プロフィール
名前 | 時神クロノスの骸 |
出自の神話 | ギリシャ神話 |
概要
亜空間を走行するとても珍しい骸、この骸の情報は全く無く、見たという情報だけで億千万の値打ちがつくほどの伝説の骸である。外観としては近未来的でスマートな外見の1号車、現代的で普遍的な2号車、古びた蒸気機関の3号車の三両構造の列車となっている。ここに辿り着くには「切符」を入手するか走っている亜空間を特定して門を開いて行くかの二択になっている。正規のルートは前者だが切符を受け取る為の条件は極めて厳しいためほぼ後者のルートを選ぶものが多いがそもそもこのルートも難易度も危険も高いため賢明なものはやめた方がいいだろう。
内部環境
- 1号車「1021」
近未来的で小奇麗な内装をした場所、ここは一見何もないように見えるが、近づいて切符を握りながら要望を言えば、すぐにここは望み通りの内装に変化してくれる。快適で高級なホテルの内装、映画館の内装、日本の小さな田舎の家の内装、甘い甘いお菓子の家の内装、ボロボロに崩れて錆落ちた荒廃した世界の内装、どんな姿にでも、「切符」を掴んだなら、貴方はどんな望みも叶うでしょう。ここの窓は黒いシャッターが降ろされており見えないが、見ない方がいいだろう。未来は知らぬ方が面白いのだから。
- 2号車「CURRENT」
君たち探索者が「正規」の乗客ならば、まずはここから始まる事となるだろう。内部は普通の列車と少し近い内装だがとても広く、窓からは今の世界のすべての様子が映っており、窓側に60人分が一度に座れるほどの長い椅子がある。もし、個室がお望みならば、切符を握りしめて駅員に交渉するといい。正規のお客様の願いを聞かぬほど、ここの駅員たちは狂っていないのだから。ここでは切符さえちゃんと持っていれば駅員や整備士たちも優しくしてくれる。
- 3号車「praeteritum」
内装は全て木製で天井や壁に歯車や計器がついており、どこかノスタルジックな雰囲気を漂わせている。窓からは、過去の色々な出来事が、モノクロではあるが見えるだろう。椅子はふかふかの赤いクッション製の横長椅子、少し横になってしまえば、暫くの間過去の思い出の夢を見るだろう。それは覚えている思い出も、忘れてしまった思い出も、しっかりと夢の中で映写されるのだ。しかしあまり長居をしすぎてはいけない。ここに長くいればいるほど、いつかの童心の頃に、心も体も戻ってしまうから。
実は地下がありそこは石製の監獄で、大きな丸いガラスの中に入れられた奴らが狂い果てながらここから外に出されるという「終わり」を待ち望んでいる。ここに連れてこられた者達は皆、ここで過去や未来を変えようとした者達なのだとか。
実は地下がありそこは石製の監獄で、大きな丸いガラスの中に入れられた奴らが狂い果てながらここから外に出されるという「終わり」を待ち望んでいる。ここに連れてこられた者達は皆、ここで過去や未来を変えようとした者達なのだとか。
お土産
- 三種のチクタクッキー
チョコ、バター、ミルクの三種の味がある丸時計型のクッキー、ほろ苦い思い出の過去からのチョコ、いつも通りの暖かさの現代からのバター、スーパーデリシャスでローカロリーなスペシャルさの未来からのミルク、お好きなクッキーを食べながら、窓からの色々な景色をお楽しみください。
- 星儀時計
地球のミニチュアのような時計、どこが昼でどこが朝でどこが夜かを教えてくれる。夜の時に灯る光の粒が、何とも幻想的でお勧めな一品。
生息する神獣
未来ではオートマタ、過去では人型、現在はどちらも、切符を持った貴方を手助けしてくれる存在だ。
時間は永遠に劣化せず進み続けるのです、劣化するのは、それについていけない奴らだけ。
時間は不変にして万変なる存在だ。ならばこそ、その不変を変え、万変を不変に変えるのは、許されざることだろう。
発見された神話兵器
- 時空切符
この列車に辿り着くために必要なもの、白、灰色、黒の三つのラインが入った虹色の小さな切符。これを入手するにはある場所に行き、自身の大切な記憶をある場所で存在する透明な紙に封じ込めることで「切符」としての力を持つようになる。「切符」としての力を持つとクロノス神の骸への乗車資格を得るようになる。
それは時を曖昧に弄ってしまう不思議な銀色の懐中時計、それがどうして出来たのか、今となってはもう、未来も過去も誰もわからないのです。