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ワユ
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gensousyusyu
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ワユ/Vayu
ゾロアスター教における風の神。
ヤザタ(中級の善神)で、甲冑を身につけ黄金製の槍や武器を携えて、アフラ・マズダの創造物を守るため戦う。
風が善霊の世界と悪霊の世界の間を動くことから、光と闇の中間である虚空の支配者でもあるとされ、「温情ある神性」と、「不吉で無情な死の力の神性」といった二元性を持った神であった。
古代ペルシアから信仰されていた古い神で、非常に強い力を持った神であり、アフラ・マズダ、アンラ・マンユすらもワユに生贄を捧げてその加護を祈ったとされる。アフラ・マズダはワユが善き創造を持続するよう、黄金の天蓋に覆われた梁の下の黄金の玉座の上に生贄を捧げた。人々も危険に際した時にはワユに祈った。
インドのヴァーユに相当する。「前方へ進む者」「後方へ退く者」「放り上げる者」「放り下ろす者」といった呼び名を持つ。後期文献では「ワイ」と呼ばれた。
ヤザタ(中級の善神)で、甲冑を身につけ黄金製の槍や武器を携えて、アフラ・マズダの創造物を守るため戦う。
風が善霊の世界と悪霊の世界の間を動くことから、光と闇の中間である虚空の支配者でもあるとされ、「温情ある神性」と、「不吉で無情な死の力の神性」といった二元性を持った神であった。
古代ペルシアから信仰されていた古い神で、非常に強い力を持った神であり、アフラ・マズダ、アンラ・マンユすらもワユに生贄を捧げてその加護を祈ったとされる。アフラ・マズダはワユが善き創造を持続するよう、黄金の天蓋に覆われた梁の下の黄金の玉座の上に生贄を捧げた。人々も危険に際した時にはワユに祈った。
インドのヴァーユに相当する。「前方へ進む者」「後方へ退く者」「放り上げる者」「放り下ろす者」といった呼び名を持つ。後期文献では「ワイ」と呼ばれた。
別名
参考文献
- 山北篤著『西洋神名事典』新紀元社
- 池上正太著『オリエントの神々』新紀元社
- ジョン・R・ヒネルズ著/井本英二,奥西峻介訳『ペルシア神話』青土社