魔法理論
◇魔法◇*大見出し
不思議な事を起こさせる術。妖術(ようじゅつ)。魔術。[出 1]
類語[出 2]
魔術(まじゅつ) 妖術(ようじゅつ) 幻術(げんじゅつ)[出 3]
呪術(じゅじゅつ) まじない(まじない)[出 4]
不思議な事柄、または不思議な事柄に対する比喩。[出 5]
一般的にはファンタジー作品など
においては非現代物理学的なものに対しても使用される。[出 6]
類義語として、魔術,呪術,妖術,超能力などがあげられる。[出 7]
0.魔法とは何か?という概要**中見出し[出 8]
0-1.魔法とは、***小見出し
普通の人間には使うことのできない能力や不思議な現象を指す。[出 9]
現在使用される日本語としての魔法という[出 10]
単語は、明治時代に様々な西洋語の和訳として付与された[出 11]
同じ漢字圏である中国語でもmagicを魔法と訳し表記する。[出 12]
神話や伝説,伝承やファンタジー作品において、[出 13]
魔法の使用方法や種類は異なっており、道具や呪文を使うもの、[出 14]
人を助けるもの、攻撃するものなど、様々に存在する。[出 15]
○○魔法とは目的や性質を現すものであるとすると[出 16]
魔術は結果や効果を具現化するものであり、[出 17]
技術や手段を現す行動である[出 18]
不思議な事を起こさせる術。妖術(ようじゅつ)。魔術。[出 1]
類語[出 2]
魔術(まじゅつ) 妖術(ようじゅつ) 幻術(げんじゅつ)[出 3]
呪術(じゅじゅつ) まじない(まじない)[出 4]
不思議な事柄、または不思議な事柄に対する比喩。[出 5]
一般的にはファンタジー作品など
においては非現代物理学的なものに対しても使用される。[出 6]
類義語として、魔術,呪術,妖術,超能力などがあげられる。[出 7]
0.魔法とは何か?という概要**中見出し[出 8]
0-1.魔法とは、***小見出し
普通の人間には使うことのできない能力や不思議な現象を指す。[出 9]
現在使用される日本語としての魔法という[出 10]
単語は、明治時代に様々な西洋語の和訳として付与された[出 11]
同じ漢字圏である中国語でもmagicを魔法と訳し表記する。[出 12]
神話や伝説,伝承やファンタジー作品において、[出 13]
魔法の使用方法や種類は異なっており、道具や呪文を使うもの、[出 14]
人を助けるもの、攻撃するものなど、様々に存在する。[出 15]
○○魔法とは目的や性質を現すものであるとすると[出 16]
魔術は結果や効果を具現化するものであり、[出 17]
技術や手段を現す行動である[出 18]
0-2.現実に信じられた魔法や魔術***小見出し 現代においてお伽噺に出てくるような魔法の存在が信じられることは少ないが、
古くは魔法を使う者(西洋では魔女など)が広く恐れられ、
魔女狩りのような惨劇の原因になった事もある。[出 19]
魔術において、十九世紀から二十世紀にかけて[出 20]
黄金の夜明け団などの魔術団体が儀式魔術復興運動を行い、[出 21]
近代西洋儀式魔術が成立}した。[出 22]
現代でも魔術結社などは存在し、占い師や霊媒師なども含め[出 23]
人によって信じたり信じなかったりする。[出 24]
一方、魔術に似た呪術という概念がある。[出 25]
呪術に関する文化人類学での、未開社会の呪術文献の歴史的集積である、[出 26]
J.G.フレイザー著『金枝篇』はわりと有名。[出 27]
金枝篇では呪術について、宗教ではなく科学の前段階であり、[出 28]
神に祈るなどの宗教的な行動というよりは、[出 29]
現代の科学的医療に近しいと説を唱えている。[出 30]
古くは魔法を使う者(西洋では魔女など)が広く恐れられ、
魔女狩りのような惨劇の原因になった事もある。[出 19]
魔術において、十九世紀から二十世紀にかけて[出 20]
黄金の夜明け団などの魔術団体が儀式魔術復興運動を行い、[出 21]
近代西洋儀式魔術が成立}した。[出 22]
現代でも魔術結社などは存在し、占い師や霊媒師なども含め[出 23]
人によって信じたり信じなかったりする。[出 24]
一方、魔術に似た呪術という概念がある。[出 25]
呪術に関する文化人類学での、未開社会の呪術文献の歴史的集積である、[出 26]
J.G.フレイザー著『金枝篇』はわりと有名。[出 27]
金枝篇では呪術について、宗教ではなく科学の前段階であり、[出 28]
神に祈るなどの宗教的な行動というよりは、[出 29]
現代の科学的医療に近しいと説を唱えている。[出 30]
>>魔法とは、まあ何という笑わしい言葉であろう。[出 31]
しかし如何なる国のいつの代にも、
魔法というようなことは人の心の中に存在した。[出 32]
そしてあるいは今でも存在しているかも知れない。
[出 33]
魔法というようなことは人の心の中に存在した。[出 32]
そしてあるいは今でも存在しているかも知れない。
[出 33]
0-3.創作作品における魔法***小見出し
小説や漫画、ゲームやアニメ―ジョンなど様々な媒体で
魔法という概念は用いられる。[出 34]
神話や伝承をもとに種類豊富な小説が著され、TRPGやゲームブックを経て[出 35]
漫画やコンピュータゲーム、アニメーションにおいてよく描かれる。[出 36]
多くのコンピュータRPGではMP(magic point)という概念が用いられ、[出 37]
MPを消費し魔法現象を行使する。[出 38]
魔女っ子や魔法少女と呼ばれる多くのアニメーションや特撮作品では、[出 39]
妖精や精霊と称される存在から魔法を授けられ魔法を行使するなど、[出 40]
作品により様々に傾向が存在する[出 41]
小説や漫画、ゲームやアニメ―ジョンなど様々な媒体で
魔法という概念は用いられる。[出 34]
神話や伝承をもとに種類豊富な小説が著され、TRPGやゲームブックを経て[出 35]
漫画やコンピュータゲーム、アニメーションにおいてよく描かれる。[出 36]
多くのコンピュータRPGではMP(magic point)という概念が用いられ、[出 37]
MPを消費し魔法現象を行使する。[出 38]
魔女っ子や魔法少女と呼ばれる多くのアニメーションや特撮作品では、[出 39]
妖精や精霊と称される存在から魔法を授けられ魔法を行使するなど、[出 40]
作品により様々に傾向が存在する[出 41]
0-4.魔法の定義・内容・曖昧なところ***小見出し
魔法は、常人には不可能な手法や結果を実現する力のことである。[出 42]
この語彙を用いるのは主に欧州系のそれに対してであるが、[出 43]
英語ではMagic(魔術、魔法、呪術、手品)、Socery(妖術、魔法、魔道)[出 44]、
Wizardry(魔法、妙技)、Witchcraft(魔女術)、など[出 45]
複数の言葉と微妙に異なった概念をもつため、[出 46]
該当語のない日本語訳については、訳語が訳者により異なり混乱している。[出 47]
一部の人にとって、“魔法”は
エネルギー法の任意の制御の一形態だと思われているが、[出 48]
現在では、まだ科学的なメソッドの存在が確認されていない。[出 49]
想像力や生まれながらの才能、そして訓練が必要で意外と面倒で、[出 50]
しかも理屈っぽい細かな設定がありますが、[出 51]
この世界の魔法は誰でも使えますが才能や訓練が必要なため万能ではない。[出 52]
魔法があっても誰でも使える科学技術が研究され、発展している[出 53]
また想像力を具現化するのが魔法という存在なため、科学で解明された論理が[出 54]
魔法へのイメージを補強して進化するという相乗効果があり、[出 55]
どちらか一方のみが発達し、他方が発達しないことは[出 56]
今のところ確認された事実はない[出 57]
この世界は錬金術に近いイメージだが、魔法という言葉が先に存在したので[出 58]
錬金術という言葉は広まらなかった。[出 59]
魔法は、常人には不可能な手法や結果を実現する力のことである。[出 42]
この語彙を用いるのは主に欧州系のそれに対してであるが、[出 43]
英語ではMagic(魔術、魔法、呪術、手品)、Socery(妖術、魔法、魔道)[出 44]、
Wizardry(魔法、妙技)、Witchcraft(魔女術)、など[出 45]
複数の言葉と微妙に異なった概念をもつため、[出 46]
該当語のない日本語訳については、訳語が訳者により異なり混乱している。[出 47]
一部の人にとって、“魔法”は
エネルギー法の任意の制御の一形態だと思われているが、[出 48]
現在では、まだ科学的なメソッドの存在が確認されていない。[出 49]
想像力や生まれながらの才能、そして訓練が必要で意外と面倒で、[出 50]
しかも理屈っぽい細かな設定がありますが、[出 51]
この世界の魔法は誰でも使えますが才能や訓練が必要なため万能ではない。[出 52]
魔法があっても誰でも使える科学技術が研究され、発展している[出 53]
また想像力を具現化するのが魔法という存在なため、科学で解明された論理が[出 54]
魔法へのイメージを補強して進化するという相乗効果があり、[出 55]
どちらか一方のみが発達し、他方が発達しないことは[出 56]
今のところ確認された事実はない[出 57]
この世界は錬金術に近いイメージだが、魔法という言葉が先に存在したので[出 58]
錬金術という言葉は広まらなかった。[出 59]
0-5.魔法の原理(概要)***小見出し
人智の及ばない、超非科学的現象の総称。[出 60]
多様な外観にもかかわらず,構造に一定の共通性がある[出 61]
個々の行為とそれが話のすじの展開に対してもつ意義[出 62]
魔法は全体として機能があり,その順序は一定で,
もし何かの機能が欠落しても全体の順序は不変であるという[出 63]
呪物や呪文を用いて超自然的な現象を起こさせると信じられている方術[出 64]
いいかえれば,人間が内なる可能性を完全に開発して,
人間を超える存在と接触したり,その存在になりきったりする超越の方法[出 65]
超常的な力や行為、特に西洋的なそれの総称。[出 66]
人間の力ではなしえない不思議なことを行う術のこと[出 67]
具体的には、人間が個人の能力、または超常的であっても位が比較的低いもの[出 68]
(精霊、天使、悪魔など)の力を借りて行うものを指す事が多い。[出 69]
神や仏のような世界観的に上位の存在によるもの
(および、人間などがその力の一部を借りて行うもの)は、
奇跡、法力、神通力などと呼び、魔法とは別扱いされる[出 70]
体系化されたものは「魔術」とも呼び[出 71]
実践的に使いやすい技術を一つにまとめられた魔法の1つの手段である[出 72]
もし何かの機能が欠落した場合「魔術」は発動しない欠点がある[出 73]
系統化されたものは「魔法」と呼び、[出 74]
いくつかの事柄や現象を一定の原理と法則に従って整理したものをいう[出 75]
もし何かの機能が欠落しても「魔法」は発動するが、[出 76]
欠点は複雑で扱いにくい事と技術のある人にしか扱えない[出 77]
魔よけなどに用いるものを「白魔術」[出 78]
呪いなどに用いるものを「黒魔術」[出 79]
日本語の「魔法」は、基本的に邪悪なものであった。[出 80]
「魔法を使う」と言われたので有名な人物に
戦国時代の細川政元がいるが、割とイメージが良くない人物である [出 81]
しかし明治時代以降に採り入れられたファンタジーでは、[出 82]
中立的な意味で採用される事が多く今では小説やゲームでお馴染みである。[出 83]
魔術や超能力や忍法とは異なり、性質や現象を表す意味として多用される[出 84]
フィクションにおける魔法、および類似した能力とは[出 85]
作内での扱い(使い手の数、威力、仕組みなど)は様々であり、[出 86]
マジックアイテムや機械を使って発動させることもできるが[出 87]
魔力の関係上使えない人も存在する[出 88]
「魔法が使えなくなった≡人間になった」とされる例も度々存在)[出 89]
辞書的には幻術に近い説明がなされる事もあるが、[出 90]
漫画などにおいては何でも有りで神懸ったものが多い。[出 91]
逆に神の行使する特殊能力も、概要の内容に反してしばしば魔法と呼ばれる。[出 92]
古典西洋が舞台の作品から現代日本や近未来が舞台の作品まで幅広く登場するが[出 93]
古典東洋の場合には{大抵妖術や法術}と呼ばれる。[出 94]
リアル寄りの世界観では魔術や超能力と呼ばれる傾向が強くなり、[出 95]
魔法と言うとジョーク的な意味合いが含まれて来る。[出 96]
魔術と比べると大抵、古典的な印象は薄く、
明るくファンシーな面持ちとなっている。[出 97]
{超能力や魔術との扱いの傾向の違いは
「超能力」「魔術」の項目でも触れられている。}[出 98]
人智の及ばない、超非科学的現象の総称。[出 60]
多様な外観にもかかわらず,構造に一定の共通性がある[出 61]
個々の行為とそれが話のすじの展開に対してもつ意義[出 62]
魔法は全体として機能があり,その順序は一定で,
もし何かの機能が欠落しても全体の順序は不変であるという[出 63]
呪物や呪文を用いて超自然的な現象を起こさせると信じられている方術[出 64]
いいかえれば,人間が内なる可能性を完全に開発して,
人間を超える存在と接触したり,その存在になりきったりする超越の方法[出 65]
超常的な力や行為、特に西洋的なそれの総称。[出 66]
人間の力ではなしえない不思議なことを行う術のこと[出 67]
具体的には、人間が個人の能力、または超常的であっても位が比較的低いもの[出 68]
(精霊、天使、悪魔など)の力を借りて行うものを指す事が多い。[出 69]
神や仏のような世界観的に上位の存在によるもの
(および、人間などがその力の一部を借りて行うもの)は、
奇跡、法力、神通力などと呼び、魔法とは別扱いされる[出 70]
体系化されたものは「魔術」とも呼び[出 71]
実践的に使いやすい技術を一つにまとめられた魔法の1つの手段である[出 72]
もし何かの機能が欠落した場合「魔術」は発動しない欠点がある[出 73]
系統化されたものは「魔法」と呼び、[出 74]
いくつかの事柄や現象を一定の原理と法則に従って整理したものをいう[出 75]
もし何かの機能が欠落しても「魔法」は発動するが、[出 76]
欠点は複雑で扱いにくい事と技術のある人にしか扱えない[出 77]
魔よけなどに用いるものを「白魔術」[出 78]
呪いなどに用いるものを「黒魔術」[出 79]
日本語の「魔法」は、基本的に邪悪なものであった。[出 80]
「魔法を使う」と言われたので有名な人物に
戦国時代の細川政元がいるが、割とイメージが良くない人物である [出 81]
しかし明治時代以降に採り入れられたファンタジーでは、[出 82]
中立的な意味で採用される事が多く今では小説やゲームでお馴染みである。[出 83]
魔術や超能力や忍法とは異なり、性質や現象を表す意味として多用される[出 84]
フィクションにおける魔法、および類似した能力とは[出 85]
作内での扱い(使い手の数、威力、仕組みなど)は様々であり、[出 86]
マジックアイテムや機械を使って発動させることもできるが[出 87]
魔力の関係上使えない人も存在する[出 88]
「魔法が使えなくなった≡人間になった」とされる例も度々存在)[出 89]
辞書的には幻術に近い説明がなされる事もあるが、[出 90]
漫画などにおいては何でも有りで神懸ったものが多い。[出 91]
逆に神の行使する特殊能力も、概要の内容に反してしばしば魔法と呼ばれる。[出 92]
古典西洋が舞台の作品から現代日本や近未来が舞台の作品まで幅広く登場するが[出 93]
古典東洋の場合には{大抵妖術や法術}と呼ばれる。[出 94]
リアル寄りの世界観では魔術や超能力と呼ばれる傾向が強くなり、[出 95]
魔法と言うとジョーク的な意味合いが含まれて来る。[出 96]
魔術と比べると大抵、古典的な印象は薄く、
明るくファンシーな面持ちとなっている。[出 97]
{超能力や魔術との扱いの傾向の違いは
「超能力」「魔術」の項目でも触れられている。}[出 98]
0-6.発動形態(魔法発動方法) ***小見出し
呪文の詠唱や魔法陣や道具などを用いた儀式的なものが必要なものもあれば、[出 99]
指パッチンやウィンクなどの簡単な動作だけ(或いはそれも無し)で
発動されるものもある。[出 100]
いずれも安倍晴明の伝説に見られる程長い歴史を持つ。[出 101]
長々とした段取りを必要とする場合は魔術と呼ばれる傾向があり、[出 102]
逆に超能力は通常儀式的なものを伴わない。[出 103]
魔力の伝わりが、杖や指先などから放たれる星屑状(キラキラ)や[出 104]
電撃状の光線・ビームのようなものとして表現される事も多く、[出 105]
こういった表現は白黒テレビの時代にも既に存在している。[出 106]
特に星屑に関しては魔法の象徴のようになっている。[出 107]
一方で、魔力が見えないタイプや、[出 108]
空間を伝わるという過程自体を素っ飛ばしたような発動をするタイプも多い。[出 109]
前述の儀式的魔法陣とは
別に、魔法使用時に使用者の周囲の空中や地面に光る魔法陣が描かれるという表現も多い。 [出 110]
この世界の魔法は誰にでも使える[出 111]
世界を改変する魔法回路(プロセッサ)を世界に繋げることで成立する[出 112]
誰にでもあるが魔法回路を使いこなすためには一種の才能が必要になる[出 113]
目に見えないし、触ることができないもの(プロセッサ)[出 114]
呪文の詠唱や魔法陣や道具などを用いた儀式的なものが必要なものもあれば、[出 99]
指パッチンやウィンクなどの簡単な動作だけ(或いはそれも無し)で
発動されるものもある。[出 100]
いずれも安倍晴明の伝説に見られる程長い歴史を持つ。[出 101]
長々とした段取りを必要とする場合は魔術と呼ばれる傾向があり、[出 102]
逆に超能力は通常儀式的なものを伴わない。[出 103]
魔力の伝わりが、杖や指先などから放たれる星屑状(キラキラ)や[出 104]
電撃状の光線・ビームのようなものとして表現される事も多く、[出 105]
こういった表現は白黒テレビの時代にも既に存在している。[出 106]
特に星屑に関しては魔法の象徴のようになっている。[出 107]
一方で、魔力が見えないタイプや、[出 108]
空間を伝わるという過程自体を素っ飛ばしたような発動をするタイプも多い。[出 109]
前述の儀式的魔法陣とは
別に、魔法使用時に使用者の周囲の空中や地面に光る魔法陣が描かれるという表現も多い。 [出 110]
この世界の魔法は誰にでも使える[出 111]
世界を改変する魔法回路(プロセッサ)を世界に繋げることで成立する[出 112]
誰にでもあるが魔法回路を使いこなすためには一種の才能が必要になる[出 113]
目に見えないし、触ることができないもの(プロセッサ)[出 114]
0-7.魔法の使い方(発動形態)***小見出し
魔法として起こしたい現象(スペル)を巻物(スクロール)に書く[出 115]
実物への行動でなく、魔法回路(プロセッサ)へ記憶させる概念的イメージが必要。[出 116]
実物への行動でなく、目に見えないものに記憶させることで魔法変換(コンパイル)すると
魔法回路(プロセッサ)を変形させることができる[出 117]
魔法を発動させて世界を改変させるにはプロセッサを世界につなぐ(キャスト)と
存在力(リソース)を流すことである[出 118]
魔法を使って消費することでリソースとして物質を存在させる力を機能させるが[出 119]
リソースが失われるとその存在は消滅する[出 120]
魔法の才能は随所に影響する[出 121]
魔法は体系的に理解できるか?[出 122]
感覚的イメージで文字を知らなくてもスペルが書けるか?[出 123]
スクロールにスペルを書く速さ[出 124]
スペルを何処まで細かく書くか?[出 125]
例えば:風よ吹け(現象のみ)[出 126]
東から西に風よ吹け(現象+その現象がどう変化した効果を得るのか)[出 127]
異なる効果でその場で必要な記述をする判断力は魔法より知性か?[出 128]
コンパイル(魔法変換)の柔軟さ[出 129]
例えば:記述ミスをどう許容するか[出 130]
水よ凍れでコンパイル可能か[出 131]
水の範囲を指定して温度を何度下げるスペルでないと
コンバイルできない、など。[出 132]
スペルの内容によってはコンパイル・エラーが発生して魔法が失敗する[出 133]
プロセッサの変形の早さ[出 134]
リソース消費の効率[出 135]
一般人が火をつけるためにはスクロール(巻物)にスペルを書くことから始まる[出 136]
そして目を閉じ動きを止めて集中すれば5分程度で発動できる[出 137]
教育を受けた子供であれば5秒で発動できる[出 138]
実は魔法を使うためには毎回プロセッサを変形する必要はない[出 139]
いつも同じ魔法を使うのであればプロセッサを変形保持(プレキャスト)する[出 140]
要するに一般人であってもプレキャストすれば火をつける魔法は一瞬でできる[出 141]
ここで問題になるのがプロセッサの数[出 142]
数が多ければプレキャストできる魔法の数が増える[出 143]
一般人は1つ、教育・訓練を受ければ3、4つは当たり前使える[出 144]
魔法として起こしたい現象(スペル)を巻物(スクロール)に書く[出 115]
実物への行動でなく、魔法回路(プロセッサ)へ記憶させる概念的イメージが必要。[出 116]
実物への行動でなく、目に見えないものに記憶させることで魔法変換(コンパイル)すると
魔法回路(プロセッサ)を変形させることができる[出 117]
魔法を発動させて世界を改変させるにはプロセッサを世界につなぐ(キャスト)と
存在力(リソース)を流すことである[出 118]
魔法を使って消費することでリソースとして物質を存在させる力を機能させるが[出 119]
リソースが失われるとその存在は消滅する[出 120]
魔法の才能は随所に影響する[出 121]
魔法は体系的に理解できるか?[出 122]
感覚的イメージで文字を知らなくてもスペルが書けるか?[出 123]
スクロールにスペルを書く速さ[出 124]
スペルを何処まで細かく書くか?[出 125]
例えば:風よ吹け(現象のみ)[出 126]
東から西に風よ吹け(現象+その現象がどう変化した効果を得るのか)[出 127]
異なる効果でその場で必要な記述をする判断力は魔法より知性か?[出 128]
コンパイル(魔法変換)の柔軟さ[出 129]
例えば:記述ミスをどう許容するか[出 130]
水よ凍れでコンパイル可能か[出 131]
水の範囲を指定して温度を何度下げるスペルでないと
コンバイルできない、など。[出 132]
スペルの内容によってはコンパイル・エラーが発生して魔法が失敗する[出 133]
プロセッサの変形の早さ[出 134]
リソース消費の効率[出 135]
一般人が火をつけるためにはスクロール(巻物)にスペルを書くことから始まる[出 136]
そして目を閉じ動きを止めて集中すれば5分程度で発動できる[出 137]
教育を受けた子供であれば5秒で発動できる[出 138]
実は魔法を使うためには毎回プロセッサを変形する必要はない[出 139]
いつも同じ魔法を使うのであればプロセッサを変形保持(プレキャスト)する[出 140]
要するに一般人であってもプレキャストすれば火をつける魔法は一瞬でできる[出 141]
ここで問題になるのがプロセッサの数[出 142]
数が多ければプレキャストできる魔法の数が増える[出 143]
一般人は1つ、教育・訓練を受ければ3、4つは当たり前使える[出 144]
0-8.シンボル(魔力の源)***小見出し
魔法関係の衣装やアイテムには月型や星型がよく見られる。[出 145]
星型については魔力そのものの表現としてもよく使われ、
星屑という形でよく用いられる。[出 146]
月型についてはカッターのイメージになってしまうためか、[出 147]
魔力の表現としてはあまり用いられず、星型の次にはハート型がよく見られる[出 148]
太陽も占星術上では重要であり、[出 149]
いわゆる星占いではむしろ太陽しか考慮してなかったりもするが、月や星に比べると
魔法のシンボルとされる事は少なめ(そもそも太陽はシンボル化が難しい)[出 150]
月や星がよく用いられる理由としては、
魔法と「夜」の関連の深さが一つの要因と考えられる。[出 151]
魔法は「不思議」の象徴としての側面も持っているが、不思議というものは
「夢」と「不気味」を内包しており、この性質は夜と共通している。[出 152]
丑の刻参りのように、主に夜中に行われる
というイメージも関連しているかもしれない。[出 153]
ハートもまた、性のシンボルという側面を持っているため、夜と密接である。[出 154]
その他、ルーン文字、ラテン語、梵字なども
神秘的なイメージからシンボルに採用される例もある。[出 155]
魔法関係の衣装やアイテムには月型や星型がよく見られる。[出 145]
星型については魔力そのものの表現としてもよく使われ、
星屑という形でよく用いられる。[出 146]
月型についてはカッターのイメージになってしまうためか、[出 147]
魔力の表現としてはあまり用いられず、星型の次にはハート型がよく見られる[出 148]
太陽も占星術上では重要であり、[出 149]
いわゆる星占いではむしろ太陽しか考慮してなかったりもするが、月や星に比べると
魔法のシンボルとされる事は少なめ(そもそも太陽はシンボル化が難しい)[出 150]
月や星がよく用いられる理由としては、
魔法と「夜」の関連の深さが一つの要因と考えられる。[出 151]
魔法は「不思議」の象徴としての側面も持っているが、不思議というものは
「夢」と「不気味」を内包しており、この性質は夜と共通している。[出 152]
丑の刻参りのように、主に夜中に行われる
というイメージも関連しているかもしれない。[出 153]
ハートもまた、性のシンボルという側面を持っているため、夜と密接である。[出 154]
その他、ルーン文字、ラテン語、梵字なども
神秘的なイメージからシンボルに採用される例もある。[出 155]
0-9.RPGと魔法***小見出し
RPGの世界(或いは剣と魔法の世界)において剣や物理攻撃と相補的な関係[出 156]
を持つ事が多く、威力や射程、効果範囲、効果の多様性に優れる[出 157]
反面、溜めが必要で隙ができ易かったり弾数制限があったりと、
飛び道具に通じる役割を持つ事が多い。[出 158]
物理無効で魔法しか効かない相手も居るが、逆に物理は効くが
魔法無効な相手というのも多い。[出 159]
ゲームの制限などもあり、一般的な魔法と比べると地味と見られる事もある[出 160]
一方、真面目な漫画の魔法使いがよく苦手としている
回復や蘇生がホイホイできてしまったりもする。[出 161]
また、先述の勉強との兼ね合いからか「知性」と結び付けられる事が多く、[出 162]
物理攻撃職者はこれが低い上に単調な攻撃しかできなかったり
するため脳筋扱いされたりする。[出 163]
ストーリー上では魔法使いがアホの子だったり、物理攻撃職者が知的で思慮深いナイトだったりする事もあるため、プレイヤーに若干の混乱をもたらす。[出 164]
一方、「精神力」という要素が魔法の性能のみに関わる事も多い。[出 165]
RPGの世界(或いは剣と魔法の世界)において剣や物理攻撃と相補的な関係[出 156]
を持つ事が多く、威力や射程、効果範囲、効果の多様性に優れる[出 157]
反面、溜めが必要で隙ができ易かったり弾数制限があったりと、
飛び道具に通じる役割を持つ事が多い。[出 158]
物理無効で魔法しか効かない相手も居るが、逆に物理は効くが
魔法無効な相手というのも多い。[出 159]
ゲームの制限などもあり、一般的な魔法と比べると地味と見られる事もある[出 160]
一方、真面目な漫画の魔法使いがよく苦手としている
回復や蘇生がホイホイできてしまったりもする。[出 161]
また、先述の勉強との兼ね合いからか「知性」と結び付けられる事が多く、[出 162]
物理攻撃職者はこれが低い上に単調な攻撃しかできなかったり
するため脳筋扱いされたりする。[出 163]
ストーリー上では魔法使いがアホの子だったり、物理攻撃職者が知的で思慮深いナイトだったりする事もあるため、プレイヤーに若干の混乱をもたらす。[出 164]
一方、「精神力」という要素が魔法の性能のみに関わる事も多い。[出 165]
0-10.不思議と魔法***小見出し
魔法には一般的に、「不思議」とか「ロマン」とか「有り得ない事」の象徴[出 166]
といった認識が見られ、魔法に相当するものが存在する世界観
においても、それが体系化された既知のものである場合、
その枠組みが通用しないものを指して「魔法」と表現する事が有る。[出 167]
例えば、超能力で不可能な事をやれと言えば
「そんな魔法みたいな事ができるか」と言われる。[出 168]
つまり、魔法は魔術や超能力とも別次元の超越的・絶対的なものとされている。[出 169]
これを逆に捉えると、魔法は何でも有りという事になる。[出 170]
この場合、解明できた時点でそれは不思議では無くなるため、魔法でもなくなる[出 171]
ここに魔法と科学との相反性が見られる。[出 172]
科学的合理性の欠ける考え方を「呪術的思考」「三た主義」などと呼ぶが、[出 173]
逆に非合理が現実となったらそれほど恐ろしい事は無い。[出 174]
そしてその恐ろしさが魔法の魅力の一つにもなるわけである。[出 175]
その反動か、魔術などに比べても「幼稚」「冗談」[出 176]
といったニュアンスも含まれ易い。
これはRPG一般のような、魔法が日常的・知的なものとなっている[出 177]
世界とは対称的な魔法の捉え方となっている。
魔法には一般的に、「不思議」とか「ロマン」とか「有り得ない事」の象徴[出 166]
といった認識が見られ、魔法に相当するものが存在する世界観
においても、それが体系化された既知のものである場合、
その枠組みが通用しないものを指して「魔法」と表現する事が有る。[出 167]
例えば、超能力で不可能な事をやれと言えば
「そんな魔法みたいな事ができるか」と言われる。[出 168]
つまり、魔法は魔術や超能力とも別次元の超越的・絶対的なものとされている。[出 169]
これを逆に捉えると、魔法は何でも有りという事になる。[出 170]
この場合、解明できた時点でそれは不思議では無くなるため、魔法でもなくなる[出 171]
ここに魔法と科学との相反性が見られる。[出 172]
科学的合理性の欠ける考え方を「呪術的思考」「三た主義」などと呼ぶが、[出 173]
逆に非合理が現実となったらそれほど恐ろしい事は無い。[出 174]
そしてその恐ろしさが魔法の魅力の一つにもなるわけである。[出 175]
その反動か、魔術などに比べても「幼稚」「冗談」[出 176]
といったニュアンスも含まれ易い。
これはRPG一般のような、魔法が日常的・知的なものとなっている[出 177]
世界とは対称的な魔法の捉え方となっている。
0-11.根性と魔法***小見出し
少年漫画によく見られる、肉体の出力や耐久力が物理的限界を凌駕していたり[出 178]
気合や根性によって奇跡を起こすような事例も超常的でロマンチックな事
には違いなく、一種の魔法と言える。[出 179]
「レベルを上げて物理で殴ればいい」という言葉があるが、生身の人間がパンチ一発で巨大生物を粉砕できるようになったら、純粋な物理とは言い難くなって来る。[出 180]
例えロボットでも人型サイズでは限界があり、拳圧で天体を凹ますともなると超常的な何かを組み込んでるとしか考え難い。[出 181]
これに関し何の説明も無い例も多いが、
『HUNTER×HUNTER』では強化系念能力でだいたい説明されている。[出 182]
通常の魔法が静かさや不気味さ、器用さ、淑やかさ、柔といった属性を持つ傾向
があるのに対し、このタイプの魔法はそれとは相反的な熱さや活発さ、剛など
の属性を持ち易い。[出 183]
陰陽説的に言えばちょうど一つの陰と陽の関係となっている。[出 184]
なお、このタイプの魔法を過信する事は特に過労死などと直結する。[出 185]
似たもので「魔法(物理)」というものもあるが、こちらは大抵、元々魔法使いのキャラが節約目的か非常手段かパフォーマンスの一種として使う形となっており、
普通に魔法を使った方が早く事が済みそうな場合が多い。[出 186]
気合はしばしば破壊光線の形を取る。[出 187]
これは未知の力で触れずして作用を及ぼす点、完全に魔法の類であるが、
魔法や超能力とは別枠の格闘系・物理系の範疇とされる事が多い。[出 188]
一方、魔法が破壊光線の形を取る事も多く、通常の魔法と比べると効果が
力押し的だったり地に着いてたりしており、魔法(物理)に準じた扱いをされる。[出 189]
こう見ると、破壊光線は魔法と格闘の一つの接点なのかもしれない。 [出 190]
少年漫画によく見られる、肉体の出力や耐久力が物理的限界を凌駕していたり[出 178]
気合や根性によって奇跡を起こすような事例も超常的でロマンチックな事
には違いなく、一種の魔法と言える。[出 179]
「レベルを上げて物理で殴ればいい」という言葉があるが、生身の人間がパンチ一発で巨大生物を粉砕できるようになったら、純粋な物理とは言い難くなって来る。[出 180]
例えロボットでも人型サイズでは限界があり、拳圧で天体を凹ますともなると超常的な何かを組み込んでるとしか考え難い。[出 181]
これに関し何の説明も無い例も多いが、
『HUNTER×HUNTER』では強化系念能力でだいたい説明されている。[出 182]
通常の魔法が静かさや不気味さ、器用さ、淑やかさ、柔といった属性を持つ傾向
があるのに対し、このタイプの魔法はそれとは相反的な熱さや活発さ、剛など
の属性を持ち易い。[出 183]
陰陽説的に言えばちょうど一つの陰と陽の関係となっている。[出 184]
なお、このタイプの魔法を過信する事は特に過労死などと直結する。[出 185]
似たもので「魔法(物理)」というものもあるが、こちらは大抵、元々魔法使いのキャラが節約目的か非常手段かパフォーマンスの一種として使う形となっており、
普通に魔法を使った方が早く事が済みそうな場合が多い。[出 186]
気合はしばしば破壊光線の形を取る。[出 187]
これは未知の力で触れずして作用を及ぼす点、完全に魔法の類であるが、
魔法や超能力とは別枠の格闘系・物理系の範疇とされる事が多い。[出 188]
一方、魔法が破壊光線の形を取る事も多く、通常の魔法と比べると効果が
力押し的だったり地に着いてたりしており、魔法(物理)に準じた扱いをされる。[出 189]
こう見ると、破壊光線は魔法と格闘の一つの接点なのかもしれない。 [出 190]
0-12.魔法練習***小見出し
例えば氷を作るとします<凍れ>[出 191]
木製の蓋付きコップに水が入れてあります(中身が見えないようになっている)[出 192]
中身の見えない水を凍らせるためにコップを机に置いてスクロールをイメージします[出 193]
まずそのスクロールに<凍れ>と記述する[出 194]
自分にしか見えないスクロール(ウィンドウ)に自分にしか見えない
スペルを書いたら拡張現実に見てコンパイル(魔法変換)します[出 195]
スクロール(ウィンドウ)にスペルを書いたイメージを消さないようにコンパイルすると
イメージ・スクロールをプロセッサ(魔法回路)に姿を変えることができずに
失敗して消えてしまうのです。[出 196]
つまり対象がコップの中の水でしかも見る事の出来ない状況では
<凍れ>との一言だけではコンパイルは難しい[出 197]
コンパイルは性質上スペル以外にも唱える者の意識、無意識を汲んで
プロセッサを変形させるいい見本になる。[出 198]
中の水を凍らせることに意識が向いてコップごと凍らせる荒業もできなかった[出 199]
今度は水を見ながら<凍れ>とスクロールにイメージすると光の粉となり電子回路のようにプロセッサ(魔法回路)に変形させる[出 200]
そしてコンパイルさせて世界につなぐ(キャスト)するとプロセッサが刺さり、吸い込んだリソースを注ぐことによりコップの中の水が凍る現象ができた[出 201]
周りの音に意識が向くとプロセッサのイメージが視界から消失した[出 202]
コップの中の水が凍る現象が拡張現実のウィンドウのように輝いてみえた[出 203]
次はコップに指を入れると表面に張った薄氷に指が近づき穴が開いて水がにじんだ[出 204]
そのまま見る間に溶けてしまった、水の温度はさほど下がっていなかった。[出 205]
水の表面を見ていたから表面しか凍らなかったとのことではなかろうかと想定したので
これはスペルでの範囲や温度の下げ幅を指定すれば変わってくると結論を出した[出 206]
でも重要なことは一言のスペルでできることを理解すること[出 207]
仕上げにコップの中の水に凍りを浮かべる[出 208]
ただし条件として<凍れ>以外のスペルは使わないこと[出 209]
目的は<凍れ>一言でやれることの確認[出 210]
その一言をどう意識してコンパイルするか、スペルとコンパイル関係を学ぶこと[出 211]
条件として<凍れ>水を凍らせる[出 212]
温度をコントロールする(温度は振動に関係あるから分子の動きを止める?)[出 213]
これなら<凍れ>でなくても<止まれ>の一言でできるかもしれない[出 214]
スクロールに<止まれ>一言を記述して水の中心を意識してコンパイルして
変形したプロセッサを記憶してキャストする[出 215]
リソースが注がれたら世界改変して水の中心が白く小さくなり想定以上にリソースが
吸われることになり思った瞬間木製コップが凍り付き砕けた[出 216]
リソースを消費過ぎると消滅する(膨大なリソースを必要とする=絶対零度)[出 217]
スペルにおいて科学知識を利用して書けばこの世界の常識を覆す事実が見込まれる[出 218]
例えば氷を作るとします<凍れ>[出 191]
木製の蓋付きコップに水が入れてあります(中身が見えないようになっている)[出 192]
中身の見えない水を凍らせるためにコップを机に置いてスクロールをイメージします[出 193]
まずそのスクロールに<凍れ>と記述する[出 194]
自分にしか見えないスクロール(ウィンドウ)に自分にしか見えない
スペルを書いたら拡張現実に見てコンパイル(魔法変換)します[出 195]
スクロール(ウィンドウ)にスペルを書いたイメージを消さないようにコンパイルすると
イメージ・スクロールをプロセッサ(魔法回路)に姿を変えることができずに
失敗して消えてしまうのです。[出 196]
つまり対象がコップの中の水でしかも見る事の出来ない状況では
<凍れ>との一言だけではコンパイルは難しい[出 197]
コンパイルは性質上スペル以外にも唱える者の意識、無意識を汲んで
プロセッサを変形させるいい見本になる。[出 198]
中の水を凍らせることに意識が向いてコップごと凍らせる荒業もできなかった[出 199]
今度は水を見ながら<凍れ>とスクロールにイメージすると光の粉となり電子回路のようにプロセッサ(魔法回路)に変形させる[出 200]
そしてコンパイルさせて世界につなぐ(キャスト)するとプロセッサが刺さり、吸い込んだリソースを注ぐことによりコップの中の水が凍る現象ができた[出 201]
周りの音に意識が向くとプロセッサのイメージが視界から消失した[出 202]
コップの中の水が凍る現象が拡張現実のウィンドウのように輝いてみえた[出 203]
次はコップに指を入れると表面に張った薄氷に指が近づき穴が開いて水がにじんだ[出 204]
そのまま見る間に溶けてしまった、水の温度はさほど下がっていなかった。[出 205]
水の表面を見ていたから表面しか凍らなかったとのことではなかろうかと想定したので
これはスペルでの範囲や温度の下げ幅を指定すれば変わってくると結論を出した[出 206]
でも重要なことは一言のスペルでできることを理解すること[出 207]
仕上げにコップの中の水に凍りを浮かべる[出 208]
ただし条件として<凍れ>以外のスペルは使わないこと[出 209]
目的は<凍れ>一言でやれることの確認[出 210]
その一言をどう意識してコンパイルするか、スペルとコンパイル関係を学ぶこと[出 211]
条件として<凍れ>水を凍らせる[出 212]
温度をコントロールする(温度は振動に関係あるから分子の動きを止める?)[出 213]
これなら<凍れ>でなくても<止まれ>の一言でできるかもしれない[出 214]
スクロールに<止まれ>一言を記述して水の中心を意識してコンパイルして
変形したプロセッサを記憶してキャストする[出 215]
リソースが注がれたら世界改変して水の中心が白く小さくなり想定以上にリソースが
吸われることになり思った瞬間木製コップが凍り付き砕けた[出 216]
リソースを消費過ぎると消滅する(膨大なリソースを必要とする=絶対零度)[出 217]
スペルにおいて科学知識を利用して書けばこの世界の常識を覆す事実が見込まれる[出 218]
0-13.気と魔法の違い***小見出し
魔法や魔術は基本的に周囲の他の力を使った概念のため努力すれば
普通の人間でも扱えるようになる。[出 219]
一方で気については自分自身の体内エネルギーを作り出したりして使う概念のため、
他の力に頼って扱うことはほとんどない。[出 220]
そのため、魔法や魔術などと比較すると扱うことが難しく、[出 221]
普通の人間が扱えるようになるには基本的に数十年単位の長期間の修業を[出 222]
積む必要があり、体術や格闘術を苦手とする者にとって
非常に扱いにくい概念と言える。[出 223]
小説やファンタジーの世界において気を扱う作品はドラゴンボールを
はじめとする週刊少年ジャンプ作品に多い。[出 224]
しかし、ジャンプ以外の作品では魔法がメインとなっており、[出 225]
気の力はほとんど使用されていない。
魔法や魔術は基本的に周囲の他の力を使った概念のため努力すれば
普通の人間でも扱えるようになる。[出 219]
一方で気については自分自身の体内エネルギーを作り出したりして使う概念のため、
他の力に頼って扱うことはほとんどない。[出 220]
そのため、魔法や魔術などと比較すると扱うことが難しく、[出 221]
普通の人間が扱えるようになるには基本的に数十年単位の長期間の修業を[出 222]
積む必要があり、体術や格闘術を苦手とする者にとって
非常に扱いにくい概念と言える。[出 223]
小説やファンタジーの世界において気を扱う作品はドラゴンボールを
はじめとする週刊少年ジャンプ作品に多い。[出 224]
しかし、ジャンプ以外の作品では魔法がメインとなっており、[出 225]
気の力はほとんど使用されていない。
0-14.魔法とエネルギー***小見出し
科学が対価としてエネルギーを求める様に、魔法は殆どの創作作品が「魔力」、MPなどと表記されるエネルギーを代償に消費して発動する。[出 226]
これに関しては上述の「気」の例えの他、作品媒体によって解釈は様々だが、[出 227]
魔法を使うエネルギーを自身の肉体や魂、大気、並行世界、地質の脈や予め魔力を持つ魔本など魔法具のアイテムから意識を接続して取り出している物が多い。[出 228]
科学が対価としてエネルギーを求める様に、魔法は殆どの創作作品が「魔力」、MPなどと表記されるエネルギーを代償に消費して発動する。[出 226]
これに関しては上述の「気」の例えの他、作品媒体によって解釈は様々だが、[出 227]
魔法を使うエネルギーを自身の肉体や魂、大気、並行世界、地質の脈や予め魔力を持つ魔本など魔法具のアイテムから意識を接続して取り出している物が多い。[出 228]
0-15.作品固有の魔法に相当する呼称***小見出し
※「超能力」も参照。
アース(星獣)
科法(チンプイ)
血鬼術(鬼滅の刃)
その時不思議な事が起こった(仮面ライダーBLACK RX)
超越神力(真理教)
天撃(冒険王ビィト) … 魔人(悪役)サイドが使うものは「冥撃」
特殊技/とくしゅわざ(モンスター)
導術(皇国の守護者)…現実世界におけるレーダーや無線通信のように使用される。
使用によって疲労が蓄積し、力を使い果たすと昏倒して死んでしまう。
ドナルドマジック
念能力
フォース
プロミネンス(ふしぎ星の☆ふたご姫無印)
星力(Cosmic Baton Girl コメットさん☆) … 読みは「ほしぢから」。
「恋力」も存在するが、結局は星力に変換してから使ってる?
(あいさつの魔法。)
紋章術
冥撃(冒険王ビィト) … 人間サイドが使うものは「天撃」
※「超能力」も参照。
アース(星獣)
科法(チンプイ)
血鬼術(鬼滅の刃)
その時不思議な事が起こった(仮面ライダーBLACK RX)
超越神力(真理教)
天撃(冒険王ビィト) … 魔人(悪役)サイドが使うものは「冥撃」
特殊技/とくしゅわざ(モンスター)
導術(皇国の守護者)…現実世界におけるレーダーや無線通信のように使用される。
使用によって疲労が蓄積し、力を使い果たすと昏倒して死んでしまう。
ドナルドマジック
念能力
フォース
プロミネンス(ふしぎ星の☆ふたご姫無印)
星力(Cosmic Baton Girl コメットさん☆) … 読みは「ほしぢから」。
「恋力」も存在するが、結局は星力に変換してから使ってる?
(あいさつの魔法。)
紋章術
冥撃(冒険王ビィト) … 人間サイドが使うものは「天撃」
魔法原理学*大見出し[出 229]
1.魔法の根源と魔力の区分**中見出し[出 230]
魔法を発生させる根源は、何度か述べたが、人々の思念である。[出 231]
そして、人の願いを具現化する技術体系として魔法が成立した。[出 232]
魔法使いというのは魔法システムを維持する管理者であってその主体ではない。[出 233]
彼らはいわば触媒のような存在であり、魔法に対して中立でなければならない。[出 234]
彼らは魔法を生み出す根源である混沌とアクセスする能力を生まれながらに持ち、
それを制御する術を学んでいる。[出 235]
魔法使いの使う力は以下の四つのカテゴリーで分類される。[出 236]
これらは強さと言うより発生順に並べられている。[出 237]
1-1 妖力(ヨウリキ)***小見出し
先天的な自力魔力は妖力と呼称される。妖力を持つ物は”魔性”体と呼ばれる[出 238]
魔性体はその存在自体が魔法であり、魔力の元(マナと通称される)の
薄いところでは生きられない。[出 239]
また、妖力以外の魔力は身につけられない。[出 240]
彼らは人間の想像力が生み出した生物であり、
有る意味では人間に依存して生きていると言える。[出 241]
彼らが人懐っこいのは忘れ去られない為であろう。[出 242]
1.魔法の根源と魔力の区分**中見出し[出 230]
魔法を発生させる根源は、何度か述べたが、人々の思念である。[出 231]
そして、人の願いを具現化する技術体系として魔法が成立した。[出 232]
魔法使いというのは魔法システムを維持する管理者であってその主体ではない。[出 233]
彼らはいわば触媒のような存在であり、魔法に対して中立でなければならない。[出 234]
彼らは魔法を生み出す根源である混沌とアクセスする能力を生まれながらに持ち、
それを制御する術を学んでいる。[出 235]
魔法使いの使う力は以下の四つのカテゴリーで分類される。[出 236]
これらは強さと言うより発生順に並べられている。[出 237]
1-1 妖力(ヨウリキ)***小見出し
先天的な自力魔力は妖力と呼称される。妖力を持つ物は”魔性”体と呼ばれる[出 238]
魔性体はその存在自体が魔法であり、魔力の元(マナと通称される)の
薄いところでは生きられない。[出 239]
また、妖力以外の魔力は身につけられない。[出 240]
彼らは人間の想像力が生み出した生物であり、
有る意味では人間に依存して生きていると言える。[出 241]
彼らが人懐っこいのは忘れ去られない為であろう。[出 242]
1-2 験力(ゲンリキ)***小見出し
後天的に身につけた自力魔力は験力と呼ばれる。[出 243]
古代の魔法体系が確立する以前の魔道師、聖人はすべてここに分類出来る。[出 244]
験力を使う者は魔道師の用語では準魔性体と言う。[出 245]
一方神学用語では同じ者を半神(デミゴッド)あるいは使徒と命名している。[出 246]
彼らは信仰の対象になる事で事実上の不死を得る事になる。[出 247]
後天的に身につけた自力魔力は験力と呼ばれる。[出 243]
古代の魔法体系が確立する以前の魔道師、聖人はすべてここに分類出来る。[出 244]
験力を使う者は魔道師の用語では準魔性体と言う。[出 245]
一方神学用語では同じ者を半神(デミゴッド)あるいは使徒と命名している。[出 246]
彼らは信仰の対象になる事で事実上の不死を得る事になる。[出 247]
1-3 法力(ホウリキ)***小見出し
信仰により上位魔法存在(妖力や験力の使い手を含む)より
力を借りる物で法力と呼ばれる。[出 248]
これは前の分類から言えば後天的で他力性の魔力である。[出 249]
法力と験力の境界は非常に曖昧ではあるが、厳然として区別すべきものである。[出 250]
何故ならば、験力は個人の資質であり、その体得者は(神学的に見て)神を名乗る
に足る資格を持つのに対し、法力は借り物でしかないのである。[出 251]
法力の持ち主は、魔道師用語で半魔性体と称される。[出 252]
神学的には験力と法力は区別されない。[出 253]
これ本人にも容易には判別が出来ない為、両者を混同し勘違いを起こす
似非生神(まがいもの)は(決して数は多くないものの)いつの世も後を絶たない。[出 254]
信仰により上位魔法存在(妖力や験力の使い手を含む)より
力を借りる物で法力と呼ばれる。[出 248]
これは前の分類から言えば後天的で他力性の魔力である。[出 249]
法力と験力の境界は非常に曖昧ではあるが、厳然として区別すべきものである。[出 250]
何故ならば、験力は個人の資質であり、その体得者は(神学的に見て)神を名乗る
に足る資格を持つのに対し、法力は借り物でしかないのである。[出 251]
法力の持ち主は、魔道師用語で半魔性体と称される。[出 252]
神学的には験力と法力は区別されない。[出 253]
これ本人にも容易には判別が出来ない為、両者を混同し勘違いを起こす
似非生神(まがいもの)は(決して数は多くないものの)いつの世も後を絶たない。[出 254]
1-4 魔力***小見出し
最後が(非常に矛盾した表現に聞こえるしれないが)先天的で他力性の物で、[出 255]
これが狭義でいう魔力である。(差を明確にするため、広義の物を”まりょく”、
狭義の物を”まりき”と読む事もある)[出 256]
一般に言う魔道師とは、この力の使い手のみを指す。[出 257]
つまり魔道師とは「魔力を扱う能力、言い換えれば混沌への耐性を“先天的”に有するが、魔力を“自力”で発生出来ない存在」と定義される。[出 258]
法力と魔力との違いは力を借りる対象への認識の差でしかない。少なくとも魔力の使い手は自己を神に擬す事はない。他者からそう呼ばれる事はあっても。[出 259]
魔力の使い手は一般に非魔性体に分類される。[出 260]
これは魔法を使えない全ての存在を含む雑多な存在である。[出 261]
最後が(非常に矛盾した表現に聞こえるしれないが)先天的で他力性の物で、[出 255]
これが狭義でいう魔力である。(差を明確にするため、広義の物を”まりょく”、
狭義の物を”まりき”と読む事もある)[出 256]
一般に言う魔道師とは、この力の使い手のみを指す。[出 257]
つまり魔道師とは「魔力を扱う能力、言い換えれば混沌への耐性を“先天的”に有するが、魔力を“自力”で発生出来ない存在」と定義される。[出 258]
法力と魔力との違いは力を借りる対象への認識の差でしかない。少なくとも魔力の使い手は自己を神に擬す事はない。他者からそう呼ばれる事はあっても。[出 259]
魔力の使い手は一般に非魔性体に分類される。[出 260]
これは魔法を使えない全ての存在を含む雑多な存在である。[出 261]
2.魔法の実際**中見出し[出 262]
2-1 魔法使いの区分***小見出し
さて、触れた四つの魔力使い手の内、妖力を用いる者すなわち魔性体というのは
おとぎ話にでてきて願いを叶えてくれる妖精(フェアリー)や妖霊(ジンニー)の類で、
自分の為の自発的な魔法の使用をいない。[出 263]
基本的に彼らをプレイヤーキャラクターとしては想定しない。[出 264]
験力と法力は力の差はあるにせよ一般のRPGで言う僧侶系魔法に相当する。[出 265]
魔法としての本質的はほぼ同じモノで、使用条件や手順がやや異なる以外は
ルール上は一括りにして構わない。[出 266]
そして魔力の使い手である魔道師が前回も述べた様に教義の魔法使いになる。[出 267]
魔力と法力を同時に使える人間はいないが、
魔力と験力、法力と験力は矛盾無く共存できる。[出 268]
験力を得る条件とは単純に言えば名前を売る事、
その真名が信仰や恐怖の対象となる事である。[出 269]
そうなれば、己が名を冒頭に付けるだけで、(「~の名において命じる」、「願う」と言う具合である)魔法が行使できるようになる。[出 270]
これは実績や風評であって実力とは相関しない。[出 271]
2-1 魔法使いの区分***小見出し
さて、触れた四つの魔力使い手の内、妖力を用いる者すなわち魔性体というのは
おとぎ話にでてきて願いを叶えてくれる妖精(フェアリー)や妖霊(ジンニー)の類で、
自分の為の自発的な魔法の使用をいない。[出 263]
基本的に彼らをプレイヤーキャラクターとしては想定しない。[出 264]
験力と法力は力の差はあるにせよ一般のRPGで言う僧侶系魔法に相当する。[出 265]
魔法としての本質的はほぼ同じモノで、使用条件や手順がやや異なる以外は
ルール上は一括りにして構わない。[出 266]
そして魔力の使い手である魔道師が前回も述べた様に教義の魔法使いになる。[出 267]
魔力と法力を同時に使える人間はいないが、
魔力と験力、法力と験力は矛盾無く共存できる。[出 268]
験力を得る条件とは単純に言えば名前を売る事、
その真名が信仰や恐怖の対象となる事である。[出 269]
そうなれば、己が名を冒頭に付けるだけで、(「~の名において命じる」、「願う」と言う具合である)魔法が行使できるようになる。[出 270]
これは実績や風評であって実力とは相関しない。[出 271]
2-2 魔法の行使***小見出し
魔法は大雑把に言って三段階に分けて処理が行われる。[出 272]
魔力を集める過程、魔力を消費する過程、そして魔力を維持する過程である。[出 273]
これを各々ready-run-waitとよぶ。[出 274]
魔法文化の特徴が最も顕著に見られるのがこの第一の過程である。[出 275]
つまりルール上の魔法の違いはこの部分の変更で表される。[出 276]
第二過程では、まず使用する魔力を宣言し、次いで魔法の行使に
必要な魔力量をランダムに決定する。[出 277]
足りなければ魔法は不発となり、
逆に余った場合にはその量によって反動が起きる。[出 278]
反動が生じた場合には最後の第三過程で処理が行われる。[出 279]
処理に失敗して暴走させればやはり魔法は正常に働かない。[出 280]
これだと魔法の行使が非常に困難に思われるであろうが、
それも魔法文化の表現として解決策を二つほど考案している。[出 281]
一つは魔法技能レベルによる調節である。[出 282]
これは必要魔力をレベル分だけ上下に補正できると言うモノである。[出 283]
これによりレベルが上がるほど魔法の成功率が上がる。[出 284]
もう一つは呪具(マジカル・ディヴァイス、もしくはハードウェアとも)
と呼ばれるサポートアイテムの開発である。[出 285]
呪具には余った魔力を吸収する機能が常設されている。[出 286]
この二種類の補正によって魔法の正常な発動が有る程度保証されるであろう。[出 287]
順序が前後したが、第三過程ではこの消費魔力の補正の他に、[出 288]
持続性魔法の維持コストの管理も行われる。[出 289]
これには魔法使いが保持している魔力(つまりレベルで吸収した分)
や呪具に溜まっている魔力を転用される。[出 290]
呪具は魔法の補助具で有りながら法の要素を備えているが、”界渡り”に
より変質せず、OTE(オーバーテクノロジー装備)として扱わる。[出 291]
(参照・Ⅰ 法と混沌の原理学)[出 292]
魔法は大雑把に言って三段階に分けて処理が行われる。[出 272]
魔力を集める過程、魔力を消費する過程、そして魔力を維持する過程である。[出 273]
これを各々ready-run-waitとよぶ。[出 274]
魔法文化の特徴が最も顕著に見られるのがこの第一の過程である。[出 275]
つまりルール上の魔法の違いはこの部分の変更で表される。[出 276]
第二過程では、まず使用する魔力を宣言し、次いで魔法の行使に
必要な魔力量をランダムに決定する。[出 277]
足りなければ魔法は不発となり、
逆に余った場合にはその量によって反動が起きる。[出 278]
反動が生じた場合には最後の第三過程で処理が行われる。[出 279]
処理に失敗して暴走させればやはり魔法は正常に働かない。[出 280]
これだと魔法の行使が非常に困難に思われるであろうが、
それも魔法文化の表現として解決策を二つほど考案している。[出 281]
一つは魔法技能レベルによる調節である。[出 282]
これは必要魔力をレベル分だけ上下に補正できると言うモノである。[出 283]
これによりレベルが上がるほど魔法の成功率が上がる。[出 284]
もう一つは呪具(マジカル・ディヴァイス、もしくはハードウェアとも)
と呼ばれるサポートアイテムの開発である。[出 285]
呪具には余った魔力を吸収する機能が常設されている。[出 286]
この二種類の補正によって魔法の正常な発動が有る程度保証されるであろう。[出 287]
順序が前後したが、第三過程ではこの消費魔力の補正の他に、[出 288]
持続性魔法の維持コストの管理も行われる。[出 289]
これには魔法使いが保持している魔力(つまりレベルで吸収した分)
や呪具に溜まっている魔力を転用される。[出 290]
呪具は魔法の補助具で有りながら法の要素を備えているが、”界渡り”に
より変質せず、OTE(オーバーテクノロジー装備)として扱わる。[出 291]
(参照・Ⅰ 法と混沌の原理学)[出 292]
2ー3 僧侶魔法に関する補足***小見出し
僧侶の起こす奇跡は”白き御業”と自称され、
基本的に他人の為に行使される物である。[出 293]
彼らに言わせると、魔法使いの”黒き御業”(ブラックアート)は
個人のエゴ、もっと言えば欲が実体化した怪しげな物となる。[出 294]
白魔法と黒魔法という大別は彼ら僧侶達が彼我を区別する為に
持ちだしたモノで、魔法使いの用語ではない。[出 295]
魔法使いの魔力は”契約”によって生み出されるの対し、
僧侶の法力は”信仰”によって顕れる。[出 296]
より正しくは魔力は個別契約なのに対し、法力は団体契約なのであるが。[出 297]
僧侶の起こす奇跡は”白き御業”と自称され、
基本的に他人の為に行使される物である。[出 293]
彼らに言わせると、魔法使いの”黒き御業”(ブラックアート)は
個人のエゴ、もっと言えば欲が実体化した怪しげな物となる。[出 294]
白魔法と黒魔法という大別は彼ら僧侶達が彼我を区別する為に
持ちだしたモノで、魔法使いの用語ではない。[出 295]
魔法使いの魔力は”契約”によって生み出されるの対し、
僧侶の法力は”信仰”によって顕れる。[出 296]
より正しくは魔力は個別契約なのに対し、法力は団体契約なのであるが。[出 297]