ジ・アンサング・ウォー
概要
本作の名を冠した最終ミッション《THE UNSUNG WAR》で流れる、本作の名を冠した楽曲。
前作の最終ミッションBGM「
Megalith -Agnus Dei-」と同じく、ラテン語による荘厳なコーラスが特徴。
本曲のメロディはプロローグで流れるメインテーマ「Razgriz」のフレーズが使用されており、このほかにも「Into The Dusk」やエンディングなど、本作のいたる所に共通のフレーズが組み込まれている。
1ループ7分以上という大曲であり、静かなイントロから徐々に徐々に壮大に盛り上げていく曲の展開は非常に圧巻。
また途中で曲調を大きく溜め、勇姿なコーラスで派手に開放するなど、長い曲でありながらメリハリが効いているのも特徴的。
この最終ミッションの内容は落下する巨大な人工衛星を墜落する前に破壊するというものであり、これさえ破壊できれば長かった戦争に終止符を打つことができるという熱いシチュエーションとの相乗効果で楽曲の人気も高い。
この「THE UNSUNG WAR」の歌詞も、主人公達の部隊である《ラーズグリーズ》の、この戦争における軌跡を表現したものである。
これだけ長い曲であるのには理由があり、実はこの曲は元々二曲だったものをディレクターの河野一聡氏が一曲に纏めるよう指示したため。
しかも
25周年インタビューによると、この指示があったのはトラックごとに音量や音質を調整してステレオ音声にまとめたあと、即ちすべての作業を終えた後だったとのこと。
河野氏からのちゃぶ台返しをくらった小林氏は怒りを抑えるのに必死だったとのことであるが、このインタビューにおいて河野氏の判断が正しかったことも認めている。
また本作シナリオの前日譚となる『
エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー』の最終ミッションの曲である「
ZERO」のコーラス部分も、
この「THE UNSUNG WAR」と共通した歌詞を使用している。これは15年後への橋渡しとしての意味合いでの引用とのことである。
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歌詞
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Cum historia mutat valde
Razgriz revelat ipsum
Primum daemon scelestus est
Cum potentia sua
Daemon fundet mortem in terram
Deinde moritur
Cum somnus finit
Razgriz surget iterum
Magnus hero est
歴史が大きく変わるとき、ラーズグリーズはその姿を現す
はじめには、漆黒の悪魔として
悪魔は、その力をもって大地に死を降り注ぎ、やがて死ぬ
しばしの眠りのあと、ラーズグリーズは再び現れる
英雄として現れる
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サウンドトラック
エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー オリジナル・サウンドトラック
最終更新:2024年05月07日 20:00