幻想用語データベース @ ウィキ
ロティス
最終更新:
gensousyusyu
-
view
ロティス/Lotis
ギリシア・ローマ神話に登場するニンフの名。
プリアポスに想いを寄せられた。ロティスが寝ている間にプリアポスが忍び寄ったが、彼女の傍にいたロバが嘶いたため目を覚ました。驚いたロティスは逃げ出し、プリアポスは必死に追いかけた。彼女が助けを求めて祈ったところ、同情した神々によりロトスの木(あるいはスイレン)に変えられた。
このロトスの木は、後に別の神話にも登場する。ドリュオペがアムピッソスに乳を飲ませながら湖のほとりを歩いていた時、ロトスの木の赤い花に目を止めた。ドリュオペが赤子の玩具にとその花を摘むと、花が震えて血を流したため、驚いて逃げようとした。しかし彼女の体からは根が生え、みるみる内に黒ポプラに変わっていった。ドリュオペは今際の際で夫のアンドライモンに赤子を託し、花を摘まないよう警告した。
プリアポスに想いを寄せられた。ロティスが寝ている間にプリアポスが忍び寄ったが、彼女の傍にいたロバが嘶いたため目を覚ました。驚いたロティスは逃げ出し、プリアポスは必死に追いかけた。彼女が助けを求めて祈ったところ、同情した神々によりロトスの木(あるいはスイレン)に変えられた。
このロトスの木は、後に別の神話にも登場する。ドリュオペがアムピッソスに乳を飲ませながら湖のほとりを歩いていた時、ロトスの木の赤い花に目を止めた。ドリュオペが赤子の玩具にとその花を摘むと、花が震えて血を流したため、驚いて逃げようとした。しかし彼女の体からは根が生え、みるみる内に黒ポプラに変わっていった。ドリュオペは今際の際で夫のアンドライモンに赤子を託し、花を摘まないよう警告した。
別名
参考文献
- 山北篤著『西洋神名事典』新紀元社
- キャロル・ローズ著/松村一男監訳『世界の妖精・妖怪事典』原書房
- マイケル・グラント,ジョン・ヘイゼル著『ギリシア・ローマ神話事典』大修館書店
- ブルフィンチ著/野上弥生子『ギリシア・ローマ神話』岩波文庫
- フェルナン・コント著/蔵持不三也訳『ヴィジュアル版ラルース 世界の神々神話百科』原書房