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レムル(1)
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gensousyusyu
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レムル/Lemur
古代ローマにおける死霊の一種。
人間の姿をした霊で、ラルヴァが悪霊なのに対し、レムルは生前に良い行いをした者の霊だとされる。ただし両者に厳密な区別は無かったようで、レムルも放っておくと地上に留まり、夜中に起きている人を怖がらせるなどの悪さをする。豆の燃える臭いをひどく嫌うため、レムルが悪事を働くのを防ぐために黒豆を燃やして追い払った。
ローマでは毎年5月9日と11月13日にレムルの祭を行い、レムルをもてなした後、冥界へ追い払った。祭の夜には、乾かした豆を家長が口に含んで外に出て、レムルに投げつけたという。複数形ではレムレス(レムレース)と呼ばれる。レムレスが家に棲みつくとラールと呼ばれる。
人間の姿をした霊で、ラルヴァが悪霊なのに対し、レムルは生前に良い行いをした者の霊だとされる。ただし両者に厳密な区別は無かったようで、レムルも放っておくと地上に留まり、夜中に起きている人を怖がらせるなどの悪さをする。豆の燃える臭いをひどく嫌うため、レムルが悪事を働くのを防ぐために黒豆を燃やして追い払った。
ローマでは毎年5月9日と11月13日にレムルの祭を行い、レムルをもてなした後、冥界へ追い払った。祭の夜には、乾かした豆を家長が口に含んで外に出て、レムルに投げつけたという。複数形ではレムレス(レムレース)と呼ばれる。レムレスが家に棲みつくとラールと呼ばれる。
別名
参考文献
- キャロル・ローズ著/松村一男監訳『世界の妖精・妖怪事典』原書房
- 山北篤,佐藤俊之監修『悪魔事典』新紀元社
- 草野巧著『幻想動物事典』新紀元社