]
つまりルール上の魔法の違いはこの部分の変更で表される。[出 276]
第二過程では、まず使用する魔力を宣言し、次いで魔法の行使に
必要な魔力量をランダムに決定する。[出 277]
足りなければ魔法は不発となり、
逆に余った場合にはその量によって反動が起きる。[出 278]
反動が生じた場合には最後の第三過程で処理が行われる。[出 279]
処理に失敗して暴走させればやはり魔法は正常に働かない。[出 280]
これだと魔法の行使が非常に困難に思われるであろうが、
それも魔法文化の表現として解決策を二つほど考案している。[出 281]
一つは魔法技能レベルによる調節である。[出 282]
これは必要魔力をレベル分だけ上下に補正できると言うモノである。[出 283]
これによりレベルが上がるほど魔法の成功率が上がる。[出 284]
もう一つは呪具(マジカル・ディヴァイス、もしくはハードウェアとも)
と呼ばれるサポートアイテムの開発である。[出 285]
呪具には余った魔力を吸収する機能が常設されている。[出 286]
この二種類の補正によって魔法の正常な発動が有る程度保証されるであろう。[出 287]
順序が前後したが、第三過程ではこの消費魔力の補正の他に、[出 288]
持続性魔法の維持コストの管理も行われる。[出 289]
これには魔法使いが保持している魔力(つまりレベルで吸収した分)
や呪具に溜まっている魔力を転用される。[出 290]
呪具は魔法の補助具で有りながら法の要素を備えているが、”界渡り”に
より変質せず、OTE(オーバーテクノロジー装備)として扱わる。[出 291]
(参照・Ⅰ 法と混沌の原理学)[出 292]

2ー3 僧侶魔法に関する補足***小見出し
僧侶の起こす奇跡は”白き御業”と自称され、
基本的に他人の為に行使される物である。[出 293]
彼らに言わせると、魔法使いの”黒き御業”(ブラックアート)は
個人のエゴ、もっと言えば欲が実体化した怪しげな物となる。[出 294]
白魔法と黒魔法という大別は彼ら僧侶達が彼我を区別する為に
持ちだしたモノで、魔法使いの用語ではない。[出 295]
魔法使いの魔力は”契約”によって生み出されるの対し、
僧侶の法力は”信仰”によって顕れる。[出 296]
より正しくは魔力は個別契約なのに対し、法力は団体契約なのであるが。[出 297]
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人為的に神秘・奇跡を再現する行為

魔法・魔術とは人為的に神秘・奇跡を再現する全ての事柄を言う。
基本的には術者の体内、もしくは外界に満ちた魔力を変換する機構。
取り仕切る基盤(システム)に従い、術者は命令(コマンド)を送って
用意されていた機能(プログラム)を実行する、という流れになっている。
命令を送るのに必要なものが魔力である。[出1]
万能のイメージがあるが、基本的に等価交換で成り立つ。
有から有を持ってくるのであって、無から有は作れず、出来る事を起こすのであって、
出来ない事は起こせない。[出2]
個人の魔力だけではできることに限界があり、大自然への干渉は
同じく大自然に満ちる魔力(マナ)でなければ行えない。[出3]
他者の精神に干渉する魔術は、物質的な代償を要しない代わりに
術者の精神にも影響を与える。人を呪わば穴二つ。[出4]
魔術は秘されなければならないものだが、一方で概念は多くの人々の信仰に
よって在り方を安定させる。なので、概念の変化は魔術に影響を与える。[出5]
「魔術」と「魔法」は「その時代の文明の力で再現できる奇跡かどうか」
で線引きされている。[出6]
数百年前には「自由自在に空を飛ぶ」奇跡は魔法であったろうし、もしも未来の科学で平行世界旅行が可能になったら第二魔法は魔術に格下げされるという。[出7]
かつては多くの神秘が魔法であったが、ここ最近は逆に魔術が
文明の後追いをしている状態となっている。 [出8]
現代の魔術の最高ランクはAである。その為、サーヴァントが対魔力を
Aランク以上で所持している時点で現代のあらゆる魔術を用いても
傷を負わせることが不可能になる。[出9]
対魔力Aあっても令呪の命令を完全に無効化出来ないのは令呪が
Aランク以上の魔術であるからではなく、サーヴァントになる際の契約に
より服従の義務を課せられており、その制約によるもの。[出10]
『Fate/EXTRA』の世界では神秘は崩壊したため、魔術師(メイガス)はウィザードと名を変え、電脳世界を舞台として存続している。 [出11]
歴史的にいえば神秘を利用して物理現象を引き起こす行為は神の専売特許とされてり、神代に魔術師として知られた人物も神の血を引いていたり神から直接教導を
受けていたりした存在であった。[出12]
紀元前1,000年頃にソロモンによって「魔術回路を用いて、マナやオドを動力源として
物理現象を引き起こす、神を介在しない方法論」が確立され、それが西洋に
おける(人の手による)魔術の始まりであったとされている。[出13]
時計塔を中心に魔術は発展していくが、彷徨海の魔術師などは西暦以前の魔術である
神代魔術と比較したらそれらは児戯に等しいと相手にしていない。[出14]
神代よりもさらに遡る魔術系統として「理想魔術」というものもあるが、
現在の地球ではまったく発動させることができず、
現代では机上の空論となっている。[出15]
世界のあらゆる事象の出発点となったモノ。ゼロ、始まりの大元、全ての原因。[出16]
これを魔術師達は「根源」と呼ぶ。もしくは、その一点から事象が渦を巻くように
放射状に流れ出す様を例えて、「根源の渦」とも呼ぶ。[出17]
「根源」とは、語弊を承知で有り体に言えば、「究極の知識」である。
全ての始まりであるがゆえに、その結果である世界の全てを導き出せるもの。
最初にして最後を記したもの。
この一端の機能を指してアカシックレコードと呼んだりもする。[出18]
魔術師とは、[出19]
この「根源」への到達、究極にして無なるものを求めてやまない人種のこと。
元をただせば、魔術師とは根源を探求する学者。
それが根源へ至る手段に魔術を用いるから、魔術師と呼ばれるだけ。[出20]
根源から流れ出す事象の川は、当然、根源に近ければ「太い流れ」であるし、
末端へと流れていけば、途中いくつもの支流に分かれて「細い流れ」となる。[出21]
事象を細分化する要因は、時の流れと人々の意識あり、人々に知られれば知られる程、
それは細くまた複雑になる。これは「一般常識」とも言い換えられる。[出22]
そして、未だ大勢の人の手によって汲み上げられることなく、[出23]
「太い流れ」を保っているものが、一般に知られていない「神秘」(あくまで比較の話であり、神秘でさえ根源という最初からみれば細いものでしかない)。[出24]
流れが太いものも細いものも、根源から流れ出たという点で違いはない。[出25]
しかし、魔術師のように根源へと辿り着こうとしている者達にとって、
細分化された一般常識程度の知識では、あまりに根源へは遠すぎる。[出26]
ゆえに、魔術師は根源へ至るために「神秘」を学ぶ。[出27]
その「太い流れ」こそが、根源へと至るに足ると信じるから。[出28]
神秘=魔術が引き起こす「奇跡」など
というものは、魔術師にとって瑣末なものでしかない。[出29]
ただそれが根源に近いがため魔術という手段を選んだに過ぎない(現実的な話でなければ、魔術以外の手段で根源へ到達できるなら、
魔術師は喜んでその方法を執る)。[出30]
魔術のシステムとして神秘に関して言うならば[出31]
今の時代の一般常識から外れた、巷に流布してはいない、秘匿された知識とその成果。
魔術師は「根源」へ至る手段として「神秘」を学び、
その「魔術師の学ぶ神秘」を言い換えると、それが「魔術」と呼ばれる。[出32]
魔術師にとって魔術とは、根源に至るための手段である。[出33]
言い換えれば、根源へ至る可能性と価値があるからこそ、魔術師は魔術を学んでいる。もし魔術が根源へと至る手段ではないものに成り下がったら、魔術師には意味が無い。
魔術がその価値を無くすとは、即ち既に述べた「一般に知られる」ということが
現実に起こった場合。「神秘」という「事象の太い流れ」が、一般に知られることで「細い流れ」へと姿を変え、前述したように根源から遠ざかる。[出34]
それを、魔術師は最も忌避する。[出35]
分かりやすく言えば、1人の人間しか知らなかった魔術を誰か1人に教えると、その性能は二分の一、さらにもう1人に教えてしまうと三分の一に、とどんどん劣化していく。
一例として、「人体模造はとうに衰退した概念」という記述がしばしば出てくるが、
これは科学・医学の発達により人体の構造が詳細に解き明かされ、
世界中に広く知れ渡って神秘が薄れたため。[出36]
もっとも人体の神秘が完全に解明されつくしたわけではないため、
天才的な魔術師ならば魔術として使用できる余地がある。[出37]
魔術師の学ぶ魔術とは、根源に至る可能性を持つ
「太い流れ」=「神秘」でなければ、学ぶ価値が無い。[出38]
それと共に、「神秘」は大勢に知られてはならない。[出39]
大勢に知られては、その意味と意義を失う。[出40]
ゆえに、魔術とは神秘であり、神秘であり続けるから魔術として存在できる。[出41]
魔術師は己の研究を公開しない。公開しては「神秘」たりえなくなる。[出42]
公開しては「神秘」たりえなくなるため、魔術師同士が研究の成果を持ち寄って意見を交換し、互いによりよく発展させようなどということはありえない。[出43]
そのため、魔術師の自治組織である魔術協会は、その第一義が他を差し置いて
「神秘の秘匿」とされている。[出44]
魔術協会は、別に魔術師が新しい魔術師を育てるための学び舎でもないし、互いに切磋琢磨しあう研究の場でもない。[出45]
ようするに、「他の魔術師が下手を打って神秘を漏らして、自分に迷惑がふりかかってこないよう、互いに監視し合うための組織」として機能している。[出46]
魔術系統に関して根源から流れ出た事象の川。[出47]
それをどう解釈(もしくは脚色)するかは、触れた人間の背景にある
文化・民族性による。[出48]
(世界中に、遠く距離を隔てた土地でありながら、類似した神話や伝承がある)[出49]
魔術においてもそれは同じで、「神秘」という意味で類似していながらも異なった解釈で存在するそれらを、「魔術系統」と呼ぶ。[出50]
アストロロジー・アルケミー・カバラ・神仙道・ルーンがあり、
他にも数え切れない数ほど存在するものであり、もし根源へと到達できれば、
新しい魔術系統(魔法)を作ることも可能であるという。[出51]
魔術基盤に関しては各流派が世界に刻み付けた魔術理論。[出52]
学問や宗教の形を取り、魔術の機能を記した魔術式を含む。[出53]
魔術師は魔術回路を通して魔術式に命令を送り、魔術を発動させる。[出54]
魔術式を含むからか、大魔術式とも呼ばれる。[出55]
既に世界に定められたルールであり、人々の信仰がカタチとなったもの。[出56]
人の意思、集合無意識、信仰心によって「世界に刻み付けられる」もの。[出57]
「信仰心」と言っても宗教的な信徒であることを示すのではなく、
「知名度」に言い換えられる。[出58]
神秘(魔術)が「ある」と信じられることによって、世界がそれを許容する。[出59]
ここで、「ある」と信じるということは、それが「確信」である必要はない。[出60]
例えば、「幽霊」という神秘の存在について、
現代の人間の大半は否定的な意見を持っている。[出61]
しかし、現代の科学では「ない」とも言い切れない。[出62]
「ひょっとしたらあるかも」という考えは、無意識のどこかにある。[出63]
そういった「疑念」的なものも、信仰心には含まれる。[出64]
信仰心の反対は「無知」。幽霊の存在自体を知らない、ということのみが、
信仰心を産まない。つまり、広く大勢の人間に知られていればいるほど、
魔術基盤は強固なものになるということ。[出65]
「魔術に足る神秘の知識」とは、再び幽霊に例えれば、「幽霊という存在がある
(かもしれない)ことを知っていること」ではない。[出66]
「幽霊の『正体』を知っていること」である。[出67]
一般人にとって幽霊とは、いるかいないかわからない、あやふやなものである。[出68]
しかし、魔術師にとって幽霊とは、その正体までも知っていて、
いることが不思議でも何でもないもの。[出69]
神秘を起こす「ルーン」という魔術がある。ルーンは奇跡を起こす、
と一般には信じる者もいるし、信じない者もいる。[出70]
ただ、両者に共通なのは、ルーンが「何故」奇跡を
起こすことができるのかまでは、知らないということ。[出71]
しかし、魔術師はその「何故」を少なくとも一般人よりは知っている。[出72]
この差が、「神秘は知る人間が増えれば力を失う」ということと、
「広く大勢の人間に知られていればいるほど、魔術基盤は強固なものになる」
ということが両立する。[出73]
学問、宗教といった形の魔術基盤は地脈にも溶け込んでおり、魔術基盤のある土地から離れると土地からのバックアップが無い分、魔術の効果は下がる。[出74]
信仰、基盤の小さな一派の魔術は弱く、他国では全うに機能しないことがザラな一方で、最も広い魔術基盤を有する教会による神の教え、
聖言は、物理的干渉力こそ微弱だが、霊体には絶大な力を持つ。[出75]
学問や宗教ではなく、口伝や一族に限って継承される魔術の場合、
世界のどこでも効果に差異はない。[出76]
そもそも家伝の魔術は魔術基盤を使わず、個人の魔術式のみで成立する。[出77]
魔力回路、マジックサーキットともいう。[出78]
魔術師が持つ擬似神経で、生命力から魔力への変換、
大魔術式への接続などを担う。[出79]
魔術回路を持たない人間は魔術師になれず、
魔術回路の数が多いほど優秀な魔術師であるとされる。[出80]
魔術回路は核とバイパスからなり、バイパスは脳のシナプスの様に
切れたり結ばれたりして核同士を繋ぐ。[出81]
厳密には核こそが魔術回路といえる。魔術回路の運営は保有者の生命活動と連動するが、保有者の死後も自立して回転する例も稀にある。[出82]
生まれながらに持ち得る数が決まっており、魔術師の家系は自分達に手を加えて、
魔術回路が1本でも多い跡継ぎを誕生させようとする。[出83]
この為、古い家系の魔術師ほど強力。[出84]
魔術回路の増減は臓器の増減同様、可能だが負担が大きい。[出85]
また減った回路が戻ることはない。[出86]
よく例えられる電気回路と違い、「開く」ことで魔術を使える様になる。[出87]
中には性的興奮や自傷行為でしか開かない魔術回路もある。[出88]
一度開いた後は、特定のイメージを思い浮かべる形で
オンオフを切り替えられる様になる。[出89]
このイメージは最初の開き方に関係し、術者によって異なる。[出90]
回路を励起させ魔力を生成すると、人である体からは反発により痛みが生じる。[出91]
魔眼は魔術師に付属した器官でありながら、半ば独立した魔術回路であり、魔眼を移植することにより、疑似的に魔術回路を増やすことができる。[出92]
魔力の扱いに卓越していれば魔眼の魔術回路を自分のものに上乗せすることも出来る。
魔力とは魔術を発動させる為の要素。エーテルとは別物。[出93]
原初の生命力とも、命そのものともいわれる。[出94]
マナとオドに分けられるが、マナの方が量が絶対的に多いというだけで、
質に大した違いは無い。[出95]
魔術師ならマナは自由に行使できるが、その量は魔術回路の数に依存する。[出96]
マナ:自然界に満ちている星の息吹たる魔力を指す。
ポリネシアに伝わるマナとほぼ同義。大魔力、大源とも。[出97]
オド:生命(人間)が自らの体内で生成する魔力を指す。
小魔力、小源、精気とも。[出98]
魔力は精神と肉体に結びついている。そのため本物の精神が夢の世界に迷い込んだ状態で魔術を使用すると、実際に魔力が消費される。[出99]
詠唱とは魔術を起動させる為の動作。詠唱とはいうが、発声に限らず身振りも含む。
一流派として安定した魔術を使用する際は、
定められた形式通りに手順を踏まねばならない。その一端が呪文である。[出100]
手続きで言うのなら、申請、受理、審査、発行のうち、最初の申請に当たる。
大規模な魔術基盤を使うならば約束事でしかないが、自己流の魔術を使う場合は
自己暗示の側面が強くなる。[出101]
『ある小説』によると、特定の意味合い、単語、韻を含んでいれば、
詠唱の細部は個人の自由である。詠唱が長くなればなるほど、自己暗示の効果、
ひいては魔術の威力は強まる。[出102]
世界に訴えかける呪文は、大呪文、大儀式の類であり、一個人では使えない。[出103]
大規模な魔術になると、儀式や契約で工程と小節も無数になる為、詠唱とは扱わない。[出104]
詠唱はその長さで幾つかに分類される。[出105]
https://www.tmdict.com/ja/search?q=%E8%A9%A0%E5%94%B1
一工程(シングルアクション)***小見出し
魔力を通すだけで魔術を起動させる。対象を指差すガンド、見る魔眼、歯鳴らしなどがある。必要時間は1秒以下。[出106]

一小節***小見出し
一つの事柄を自身の中で固定化する。つまりは発声で、どれだけ早口でも1秒はかかる。必要時間は約1秒。[出107]

瞬間契約(テンカウント)***小見出し
十以上の小節を以って簡易的な儀式と成す。通常ならば何時間もかかる契約を簡易に成立させる。必要時間は約10秒。『ロード・エルメロイII世の事件簿』によれば、
人間が行使できる中では最長。[出108]

一節***小見出し
詳細不明。スキル「対魔力」の説明で頻出する。
高速神言は、一言口に出す必要はあるが、1工程と同じかそれより早く発動し、かつその威力は5小節以上に相当する。
高速詠唱は技能・サーヴァントスキルとして登場しているが、詳細不明。 [出109]

代表的な魔術 **中見出し
黒魔術***小見出し
黒魔術(くろまじゅつ、英: black magic)とは、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E9%AD%94%E8%A1%93
魔術系統の1つ。生贄を捧げることで、特定の対象に対する災厄の招来及び呪殺、
悪魔召喚、儀式による精神集中を目的とした魔術。 [出110]
その特性上、何の躊躇いもなく生贄を解体するために、生贄の懇願に惑わされない
「冷酷さ」と、必要に応じた苦痛を与え殺戮の快楽を抑制するための「理性」が必要とされる。また「呪術」に非常に近い性質を持つ。 [出111]
『Fate/Apocrypha』によれば
黒魔術とウィッチクラフトは別に存在するようだ。 [出112]
また近代黒魔術という魔術系統を扱う。 [出113]
旧Fateでは魔術全体に黒魔術の色が強く、
その中でもウィッチクラフトという陰性の魔術を使っていた。 [出114]
『Fate/Prototype』では黒魔術にウィッチクラフトとルビが振られている。[出115]
こちらは魔術系統として身に付けている。[出116]

召喚術***小見出し(残留思念の再生)
魔術系統の1つ。低級霊、動物、昆虫の召喚を得意としている。[出117]
残留思念の再生とは現場にかつてあったものの思念を再生する。[出118]
術者は残留思念の主が迎えた最期を追体験することになる為、
痛覚遮断を上手く併用できないと負担が大きい。[出119]
術式自体は簡単だが「拷問死とか極端な死の状況じゃないとうまく再生できない」
「強大な魔術師なら死後に秘術を盗まれないようプロテクトしてる」
「わりと早く薄らいでしまう」など幾つか欠点がある。[出120]

死霊魔術(ネクロマンシー)***小見出し
魔術系統の1つ。読んで字のごとく死体と共に発展してきた魔術。[出121]
会得する者は先ず、己の「死」を見つめる所から修練を開始する。[出122]
自分自身に幻術をかけ、肉体が腐乱していく様を幾度となく観察する。[出123]
そして鏡越しに見ていた自分が朽ち果てていく姿から
「死」を見つめ、「死」を抱き、命が「死」と共にある事を知り、
最終的に「死」を統べることを目標とする。[出124]
シンプルな用途としては死者を食屍鬼に作り変え、死体を継ぎ接ぎして
生み出した怪物を蘇生させて使役する。[出125]
この魔術を操る魔術使いとして研鑽を積んでおり、
魔術師の死体や魔獣の屍から礼装を作り出す。[出126]
元々、この魔術は研究する上でも大量の死体を必要とし、一流の死霊魔術師は革命やクーデターで大量虐殺が行われると狂喜乱舞して死体を掻き集める事が宿命と言われ、古来から常に戦場で危険と共に在ったとされる。[出127]
ただ、「切断」という概念を物質化してナイフを造り出すような魔術も死霊魔術に分類されており、単純に死体を取り扱うだけの魔術系統ではないようである。[出128]

ルーン魔術***小見出し
魔術系統の1つ。ルーンを用いた魔術。[出129]
ルーン魔術の1つ。(ガンド)北欧に伝わる呪いが起源。
対象を人差し指で指差し呪うことで、病いを与える。[出130]

錬金術***小見出し
魔術系統の1つ。万物、物質の流転をテーマとする学問。[出131]

強化***小見出し
魔力を通して対象の存在を高め、文字通りの効果を発揮する魔術。[出132]

変化***小見出し
刃物では火を起こせないように、そういった本来の効果以外の能力を付属させる魔術。強化が対象の持つ特性を向上させるものなら、こちらは対象が本来持って無い特性を後付けしなければいけないため強化より難易度が高い。[出133]

投影***小見出し
オリジナルの鏡像を、魔力で物質化させる魔術。[出134]

転換***小見出し
魔力、霊魂、精神といったものを別のモノに移して定着させる魔術。
応用範囲は広いが、それだけに極めるのが困難な魔術でもある。[出135]
この魔術特性を得意とするこの魔術特性では「転生」の域にまでは届かない。[出136]
(宝石魔術)とは宝石などの鉱物に魔力を込めて行う魔術。[出137]

支配***小見出し
他の生物を意のままに操る魔術。[出138]
昆虫や小動物程度なら容易だが、人間や幻想種にもなると意のままに操るのは困難。
ただし「命令に従う」という契約を一度結んでしまえば、魔術師や英霊をも使役可能。
催眠術程度の使い方から令呪まで、様々な場面で使われている。[出139]

魅了***小見出し
他人(主に異性)を強烈に惹き付ける魔術。[出140]
「チャーム」とルビが振られることもある。[出141]
支配と違い、相手を操るわけではない。[出142]
呪法にはこの要素が含まれており、
主に権力者の寵愛を得るために使われていたらしい。[出143]
黒子の呪いもこれに当る。[出144]

蝶魔術(パピリオ・マギア)***小見出し
芋虫が蛹を経て、一度躰をどろどろに溶かしきってから蝶に変わる様に
神秘性を見出した魔術。[出145]
生物の肉体を材料にし、まったく別の生物へと変貌させる。[出146]
他者の死体から使い魔を生成することや、自分の精子から作ったホムンクルスに
人格や記憶を転写するなど応用範囲は広い。[出147]

獣性魔術***小見出し
自らの内側から獣性を引き出し、魔力を纏うことによって疑似的に
人狼のような能力を得る魔術。[出148]
多くの土地において、魔術は獣の能力を取り込むことに血道を上げた。[出149]
魔術以外にも中国武術では形意拳や白鶴拳など獣の動きにヒントを得たものは枚挙にいとまがなく、西洋のダンスや芸術でも白鳥や獅子のモチーフは頻繁に取り入れられる。
人が獣とたもとを分かった時から、獣は神秘を見出される存在となった。[出150]
アジアの多くの地域では、犬の声は魔を祓うとされ、吼えた音圧だけで、他者の魔力を引き出し、魔術回路で変換した魔力を、まるで魔術を覚えたての末子のように、
雲散霧消させることが出来る。[出151]
使用すれば、体中の筋肉が盛り上がった、一本一本が金属の針にも等しい硬度を持った体毛を生やした人狼に見せかけるほどの、異常な密度の魔力を纏い「幻狼」と呼ばれる状態になり、ある秘法によって自らの内側から絶大な獣性を引き出し、獣の神秘を得た五体は、単なる「強化」の枠を超えて、圧倒的速度と腕力を得る。[出152]
この魔術を使用した者は影響で平時でも常人離れした嗅覚を持つようになり、他人の残り香はおろか魔術も臭いだけで判別できるようになる。[出153]

混沌魔術(ケイオスマジック)***小見出し
一般に知られている中で最も現代的な魔術。[出154]
イギリスのウェスト・ヨークシャーに始まった魔術体系。[出155]
洋の東西を問わないどころか、魔術のみならず哲学や科学理論、果てはSFまで取り込み、魔術師の意識を『彼方』へとアクセスさせる事で超常的な現象を発露させる。
それ故に混沌。[出156]世界各地の魔術のいいとこどりをした魔術。[出157]
現代魔術では混沌魔術とカテゴライズされるが、
ロード・エルメロイⅡ世はゲテモノ魔術と評した。[出158]
通常はそんな術式は通らず、実際、混沌魔術の魔術基盤は極めて脆弱なものであり、
ひとつ魔術を使うたびにCPUを設計図から作り直すような不安定で無駄な魔術。[出159]
使える魔術のバリエーションはたかが知れており、いいとこどりと言われて考えるような万能性どころか、まともに術式を成立させることすら難しい。[出160]
それなのに、何故か術式の扱いだけなら色位並というその才能で
使いこなし術式を成立させている。[出161]
対象となる魔術師と全く同じ姿勢を取ることにより相手に似せた人形を
使って呪いをかける類感魔術と同じ効用をもたらす、[出162]
ある種の外法や東南アジア周辺で時々見られるような呪いを使用することで、
魔術のベクトルを弄って術者本人に直撃させることが出来る。[出163]

呪術***小見出し
古来からアジア、中東、南米などに伝わっている魔道。[出164]
操るダキニ天法は、通常の魔術が「そこにあるものを組み替えるプログラム」であるのに対して、「自身の肉体を素材にして組み替えるプログラム」であり、
物理現象にあたる。[出165]
この性質のためサーヴァント相手でも「対魔力」に一切威力を阻害されない、
という圧倒的なアドバンテージを持つ。[出166]
また古典的西洋呪術を扱う。[出167]
信濃巫としてある種の呪術を修めるが、アサシンクラスの為、
行使能力の多くが失われている。[出168]
魔術協会は呪術を学問ではないと蔑視しており、
中東圏に大きく遅れをとっている。[出169]
但し魔術協会にもアラブの呪術に端を発する魔術を使う者がいる[出170]

修験道***小見出し
魔術理論に極東の宗教形態を習合した日本の魔術。[出171]
西洋の魔術とは違い、半分が宗教なので
神秘の秘匿性にはある程度許諾されている。[出172]
習得には自然環境での修行を行い、体得すると
天狗飛び切りの術や天狗の炎などの「験力」が扱える。[出173]

魔眼***小見出し
外界からの情報を得る為の物である眼球を、外界に働きかける事が
出来るように作り変えた物。[出174]
主に魔術師が持つ一工程の魔術行使で、
視界にいるものに問答無用で魔術をかけるというもの。[出175]
その隠匿性と能力から魔術師の間では一流の証とされる。[出176]
しかし人工的な魔眼では「魅惑」や「暗示」までが限度で、
それ以上強力な魔眼の保持者は全て先天的な能力者である。[出177]
そして、これら先天的な能力は魔術によって再現する事は出来ない。[出178]

結界***小見出し
魔力を編んだ網を張り、その内部、
あるいは境界部に手を加えるという地形魔術。[出179]
地形にかけるものであるため、普通は移動できない。[出180]
ここ数百年の結界は術者を守るものと相場は決まっている。[出181]
人目につかないよう区域を遮断してしまうもの、魔術行使を制限するなど効果は様々。固有結界という大例外も存在する。[出182]
固有結界(時間操作)とは術者の心象風景で現実世界を塗りつぶし、
内部の世界そのものを変えてしまう結界のこと。[出183]
時間操作とは時間の流れに干渉する魔術。[出184]
『Fate/Zero』では固有結界の一種とされる。[出185]
「時間遡行」は魔法であり、魔術の領域では加減速までが限界。[出186]
これを研究して根源に至る方法を確立するところまで辿り着いた。[出187]

治癒魔術***小見出し(傷を治す魔術。)
傷口からの出血を止めるものはともかく、失われた手首の再生となると
かなり高レベルの治癒魔術が必要となる。[出188]
霊媒医師は霊体を繕うことで肉体も癒す外法を使う。[出189]
これとの関係は不明だが、治癒魔術を学び、3年で上回る腕前になっている。[出190]
また霊媒治療術を扱う錬金術による治療は臓器移植同様のもの。[出191]

飛行***小見出し
飛行、浮遊する魔術。[出192]
術式自体は極めて単純で、小石を浮遊させるくらいならば
見習い魔術師でも可能。[出193]
しかし対象の質量が増えるごとに魔力消費が桁違いに増えるので、人間並みの質量を
浮遊させることは幾つか例外はあるが相当に難しい。[出194]
意識しての飛行は難しく、ヒト単体ではさらに難しい。[出195]
箒がなくては飛べず、成功率も三割程度にとどまる。[出196]
女性魔術師が箒に乗るのは魔術基盤・黒魔術の一種で全世界に神秘設定がされており、
女性の魔術師が箒を使用すると「地に足がつかなくなる」「大地から追放される」等
の魔術特性が発露しやすい。[出197]
「大地から追放される」効果を高める魔女の軟膏を併用すると引力が六分の一になると言われるが、魔女の軟膏は一種の麻薬であるため、鮮明な意識を保ちながら
飛行するのは困難。[出198]
またこれだけでは単にふわふわ浮くだけで、推進方法は魔術師ごとに異なる。[出199]
推進方法は最大瞬間風速的なジェット飛行法、[出200]
低燃費でのんびり空を行くエーテルセイル帆船法、[出201]
目的地に楔を打って魔術アンカーで引っ張ってもらう立案者の
アンカーアトラクションアセンション、通称トーコトラベルがある。[出202]
女性魔術師の中では新たな推進方法を発表するのがトレンドであるが、[出203]
トーコトラベルを超える新発明はなされていない。[出204]
ごく短時間の浮遊であれば専用の礼装が存在し、召喚した低級霊でも滑空くらいは可能だが、長距離を確実に飛行するのは現代では至難で、実行する[出205]
となると色位レベルの魔術師が自分の土地や魔力確保の条件などを
ひたすら揃えるくらいは必要となる。[出206]
なお、トーコトラベルは飛行魔術の中でも反則技である。[出207]

元素変換(フォーマルクラフト)***小見出し
詳細不明。『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』で扱う。[出208]
作中で流動の魔術を行使していたが、これが元素変換かは不明。[出209]
『Fate/Apocrypha』にて、時計塔で教えていたという
元素転換との関連も不明。[出210]
元は旧Fateでウィッチクラフトから鞍替えした陽性の魔術。[出211]
『蒼銀のフラグメンツ』では風の元素変換を得意とする。[出212]
『Fate/stay night』では魔術形式と書いてフォーマルクラフトと読む用語があったが、こちらは儀式を通して魔術を行使することを言うようだ。[出213]
『Fate Grand/Order』では概念礼装「フォーマルクラフト」が登場するが、[出214]
フレイバーテキストには「地水火風空を納めるもの、[出215]
優雅にして華麗なるアベレージ・ワン」と記述され[出216]
曰く「魔術師として完成した姿」であること[出217]
曰く「魔術師として最も勢いがあった20代」とのことである[出218]

干渉魔術***小見出し
催眠・呪縛・強制といった対象の行動を抑制する魔術。[出219]
しかし、内部への干渉は体内に魔術回路がある都合上難しいとされる。[出220]
これは、魔術回路には魔力の生成以外に
外部の魔力を弾く特性を持つためである。[出220]
簡単に言えば魔術回路とはそれだけで「抗魔力」であり、対象に魔術を施そうとしても 魔術という式が完成する前に乱されてしまい、とにかく成功率が悪く、[出221]
ランク下の魔術師が相手でも操るのが難しいとされる。[出222]
相手が魔術師でなくとも、魔術回路があるのなら無意識に弾かれてしまうこともあり、難易度がかなり高い魔術である。[出223]

天体魔術***小見出し
星の運行や象徴を利用した魔術。占星術などもこれにあたる。[出224]
天体と人体を照応させて自身の存在を変転させたり、自分と相手を天体に見立てて
魔術の効果を強化したりと応用範囲は広い。[出225]
他の魔術と組み合わせて使用する場合もある[出226]
儀式魔術としての側面もある。[出227]

置換魔術(フラッシュ・エア)***小見出し
『プリズマ☆イリヤ』に登場。何かを何かで置き換える魔術。[出228]

その他**中見出し
他にも、様々なものがある。[出229]
「降霊術」、「カバラ」、「建築魔術」、「思想魔術」、「音楽魔術」、
「風水魔術」、「陰陽道」、「鬼道」など[出230]

メモ*大見出し

魔術のシステムの項で説明**中見出し
「魔力の保有量」***小見出し
オドは自分の中に存在する「自分の魔力」[出231]
マナは自然界に存在する「自分の周りの魔力」[出232]
魔力にはこのように2種類あることを前提にする[出233]
オドを使ってマナに働きかけて、望んだ結果を発生させるのが魔術[出234]
基本的にはこのオドの総量が魔力保有量[出235]
オドは消費しても何もしなければマナを取り込んで少しずつ回復します。[出236]
ただし燃費の概念があるので一概にそうとも言い切れない場合もあります[出237]
魔術回路の数が、「燃費+馬力」のイメージすれば理解できるかと[出238]
オドが「ガソリンをどれだけ積めるか」が可能であるか
イメージすれば理解できるかと[出239]
魔術回路が5本の人間が100のマナを使おうとした場合、20のオドを使います。[出240]
しかし20本の人間は5のオドを使うだけで100のマナを動かせます。[出241]
また、それだけのオドを無理矢理通せば回路に
負担がかかり摩耗してしまいます。[出241]
ということは同じオドを使っても最大出力に差が出ます[出242]
「魔力量」とは「オドの貯蓄量×魔術回路の本数×魔術回路1本あたりの最大出力」によって動かせる「最大マナ」のことを指すことになります。[出243]
つまり「魔力の保有量」と「魔術回路の本数」、「魔術回路の質」は別にあります[出244]
魔術回路の機能は魔力の生成、出力などで貯蔵する機能はないのが理由[出245]
また、魔力の生成効率や一度に出力できる
限界値は「魔術回路の本数」×「魔術回路の質」である。[出246]
そのため魔力量がいくら多くても回路の数が少なく、質が悪ければ一度に
行使出来る魔力は少ないということになる。[出247]
例1:UBWルートで凛の魔力を使えるようになった士郎は、
投影出来る回数は増えるが一度に投影出来る本数は増えていない。[出248]
例2:HFルートで黒桜は大聖杯によりとてつもない魔力量を持つが、魔術を行使する桜自体の魔術回路の限界で一度に扱えるのは凛と同等。[出249]

『Fate/stay night』において**中見出し
凛が柳洞寺の説明をするに際し「ここにはいない」と前置きした上で、[出250]
「実践派の僧侶」という、術を使う者の存在があることに僅かに触れている。[出251]
はっきりと名前が出ているわけではないが、これも殺生院キアラのダキニ天法、
時任次郎坊清玄の修験道などと同じ「日本の魔術」の一派かと思われる。[出252]
魔術は神秘を再現するが**中見出し
神秘はより強い神秘にうち消されるという理がある。[出253]
在り方***小見出し
そのものが神秘である幻想種に、通用しない魔術があるのはそのため。[出254]
絶対に***小見出し
折れない剣でも、ソレを上回る
神秘を持つモノとぶつかれば、折れることもある。[出255]
十の力の***小見出し
浮遊する神秘があったとして、一人なら十の力を使えるが、二人で五と五の力に分けられて使用されると、事実上力が弱くなる。[出256]

『時計塔』(2015年)によれば、**中見出し
(少なくとも蒼崎橙子レベルの魔術師であれば)[出257]
「計算にしろ通信にしろ、携帯端末で出来る程度の処理は魔術回路で行える」[出258]
高位の魔術師ほど電子機器を軽んじているのは[出259]
「そういったものに頼るのは未熟者だと公言しているようなもの」だから。[出260]
結果として***小見出し
機械オンチの魔術師が続出する事態になり、現代社会に適応出来なくなって[出261]
神秘の漏洩に繋がりかねない事件を起こす[出262]
魔術師までが現れる始末となっている [出263]

Fateについて付けたし**中見出し
マナをどれだけ吸収してオドに変換、貯蓄できるかが [出264]
その魔術師の才能に相当する [出265]
生命力を消費してブーストすることは出来ますが、[出266]
命を削ることになるので負担が大きくなる[出267]
基本的にはマナを呼吸などを通して取り込み、[出268]
それを自分の色に変換したものをオドとして貯蓄しているイメージをする[出269]
物理的に目に見えるものでもなく、[出270]
器が特にあるというわけでわなく、[出271]
強いていうなら丹田(へそ下あたり)に溜まるとされる。[出272]
魔術の機能を記した魔術式[出273]
オド→魔術基盤→魔術回路→マナ→何らかの結果(魔術の発動)です。[出274]

士郎の場合、***小見出し
主にオドを使いますがこれは士郎の魔術が
「固有結界」および「その中身の応用」にある[出275]
固有結界はオドを用いて無理矢理マナをねじ曲げて[出276]
「世界の中にもうひとつの世界を展開する」という過程を踏みます。[出277]
この結界を維持するのに必要なのがマナではなくオドになります。[出278]
固有結界持ちでも、他の魔術を使うときはマナを介します。[出279]
結界発動、維持にはマナではなくオドのみを使用します。[出280]
だから消費が大きくて維持するにも消費する[出281]

凛の場合は***小見出し
「宝石魔術」なのでオドを使います。[出282]
厳密には、凛の持っている各種宝石の中に、[出283]
各属性(凛は全属性の適正あり)に振り分けたオドを溜め込み、[出284]
これを砕くことで発動の溜め、及び準備を省略して即結果の発動を誘発する[出285]
つまり凛のオドを宝石に「別のタンク」として貯蓄し、ぶっぱなすとことで[出286]
マナに干渉して結果を生み出すのは変わらないんですが、本人ではなく[出287]
「別で貯めた宝石オド」に負担させることで高出力の魔術を実現できる[出288]

魔術基盤に関して、***小見出し
魔術師本人の魔術の発動そのものには「関係ない」。[出289]
これは「どれだけ知名度がある物が根底にあるか」という[出290]
効果の根本を指し示す指標となります[出291]

例えば教会系***小見出し
(例キリエエレイソン)の魔術において、[出292]
「どれだけの信仰を集めた宗教がバックボーンにあるか」、[出293]
「それがどれだけの権威があるのか」というもの[出294]
それがどれくらいの効果があると
「信じられているか」ということから威力を上げるもの[出295]
つまり「キリスト教において悪魔は退治されるもの」と大多数、[出296]
しかも世界最大の宗教として「信じられている」から[出297]
エクソシズム的な魔術は効力を発揮します。[出298]
魔術基盤とは、「世界に刻まれた魔術の根底にある信頼度」のようなもの[出299]
オド→魔術回路→マナ→結果[出300]
その結果がどれくらいの効果があるのかは「魔術基盤を参照」して、[出301]
出力に応じた効果が表れる[出302]
人間に魔力を貯蔵しておく機能はないが、ただ、魔力は生命力を変換して[出303]
作り出しているので、残りの生命力=残りの魔力量という事は出来ます。[出304]
魔力保有量という表現は多分サーヴァントに対して使われるもの[出305]
サーヴァントは魔力で出来ているので、魔力を貯めておくことも出来ます。[出306]
人間でいうと食べ物のエネルギーを脂肪として蓄えておく様なもの[出307]

Fate/staynightで**中見出し

凛がアーチャーと初めて対面***小見出し
凛はアーチャーから、自分とは比べ物にならない位の魔力を保有している事を[出308]
感じ取っていますが、アーチャーは基本を修める程度にしか魔術を修めていない筈ですから、凛を遥かに超える魔力量を生前で得られたとは正直、考えにくいので、[出309]
守護者になった事で得られた物だと思っていたのですが、
UBWで、士郎がアーチャーが固有結界を使えるのは、
閉じていた魔術回路を努力で27本全て開き、使えるようにしたから。[出310]
記事メニュー2
https://w.atwiki.jp/fpbnx163moro/pedit/11.html

「聖杯を求める魔術師たちの闘争」

聖杯戦争の始まり
聖杯を得る為の競争行為
聖杯と称するモノが伝説上の聖杯と同じ能力があるのなら、
偽物を巡る戦いでも聖杯戦争と呼ばれる。[出 1]
冬木市の聖杯戦争は特殊で、英霊を使い魔にするサーヴァントシステムは
冬木市だけのものなのだとか。[出 2]
その準備、取り決めは魔術協会が行い、大部分の権利は協会が抑えているのだが、
聖杯の名を冠する以上聖堂教会も黙ってはいない。[出 3]
その真偽がどうであれ、聖杯は全て我々が管理する ———と聖堂教会は冬木市に
監督役を送り、隙あらば聖杯を魔術師たちから没収しようと企んでいる。[出 3]
……ゲームソフトを作ったのが魔術協会に属する魔術師たちで、
ゲームを動かすハードの利権を持っているのが聖堂教会というコトだ。[出 4]
日本の冬木市を舞台に、約60年に一度の周期で行われている。[出 5]
聖杯に選ばれた7人のマスターと、彼らに召喚された7騎のサーヴァントがそれぞれペアを組み、最後の1組になるまでバトルロイヤルを繰り広げる。[出 6]
その勝者だけがあらゆる願いをかなえるという聖杯を手にすることができる。[出 7]
その実態は200年前、始まりの御三家によって造り出された、[出 8]
聖杯を顕現させるための大規模な魔術儀式。[出 9]
第一次はまともにルールやシステムが構築されておらず、儀式は失敗続きに終わった。だが、200年に渡る過去三度の経験によって次第に洗練されて行き、[出 10]
現代のようなシステマチックなものへと変遷していったという。[出 11]
『聞け、数多の魔術師よ。己が欲望・で地上を照らさんと、諸君らは救世主たる罪人となった。
いかなる時代、いかなる歳月が流れようと、戦いをもって頂点を決するのは人の摂理。
月に招かれた電子の世界の魔術師たちよ。汝、自らを以て最強を証明せよ。
熾天[してん]の玉座は、最も強い願いのみを迎えよう───』
>半角 >で始めると引用文になります。[出 12]
ムーンセルによって開かれた聖杯争奪戦。[出 13]
ムーンセルは定期的に地上から人間を呼び集め、
一度だけムーンセルの使用権を与える事を報酬に彼らを競わせる。[出 14]
月の内部に作られた七つの海を舞台にした、128人のマスターによる生存競争[出 15]
戦いはトーナメント方式で行われ、128人のマスターたちが一騎打ちで戦っていき、
最後の一人になるまで続けられる。[出 16]
一回戦ごとに半数のマスターが散っていくデスゲームであり、一度参加した以上、
最後の一人になる事でしか生還は叶わない。[出 17]
ムーンセルは“最強の一人”を求めているのではない。[出 18]
この生存競争そのものが観察対象であり、
人間を知るための物差し[スケール]として機能している。[出 19]
もちろん勝者が何を望み、どんな結果を招くのかも
人間を知るための数値として入力される。[出 20]
万能の願望器である「聖杯」を求め、七人の魔術師(マスター)と
七騎の英霊(サーヴァント)が覇権をめぐる争い[出 21]
第二次大戦末期、帝都において行われた聖杯戦争が
帝都聖杯奇譚Fate/type Redlineである。[出 22]

魔術刻印**中見出し
魔術師の家系が持つ遺産。[出 23]
生涯を以って鍛え上げ、固定化(安定化)した
神秘を刻印にし、子孫に遺したもの。[出 24]
その血統の歴史全てが刻まれているといっても過言ではなく、[出 25]
魔術刻印を継承した魔術師は一族の無念を背負って、
次の後継者に刻印を譲り渡さねばならない。[出 26]
ある意味、代を重ねて重みを増していく呪いと言える。[出 27]

魔術師の家系が持つ遺産***小見出し
魔術師の家系が歴史とともに伝えてきた、最大の家宝というべき品。[出 28]
もうひとつの臓器のようなもので、家系以外の人間には適合しない。[出 29]
魔術世界において、古い家が圧倒的に幅をきかせているのは、
魔術回路の数とこの魔術刻印のふたつによるところが大きい。[出 30]
この刻印に刻まれてきた魔術こそは、魔術師にとって最大の力であり、[出 31]
子孫に至るまでの生涯を縛り付ける呪いである。[出 32]
現在、エルメロイII世の魔術刻印は保管されている。[出 33]
最終回で初公開されたのを観た人もいるだろうが、
これは見事に「四角の枠」でしかない。[出 34]
つまり、中身にまだ何も詰め込まれていないのだ。
呪いができあがってもいない代わりに、この中身を
今後本人や子孫が埋めていくしかない。[出 35]
だからこそ、エルメロイII世は石にかじりついてでも、
この魔術刻印を取り戻さねばならないのだった。[出 36]
「魔術師を裏切らせないという意味では、最高の担保だよ。最初から生きがいを奪っておくようなものなんだから」 >半角 >で始めると引用文になります。 >半角 >で始めると引用文になります。[出 37]

概要 *大見出し

広義には**中見出し
「あらゆる願いを叶えるとされる万能の願望機・聖杯の所有をめぐり、一定のルールを設けて繰り広げる争い」それら全てを聖杯戦争と呼ぶ。[出 38]
なお、聖杯を求める戦いであるなら
「聖杯とされるものが出品されたオークションだって聖杯戦争」とされる。[出 39]

狭義には**中見出し
日本の冬木市で行われたものを発端とする[出 40]
「サーヴァントと呼ばれる英霊を使い魔として従えて戦う聖杯戦争」を指す[出 41]

基本ルール **中見出し
聖杯によって選ばれた魔術師(マスター)とそのサーヴァントが
生き残りを懸けて戦う。[出 42]
参加条件は聖杯に選ばれ令呪を宿し、そしてサーヴァントを召喚すること。[出 43]
マスターは令呪を使うことで、サーヴァントに対して3回まで
どんな内容でも命令を強制できる。[出 44]
サーヴァントは必殺の武器である宝具を最少でも1つ、
どんなに多くても2つ所持[出 44]
サーヴァントとして「英霊」が召喚され、
その能力に応じてクラスが割り当てられる。[出 45]
割り当てられるクラスは場合にもよるが、「剣士」、「弓兵」、「槍兵」、
「騎乗兵」、「魔術師」、「暗殺者」、「狂戦士」の7種が基本クラス。[出 46]
クラスに対応して、それぞれ「対魔力」「騎乗」「単独行動」などと
いったクラススキルが付与される。[出 47]
なお、サーヴァント自体に紐づけされる固有スキルも存在する。[出 48]
最後まで勝ち残った1組のみ、聖杯にて己の願望を叶える事が出来る。[出 49]

冬木の聖杯戦争 **中見出し
「Zeroは『stay nightと条件は同じだけど微妙に違う世界』」[出 50]
遠坂・間桐・アインツベルンの「始まりの御三家」によって開始された、[出 51]
とある魔術儀式を基にした聖杯戦争。[出 52]
後の派生作品に登場する聖杯戦争のほとんどはこれの模倣である。[出 53]
霊地の管理者だった遠坂が「土地」を、[出 54]
呪術に優れていた間桐(マキリ)が「サーヴァントの技術」を、[出 55]
そして錬金術と第三魔法を司るアインツベルンが「聖杯」を提供し、[出 56]
行われた令呪はその時の各御三家の者に優先して宿る。[出 57]

基本ルールのほかに、**中見出し
ルールや暗黙の了解が存在する。***小見出し
聖杯戦争に参加できるのは7名の魔術師と7騎のサーヴァント。[出 58]
召喚できるサーヴァントは、
(聖杯自体が西洋の概念なので)基本的に西洋の英霊のみ。[出 59]
ハサン(イラン)に関しては印欧語族という見方で言えば
根源的にはヨーロッパ人とはなる。[出 60]
「知名度が高ければ西洋じゃなくても召喚出来る」という仮説もあるが、
西洋の英雄じゃないにも関わらず召喚されている[出 61]
ギルガメッシュが作中とプロフィールで知名度の低い英雄と明確に言われているので、別の理由があると思われる。[出 62]
「暗殺者」のサーヴァントだけは、
歴代の「ハサン・サッバーハ」に限定される。[出 63]
反英雄は召喚出来ない。聖杯が泥に汚染されている状態は例外。[出 64]
サーヴァントを失ったマスターと、マスターを失ったサーヴァントが
再契約を結ぶ事は許可されている。[出 65]
監視役として、聖堂教会から監督者が派遣される。[出 66]
神秘の秘匿のため、戦闘は夜または人目に付かない場所で行う。[出 67]
違反者には監督役から罰則や他のマスターへ討伐指令が
出されるといったペナルティが発生する。[出 68]
これらは他作品のうち現実世界で行われる
「聖杯戦争」にも共通している事が多い。[出 69]
現在までに5回行われているが、基本的に1回の聖杯降臨のための
魔力貯蔵に60年の歳月を有する。[出 70]
第五次聖杯戦争から10年後、当時の遠坂家当主ととある時計塔講師によって
聖杯は完全に解体され、冬木の聖杯戦争は200年の歴史に幕を閉じた。[出 71]
なお、この歴史はあくまで“本編世界線における話”であるため、
派生作品では大小異なった歴史を辿っている場合もある。[出 72]

第一次聖杯戦争**中見出し
元々単に儀式を成功させるだけなら参加者同士が争い合う必要はなかったため、
初回ではまともなルールが規定されていなかった。[出 73]
参加者達は完成した聖杯の権利を独占しようと殺し合いを始めてしまい、[出 74]
さらに令呪のシステムすら存在しなかった為サーヴァントが制御不能になる[出 75]
など大規模な混乱が発生し、儀式としての体をなさず失敗に終わる。[出 76]
(殺し合いをしている間に終わってしまったらしい。)[出 77]

第二次聖杯戦争**中見出し
令呪を始めとする細部のルールを整備して、[出 78]
ようやく「聖杯戦争」というシステムが機能し出す。[出 79]
しかし儀式は失敗に終わる。 [出 80]

第三次聖杯戦争**中見出し
第二次もまた大まかな取り決めしかないルール無用の殺し合いになったため、[出 80]
第三次ではルールがさらに細かく決められた。[出 81]
開催時期が第二次世界大戦の直前だったために帝国陸軍やナチスが介入し、[出 82]
帝都で戦いが繰り広げられる。[出 83]
結果、「聖杯の器」が途中で破壊され、無効となった。[出 84]
初めて魔術協会と聖堂教会が介入し、言峰璃正を監督役として置いた。[出 85]
アインツベルンが必勝を期して
「復讐者」のサーヴァントを召喚するも早期に敗退。[出 86]
しかし、敗れた「復讐者」と聖杯が干渉した事で[出 87]
「この世全ての悪」が誕生し、聖杯と術式が密かに汚染されてしまう。[出 88]
エーデルフェルトの双子姉妹が参戦したが、妹が戦死。[出 89]
姉はなんとか生還し、この一件で同家の日本嫌いが始まる。[出 90]
とある世界線ではこの聖杯戦争を参考にして、アサシンのマスターとして[出 91]
参加していた魔術師の一族がシステムを模倣し、末裔に当たる[出 92]
ファルデウスの所属する組織の手によって後述する[出 93]
スノーフィールドにおける「偽りの聖杯戦争」が開催される。[出 94]『Fate/Apocrypha』の世界では、ユグドミレニアとナチスによる[出 95]
大聖杯強奪事件が発生し、冬木における聖杯戦争は幕を閉じる。[出 96]
ただしこの世界ではアインツベルンが召喚したのは「復讐者」ではなく、[出 97]
代わりに「裁定者」のサーヴァントが
召喚されたことで聖杯の汚染は起こらなかった。[出 98]
非公式ではあるが、アインツベルンが復讐者を召喚し、かつ帝国陸軍が[出 99]
聖杯を奪取する結果となった場合、
『帝都聖杯奇譚』の物語に繋がることが示唆されている。[出 100]

第四次聖杯戦争**中見出し
上記から約60年後。終結の際に「冬木大火災」と呼ばれる[出 101]
大火事が発生し、街に大きな爪痕を残している。[出 102]
『Fate/Zero』の世界では冬木大火災が起こった[出 103]
タイミングは『Fate/staynight』における第四次聖杯戦争と微妙に違う。[出 104]

第五次聖杯戦争**中見出し
上記から10年後。ルートによって経過は異なるが、この戦いをもって
大聖杯は破壊され、聖杯戦争は幕を閉じる。[出 105]
なお上記の通り更に10年後に完全に解体されることになるが、
その際にも教会などを巻き込んで一悶着が起こった様子。[出 106]

月の聖杯戦争 **中見出し
本編とは異なる平行世界にて行われた月面電脳空間での聖杯戦争。[出 107]
太古から月面に存在する自動書記装置「ムーンセル」。[出 108]
その霊子虚構世界「SE.RA.PH(セラフ)」に接続し、予選を突破した
128人の魔術師(霊子ハッカー)たち。[出 109]
聖杯は己が担い手たる者を選ぶため、厳然たるルールを敷き、
トーナメントによって勝者を選ぶ。[出 110]
本編の現実世界を舞台に行われた聖杯戦争とは、
ルールや条件が大きく異なるのが特徴。[出 111]
サーヴァントは全世界のあらゆる歴史・伝承から「再現」された存在。[出 112]
英霊召喚に触媒を用いず、ムーンセルによって
相性の良い英霊が自動的に選ばれる。[出 113]
対戦相手は事前に運営側から通達、掲示版に提示される。[出 114]
6日間の準備期間ののち、
7日目に闘技場にて対戦相手と1対1での対決を行う。[出 115]
アリーナ以外での戦闘や不正行為を
行ったマスターにはペナルティーを与える。[出 116]
敗北したマスターとサーヴァントは、
戦闘後の生死に関わらず必ず消去される。[出 117]
敗北する前にマスターが
令呪を3画全て消費した場合、その時点で失格となる。[出 118]
パートナーを失ったマスターやサーヴァントが
別の人物と再契約を行うのは不可能。[出 119]
現実世界の聖杯戦争と違い、マスター以外で会場に存在するのは
運営NPCのみ(一部例外もいる)なので、神秘の秘匿を気にする必要がない。[出 120]
またムーンセルによって厳格に制御されている事から
闇討ち・奇襲等の行為は基本的に禁止され、[出 121]
各マスターには絶対安全圏であるマイルームが支給されているなど、[出 122]
戦争というよりはより決闘に近い形式が取られている。[出 123]
その為アサシンやキャスターのクラスは、大半が圧倒的に
不利な戦いを強いられる。[出 124]
ただし、敗北したマスターに待っているのは
「あらゆる形での退場」ではなく「免れない死のみ」である。[出 125]
聖杯戦争終了後、SE.RA.PHが新天地として解放された[出 126]
現在でも月の覇権を賭けた戦い、[出 127]
ヴェルバーの侵略など月の聖杯(ムーンセル)を巡る戦いは続いている。[出 128]
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