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ンガ
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gensousyusyu
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ンガ/Nga
ロシアのユラーク・サモエード族が信仰する冥界の神。
ネネツ族では、ヌムとヤ・ネビャと共に3主神に数えられる。
大地が崩壊に瀕した時、偉大なシャーマンの男が天神ヌムを訪ねて助言を求めた。ヌムは、地下世界に潜ってンガの元に行くよう指示した。シャーマンは言われた通りに地下世界へ行き、そこでンガの娘を娶った。そして大地を手で支えるという仕事を貰い、以降「大地の老人」と呼ばれるようになった。しかし長い間大地を支え続けているため、疲れたり、手が震えたりする。これが地震であるという。そのため、老人は2人の男兄弟を呼び、1人を宇宙の脚に、もう1人を大地の錘にして大地の均衡を保った。
ネネツ族では、ヌムとヤ・ネビャと共に3主神に数えられる。
大地が崩壊に瀕した時、偉大なシャーマンの男が天神ヌムを訪ねて助言を求めた。ヌムは、地下世界に潜ってンガの元に行くよう指示した。シャーマンは言われた通りに地下世界へ行き、そこでンガの娘を娶った。そして大地を手で支えるという仕事を貰い、以降「大地の老人」と呼ばれるようになった。しかし長い間大地を支え続けているため、疲れたり、手が震えたりする。これが地震であるという。そのため、老人は2人の男兄弟を呼び、1人を宇宙の脚に、もう1人を大地の錘にして大地の均衡を保った。
別名
参考文献
- 山北篤著『西洋神名事典』新紀元社
- 吉田敦彦,松村一男編著『アジア女神大全』青土社
- レイチェル・ストーム著/山本史郎,山本泰子訳『ヴィジュアル版 世界の神話百科 東洋編 エジプトからインド、中国まで』原書房