ディグダグII

Dig Dug II

機種:AC, FC, FCD, X68k, NS, PS4
作曲者:小沢純子慶野由利子
サウンドプログラム (X68k):後藤浩昭
発売元:ナムコ
発売年:1985年3月下旬 (AC)、1986年4月18日 (FC)、1990年8月31日 (FCD)、1995年2月24日 (X68k)、2023年4月13日 (NS, PS4)

概要

戦略的穴掘りゲーム『ディグダグ』の続編。今作のチラシでは「戦略的ガケクズシゲーム」と謳っている。
舞台は地上に移り、モンスターは前作同様にブクブクポンで破裂させるか、ガケクズシで島の土地ごと海に落とすことで退治できる。
一定時間経過で身投げするモンスターが印象的。
元々は氷上が舞台の『アイス・ラン』や、『ワルド・ケルド』といった異なる世界観の設定となっていた。

上記のようにタイトルが『ディグダグII』となる以前、サウンドは小沢純子氏のみが担当していた。
小沢氏にとっては当時『ドルアーガの塔』、MSX版『タンクバタリアン』、ファミコン版『パックマン』および同『マッピー』と同時期の制作だったという。*1
『ディグダグII』に変更となる段階ではサウンドがほぼ出来ていたようだが、世界観の変更に伴ってサウンドも「総取っ替え」となった。
(後にファミコン版で「BGM2」として使用された曲が元々のメインBGMだったという)
初代での動きに連動する効果音は全て初代のものに差し替え、またそのデータ移植は小沢氏が担当したとのこと。*2
新たに作ることになった曲については、初代の作曲者である慶野由利子氏に協力を仰いだという。
慶野氏は「BGM」、「ラウンド・クリア・ミュージック」を担当したという。*3
さらに後から必要となった「ゲーム・オーバー・ミュージック」、「スパート時のBGM」は、『ディグダグ』を意識して小沢氏が制作したとのこと。

(前作:ディグダグ

収録曲

曲名 作・編曲者 補足 順位
クレジット音 作:慶野由利子
移植:小沢純子
原曲:前作より「クレジットサウンド」
ラウンド・スタート・ミュージック 小沢純子 『アイスラン』段階から唯一流用された曲
企画の水野一実氏に気に入られそのまま採用となった
BGM 慶野由利子
スパート音 作:慶野由利子
移植:小沢純子
原曲:前作より「ハリーアップサウンド」
スパート時のBGM 小沢純子
ラウンド・クリア・ミュージック 慶野由利子
100万点ファンファーレ 小沢純子?
モンスターがディグダグに触れた音 作:慶野由利子
移植:小沢純子
原曲:前作より「モンスターがディグダグに触れた音」
ディグダグ やられ音 原曲:前作より「ディグダグ やられ音」
ゲーム・オーバー・ミュージック 小沢純子
名前入れミュージック
未使用ミュージック 1 慶野由利子? 「ラウンド・クリア・ミュージック」の別終止
ミスの後に鳴らす予定だった曲
未使用ミュージック 2 小沢純子 没となったゲーム終了後のナムコロゴ演出のためのジングル
ファミコン版収録曲
タイトルBGM 作:小沢純子? 原曲:「100万点ファンファーレ」
スタート 作:小沢純子 原曲:「ラウンド・スタート・ミュージック」
BGM1 作:慶野由利子 原曲:「BGM」
ラウンドクリア 作:慶野由利子 原曲:「ラウンド・クリア・ミュージック」
DIG DUG THEATER 作:小沢純子 原曲:「名前入れミュージック」
BGM2 作:小沢純子 『アイスラン』段階のメインBGM
ハリーアップ 作:慶野由利子、小沢純子 原曲:「スパート音」、「スパート時のBGM」
ミス 作:慶野由利子 原曲:「モンスターがディグダグに触れた音」、「ディグダグ やられ音」
ゲームオーバー 作:慶野由利子 原曲:「ゲーム・オーバー・ミュージック」
『NAMCO VIDEO GAME MUSIC LIBRARY Vol.1』収録アレンジ
AN EASY ETUDE OF DIGDUG2 *4 作:慶野由利子
編:磯田健一郎

サウンドトラック

ザ・リターン・オブ・ビデオ・ゲーム・ミュージック


アーケード版を収録

ゲームサウンドミュージアム ~ナムコット編~ S1 ディグダグ・ディグダグII


ファミコン版を収録

ナムコサウンドミュージアム from X68000


X68k音源を収録。DISC 3に『NAMCO VIDEO GAME MUSIC LIBRARY VOL.1』版を、DISC 5にビデオゲームアンソロジー版を収録

PV

アーケード版 (Wii VC) プレイ動画

ファミコン版 (WiiU VC) プレイ映像

アーケードアーカイブス ディグダグ II

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最終更新:2023年04月14日 00:40

*1 第416回 アーケードアーカイバー ディグダグ IIスペシャル! - YouTubeより

*2 第416回 アーケードアーカイバー ディグダグ IIスペシャル! - YouTube

*3 『ナムコサウンドミュージアム from X68000』ブックレットによれば、他にも新曲としては「100万点ファンファーレ」も慶野氏が担当したことになっている。しかし、この曲は小沢氏作の「名前入れミュージック」がモチーフであるであると思われるため、詳細は不明である

*4 作中表記。『ナムコサウンドミュージアム from X68000』に収録された際は「アン・イージー・エチュード・オブ・ディグダグII」という表記になった