MEGALOMANIA

メガロマニア

収録作品:ライブ・ア・ライブ[SFC]
作曲者:下村陽子

概要


あの世で俺にわび続けろ

オルステッドーーーーッ!!!!


本作はオムニバス形式で数多くの主人公を操作することになるが、それぞれの主人公のストーリーにおける各ラスボス戦および一部の強力な中ボス戦で流れる楽曲。
勇ましさを前面に押し出した明るい音と激しい音使い、そして「魔王オディオ」のフレーズを一部入れた微かな怪しさを感じさせる音とが混ざり合っており、ラスボス戦に臨むプレイヤーの緊張した胸中を表現したような楽曲である。
兎に角出だしからの勢いが激しい曲であり、『UNDERTALE』のToby Fox氏とのスペシャルインタビューにおいても言及されている。
下村氏曰く、普段Aメロ、Bメロ、サビをあまり意識せず作曲しているが、この曲に至ってはそれらが一切ないとのこと。インタビュー内では「全部サビ!」と評されている。
それどころかイントロすらもなく、サビも足すのが無駄に感じるほど曲全体の勢いで完成させたことを振り返っている。
下村氏の概念に囚われない自由な発想が伺われるだけではなく、日本独自の概念であるAメロ、Bメロ、サビの内容を交えながらもなお会話を弾ませるToby氏の造詣の深さも分かるインタビューであり、一見の価値ありである。
UNDERTALE』の「MEGALOVANIA」はこの曲にインスパイアされて作曲したことは今や広く知れ渡っており、曲名も「誇大妄想狂」を意味する単語である「MEGALOMANIA」とトランシルバニアを合わせたものである。
下村氏とToby氏の合同インタビューもこの繋がりが巡ってのものであり、インタビューには『「MEGALOMANIA」と「MEGALOVANIA」』と題したものまである。
第15回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100では、この2曲が隣接して並び立つちょっとした奇跡が起きた。

また、ラスボスに入る直前のイベントと合わせて良い意味でも悪い意味でも、兎に角印象に残る楽曲でもある。
近未来編の「そうだろ 松ッ!!」で熱くなり、中世編の「あの世で(ry」がトラウマになったプレイヤーも多いだろう。(ラスボス後のイベント展開も含めて)
功夫編はボイスが加わったことで、リメイク前と後で最も印象が変わった場面の一つとなっている。

『memoria!/下村陽子25周年ベストアルバム』にはこの曲のアレンジが収録されているのだが、その内容は加瀬愛奈氏による熱唱というまさかのボーカルアレンジであり原曲を知る人ほど驚くこと間違いなしである。
また同年に発売された『シアトリズム ファイナルファンタジー カーテンコール』にはDLCとして原曲が2015年2月18日から配信されている。
背景では中世編の魔王山頂上のクライマックスシーンの場面を忠実に再現しており、FFキャラ達がボスと戦う傍ら、背景奥の魔王像の前でオルステッドと中世編ラスボスが対峙している姿が見られる。


我は…オディオ…

我は…死なぬ…

憎しみは…消えぬ…!!


28年の時を経て発売されたリメイク版では原作のラスボスを倒してもなお終わることはなく、その先には真のラストバトルが控えている。
このラストバトルをクリアするとサウンドルームで解放される曲の名は「GIGALOMANIA」。
原作のディレクターにしてリメイク版のプロデューサーである時田貴司氏が下村氏に今回唯一発注した新曲である。
明らかに「MEGALOMANIA」を意識した曲名であり、スペシャルインタビューにおいて、時田氏より、「「MEGALOMANIA」の”さらに次”」という要望が出されたことを明かしている。
曲名は時田氏が発注の時点ですでに決めていたものであり、16「メガ(MEGA)」ビット時代の原作では現れなかった存在が、5「ギガ(GIGA)」バイトのリメイク版にて遂にその姿を現した、原作での憎しみをはるかに超えた憎悪の化身たる(Sin)のラスボスを意識したものと思われる。
ソロピアノのイントロから始まり、「MEGALOMANIA」と「魔王オディオ」のフレーズが混ざった荘厳で悲愴な音色は、コーラスによって更に重く激しいものになっていく。
終盤の「届かぬ翼」のフレーズが前面に出てきた先の盛り上がりとアウトロでの「MEGALOMANIA」のフレーズ、そしてこの戦いの結末をもって、四半世紀の時を超えて中世編から続いてきた最終編の、真の終局を見届けることになるだろう。


思い出した…

私は…オルステッド…



過去ランキング順位

第1回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 71位
第2回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 70位
第3回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 14位
第4回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 27位
第5回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 24位
第6回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 10位
第7回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 22位
第8回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 30位
第9回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 31位
第10回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 56位
第11回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 50位
第12回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 47位
第13回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 110位
第14回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 111位
第15回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 24位
みんなで決めるスクウェア・エニックス名曲ベスト100 12位
第2回みんなで決めるスクウェア・エニックス名曲ベスト100 7位
みんなで決めるゲーム未収録曲ランキング 132位(More SQ)
みんなで決めるスーパーファミコンBGMベスト100 4位
みんなで決めるRPGバトルBGMランキングベスト100 17位
みんなで決めるゲーム音楽歴代ベスト100ランキング 21位

サウンドトラック

ライブ・ア・ライブ オリジナル・サウンド・ヴァージョン


memoria!/下村陽子25周年ベストアルバム


LIVE A LIVE HD-2D Remake Original Soundtrack



関連動画

ライブ・ア・ライブ オリジナル・サウンドトラック

memória! The Very Best of Yoko Shimomura

ピアノソロ:「LIVE A LIVE(ライブ・ア・ライブ)」より「MEGALOMANIA」by Yuki Kishida

『ライブアライブ』発売発表トレーラー

冒頭で「GIGALOMANIA」のイントロが、終盤で「MEGALOMANIA」が使われている。
最終更新:2023年01月30日 21:20