魔法と魔術の比較
1、白魔法と白魔術**中見出し
【白魔法】 ... 回復や補助効果を主とする魔法の系統。***小見出し
いつの時代も安定した使い勝手を誇る。[出 1]
主な使い手は白魔道士。白魔・赤魔・ナイトが使用可能。[[出 2]
ナイト(Knight)は、主にヨーロッパのキリスト教国家において勲章の授与に
伴い王室または教皇から授与される、中世の騎士階級に由来した栄誉称号である。[出 3]
魔法回数制により乱用ができないため、道中の回復役はポーションに譲っている。[出 4]
しかし性能自体は強力で、レイズ(アレイズ)やダテレポなど白魔法特許の効果、
重ね掛け可能な防御魔法の数々などは非常に有用。[出 5]
【ディア系】も非常に優秀。[出 6]
結果として回復魔法で回復できるHP以上にダメージを軽減できることも多い。[出 7]
一般的には味方を回復したり、防御力・攻撃力・素早さなどを
強化する補助的な役割を果たす魔法。[出 8]
白魔法の代表はケアルやエスナなど。[出 9]
攻撃することより回復&補助を得意としているが、
聖なる力である「ホーリー」も唯一の攻撃手段として存在する。[出 10]
ただ作品によってはテレポを敵にかけることで低確率ながらも即死させる[出 11]
アデンッドの敵に対してならばケアルで攻撃したり、レイズで即死させることができる[出 12]
バハラグでは回復・補助・即死などの効果のほとんどを一手に引き受ける。[出 13]
味方が白魔法で不可能な補助は強化と毒ぐらいだろう。[出 14]
最もこの魔法を豊富に習得するジョブは白魔道士。[出 15]
次いで赤魔道士、学者、魔導剣士、ナイトの順になる。[出 16]
【白魔法】 ... 回復や補助効果を主とする魔法の系統。***小見出し
いつの時代も安定した使い勝手を誇る。[出 1]
主な使い手は白魔道士。白魔・赤魔・ナイトが使用可能。[[出 2]
ナイト(Knight)は、主にヨーロッパのキリスト教国家において勲章の授与に
伴い王室または教皇から授与される、中世の騎士階級に由来した栄誉称号である。[出 3]
魔法回数制により乱用ができないため、道中の回復役はポーションに譲っている。[出 4]
しかし性能自体は強力で、レイズ(アレイズ)やダテレポなど白魔法特許の効果、
重ね掛け可能な防御魔法の数々などは非常に有用。[出 5]
【ディア系】も非常に優秀。[出 6]
結果として回復魔法で回復できるHP以上にダメージを軽減できることも多い。[出 7]
一般的には味方を回復したり、防御力・攻撃力・素早さなどを
強化する補助的な役割を果たす魔法。[出 8]
白魔法の代表はケアルやエスナなど。[出 9]
攻撃することより回復&補助を得意としているが、
聖なる力である「ホーリー」も唯一の攻撃手段として存在する。[出 10]
ただ作品によってはテレポを敵にかけることで低確率ながらも即死させる[出 11]
アデンッドの敵に対してならばケアルで攻撃したり、レイズで即死させることができる[出 12]
バハラグでは回復・補助・即死などの効果のほとんどを一手に引き受ける。[出 13]
味方が白魔法で不可能な補助は強化と毒ぐらいだろう。[出 14]
最もこの魔法を豊富に習得するジョブは白魔道士。[出 15]
次いで赤魔道士、学者、魔導剣士、ナイトの順になる。[出 16]
白魔法を習得する目的でジョブ専用魔法が存在する[出 17]
ジョブ (job) とは、(FFシリーズ)に登場する
キャラクターの能力による役割分担を示す項目である。[出 18]
すなわちキャラクタークラスをいう。[出 19]
ジョブ (job) とは、(FFシリーズ)に登場する
キャラクターの能力による役割分担を示す項目である。[出 18]
すなわちキャラクタークラスをいう。[出 19]
FFシリーズの多くはジョブチェンジというシステムを採用しているため、
一体のキャラクターが自由にクラスを変更できることを特徴とする。[出 20]
『ファイナルファンタジーX-2』ではドレス(ドレスフィア)という。[出 21]
この項目では便宜上ドレスもジョブと表記する。[出 22]
ジョブは職業のようなものと解されることがあり、ジョブチェンジをすること
(ジョブを変更すること)は「ジョブに就く」と表現することがある。[出 23]
また、ドレスチェンジをすること(ドレスを変更すること)は名称の通り、
服を着替えることをイメージしているので、
「ドレスを着替える」と表現されることがある。[出 24]
『ファイナルファンタジーVI』『ファイナルファンタジーVIII』は
キャラクター全員が青魔法以外の全ての魔法が使用可能であり、
『ファイナルファンタジーX』はキャラクター全員が
青魔法と召喚魔法以外の全てのアビリティが使用可能である。[出 25]
『ファイナルファンタジーVII』は
キャラクター全員が全ての魔法を使う事ができる。[出 26]
クラスチェンジ***小見出し
『FFI』に登場するシステム。上位のジョブに変更できる。[出 27]
シナリオ終盤に行うことができる。[出 28]
『FFIV』では、主人公のセシルがクラスチェンジするイベントがある[出 29]
これは暗黒騎士からパラディンへの変更であり、
厳密には上位のジョブとは言い難い。[出 30]
ジョブチェンジ***小見出し
『FFIII』、『FFV』、『FFXI』、『FFTA』シリーズ、
『チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮』に登場するシステム。[出 31]
街中やダンジョン、フィールドマップ上などでジョブを自由に変更できる。[出 32]
『FFXI』ではモーグリがいる場所でしかジョブチェンジが出来ない。[出 33]
『FFIII』ではキャパシティというポイントがあり、
変更するにはキャパシティが必要になる。[出 34]
これはDS版『FFIII』では変更され、
ほかのジョブチェンジシステムと同じようなものになっている。[出 35]
ただし、変更からしばらくは能力が低下する。[出 36]
アビリティチェンジ***小見出し
『FFV』、『FFT』、『FFTA』シリーズに登場するシステム。[出 37]
ポイントを得ることで覚えられるジョブのアビリティ(能力)を、
他のジョブへ自由にカスタマイズできる。[出 38]
つまり、アビリティチェンジを行ったジョブは、
そのジョブが専攻するアビリティ以外も使えるようになる。[出 39]
サポートジョブ***小見出し
『FFXI』に登場するジョブレベル(以下、レベル18に達して
条件を攻略すると設定が可能になる。[出 40]
ジョブの役割をメインジョブとサポートジョブに分けてあり、
キャラクターが就いているメインジョブのほかに別のジョブを
サポートジョブに設定できる。[出 41]
サポートジョブとして設定されたジョブのアビリティとジョブ特性を得られるが、
サポートジョブのレベルは半分になる。[出 42]
サポートジョブのレベルが半分以下の場合は制限を受けない。[出 43]
また、サポートジョブであると使用することのできないアビリティも存在。[出 44]
たとえば基本的に1度使用すると2時間後まで使用することができない
「スペシャルアビリティ」や、竜騎士の「コールワイバーン」などが該当する[出 45]
メインジョブのレベルが1の場合である
とサポートジョブのジョブレベルは1になる。[出 46]
ゾディアックジョブ***小見出し
『FFXII インターナショナル ゾディアックジョブシステム』に
登場するシステムはオリジナル版にはない要素である。[出 47]
メインプレイヤーキャラクターを仲間にする時点から
ジョブが選択できるようになり、選択すると変更できなくなる。[出 48]
オリジナル版ではすべてのプレイヤーキャラクターの成長は、プレイヤーの意思によって個性が付けられることは可能ではあるものの、同じ成長のさせ方であるために
最終的には画一的にならざるを得ないものになっている。[出 49]
ゾディアックジョブシステムは、これとは逆に違った育成をさせることで
各キャラクターに個性を付けるさせることが狙いである。[出 50]
それぞれ異なるライセンスボードをジョブごとに設置したものである。[出 51]
ジョブに就くことは他のキャラクターと違うライセンスボードで
育成させるということである。[出 52]
全ての武器が装備できるオリジナル版とは違い、装備できる武器の種類は
ジョブごとに異なっており、そのジョブ専用の武器もある。[出 53]
ドレスフィア***小見出し
『FFX-2』に登場するリザルトプレートと呼ばれる[出 54]
『FFX』に登場したスフィア盤に似たボードにドレスフィアをはめ込むことで、
ジョブ(ドレス)を自由に変更できるシステムである。[出 55]
戦闘中にも変更できるのを特徴とする。[出 56]
スペシャルドレスフィア
『FFX-2』に登場するシステム。[出 57]
3人のプレーヤーキャラクターがそれぞれ固有に持っているドレスフィアである[出 58]
単一バトル内でリザルトプレート上の全てのドレスに着替えると呼び出せる。[出 59]
ユウナは「フロラフルル」、リュックは「マキナマズル」、パインは「斬騎王」[出 60]
それぞれ本体と2つの付属パーツで構成される。[出 61]
HPが比較的高く特殊攻撃を持ち、過去のシリーズの召喚獣に近い存在。[出 62]
ドレスフィアと同様にAPでアビリティが増える。[出 63]
ただし、発動した場合には一人でしか活動できない。[出 64]
重ね着
『FFX-2 LM』に登場するシステム。ジョブ(ドレス)の役割をベースドレス
とサポートドレスに分けてあり、キャラクターが着ているベースドレスの上に
サポートドレスを重ねることで能力をあげることができる。[出 65]
5つまで重ねられる。[出 66]
また、使用できるアビリティが増え、どのアビリティが増えるかは、
重ねたドレスの組み合わせにより決まる。[出 67]
ドレスにはキャラクターとは別にHPがあるため、防具としても活用できる。[出 67]
クラウン
『光の4戦士 -ファイナルファンタジー外伝- 』に登場するシステム。[出 68]
クラウンと呼ばれる頭装備にジョブとしての役割を持たせており、モンスターのドロップする宝石を使用することによって、アビリティを習得しセットする事により
該当アビリティを使用できるようになる。[出 69]
ウェポンスキル
『FFXI』に登場するシステムでWSと略される。[出 70]
武器スキルを上げることで覚える大技。[出 71]
TPを消費し使用する技で、武器種ごとに存在する。[出 72]
TPは相手へダメージを与えたり、与えられると蓄積され、
1000になるとWSを放つことができる。[出 73]
TPは3000までためることができ、WSを放つと0になる。[出 74]
武器スキルには、ジョブごとに得意、不得意が設定されており、
そのジョブでないと使用できないWSがある。[出 75]
例えば、戦士は両手斧スキルが最も高くすべてのWSが使用できるが、
弓術スキルは低く、WS「サイドワインダー」は狩人専用である。[出 76]
両手刀スキルは持たないので、どのWSも使用することができない。[出 77]
『ファイナルファンタジーX-2』ではドレス(ドレスフィア)という。[出 21]
この項目では便宜上ドレスもジョブと表記する。[出 22]
ジョブは職業のようなものと解されることがあり、ジョブチェンジをすること
(ジョブを変更すること)は「ジョブに就く」と表現することがある。[出 23]
また、ドレスチェンジをすること(ドレスを変更すること)は名称の通り、
服を着替えることをイメージしているので、
「ドレスを着替える」と表現されることがある。[出 24]
『ファイナルファンタジーVI』『ファイナルファンタジーVIII』は
キャラクター全員が青魔法以外の全ての魔法が使用可能であり、
『ファイナルファンタジーX』はキャラクター全員が
青魔法と召喚魔法以外の全てのアビリティが使用可能である。[出 25]
『ファイナルファンタジーVII』は
キャラクター全員が全ての魔法を使う事ができる。[出 26]
クラスチェンジ***小見出し
『FFI』に登場するシステム。上位のジョブに変更できる。[出 27]
シナリオ終盤に行うことができる。[出 28]
『FFIV』では、主人公のセシルがクラスチェンジするイベントがある[出 29]
これは暗黒騎士からパラディンへの変更であり、
厳密には上位のジョブとは言い難い。[出 30]
ジョブチェンジ***小見出し
『FFIII』、『FFV』、『FFXI』、『FFTA』シリーズ、
『チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮』に登場するシステム。[出 31]
街中やダンジョン、フィールドマップ上などでジョブを自由に変更できる。[出 32]
『FFXI』ではモーグリがいる場所でしかジョブチェンジが出来ない。[出 33]
『FFIII』ではキャパシティというポイントがあり、
変更するにはキャパシティが必要になる。[出 34]
これはDS版『FFIII』では変更され、
ほかのジョブチェンジシステムと同じようなものになっている。[出 35]
ただし、変更からしばらくは能力が低下する。[出 36]
アビリティチェンジ***小見出し
『FFV』、『FFT』、『FFTA』シリーズに登場するシステム。[出 37]
ポイントを得ることで覚えられるジョブのアビリティ(能力)を、
他のジョブへ自由にカスタマイズできる。[出 38]
つまり、アビリティチェンジを行ったジョブは、
そのジョブが専攻するアビリティ以外も使えるようになる。[出 39]
サポートジョブ***小見出し
『FFXI』に登場するジョブレベル(以下、レベル18に達して
条件を攻略すると設定が可能になる。[出 40]
ジョブの役割をメインジョブとサポートジョブに分けてあり、
キャラクターが就いているメインジョブのほかに別のジョブを
サポートジョブに設定できる。[出 41]
サポートジョブとして設定されたジョブのアビリティとジョブ特性を得られるが、
サポートジョブのレベルは半分になる。[出 42]
サポートジョブのレベルが半分以下の場合は制限を受けない。[出 43]
また、サポートジョブであると使用することのできないアビリティも存在。[出 44]
たとえば基本的に1度使用すると2時間後まで使用することができない
「スペシャルアビリティ」や、竜騎士の「コールワイバーン」などが該当する[出 45]
メインジョブのレベルが1の場合である
とサポートジョブのジョブレベルは1になる。[出 46]
ゾディアックジョブ***小見出し
『FFXII インターナショナル ゾディアックジョブシステム』に
登場するシステムはオリジナル版にはない要素である。[出 47]
メインプレイヤーキャラクターを仲間にする時点から
ジョブが選択できるようになり、選択すると変更できなくなる。[出 48]
オリジナル版ではすべてのプレイヤーキャラクターの成長は、プレイヤーの意思によって個性が付けられることは可能ではあるものの、同じ成長のさせ方であるために
最終的には画一的にならざるを得ないものになっている。[出 49]
ゾディアックジョブシステムは、これとは逆に違った育成をさせることで
各キャラクターに個性を付けるさせることが狙いである。[出 50]
それぞれ異なるライセンスボードをジョブごとに設置したものである。[出 51]
ジョブに就くことは他のキャラクターと違うライセンスボードで
育成させるということである。[出 52]
全ての武器が装備できるオリジナル版とは違い、装備できる武器の種類は
ジョブごとに異なっており、そのジョブ専用の武器もある。[出 53]
ドレスフィア***小見出し
『FFX-2』に登場するリザルトプレートと呼ばれる[出 54]
『FFX』に登場したスフィア盤に似たボードにドレスフィアをはめ込むことで、
ジョブ(ドレス)を自由に変更できるシステムである。[出 55]
戦闘中にも変更できるのを特徴とする。[出 56]
スペシャルドレスフィア
『FFX-2』に登場するシステム。[出 57]
3人のプレーヤーキャラクターがそれぞれ固有に持っているドレスフィアである[出 58]
単一バトル内でリザルトプレート上の全てのドレスに着替えると呼び出せる。[出 59]
ユウナは「フロラフルル」、リュックは「マキナマズル」、パインは「斬騎王」[出 60]
それぞれ本体と2つの付属パーツで構成される。[出 61]
HPが比較的高く特殊攻撃を持ち、過去のシリーズの召喚獣に近い存在。[出 62]
ドレスフィアと同様にAPでアビリティが増える。[出 63]
ただし、発動した場合には一人でしか活動できない。[出 64]
重ね着
『FFX-2 LM』に登場するシステム。ジョブ(ドレス)の役割をベースドレス
とサポートドレスに分けてあり、キャラクターが着ているベースドレスの上に
サポートドレスを重ねることで能力をあげることができる。[出 65]
5つまで重ねられる。[出 66]
また、使用できるアビリティが増え、どのアビリティが増えるかは、
重ねたドレスの組み合わせにより決まる。[出 67]
ドレスにはキャラクターとは別にHPがあるため、防具としても活用できる。[出 67]
クラウン
『光の4戦士 -ファイナルファンタジー外伝- 』に登場するシステム。[出 68]
クラウンと呼ばれる頭装備にジョブとしての役割を持たせており、モンスターのドロップする宝石を使用することによって、アビリティを習得しセットする事により
該当アビリティを使用できるようになる。[出 69]
ウェポンスキル
『FFXI』に登場するシステムでWSと略される。[出 70]
武器スキルを上げることで覚える大技。[出 71]
TPを消費し使用する技で、武器種ごとに存在する。[出 72]
TPは相手へダメージを与えたり、与えられると蓄積され、
1000になるとWSを放つことができる。[出 73]
TPは3000までためることができ、WSを放つと0になる。[出 74]
武器スキルには、ジョブごとに得意、不得意が設定されており、
そのジョブでないと使用できないWSがある。[出 75]
例えば、戦士は両手斧スキルが最も高くすべてのWSが使用できるが、
弓術スキルは低く、WS「サイドワインダー」は狩人専用である。[出 76]
両手刀スキルは持たないので、どのWSも使用することができない。[出 77]
【白魔術】***小見出し
白魔術(しろまじゅつ)とは、
好ましい目的に使われる魔術、魔法。[出 78]
文化人類学で定義される聖人の術とほぼ同義とされる。[出 79]
黒魔術と対比して用いられ、白呪術ともいう。[出 80]
利己ではなく利他のために行う魔術。[出 81]
自己に都合がいい魔術、魔法。(例えば戦勝祈願)[出 82]
諸説あり、害を得る者がなく術者・願者に益をもたらすものとされる。[出 83]
古来から現代に至るまで、開運成就・雨乞い・豊作祈願・収獲祈願[出 84]
紛失した物を見つけ出す・破損品を修復し使用可能なレベルに戻す[出 85]
病気の治療などのために用いられる魔術を指す場合もある。[出 86]
中世においては薬草学・錬金術も魔術の分野であり
現代の薬学・医学・化学の原型となった。[出 87]
本来はエジプトの新プラトン主義者の間で行われていた,神々や魔霊を呼び出して,
意中の思いをかなえてもらったり,霊媒を通じて予言や警告を語らせたり,
さまざまの奇跡をあらわさせたりする魔法[出 88]
後に転じて〈白魔術white magic〉の意に用いられた。近代の降霊術では霊媒のほかに,補助手段として幻灯やこっくりのような器具を用いることもある。[出 89]
[魔術観の変遷](ルネンサン期)***小見出し
魔術は中世ヨーロッパでは一般に,霊魂を呼び出し超自然的現象を起こさせる技術とされ,とくに邪霊を使う魔女の術witchcraftと同一視された[出 90]
またキリスト教にいう悪魔と関係をもつ魔術を黒(くろ)魔術black magic,
天使や善き精霊の力を借りる術を白魔術white magicとして区別した。[出 91]
しかしF.ベーコンなどにより〈真正の魔術〉と呼ばれた自然魔術natural magicは,
霊魂ではなく医薬や磁力や言語の表象機能を魔力の源泉とするものでだった。[出 92]
白魔術は相手のためにポジティブな効果を与える魔術[出 93]
神や精霊、動物、天体など神聖で自然的なパワーを借りて行う魔術。[出 94]
黒魔術は相手にネガティブな効果をもたらすために、
悪魔の恐ろしいパワーを借りて行う魔術 [出 95]
魔術は自分の利益のために使い、誰かを傷つけることはいけないと
されていた白魔術だったと言われている。[出 96]
白魔法に含まれる魔術***小見出し
「回復魔法」「神聖魔法」「弱体魔法」「強化魔法」の4種類がある。[出 97]
初期の降霊術はけだし先祖の霊などを招くシャーマニズムと関係がある。[出 98]
古典的降霊術師は、トランス状態のシャーマンの呟き声に類似する[出 99]
「甲高い喚き声と低い唸り声の入り混じった」言葉で死者に呼びかけた。[出 100]
降霊術(こうれいじゅつ)は、占いの目的のために亡者の霊を呼び寄せようとする魔術の形態である。[出 101]
降霊術を指す英語のネクロマンシー(Necromancy)は、古代ギリシア語の νεκρός (ネクロス:「死体;(冥府の)死人」) と μαντεία (マンテイア:「予言、占い」)に由来する。[出 102]
複合語の νεκρομαντεία (ネクロマンテイア)自体は古代後期のものであり、アレクサンドリアのクレメンスの『ギリシア人へのすすめ』やオリゲネスの著述に用例がある。[出 103]
ストラボンは降霊術をペルシア人の間で行われている占術を基本的形式とする[出 104]
降霊術はバビロン、エジプト、ギリシア、ローマで行われていた痕跡がある[出 105]
降霊術についての最古の文学記述はホメーロスの『オデュッセイア』(紀元前700年頃)とされている[出 106]
ギリシア神話には冥界に住む死者への言及が非常に多く、[出 107]
これがギリシア神話における降霊術の主要形式であり、[出 108]
ほとんどの場合、英雄たちは冥府に下り、魂を求めなければならない[出 109]
死者の助言に価値があると思われたのは、かれらが生あるうちに知ったこと、
もしくは死後に得た知識の功であったと考えられ、オウィディウスは、
死者が新しい報せや噂話をやり取りできる冥界の市場について記している。[出 110]
降霊術は聖書で禁じられているにもかかわらず存在していると述べられていた[出 111]
北欧神話にも降霊術 がある。[出 112]
たとえば「巫女の予言」の中に、オージンが未来を教えてもらうために
女予言者たちを呼び出す場面がある。[出 113]
『スヴィプダグルの歌』の第1部である「グローアの呪歌」では、
英雄スヴィプダグルは、自分に魔法をかけてもらおうと、
巫女であったかれの亡き母グローアを呼び出す。[出 114]
『フロールフ・クラキのサガ』では、ハーフエルフの王女であるスクルドは
実に魔法(セイズル)に長けており、ほとんど戦いに無敵であった。[出 115]
かの女は自分の戦士が倒れると蘇らせて戦いを続けさせた。[出 116]
多くの中世の著述家はキリスト教の神の援けなくして復活は不可能である[出 117]
占いの実践を、霊の姿を取る}デーモン(悪霊)を呼び出すことであると説明した。[出 118]
中世の降霊術は、アラビアの影響に由来する天文魔術と、 キリスト教とユダヤ教の教義に由来する悪魔祓いとを総合したものと信じられている。[出 119]
アラビアの影響は、月の相、太陽の位置、日取りと時間を 要件とする儀式において明らかである。[出 120]
香を炊いたり像を埋めたりすることは天文魔術と降霊術の双方にみられる。[出 121]
キリスト教とユダヤ教の影響は、呼び寄せの儀式で用いられるシンボルや祈祷文に見出される。[出 122]
中世の降霊術師は多くの場合、キリスト教の聖職者の一員であった。[出 123]
ただし聖職者でない者も記録に残っている。[出 124]
見習いや下級聖職者に叙階された者が実践に手を染め、 霊的存在(特に悪霊)の操作と魔術実践への信念で結びついてきた。[出 125]
中世の降霊術師は3つのことを降霊術で成し遂げることができると信じた。[出 127]
すなわち、意志の操作、幻影、知識である。[出 128]
意志の操作は、他人や動物や霊の心と意志に影響を及ぼす。[出 129]
他人に苦痛を起こさせるために、 >“狂気に駆り立てるために、 愛または憎悪に燃え上がらせるために、気に入られるために、 > 何らかの行為をやらせたり、やらないように仕向けるために”、悪霊が呼び出される。[出 130]
幻影には、死者の影を呼び起こす、豪華な食事の並ぶ宴を現出させる、 魔法の舟や馬の姿をした悪霊などの乗物を呼び出す、といったことが含まれる。[出 131]
知識は悪霊を通じて得られるとされた。[出 132]
犯人を同定する、物品を探す、未来の出来事を明かす、 といったさまざまなことに悪霊は情報を提供するとされた。[出 133]
白魔術(しろまじゅつ)とは、
好ましい目的に使われる魔術、魔法。[出 78]
文化人類学で定義される聖人の術とほぼ同義とされる。[出 79]
黒魔術と対比して用いられ、白呪術ともいう。[出 80]
利己ではなく利他のために行う魔術。[出 81]
自己に都合がいい魔術、魔法。(例えば戦勝祈願)[出 82]
諸説あり、害を得る者がなく術者・願者に益をもたらすものとされる。[出 83]
古来から現代に至るまで、開運成就・雨乞い・豊作祈願・収獲祈願[出 84]
紛失した物を見つけ出す・破損品を修復し使用可能なレベルに戻す[出 85]
病気の治療などのために用いられる魔術を指す場合もある。[出 86]
中世においては薬草学・錬金術も魔術の分野であり
現代の薬学・医学・化学の原型となった。[出 87]
本来はエジプトの新プラトン主義者の間で行われていた,神々や魔霊を呼び出して,
意中の思いをかなえてもらったり,霊媒を通じて予言や警告を語らせたり,
さまざまの奇跡をあらわさせたりする魔法[出 88]
後に転じて〈白魔術white magic〉の意に用いられた。近代の降霊術では霊媒のほかに,補助手段として幻灯やこっくりのような器具を用いることもある。[出 89]
[魔術観の変遷](ルネンサン期)***小見出し
魔術は中世ヨーロッパでは一般に,霊魂を呼び出し超自然的現象を起こさせる技術とされ,とくに邪霊を使う魔女の術witchcraftと同一視された[出 90]
またキリスト教にいう悪魔と関係をもつ魔術を黒(くろ)魔術black magic,
天使や善き精霊の力を借りる術を白魔術white magicとして区別した。[出 91]
しかしF.ベーコンなどにより〈真正の魔術〉と呼ばれた自然魔術natural magicは,
霊魂ではなく医薬や磁力や言語の表象機能を魔力の源泉とするものでだった。[出 92]
白魔術は相手のためにポジティブな効果を与える魔術[出 93]
神や精霊、動物、天体など神聖で自然的なパワーを借りて行う魔術。[出 94]
黒魔術は相手にネガティブな効果をもたらすために、
悪魔の恐ろしいパワーを借りて行う魔術 [出 95]
魔術は自分の利益のために使い、誰かを傷つけることはいけないと
されていた白魔術だったと言われている。[出 96]
白魔法に含まれる魔術***小見出し
「回復魔法」「神聖魔法」「弱体魔法」「強化魔法」の4種類がある。[出 97]
初期の降霊術はけだし先祖の霊などを招くシャーマニズムと関係がある。[出 98]
古典的降霊術師は、トランス状態のシャーマンの呟き声に類似する[出 99]
「甲高い喚き声と低い唸り声の入り混じった」言葉で死者に呼びかけた。[出 100]
降霊術(こうれいじゅつ)は、占いの目的のために亡者の霊を呼び寄せようとする魔術の形態である。[出 101]
降霊術を指す英語のネクロマンシー(Necromancy)は、古代ギリシア語の νεκρός (ネクロス:「死体;(冥府の)死人」) と μαντεία (マンテイア:「予言、占い」)に由来する。[出 102]
複合語の νεκρομαντεία (ネクロマンテイア)自体は古代後期のものであり、アレクサンドリアのクレメンスの『ギリシア人へのすすめ』やオリゲネスの著述に用例がある。[出 103]
ストラボンは降霊術をペルシア人の間で行われている占術を基本的形式とする[出 104]
降霊術はバビロン、エジプト、ギリシア、ローマで行われていた痕跡がある[出 105]
降霊術についての最古の文学記述はホメーロスの『オデュッセイア』(紀元前700年頃)とされている[出 106]
ギリシア神話には冥界に住む死者への言及が非常に多く、[出 107]
これがギリシア神話における降霊術の主要形式であり、[出 108]
ほとんどの場合、英雄たちは冥府に下り、魂を求めなければならない[出 109]
死者の助言に価値があると思われたのは、かれらが生あるうちに知ったこと、
もしくは死後に得た知識の功であったと考えられ、オウィディウスは、
死者が新しい報せや噂話をやり取りできる冥界の市場について記している。[出 110]
降霊術は聖書で禁じられているにもかかわらず存在していると述べられていた[出 111]
北欧神話にも降霊術 がある。[出 112]
たとえば「巫女の予言」の中に、オージンが未来を教えてもらうために
女予言者たちを呼び出す場面がある。[出 113]
『スヴィプダグルの歌』の第1部である「グローアの呪歌」では、
英雄スヴィプダグルは、自分に魔法をかけてもらおうと、
巫女であったかれの亡き母グローアを呼び出す。[出 114]
『フロールフ・クラキのサガ』では、ハーフエルフの王女であるスクルドは
実に魔法(セイズル)に長けており、ほとんど戦いに無敵であった。[出 115]
かの女は自分の戦士が倒れると蘇らせて戦いを続けさせた。[出 116]
多くの中世の著述家はキリスト教の神の援けなくして復活は不可能である[出 117]
占いの実践を、霊の姿を取る}デーモン(悪霊)を呼び出すことであると説明した。[出 118]
中世の降霊術は、アラビアの影響に由来する天文魔術と、 キリスト教とユダヤ教の教義に由来する悪魔祓いとを総合したものと信じられている。[出 119]
アラビアの影響は、月の相、太陽の位置、日取りと時間を 要件とする儀式において明らかである。[出 120]
香を炊いたり像を埋めたりすることは天文魔術と降霊術の双方にみられる。[出 121]
キリスト教とユダヤ教の影響は、呼び寄せの儀式で用いられるシンボルや祈祷文に見出される。[出 122]
中世の降霊術師は多くの場合、キリスト教の聖職者の一員であった。[出 123]
ただし聖職者でない者も記録に残っている。[出 124]
見習いや下級聖職者に叙階された者が実践に手を染め、 霊的存在(特に悪霊)の操作と魔術実践への信念で結びついてきた。[出 125]
中世の降霊術師は3つのことを降霊術で成し遂げることができると信じた。[出 127]
すなわち、意志の操作、幻影、知識である。[出 128]
意志の操作は、他人や動物や霊の心と意志に影響を及ぼす。[出 129]
他人に苦痛を起こさせるために、 >“狂気に駆り立てるために、 愛または憎悪に燃え上がらせるために、気に入られるために、 > 何らかの行為をやらせたり、やらないように仕向けるために”、悪霊が呼び出される。[出 130]
幻影には、死者の影を呼び起こす、豪華な食事の並ぶ宴を現出させる、 魔法の舟や馬の姿をした悪霊などの乗物を呼び出す、といったことが含まれる。[出 131]
知識は悪霊を通じて得られるとされた。[出 132]
犯人を同定する、物品を探す、未来の出来事を明かす、 といったさまざまなことに悪霊は情報を提供するとされた。[出 133]