良好な関係 0KB
※虐待のやり方を忘れました。要リハビリ。
『良好な関係』
D.O
「おにーさん、れいむとまりさに、おやさいさんをちょーだいね!」
「れいむたちはおちびちゃんをうむんだよ!だから、たくさんむーしゃむーしゃするんだよ!」
春。
ゆっくりにとっても雪解けと新たな生命の誕生の季節である。
芽吹いたばかりの美味しく新鮮な、柔らかい草花をむーしゃむーしゃして、
過酷な越冬生活で溜まった滾りを爆発させて、
多くのゆっくりのつがいの間に、新しい命が誕生するのだ。
と、そんなわけで、れいむとまりさは森から人里にやってきて、
今目の前にいるお兄さんに、美味しいお野菜をもらおうとしているのであった。
「・・・ほぉ。おちびちゃんのためにか。いい心がけだな!よし、待ってろ!!」
農道沿いのでかい石に腰掛けていた農作業服のお兄さんは、
自分の横に置いていた背負い籠から、美味しそうな新鮮野菜を取り出す。
形は少々いびつで売り物としてはイマイチだが、取れたてな分、味は店のものよりいいくらいであろう。
「ゆゆっ!おにーさんはゆっくりしてるね!どれいにしてあげてもいいよ!!」
「まりさ、だめだよぉ。おにーさんにもかぞくがいるんだよ。」
「ゆぅ、そうだね、れいむぅ。まりさたちのでっかいおうちでも、おにーさんのかぞくまでは、はいらないよね。」
・・・。
「「むーしゃむーしゃ!しあわせー!」」
「そりゃ良かった。」
・・・・・・。
「れいむぅ、もうまりさ、がまんできないよぉ。」
「ゆふぅん・・・まりさぁ、おにーさんがみてるよぉ。れいむたち、はじめてなんだよ。だめだよぉ。」
「ゆふふ、おやさいさんのおれいだよ。おにーさん!まりさたちのすっきりをみてたのしんでいってね!」
「了解。」
田舎の性は奔放なのだ。
・・・・・・・・・。
「お、おにーさぁん!れ、れいむのはずかしいとこ(以下略)。」
「まりさのたくましいぺに(以下略)」
すーりすーり、ぬっぷぬっぷ。
「「すっきりー。」」
上を見ればどこまでも青空。
周りを見れば、遠くまで一面畑が見渡せる開けた屋外で、
お兄さんの視線を感じながら行なったはじめてのすっきり。
それは、2匹の一生の記憶に残るであろう、すばらしい体験であった。
しゅるしゅるしゅる・・・
などと余韻に浸っている間に、早くもれいむの額には一本の茎が生え始め、
3分もすると、5匹の可愛らしいおちびちゃんが実った。
ゆっくりの妊娠はあっという間である。
すっきりーから5分足らずで赤ゆっくりの外観は、生まれるサイズの8割程度まで出来上がってしまう。
その後2~3日の間に赤ゆはフルサイズまで育ち、生れ落ちるわけだ。
「ゆぅ~。おちびちゃん、ゆっくりしてるよ~。」
「れいむとまりさのおちびちゃんだもん。ゆっくりいち、ゆっくりしてるにきまってるよ~。」
「・・・くち・・・ちちぇにぇ・・・」
『『ゆゆぅ~ん!ゆっくりしてるよぉぉ~!!』』
こうして赤ゆっくり達は、生れ落ちるまでの期間まどろみの中で両親の声を聞き、
肯定的で役に立たない言葉ばかりを刷り込まれ、自分達が世界一素晴らしい存在であると洗脳を受けるのだ。
まあ、どうでもいいことだが。
ぷちっ。
その時、れいむとまりさの視界から、おちびちゃん達の姿が消えた。
れいむの額から生える茎ごと。
「「ゆ・・・・・・?」」
「むーしゃむーしゃ、幸せー。」
声の聞こえた方を見ると、お兄さんが茎を一本持っている。
だが、その茎にはおちびちゃん達の姿は無い。
「ゆぅ?」
「・・・おにーさん?」
「何?」
「おちびちゃんは?」
「・・・旨かったよ。」
ぽりぽりぽりぽり・・・
「茎うめぇ。」
「ゆ・・・ゆぁぁああああ!?くきさんたべちゃだめぇぇええええ!!」
「おちびちゃんのゆっくりしたごはんさんなんだよぉおお!?」
「じゃ、いいじゃん。おちびちゃんも俺の腹の中だし。」
ぽりぽり、ぽり。ごくん。
「ご馳走様でした。」
「・・・ゆぁぁああああ!?どうぢで、どうぢでごんなごどずるのぉおお!?」
「どうしてって、野菜2本と一口饅頭5個、真っ当な取引だと思うけど。」
「ゆがぁあああ!!じねぇ!じねぇええ!!」
ぽよんっ!ふにゅっ!むにょんっ!
「ああ、すげぇ気持ちいいけどゴメンな。俺そろそろ仕事に戻るから。じゃあなー。」
「ゆぁぁああああ!!おぢびぢゃんがぁぁあ!!でいぶのはぢめでのおぢびぢゃんがぁぁああ!!」
「どうぢでぇぇえええ!?どうぢでごんなごどずるのぉぉおお!?」
2分後。
「れいむ。ないててもゆっくりできないよ。」
「ゆぅ。そうだね。まりさも、れいむだってげんきなんだもん。
また、ゆっくりしたおちびちゃんをつくろうね。」
ゆっくりの命は儚く、だからこそこの手の悲しみから立ち直るのは早い。
れいむとまりさは、先ほど起きた悲劇は完全に忘れ、
もう一度すっきりーしておちびちゃんを手に入れる道を選ぶことにしたのだった。
その時、少し離れたところから農作業服のお兄さんが2匹に声をかけてきた。
「おーい。そこのれいむとまりさー。腹減ってないかー?」
「おねーさん、れいむとまりさに、おやさいさんをちょーだいね!」
「れいむたちはおちびちゃんをうむんだよ!だから、たくさんむーしゃむーしゃするんだよ!」
「・・・ほぉ。おちびちゃんのためにか。いい心がけだな!よし、待ってろ!!」
農道沿いのでかい石に腰掛けていた農作業服のお兄さんは、
自分の横に置いていた背負い籠から、美味しそうな新鮮野菜を取り出した。
形は少々いびつで売り物としてはイマイチだが、取れたてな分、味は店のものよりいいくらいであろう。
悲劇は繰り返す。
餡小話掲載作品
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このSSへの感想
※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
- ↓お前はちぇんじゃないから死刑 -- 2014-08-17 00:47:32
- 出荷できないお野菜さんは0円だよー。
0×2 = 0×5だねー。 -- 2014-05-11 19:45:58
- 茎って甘くて苦くて美味しくんだよな、何でできてんの
抹茶? -- 2013-08-02 15:13:58
- ゆっくりごときに野菜は高いwwwww -- 2013-01-23 14:05:57
- 茎うまいんだ。スナック菓子か?角砂糖か? -- 2013-01-04 18:27:35
- 茎うめぇ。じゃないwww -- 2012-06-24 16:30:32
- 次は饅頭が増えるといいね。お兄さん -- 2012-01-06 14:33:26
- 売り物にならない野菜×2=美味な一口饅頭5個
うん、真っ当な取引だwwww -- 2011-08-25 08:04:10
- 野菜の方が高い…と思うが、気前の良い農家の好意だと思えば納得できたw
鶏が卵提供するようなもんだね。
このゆっくり達はお野菜食べれてすっきりできて幸せなんだねーww -- 2011-01-21 14:26:17
- 野菜もったいないな
-- 2011-01-01 00:27:07
- 饅頭5個に野菜2つって高いよ、おにーさんw -- 2010-12-26 15:01:54
- 学習しろy……無理か。 -- 2010-06-28 16:31:08
- 面白い! -- 2010-06-16 19:08:59
最終更新:2010年05月27日 21:08