初心者:★★★☆☆?
中級者:★★☆☆☆
上級者:★☆☆☆☆
ファンダメンタルに基づいた
テクニカル分析、それも5年移動平均線という超長期な分析から相場の分析方法を中心に書いてあります。
この書籍の最初に、的中率について。
1.円安か円高か
2.いつ
3.いくら
このうち一つだけ的中 = 的中率70%
2つ的中 = 的中率80%
すべて = 100%
とあり、「うわ~インチキくせー本だな~!」と思いました。
的中率というのは、本来「予測した回数」のうち「的中した回数」の割合です。
もし上記の基準を当てはめるのなら、
「的中した回数」÷「予想した回数」
これに上記の基準の割合をかけるべきです。なのに著者は
「当たっている予想だけを取り上げてどれだけの的中率だったのか自慢しています」
これだけでマイナス百点に値しますね。
それに「いつ」とか「いくら」というのもどこまで許容するのか、といった恣意的な問題があり、やはり「アナリストの言う的中率」というのは当てにならない、ということが言えると思います。
アナリストというのは百回予測をしてそのうちの大当たりした一つを取り上げ、「どうだみろ!」という人種なので、本当にどうしようもない奴等です。
それはともかく、この書籍は日足以上でトレードをするような人にとってはプロのアナリストがどういう分析をしているのか参考になると思います。
上記の的中率の話は小学生でもわかりそうなバカな話を書いているのでさすがにそれだけはいただけませんが、それ以外の分析の内容についてはマシな方です。
値段は¥1,500だし、私個人的には読んだ方が良いと思うのですが、もっと良い本があるかもしれませんので、微妙なところではあります。
トレーダーと言うより、アナリストの入門書として読むと価値が高いかも知れません。
最終更新:2011年01月29日 00:14