幻想用語データベース @ ウィキ
ロア(1)
最終更新:
gensousyusyu
-
view
ロア/Loa
マーシャル諸島の創造神・至高神。
原初の世界、ロアは島ひとつない海に1人でいた(別説では、空からやってきたとする)。孤独と退屈に苛まれたロアは、「ムムムムム」と鼻歌を発することで島々や礁や砂州を創った。もう一度鼻歌を歌うと、植物や動物が現れた。さらに、四方に4柱の神と、常に空を回るカモメ神を創った。ロアの足の血から最初の男ウレブと最初の女リムドゥナニジが生まれたという。また、ロアは島々に刺青師を送って、被造物の1つ1つに印を彫らせた。ロアに創造された原初の人間は椰子の葉で作った籠に島々を入れ、西にカロリン諸島、まっすぐ一列にマーシャル諸島を並べたが、ナモリク(ナモリク環礁)は籠から落ちてしまった。並べ終えると彼は籠を捨て、それがキリ島になったという。
ポリネシアのタンガロアに相当する。
原初の世界、ロアは島ひとつない海に1人でいた(別説では、空からやってきたとする)。孤独と退屈に苛まれたロアは、「ムムムムム」と鼻歌を発することで島々や礁や砂州を創った。もう一度鼻歌を歌うと、植物や動物が現れた。さらに、四方に4柱の神と、常に空を回るカモメ神を創った。ロアの足の血から最初の男ウレブと最初の女リムドゥナニジが生まれたという。また、ロアは島々に刺青師を送って、被造物の1つ1つに印を彫らせた。ロアに創造された原初の人間は椰子の葉で作った籠に島々を入れ、西にカロリン諸島、まっすぐ一列にマーシャル諸島を並べたが、ナモリク(ナモリク環礁)は籠から落ちてしまった。並べ終えると彼は籠を捨て、それがキリ島になったという。
ポリネシアのタンガロアに相当する。
別名
参考文献
- 山北篤監修『東洋神名事典』新紀元社
- D・リーミング,M・リーミング著/松浦俊輔訳『創造神話の事典』青土社
- ロズリン・ポイニャント著/豊田由貴夫訳『オセアニア神話』青土社
- アーサー・コッテル著/左近司祥子,宮元啓一,瀬戸井厚子,伊藤克巳,山口拓夢,左近司彩子訳『世界神話辞典』柏書房