せんとう!ギラティナ
概要
この世の裏側に存在する『やぶれたせかい』の主、ギラティナとの戦闘BGM。
原作のダイヤモンド・パールでは伝説ポケモン戦の汎用BGMである『戦闘!伝説のポケモン』が使われている。
ギラティナが上記の特徴的な鳴き声を放った後、不安定な逆再生音のイントロで戦闘開始。
狂ったような曲調による激しくおどろおどろしい展開、途中の心電図が止まるような音など、全体を通して不気味さと異質さを感じられる曲であり、反物質世界の王であるギラティナの『反対側』というテーマを意識した構成の曲となっている。
なおこの曲については、増田氏のブログ『増田部長のめざめるパワー』にて解説記事が投稿されている。
その記述によると、反物質、反対側、生と死、悲しさを中心に、胴長のギラティナが暴れているイメージで作曲した曲とのこと。
他にも曲の速度を変化させることで時間や空間の歪みを表していることなど、詳細に記載されている。
ダイヤモンド・パールのリメイク版であるブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール(BDSP)では、ギラティナ(アナザーフォルム)戦はリメイク元と変わらず『戦闘!伝説のポケモン』が使用された。
これにより、専用曲のアレンジはないかと思われたが、本作では、条件を満たすとハマナスパーク内に『破れた部屋』という隠しエリアが出現。
ここで『やぶれたせきばん』を使用することで、オリジンフォルムのギラティナと戦うことができる。
レベルはなんと100。これまでのポケモンシリーズにおいて、NPCでLv.100のポケモンが出現するのはバトルタワーなどのバトル施設を除けば初である。
このギラティナは全身が黒い影に覆われ、眼だけ赤く光っている専用グラフィックになっており、さながらプラチナでやりのはしらに出現した際の姿を彷彿させる。
ボールを投げることもできないため、完全な隠しボスとしての登場である。
もちろん、BGMは戦闘!ギラティナのアレンジ。
音質の向上はもちろんのこと、より禍々しく、より激しいハードロックな仕上がりとなっている。
通常のギラティナ戦では隠されていたことも含め、まさかのビッグサプライズとなった。
また、殿堂入り後に手に入るDSプレイヤーを使えば、アレンジ前の原曲を聴くことができる。
『
Pokémon LEGENDS アルセウス』では、本編クリア後に戦うこととなる
本作の黒幕との戦闘後、背後より時空を裂いて登場し連戦となる。
「ギラティナは すさまじい 力に満ちあふれている!」との言葉通り、オヤブンポケモンと同様のAI&ステータス補正が入っているためLv.70とは思えない強さとなっている。
アナザーフォルムのため、これまでと同様に曲は「戦闘!伝説のポケモン」のアレンジである「戦い:すごいポケモン」となる。
……のだが、HPをゼロにして倒したかと思った瞬間ギラティナの目が赤く光り状況が一転。
何と倒れずに踏みとどまり、「戦闘!ギラティナ」のセルフアレンジ曲「戦い:ギラティナ」に切り替わった上でオリジンフォルムにチェンジし再戦することに。
いくらゴーストタイプとはいえ、
HPゼロからの再生というポケモンのゲームシステムに真っ向から反逆する真似は前代未聞である。
更にはステータス補正が引き続き加わるため、チャンピオンクラスを相手にした直後に「
かがやきさま」を思い起こさせるトンデモない戦闘力のポケモンとの二連戦というダメ押しで、対峙した数多のプレイヤーを戦慄させ絶望に叩き落とすことになった。
だがHPをゼロにした際の心電図が止まるような音と、そこからの復活に合わせたエレキギターの音色、そして原曲のサビをイントロにもってきて咆哮に合わせ圧倒的な音圧で一気に盛り上げる曲構成は正に圧巻であり、テンションは一気に鰻登りである。
曲もドラムが激しく打ち鳴らされる今までにない苛烈なものであり、反骨精神全開の敵意むき出しであることを感じさせられるだろう。
掟破りの
三連戦八連抜きという極限状態も相まって、設定と原曲の個性をフルに活用したこの展開は、歓喜と絶望と衝撃を一遍に味わえるはずである。
過去ランキング順位
ポケットモンスター プラチナ「戦闘!ギラティナ」
Pokémon LEGENDS アルセウス「戦い:ギラティナ」
外部リンク
サウンドトラック
ニンテンドーDS ポケモンブラック2・ホワイト2 スーパーミュージックコンプリート
エメラルド・プラチナの未解禁楽曲が収録。
Nintendo Switch Pokemon LEGENDS アルセウス スーパーミュージック・コレクション
関連動画
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最終更新:2024年08月24日 19:50