~オープニング~
タイトル
概要
ゲンガーとニドリーノの対決で有名なオープニングデモ終了後のタイトル画面で流れる曲である。
各シリーズ作品のタイトル画面では、その作品の曲調・音源に合わせたこの曲のアレンジが流れるのがもはや恒例行事となっており、一種の様式美と化している。
そのため現在では「ポケットモンスター」シリーズのメインテーマというべき代表曲となっている。
作曲者の増田氏は
自らのホームページにて当時の作曲のエピソードを語っている。
オープニングデモはバトルをイメージしたのに対し、怪獣をイメージして作った曲とのことで、少し重ためのノイズ音をマーチっぽく入れ重厚感を出したり、ノイズの音量を少しずつ変えることでスネアドラムの跳ねた感じを出したりしたとのことである。
また試作として15秒ほどの曲を30前後も作ったと語っており、かなりの試行錯誤を繰り返した末に作曲されたことがうかがえる。
なお、『赤・緑』のサントラは「~オープニング~」の曲名でオープニングデモとオープニングを通しで収録しているが、これ以降の作品のサントラは全て分割して収録をしている。
「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズでは
初代、
『DX』、
『X』でそれぞれアレンジされている。
『SPECIAL』ではこの3曲すべてが収録されているが、曲名は「ポケットモンスター 赤・緑:メインテーマ」で統一されている。
ポケモンの看板曲だけあり、オープニングデモとオープニングのフレーズは、『
金銀』の「
戦闘!チャンピオン」や『
サン・ムーン』の「
頂上決戦!」等でも使われている。
いずれも大事な場面であるからこそのチョイスであると言えるだろう。
なんの! ここが 正念場 __________________ 全身の 血が たぎるわ!! _ |
マダよ! マダマダッ!!
_マダ あたしたち たたかえる!!_ _ |
『
ブラック・ホワイト』では「タイトル」とは別に、ジムリーダー戦にてジムリーダーの手持ちのポケモンが残り一匹の時に別アレンジが流れる。
「タイトル」以上に原曲に近いアレンジとなっており、「勝利は目の前!」の曲名通り激しく熱い曲である。
戦闘中別の曲に変わるのはこれまでの作品では前例がなく、ジムリーダー戦の最終局面にメインテーマをいきなり流しテンションを最高潮まで持っていくこの展開は高く評価されている。
2023年のNHKオーケストラコンサートのアンコールに抜擢されたことからもそれがうかがえるだろう。
『
ブラック2・ホワイト2』でもこの仕様は健在だが、キーが上げられている。
ちなみにこちらのHPが残り少なくなると、強制的に「戦闘でピンチ!」に変わるのでご注意。
なお戦闘中に曲を変えて一気に盛り上げる手法は後年『
ソード・シールド』『
スカーレット・バイオレット』の
ジムリーダー戦や
ラストバトル等で更なる試みが行われていることからも、この曲が後年のシリーズに齎した影響は大きいと言えるだろう。
過去ランキング順位
ポケットモンスター ブラック・ホワイト「勝利は目の前!」
収録サウンドトラック
ゲームボーイ『ポケモン』のサウンドがまるごと入って、遊べるCD
GBAポケモン「ファイアレッド&リーフグリーン」ミュージック・スーパーコンプリート
ポケモン 赤・緑 スーパーミュージック・コレクション
ニンテンドーDS ポケモンブラック・ホワイト スーパーミュージックコレクション
関連動画
ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ ダイジェスト映像
【公式】『ポケモンB2・W2』サントラ楽曲紹介ムービー
「勝利は目の前!」が解説されている。
最終更新:2024年12月10日 09:12