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原付の基本事項

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-原付の基本について-

原付のタイプ

  • AT
 クラッチを使用しない二輪車で足を揃えて乗るスクーターが主です。
 例外としてカブのように変速機を有するもの、ストリートマジックのような跨るタイプもあります。
  • MT
 手でクラッチ操作を行い変速機を操作する二輪車で、跨るタイプが基本です。
 種類としてレーサーレプリカ、ネイキッド、アメリカン、オフロード、ストリート等が存在します。
 原付の場合、基本的にスクーターに比べて高価です。

エンジン(2stと4st比較)

  • 2st(2サイクル)
 構造上同排気量の4stに比べて馬力を出せるため、明らかに加速が良いです。
 エンジンの部品点数が4stより少なく、価格は平均的に4stより安めです。
 特徴的な甲高いエンジン音を発するので、4stに比べると耳障りで騒音は大きいと言えます。
 2サイクルオイルを燃やしながら走るので、定期的にオイル補充が必要です。
 エンジンオイルはバイクの場合大多数が分離給油方式で、オイルタンクに2サイクルオイルを補充します。
 エンジンオイルが切れるとエンジンが焼きついて動かなくなります
(オイル切れでなくても4stに比べ焼きつきやすい傾向があります)。
 排ガスには独特のオイル臭(2stオイルが燃える匂い)がします。
 また、車種やコンディションによっては後方に未燃焼オイルが飛ぶ事もあります。

 昔は原付をはじめ多くのバイクが2stでした。
 環境保護のための排ガス規制により、国内メーカーの国内向け2st新車は2007年9月で全て製造中止になりました。

  • 4st(4サイクル)
 現在の主流となっているエンジンです。
 2stに比べて燃費が良く、エンジンの構造上エンジンブレーキが強く掛かります。
 エンジンの部品点数が2stより多いため価格は高くなりますが、排気ガスは2stよりきれいです。
 エンジンの潤滑に4サイクルオイルを使っています。そのため定期的なオイル交換が必要です。
 また馬力やトルクが小さいため上り坂には弱く、2stに比べて維持可能な速度が低いです。

※原付のエンジンの寿命についての質問が多いので追記。
 耐久性については、原付は、誰でも使える(メカ音痴含む)ように作られてます。
 バイクの知識がない素人が、無茶な使い方しても大丈夫な耐久性をどれも持ってます。
 扱い方や保管方法でエンジンに限らず各部品の寿命はとても大きく変化するため一概にこれが寿命時期、とは言えませんが
 走行距離20000kmオーバーしている原付スクーターを見ることは稀でしょう。
 そもそもエンジン寿命が来る前に大体15000km辺りで部品の一斉交換時期が来るため、
 維持に必要な費用を出すなら買い替えした方が良いのではないか?と考えるようになる、
 いわゆる経済的寿命の方が先に来ます。

 ビジネスバイクであれば走行距離30000kmオーバーしている物も珍しくありません。
 こちらは10000km前後でタイヤ、20000km前後でチェーンとブレーキシューの交換時期となることが多いようです。

 また、数ヶ月放置すると調子が悪くなったり動かなくなったりすることがあります。
 これはバッテリー切れ、潤滑油切れ、雨などによる部品の腐食、ガソリンが腐ったり詰まったりする等
 車両自体の耐久性とは別の原因となります。


加速と燃費

 現在の原付は50cc以下という縛りに加え規制などの制約の中でぎりぎりの性能を搾り出しています。
 したがって加速は燃費とトレードオフの関係であり、基本的に両立させるのは不可能です。
 一般的に燃費の良い順に4stMT>>>4stAT>2stMT>2stATとなっており
 一般的に加速の良い順に2stAT>2stMT>>>4stAT>4stMTとなっています。
 加速の差自体は原付で50~100m競争した場合、0.5秒の差がつく・つかない程度であり
 体重差が10キロあれば、それでくつがえってしまう程です。
 乗ったことがある方は運転していて、「原付スクーターの加速は速いなあ」と思う事があるかもしれませんが
 それは原付は車と違い無駄なものが無く軽いことと、発進加速に絞ったセッティングだからです。(一部車種除く)
 車の感覚で加速を考えてはいけません。

最高速

 原付は基本的に点火系のリミッターで60km/h以上出ないようになっています
(一部の原付は非力なためリミッターがついていないものもあります)。
 車種によっては改造によってリミッターカットする事も可能ですが、
 60km/h以上の速度で捕まった場合は一発免停に加えて前科がつき、裁判所行きとなります。覚悟するように。
 それが耐えられないなら二輪免許を取得して原付二種(~125cc)を買いましょう。


インジェクション(FI)について

 2007年9月の排ガス規制により、国産の国内向け原付の全車種がインジェクション(電子燃料噴射式)となりました。
 インジェクションはキャブレター(気化器式)に比べて割高ですが、始動性・燃費が優秀と言われています。
 事実、キャブレターからインジェクションに移行したことで燃費が改善された車種もあります。

 ただし今回のモデルチェンジに限って言うと、排気ガス規制の施行による移行のため、一概に「FI化で低燃費化した」とは言えません。
 スーパーカブのように、規制対応の結果カタログ燃費が悪化した車種や
 ギアJOGのように2st時代と比較しても大きな変化のないカタログ燃費の車種まであります。


ちょっと特殊な車種

  • ZOOMER
メットイン部分を大きな荷台にしているのでメットインがありません。
更にリアキャリアを追加することもできます。前荷台標準装備。タイヤが非常に太いのも特徴です。

  • DioCesta・JOGPoche・Let's4 Basket
普通のメットインやリアキャリアに加え、シャッター付きの大きな前カゴを標準装備しています。
ベースとなった車輌に比べて少し重く、価格も高めですが積載力は大幅に向上しています。

  • GEAR・MOLLET
リアキャリアがビジネス仕様の大型です。メットインはありません。GEARの新聞仕様とMOLLETは大型の前カゴも装備しています。

  • VOX
メットイン部分のラゲッジスペースが大きいのが特徴です(34L…普通のスクーターの約1.5倍程度)。
但し形状が特殊なので半キャップ以外、ヘルメットの収納はできません。
また荷台もありません(別途オプションで購入することはできます)。

  • ZZ
原付スクーターには珍しい前後12インチタイヤを採用しています。
なお、GEARとMOLLETも前輪には12インチを採用しています。

  • LOOKER (台湾KYMCO社)
前後に16インチの大きなタイヤを採用、その代わりメットインは半キャップしか収納できません。
ちょっと見たところアンダーボーンのようですが、普通のステップスルーのスクーターです。

  • チョイノリ
あらゆる意味で他の原付スクーターと懸絶している。
言わば、現代に蘇った'80年代初頭の安物バイク。
素人にはお勧めできないらしい。



※参考サイト

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