4コマ印象派とは、トウソクジン(現代4コマ作家)が始めた印象派絵画風現代4コマをはじめとした4コマの印象を描きだした作品群の総称。あるいは印象で作品を4コマと見做す派閥や主張のこと。クロード・モネら印象派と関連するが関係はない。
概要
「印象派」について
印象派または印象主義は、19世紀後半のフランスに発した芸術運動であり、特に絵画を中心にした。この運動は、パリで1870年代から1880年代にかけて連続して展示され、その中でクロード・モネの作品『印象・日の出』が注目を集め、運動の名前の由来となった。印象派は、現実をそのまま描くことを重視し、特に明るく鮮やかな色彩を使用して風景画を描くことが特徴。建物や人物などが空気に包まれたような“印象”として表現され、その独自のスタイルが注目された。
作品としての「4コマ印象派」
トウソクジンはこの印象派の遺産に敬意を払い、現代4コマのフォーマットに革命的な風を吹き込んだ。彼の手により、コマの中にも光と色の詩が咲き誇り、その煌めきは4コマの新たな局面を切り開いた。トウソクジンによる最初の4コマ印象派はまさに、一瞬の感動を永遠に刻み込んだ傑作となった。

「《習作》印象・日の出と4コマ」
トウソクジン作
トウソクジン作
「印象画の印象」と「4コマの印象」を重ね合わせたそれは、元のモチーフさえも曖昧となり抽象画の域に足を踏み入れていると言えるだろう。また風景の中に4コマが超然と佇むその様子からはシュルレアリスムの風情が感じられる。
派閥、主張としての「4コマ印象派」
現代4コマには枠線派、面積派、中身派など何を以て4コマと見做すか見解が異なる派閥がいくつか存在する。4コマ印象派は「『現代4コマの作品』とは4コマを視た印象を描き出したものであり、対象物としての4コマはその印象の中に必ず存在する」と主張する。枠線が途切れていても面積が違っても、4コマであるという印象を受けたならばそれは4コマである。4コマ無欠仮説によれば4コマの性質を欠如しているとされる。
関連
添付ファイル