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ロヒアウ
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gensousyusyu
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ロヒアウ
ハワイの神話に登場する男。ある島の若き首長。
魂を美しい女性の姿に変えた女神ペレと愛し合った。3日後、ペレは彼の為に造った彼の家まで、使者を送ることを約束して島を去った。後日、ペレの妹ヒイアカが使者として送られるが、道中に様々な妨害があり到着が遅れた。その間にロヒアウはペレに恋い焦がれ、悲嘆に暮れて死んでいた。ヒイアカはロヒアウの漂う魂を捕まえ、肉体に戻して蘇らせるが、ペレと人間の結婚に反対する様々な精霊の妨害に遭った。ペレはヒイアカの帰りが遅いことから、ロヒアウとの関係を邪推した。ヒイアカはペレの化身であるペレ・ウラという女預言者と、ロヒアウを賭けたゲームを行った。これはキルというもので、気に入った者の前に杭を打ち、糸を紡ぐ瓢箪をそれに当てるという形式である。ゲームの結果、ヒイアカが勝ち、ロヒアウの番になると彼はヒイアカへ想いを打ち明けた。しかしヒイアカは姉を欺くことをためらい、姉の住むくぼみの縁へ連れて行った。ヒイアカは自分の林の木立が焼け焦げ燻っている様を見て悲しみと錯乱に打ちひしがれ、ロヒアウを抱きしめた。その様子を見たペレは激怒し、2人を溶岩で焼き尽くした。ヒイアカは無事だったがロヒアウは焼け死んでしまう。ヒイアカは再び彼の魂を見つけ出し、復活させて2人でロヒアウの故郷に戻ったのだという。
名は「身体の精悍さ」の意。
魂を美しい女性の姿に変えた女神ペレと愛し合った。3日後、ペレは彼の為に造った彼の家まで、使者を送ることを約束して島を去った。後日、ペレの妹ヒイアカが使者として送られるが、道中に様々な妨害があり到着が遅れた。その間にロヒアウはペレに恋い焦がれ、悲嘆に暮れて死んでいた。ヒイアカはロヒアウの漂う魂を捕まえ、肉体に戻して蘇らせるが、ペレと人間の結婚に反対する様々な精霊の妨害に遭った。ペレはヒイアカの帰りが遅いことから、ロヒアウとの関係を邪推した。ヒイアカはペレの化身であるペレ・ウラという女預言者と、ロヒアウを賭けたゲームを行った。これはキルというもので、気に入った者の前に杭を打ち、糸を紡ぐ瓢箪をそれに当てるという形式である。ゲームの結果、ヒイアカが勝ち、ロヒアウの番になると彼はヒイアカへ想いを打ち明けた。しかしヒイアカは姉を欺くことをためらい、姉の住むくぼみの縁へ連れて行った。ヒイアカは自分の林の木立が焼け焦げ燻っている様を見て悲しみと錯乱に打ちひしがれ、ロヒアウを抱きしめた。その様子を見たペレは激怒し、2人を溶岩で焼き尽くした。ヒイアカは無事だったがロヒアウは焼け死んでしまう。ヒイアカは再び彼の魂を見つけ出し、復活させて2人でロヒアウの故郷に戻ったのだという。
名は「身体の精悍さ」の意。
参考文献
- 山北篤監修『東洋神名事典』新紀元社
- ロズリン・ポイニャント著/豊田由貴夫訳『オセアニア神話』青土社
- 松村一男,森雅子,沖田瑞穂編『世界女神大事典』原書房
- アーサー・コッテル著/左近司祥子,宮元啓一,瀬戸井厚子,伊藤克巳,山口拓夢,左近司彩子訳『世界神話辞典』柏書房