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ロッジ・ボーイ
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gensousyusyu
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ロッジ・ボーイ/Lodge Boy
アメリカのヒダーツァ族やウィチタ族の物語に登場する双子の英雄。もう1人はスローン・アウェイ。
ある妊婦が夫の留守中、小屋に見知らぬ男を招き入れた。男はダブル・フェイスと呼ばれ、後頭部に目鼻口を持つ怪物とされることもある。女が男に食事を出すと、男は「女の腹の上で食べなければならない」と言う。女が承知すると、男は女の体を切り裂いて殺し、胎内の双子を取り出した。そして1人を泉へ投げ、もう1人は小屋に留めておいた。夫が帰宅すると、既に男は逃げており、子供と妻の遺体が残っているだけだった。夫は妻を土に埋め、残されたロッジ・ボーイを育てた。
もう1人のスローン・アウェイは自力で小屋に戻り、食べ物にありついたが父は不在だった。やがて1人の男が少年を捕らえ、その鼻で香をたいて野生を取り出した。双子の少年たちはダブル・フェイスや他の怪物を退治するために出かけた。
ウィチタ族の神話では、父親は天空に住まうために出かけ、双子たちは怪物退治の後にそれを追っていったという。
ある妊婦が夫の留守中、小屋に見知らぬ男を招き入れた。男はダブル・フェイスと呼ばれ、後頭部に目鼻口を持つ怪物とされることもある。女が男に食事を出すと、男は「女の腹の上で食べなければならない」と言う。女が承知すると、男は女の体を切り裂いて殺し、胎内の双子を取り出した。そして1人を泉へ投げ、もう1人は小屋に留めておいた。夫が帰宅すると、既に男は逃げており、子供と妻の遺体が残っているだけだった。夫は妻を土に埋め、残されたロッジ・ボーイを育てた。
もう1人のスローン・アウェイは自力で小屋に戻り、食べ物にありついたが父は不在だった。やがて1人の男が少年を捕らえ、その鼻で香をたいて野生を取り出した。双子の少年たちはダブル・フェイスや他の怪物を退治するために出かけた。
ウィチタ族の神話では、父親は天空に住まうために出かけ、双子たちは怪物退治の後にそれを追っていったという。
参照
参考文献
- D.M.ジョーンズ,B.L.モリノー著/蔵持不三也監訳/井関睦美,田里千代訳『ヴィジュアル版 世界の神話百科 アメリカ編 ネイティブ・アメリカン/マヤ・アステカ/インカ』原書房