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レプンカムイ
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gensousyusyu
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レプンカムイ
アイヌの神謡・民話・俗信などに登場するシャチのカムイのこと。アイヌ人は、人々に鯨を授ける神としてシャチを崇拝していた。
ある神謡には夫婦のレプンカムイが登場する。夫がキムンカムイの娘の元から帰ってこないことに怒った妻が、その娘の元に赴く。しかしその娘は産褥のため、干渉してはいけない期間にあった。にも関わらず、妻神は娘を無理やり外に連れ出させ、争った末に殺してしまった。これにより、妻神は夫神に見放され、栗鼠の姿に化生し、海に戻ることが出来なくなったという。
ある民話に登場するレプンカムイは人間の女の心に恋をし、彼女を惑わして夫の大切な品を捨てさせ、そのかどで夫に殺させようとした。しかし親のレプンカムイにその悪い心を糾弾され、女は後に夫の元に戻ることができた。
民間伝承においては、オホーツク海岸で吹雪が何日も続くと、これを「レプンカムイポーカウシペ」と呼び、レプンカムイが出産に立ち会えないために起こしたものだと考えた。
名は「沖の神」「海にいるカムイ」の意。
ある神謡には夫婦のレプンカムイが登場する。夫がキムンカムイの娘の元から帰ってこないことに怒った妻が、その娘の元に赴く。しかしその娘は産褥のため、干渉してはいけない期間にあった。にも関わらず、妻神は娘を無理やり外に連れ出させ、争った末に殺してしまった。これにより、妻神は夫神に見放され、栗鼠の姿に化生し、海に戻ることが出来なくなったという。
ある民話に登場するレプンカムイは人間の女の心に恋をし、彼女を惑わして夫の大切な品を捨てさせ、そのかどで夫に殺させようとした。しかし親のレプンカムイにその悪い心を糾弾され、女は後に夫の元に戻ることができた。
民間伝承においては、オホーツク海岸で吹雪が何日も続くと、これを「レプンカムイポーカウシペ」と呼び、レプンカムイが出産に立ち会えないために起こしたものだと考えた。
名は「沖の神」「海にいるカムイ」の意。
別名
参照
参考文献
- 朝里樹著『日本怪異妖怪事典 北海道』笠間書院